
今回は、キャンプでの野生動物対策と、遭遇しないための工夫についてご紹介したいと思います。
近年は野生動物の街中への出没と、人的被害の増加が問題となっていますが、自然の中で行うキャンプの場合は、さらにその危険性が高くなっています。
この記事では、その危険性を少しでも減らすための対策や工夫についてご紹介しますので、これを参考にして野生動物と遭遇を避け、安全で楽しいキャンプを過ごして下さい。
それでは始めます。
関連記事
事前準備
キャンプ場の情報収集
キャンプ場の周辺にどのような野生動物が生息しているか、出没情報はないかなどを事前に調べるため、キャンプ場に実際に問い合わせたり、公式サイトを見てみたり、また地域の自治体の情報を確認するのも有効です。
また、過去の野生動物による被害事例なども参考にして、どのような対策が必要か検討しましょう。
適切な装備
撃退(獣除け)スプレー
熊や猪など、大型の野生動物に対する護身用として準備する事をおすすめしますし、その場合は使用方法を事前に確認しておくことが重要です。
熊鈴やラジオ
音を出すことで野生動物に人間の存在を知らせる事により、遭遇する可能性を低くします。
特に見通しの悪い場所や早朝・夕暮れ時など、野生動物が活動しやすい時間帯には積極的に使用しましょう。

ヘッドライト
夜間の移動や作業だけでなく、野生動物を早期に発見するためにも有効です。
キャンプサイトの選定
開けた場所を選ぶ
周囲が見渡せて自分の存在をアピール出来る場所にテントを設営すると、野生動物の接近により気づきやすくなります。
また、ポツンと自分だけテントを張るよりは、他のキャンパーさんの近くにテントを張る事で音や明かりが増えますので、野生動物が近づきにくくなります。
野生動物の痕跡
獣道や糞、動物の足跡が多い場所や、川沿いや果実の多い木の下は水や食べ物を探して動物が集まるポイントで、危険ですので避けるようにしましょう。
近くが藪になっている場所も、野生動物が近づきやすくなりますので、出来れば控える事をおすすめします。

遭遇しないための対策
野生動物に遭遇しないための具体的対策をご紹介します。
匂いを出さない
野生動物は匂いに寄って来る習性がありますので、周囲に匂いを拡散しないようにする事が大事です。
【匂い対策】
◆ 食材はジップロックなどの密閉出来るものに入れる。
◆ ジップロックに入れた食材は、クーラーボックスなどの密閉できるものに入れる。
◆ 食事も可能な限り匂いを拡散しないように注意。
◆ 甘いものや匂いの強いものは特に注意が必要。
ゴミの管理
食材や残飯などの生ゴミや、お菓子の空き袋などの管理も重要です。
【ゴミの管理】
◆ 生ゴミは袋に入れ、さらに密閉できる容器に入れて持ち帰る。
◆ 空き缶やペットボトルも匂いが出ないように密閉して持ち帰る。
◆ キャンプ場にゴミの収集場所がある場合は、ルール通りに行う。
◆ テントサイトにゴミを置きっぱなしにしない。

音で存在をしらせる
人間の存在を動物に知らせるのも重要です。
【音を出す】
◆ 移動中は熊鈴やラジオなどで音を出し、人間の存在を野生動物に知らせる。◆ 見通しの悪い場所では、声を出したり、手を叩いたりするのも有効です。
◆ サイトで会話を楽しむなど、自然の中でも完全な静寂を避ける。
しかし、音を出すと言っても、周囲のキャンパーさんに迷惑を掛けることの無いよう注意して下さい。
今の熊鈴は、消音機能が付いているものもあり、周囲に人がいる時には消すことが出来るので、おすすめです。

香りに気を付ける
自分では気付かない、石鹸や化粧の香りも動物を引き寄せる原因になります。
【強い香りを出さない】
◆ 動物が興味を引くような香りの強い洗剤や石鹸、化粧品などの使用は控えめにする。
◆ 野生動物が嫌うとされる成分を含む線香などを使用する。
ペットの管理
ペット連れOKのキャンプ場もありますが、ペットの餌の匂い対策も忘れてはなりません。
【ペットの管理】
◆ ペット連れの場合はリードを必ず付ける。
◆ ペットの餌も外に置きっぱなしはNGで、密閉出来る容器に入れて管理する。
夜間対策
野生動物は、夜間の活動が活発になりますので、夜間の対策が重要にります。
【夜間の対策】
◆ テントの入り口は必ず閉め、ランタンなどの明かりをつけておく。
◆ テントの外で物音が聞こえても、安易に外に出ないよう注意。

単独行動を避ける
複数人で行動する事で、様々なアクシデントを回避できます。
【複数人で行動】
◆ 出来るだけ複数人で行動し、お互いに周囲の状況に注意を払う。
◆ 特に夜間や早朝の単独行動は危険です。
遭遇した場合の対処方法
野生動物に遭遇した場合の対処について解説します。
落ち着いて行動する
【もしも遭遇したら】
◆ 慌てて騒いだり、走り出したりすると、野生動物を刺激してしまうので注意する。
◆ 相手の様子を観察し、ゆっくりと後ずさりしながら、安全な距離を確保する。
◆ 背中を向けるのは絶対にダメ!
刺激しない
【刺激しない】
◆ 大声を出したり、物を投げつけたりするなど、威嚇するような行為は避ける。
◆ 子連れの動物は攻撃的になることがあるため、特に注意が必要です。
◆ クマが近づいてきた場合、バックパックなどの持ち物を地面に置いて気をそらす。

反撃する
熊などの野生動物との接触を避けられない場合の対処法。
【反撃と護身】
◆ 接触が避けられない場合、撃退(獣除け)スプレーを使用する。
◆ 撃退スプレーが無い場合はむやみに反撃せず、うつ伏せになり、両手で頭を守る。

野生動物対策のまとめ
今回は、キャンプでの野生動物対策と、遭遇しないための工夫などについてでしたが、いかがでしたか?
野生動物たちは基本的に人間を避ける習性がありますが、匂いや静かな環境で「人間がいる」と気づかなかったり、食べ物の誘惑に負けると近づいてきます。
キャンプでは「匂いを断つ」「存在を知らせる」この2点を意識すれば、かなりの確率で遭遇のリスクを下げられます。
【匂い】と【音】を上手く使いながら、楽しいキャンプを過ごして下さい。
それではまた!






コメント