【初心者必見!】スロージギング初心者向け、根魚入門マニュアル。

釣り
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 前回の初めてのスロージギング。初心者におすすめは根魚?それとも青物?で、初心者が最初に狙うべきは「根魚(底物も含む)」とご紹介しました。

 今回は、その根魚を釣るための基本的な釣り方やタックル等について解説していきたいと思います。

 この記事を読めば、きっと皆さんも自信を持って根魚釣りに挑戦できるようになるはずですので、最後までご覧下さい。

 それではさっそく始めましょう!

初心者に根魚がおすすめな理由

 初心者に根魚がおすすめな理由は以下の通りとなります。

【初心者に根魚がおすすめな理由】

●スロージギングの基本動作を覚える事が出来る。
●様々な魚のアタリを体感できる。
●底取りを身体で覚える事が出来る。
●比較的ライトなタックルで狙うことが出来る。
●魚のいるのは底付近であり、狙いやすい。
●カサゴやソイ等は群れていることも多く、数釣りも楽しめる。
●食べても美味しい魚が多い。
●釣れる魚種が豊富。
●大物も潜んでいる。

以上が根魚をおすすめする理由です。

 おすすめな理由の詳細は、初めてのスロージギング。初心者におすすめは根魚?それとも青物?で解説していますので、そちらをご覧下さい。

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根魚や底物ってどんな魚

 あくまでも爺の住んでいる三陸地方で主に釣れる代表的な「根魚や底物」をご紹介します。

根 魚

アイナメ

 三陸を代表する魚で、頭を左右に振りながら強烈な引きを見せてくれる、釣り味の良い魚です。

●釣り場・・・・・・・沿岸~水深100m程度の岩礁帯など
●サイズ・・・・・・・最大で60cm超
●時期・・・・・・・・通年、最盛期は3月~6月
●ジグでの釣り方・・・底付近、活性が高い時は中層まで追い食い。
●ジグの形状・・・・・ショート、セミロング
●ジグカラー・・・・・春先はレッド、パープル系、夏~秋はイワシ系やシルバー系
●食べ方・・・・・・・刺身◎、煮魚◎、焼き魚◎

 余談になりますが、10年以上前に、近くで大きな鳥山が立ち、よく見ると表層のイワシを狙ってワラサがボイルしていた。

 それを狙うため、スピニングタックルに持ち替えて小さなジグをキャストし、表層を引いていたらガツンとアタリがあり、魚がヒット!

 何と、釣れたのはアイナメだったのです。

 その時の水深は60mほどと記憶していますが、根魚であるアイナメが表層のイワシを追いかけていたという、後にも先にもこの一回きりの非常に珍しい体験でした。

ソイ(マゾイ、クロソイ)

 三陸ではポピュラーな魚で、刺身はもちろん煮ても焼いても美味しい魚で、ソイの漬丼をランチで提供しているお店もあるくらいです。

 50cmを超える見た目がゴジラのようなソイは、強烈な引きで釣り人を楽しませてくれます。

●釣り場・・・・・・・沿岸~水深100m程度の岩礁帯など
●サイズ・・・・・・・最大で60cm程度
●時期・・・・・・・・通年
●ジグでの釣り方・・・底付近、活性が高い時は底から10m程度まで。
●ジグの形状・・・・・ショート、セミロング
●ジグカラー・・・・・春先はレッド、ブラック系
           夏~秋はイワシ系やシルバー系、オレンジゼブラ
●食べ方・・・・・・・刺身〇、煮魚◎、焼き魚〇

メバル

 メバルは比較的深場で釣れる魚で、主に煮付で食べられることが多く、春告魚と呼ばれ旬は3~5月と言われています。

 引きを楽しむというよりは食味を楽しむ魚で、非常に美味な魚です。

●釣り場・・・・・・・水深60m~150m程度の岩礁帯など
●サイズ・・・・・・・最大で40cm程度
●時期・・・・・・・・通年、秋~冬が活性向上
●ジグでの釣り方・・・底から10m程度まで。
●ジグカラー・・・・・グロー系、レッド系
●食べ方・・・・・・・煮付◎、刺身◎、焼き魚〇

カサゴ類

 カサゴ類にはたくさんの種類がありますが、三陸で主に釣れるのはウッカリカサゴではないでしょうか。

●釣り場・・・・・・・沿岸~100m程度の岩礁帯など
●サイズ・・・・・・・最大で40cm程度
●時期・・・・・・・・春~夏に根魚などの外道として釣れる
●ジグでの釣り方・・・アイナメやソイの外道
●ジグの形状・・・・・ショート、セミロング
●ジグカラー・・・・・アイナメ、ソイ狙いの際のジグカラー
●食べ方・・・・・・・刺身〇、煮魚〇、焼き魚〇

底 物

ヒラメ

 ヒラメは底物の代表格で、ジギングの絶好のターゲットでもあります。

 70cmを超えるヒラメは、ブリやワラサとは一味違う強烈な引きで釣り人を楽しませてくれます。

●釣り場・・・・・・・沿岸~100m程度の岩礁や砂地
●サイズ・・・・・・・最大で1m程度
●時期・・・・・・・・6月~12月
●ジグでの釣り方・・・底付近、活性が高い時は底から10m程度まで。
●ジグの形状・・・・・ショート、セミロング
●ジグカラー・・・・・イワシ系、ブルー系、シルバー系、オレンジゼブラ
●食べ方・・・・・・・刺身◎(時期による)、煮魚△、焼き魚△

ホウボウ

 夏場から秋にかけてヒラメ釣りをしている時のゲストとして釣れる事が多い魚です。

●釣り場・・・・・・・沿岸~100m程度の砂地など
●サイズ・・・・・・・最大で60cm程度
●時期・・・・・・・・夏~秋にヒラメなどの底物の外道として釣れる
●ジグでの釣り方・・・ヒラメの外道
●ジグの形状・・・・・ショート、セミロング
●ジグカラー・・・・・ヒラメ狙いの際のジグカラー
●食べ方・・・・・・・刺身〇、煮魚〇、焼き魚〇、揚げ物〇

ベイトかスピニングか

 以前投稿した記事、「スローな爺のスローなジギング。初心者にお勧めはベイト?スピニング?」にも書きましたが、初心者の方には絶対にベイトタックルをお勧めします。

【ベイトタックルを勧める理由】

巻上げる力が強く、重たいジグでも巻上げが楽。
●巻上げが楽であり、疲れにくい。
●底が取りやすいため手返しが早く、根掛かりしにくい。
●初心者にはわかりにくいフォール中の当りが取りやすい。

 以上が、ベイトタックルをおすすめする理由になります。

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根魚を釣るためのタックル

 根魚を狙う場合、スロージギング専用のタックルを揃えるのが理想と言えます。

 ここでは、初心者の方におすすめのタックル構成をご紹介します。  

ロッド

 スロージギングに使用するロッドは、当然ベイトロッドになります。

 根魚を狙うためのロッドは、ジグを跳ね上げやすい反発力と、魚の引きを吸収する柔軟性を両立した、スロージギングロッドがおすすめです。

●ロッドの長さ:6ft0inch~6ft6inch 程度
●推奨ジグウエイト:120g~180g程度を快適に扱えるロッド
 Daiwa及びShimanoを例にすると、共に末尾の数字が2~3のロッドになります。

 例 Daiwa ソルティガSJの場合は 61B-2
   ジグウエイト/150g~250g

   Shimano ゲーム タイプスローJ B66-3 
   ジグウエイト/MAX260g                  

 ジグウエイトMAX250g~260gのロッドは、根魚を釣るには硬すぎるのでは?と思われるかもしれませんが、何ら問題ありませんし、かえって使いやすいと思います。

 あまり柔らかいロッドは、初心者の方には使いにくいと思いますし、不意に大きな青物が掛かった時には、慣れないと釣り上げるのが大変だと思います。

 また、ロッドにはチューブラーとフルソリッドがありますが、初心者の方にはアタリが分かりやすいチューブラーがおすすめです。

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リール

 スロージギングに使用するリールは、当然ベイトリールになり、求められる性能は以下の通りになります。

【リールに求められる性能】

●とにかく頑丈である事
●ドラグ性能に優れている事

 国内メーカーである、ShimanoDaiwaのリールであれば信頼性も高く、性能的にも問題無いと思います。

 また、ラインの巻取りが早いほうが応用が利きますので、ギア比はハイギアがおすすめです。

【おすすめのリール】

 おすすめのリールは、レベルワインダーが搭載されているリールで、ラインの片寄りを心配する事なく、釣りに集中出来ます。

Shimanoオシアコンクエスト 300XG(301XG)
     :オシアコンクエストCT 300HG(301HG)

DaiwaソルティガIC 300H-SJ(300HL-SJ)
   :ソルティガ300H(300HL)

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ライン&リーダー

メインライン

 メインラインは、PEライン一択となります。

 根魚を狙うには、太さは1.0号~2.0号となりますが、初心者の方には1.5号~2.0号をおすすめします。

 本来であれば細いほうが潮流の影響を受けずらくて有利ですが、あまり細いとトラブルが起きやすいので、初心者の方は1.5号~2.0号が扱いやすいと思います。

リーダー

 リーダーに使われている素材は、ナイロンとフロロカーボンになりますが、初心者の方にはアタリが明確に伝わるフロロカーボンをおすすめします。

 リーダーの太さは、PEラインの太さ(1.5号~2.0号)との相性や、結束時の馴染みの観点から、5号~8号がおすすめです。

 あまり細いと根ズレに弱くなりますし、これ以上太くなるとラインとの結束の際に馴染みが悪く、本来の強度を発揮できませんので、6号を中心に組む事をおすすめします。

メタルジグ

 メタルジグは形状やカラーの種類が多く、どんなジグを用意したらいいのか迷ってしまい、選ぶのが大変だと思います。

 形状に関しては、ショートタイプとセミロングタイプがあれば問題ありません。

 また、カラーに関してはあまり派手なものよりは、シルバーなどのスタンダードなカラーのほうが様々な応用が利いておすすめです。

 カラーに関しては、正解と言うのはありませんし、個人の好みもありますので、様々な経験を積んでいく中で、自分なりのカラーの選択方法が確立されていくものと思います。

 詳しい事は、下記のメタルジグの関連記事をご覧になって下さい。

具体的な根魚の釣り方

 根魚を釣るためには、以下の事が重要になります。

【釣り方のポイント】

着底を正確に感じる
 根魚は基本的に底にいるため、まずはジグを正確に海底まで落とすことが重要です。
 確実に底を取る事により、結果的に根掛かりを減らす事が出来ます。

基本的なアクションは「1ピッチジャーク」
 1ピッチジャークとは、1回のロッドのシャクリ(ロッドアクション)と同時にリールのハンドルを1回転させるという、ジギングにおける最も基本的なアクションです。
 メタルジグを規則的なリズムで左右に大きくスライドさせながら跳ね上げる動きを連続して行うテクニックです。

 変化を加える
 1ピッチジャークを基本に、ハーフピッチ(1/2)や1/4など、そして様々なジャークを組み合わせて行うコンビネーションジャークなどを組み合わせながら魚を誘います。
 とにかく、メタルジグに様々な動きを与える事により、魚に口を使わせる間を作り、フッキングに持ち込みます。

魚のアタリを確実に感じ取る
 ジグを投入し、フォールさせている際にアタリがある場合があります。
 そのアタリを感じ取るために、リールのスプールを指で軽く押さえ、サミングをしながらフォールさせる事により、ラインの変化を感じ取り、アタリを感知できます。

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根掛かりを防ぐために

 根魚を狙うためには、海底付近でジグを操作して誘いを掛け、魚に口を使わせる必要がありますので、必然的に根掛かりが多くなります。

 その根掛かりを防ぐには、以下の事が重要になります。

【根掛かりを防ぐには】

ジグの着底に全神経を傾ける
 サミングしている指先に神経を集中させる
素早く底を切る
 とにかく早くジグを底から引き離す
カウンター付きリールの使用
 根の直前でジグを止め、根掛かりを回避
マーキングが付されたPEラインの使用
 マーキングによりカウンター付きリールと同様の釣り方が可能
ラインの角度に注意する
 出来るだけラインがバーチカルになるようジグを落とし直す
ポイントの地形を把握する
 海底の情報を頭に入れる
可能な範囲内でPEラインを細くする
 PEラインを細くする事で潮流の影響を受けにくくする

 根掛かりを防ぐための詳しい方法は以下の関連記事をご覧下さい。

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おわりに

 今回は、初心者が最初に釣るべきおすすめのターゲット、根魚の釣り方についてのご紹介でしたが、いかがでしたか?

 今回ご紹介したタックルや釣り方は、あくまでも爺の個人的な考えですが、30年以上の釣り経験から来るものですので、まんざら間違っているとは思いません。

 釣り人にはそれぞれの考え方や釣り方がありますが、全てが間違いという事は絶対ありませんので、自分なりに様々試してみる事をおすすめします。

 今回の記事を参考に、様々な釣り方を試し、自分なりの釣り方を確立していけば、釣りがより面白くなっていくはずです。

 次回は、初心者が青物を釣るためのタックルや釣り方についてご紹介したいと思いますので、お楽しみに。

 それではまた!

 

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