スロージギングリールの巻き取り量|1回転で変わるジグの動き

釣り
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。


 スロージギングで「ジグが思うように動かない」「同じようにしゃくっているのに釣果に 差が出る」と感じたことはありませんか?

 その原因、実はリールの「巻き取り量」にあるかもしれません。

 「ハイギアがいいのか、パワーギアがいいのか?」「1回転で何センチ巻ければ正解なのか?」 こうした疑問は、スロージギングを始めたばかりの方が必ず直面する壁です。

 しかし、この巻き取り量の意味を正しく理解し、自分のフィールドやターゲットに合わせることができれば、ジグの動きは劇的に変わり、釣果は確実に向上します。

 本記事では、スロージギングにおける巻き取り量の基礎から、ジグの動きとの関係、釣果に差が出る理由、そして実践での使い分けまでを徹底解説します。

関連記事

スロージギングにおける「リールの巻き取り量」の重要性

最大巻上長(ハンドル1回転)とは何か?

 リールのカタログを見ると、必ず「最大巻上長:〇〇cm」という表記があります。

 これは、スプールにラインが一杯に巻かれた状態で、ハンドルをちょうど1回転させた時に引き出されるラインの長さを示しています。

 しかし、ここで注意が必要なのは「実測値は常に変化する」という点です。

 スロージギングでは、数十mから時には百m以上のラインを放出します。

 スプール内のラインが減れば、スプールの有効径が小さくなるため、ハンドル1回転で巻ける長さはカタログ値よりも短くなります。

 例えば、カタログ値で「1回転100cm」のリールでも、200mラインを出した状態では「1回転85cm」程度まで落ち込んでいることも珍しくありません。

 つまり、常に同じ動きが出せるわけではないという点も理解しておく必要があります。

 この「目減り」を計算に入れつつ、ジグをどう動かしたいかを考えるのがスロージギングの奥深さとも言えます。

ギア比と巻き取り量の関係

 「ギア比が高い=巻き取り量が多い」、というイメージは正しいですが、完全にイコールではありません。
 
 なぜなら巻き取り量は「ギア比 × スプール径」によって決まるため、同じギア比でも機種によって巻き取り量が異なる場合があります。

 重要なのはギア比ではなく、実際の巻き取り量を見ることです。 

なぜスロージギングでは「巻き取り量」にこだわるのか?

 スロージギングの基本アクションは、リールの回転によってロッドを反発(しならせ)させ、その反発力でジグを横に向かせることです。

 つまり、巻き取り量はジグを動かすための「スイッチ」と言えます。

 スイッチの入り方が弱ければジグは立ち上がらず、強すぎればジグが暴れすぎてしまいます。

 自分が使っているリールの「ハンドル1回転の巻上量」を把握することは、ブラインド(目に見えない)の釣りにおいて非常に重要になります。

ハンドル1回転で変わる!ジグの動きと水中イメージ

巻き取り量が多いリール(ハイギア:1回転100cm程度)の場合

 ハイギアリールの最大の特徴は、ジグに対する「初速の速さ」です。

【ハイギアの特徴】

キレのあるアクション

 ハンドルを半回転させただけでも、ジグは鋭く立ち上がり、素早く横を向く。

リアクションバイトの誘発

 青物など、速い動きに反応する魚に対して有効。

ラインスラックの回収

 フォール中のアタリに対して、素早く糸フケを回収してフッキングに持ち込める。

 ただし、巻き取り量が多いということは、それだけアングラーの腕にかかる負荷(巻き重り)も大きくなります。

 特に重いジグを深場で扱う際は、体力的な負担を考慮する必要があります。

巻き取り量が少ないリール(パワーギア:1回転80cm以下)の場合

 パワーギアやローギアリールの強みは、「繊細なコントロール」と「食わせの間」を取りやすいという点です。

【パワーギアの特徴】

移動距離の抑制

 ジグを高く跳ね上げすぎず、底付近の狭いレンジ(ヒットゾーン)で長く見せることができます。
 根魚やタチウオなど、あまり追ってこない魚を狙う際に威力を発揮します。

トルクのある巻き上げ

 巻き取り量が少ない分、軽い力でハンドルを回せます。
 大型魚とのやり取りや、重いジグの使用が楽になります。

スローな誘い

 「じっくり見せて、食わせる」という、魚の低活性時に適しています。

ディープエリアでの「糸伸び」と巻き取り量の関係

 意外と忘れがちなのが、PEラインの「伸び」です。

 PEラインは確かに伸びにくい素材ですが、水深が深くなるに従い、数パーセントの伸びが大きな差となります。

 深場では、リールを1回転させても、ラインの伸びによってジグまでパワーが伝わりきらない「パワーロス」が発生します。

 このため、中深海などでは、あえて巻き取り量の多いハイギアリールを使用し、伸びた分を補ってジグを動かすという戦略が必要になります。

ターゲット・状況別!理想的な巻き取り量の目安

近海・青物を狙うなら「100cm以上」

 ブリやカンパチ、サワラなどの回遊魚を狙う近海スロージギングでは、ある程度のスピード感が必要です。

 ジグをキビキビと動かし、フォールへの移行を明確にするために、ハンドル1回転で1m前後巻けるリールが最も汎用性が高いと言えます。

中深海・根魚を狙うなら「90cm~100cm程度」

 根魚類を狙う場合、ジグを飛ばしすぎないことが重要です。

 また、中深海では水圧とジグの重さが加わるため、100cmを超える設定だと巻きが重すぎて1日中しゃくり続けるのが困難になる場合があります。

 90cm前後を基準に、ロッドの弾性と相談しながら調整するのがベストです。

スロージギングには「ハイギアがおすすめ」

 初心者の方に最初の1台をおすすめする場合、「ハンドル1回転 100cm前後」のリールを強くおすすめします。

 このレンジは、近海からある程度の深場までカバーできる「ど真ん中」のスペックと言えます。

 「パワーギア(ローギア)」をおすすめしている方や、ブログ記事を見掛ける事も多いですが、個人的には「ハイギア(100cm程度)」がおすすめです。

 巻上げの遅いリールで、速く巻き上げるのは非常に大変ですが、巻上げの早いリールで、ゆっくり巻上げるのは比較的楽だというのが個人的な意見です。

 ただし、1回転で120cm~130cmも巻き上げるリールもありますが、あまり巻上げ量が多すぎると、ゆっくり巻上げるのが大変になります。

 まずは「ハイギア(100cm程度)」で、様々なスピードに対応できるよう、その感覚を身に付けて下さい。

【実践】巻き取り量を意識したジャークの使い分け

 リールの巻き取り量を理解したら、次はそれをどう操作に活かすかです。

1回転、1/2回転、1/4回転で刻むレンジ戦略

 スロージギングの基本は、1回のジャークに対してハンドルを1回転させる「ワンピッチ」ですが、それだけではありません。

1/2ピッチ

 1回のジャークに対してハンドルを半回転ずつ回します。
 ジグの移動距離を半分に抑え、ターゲットにじっくり見せたい時に有効です。

1/4ピッチ

 底から1m以内をネチネチ攻める際、1/4回転ずつ刻むことで、根魚の鼻先にジグを置き続けることができます。

 リールの巻き取り量が「100cm」だと分かっていれば、1/4回転で「25cm」動いているという計算が成り立ちます。

 この「水中での25cm」をイメージできるかどうかが非常に重要になります。

おすすめのリール

 ここからは、初心者におすすめの「ハンドル1回転の巻上量が100cm程度」のリールをご紹介します。

 今回紹介するのは、高価なリールばかりですが、非常に頑丈で剛性も高く、ドラグ性能に優れていますので、長い目で見るとコスパに優れているとも言えます。

 なお、今回紹介するのは、初心者にも扱いやすいレベルワインダー付きのリールになります。

Shimano:オシアコンクエスト 300XG・301XG

 先ずは、Shimanoの「オシアコンクエスト」の300XG・301XGのご紹介です。

 同社のフラッグシップ的な両軸リールで、頑丈さ、ドラグ性能、巻きの滑らかさなど、全てにおいて高性能なリールです。

Shimano:オシアコンクエストCT 300XG・301XG

 次もShimanoの製品で、「オシアコンクエストCT」の300XG・301XGのご紹介です。

 先に紹介した「オシアコンクエスト」にカウンターが付いたリールで、全てにおいて素晴らしい性能のリールです。

Daiwa:ソルティガIC 300C 300H-SJ-C・300HL-SJ-C

 次は、Daiwaの「ソルティガIC 300C」の300H-SJ-C・300HL-SJ-Cをご紹介します。

 このリールには、コンピューターが搭載されていて、様々なデータを蓄積できますし、カウンターが付いていますので、再現性に優れています。

 剛性やドラグ性能、巻きの強さなど、どれをとっても高性能なリールです。

Daiwa:ソルティガIC 300H-SJ・300HL-SJ

 次もDaiwaのリールで、「ソルティガIC」の300H-SJ・300HL-SJの紹介です。

 先に紹介した「ソルティガIC 300C」のコンピューターが搭載されていないカウンター付きのモデルと思って下さい。

 ドラグ性能や巻きの滑らかさ等、素晴らしい性能のリールで、ドラグが10kgと大きいのも魅力のリールです。 

Daiwa:ソルティガ300 300H・300HL

 最後もDaiwaのリールで、「ソルティガ300」の300H・300HLの紹介です。

 Shimanoの「オシアコンクエスト」と同じで、カウンターもコンピューターも付いていませんが、ドラグ性能や頑丈さなど、全てにおいて高性能なリールです。

 また、レベルワインダー搭載のリールには通常付いていない、スプールのロック機構が付いていますので、根掛かりの際にリールを傷める事なくラインを切ることが出来ます。

関連記事

まとめ:リールの巻き取り量を理解すればジグはもっと動く!

 スロージギングにおいて、リールのハンドル1回転の巻き取り量は、単なるスペック上の数値ではありません。

 自分の持っているリールの1回転が、今この瞬間に何センチのラインを巻き取り、ジグがどの程度動いているのか。

 それを意識するだけで、あなたの釣果は格段にアップするでしょう。

 次回の釣行では、ぜひ自分のリールのカタログ値を確認し、「今は80cmくらいかな?」と想像しながらハンドルを回してみてください。

 きっと、今まで以上にジグの動きが想像できますし、水中の変化を敏感に感じ取れるはずです。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました