12月8日はジョン・レノンの命日です。
亡くなって40年以上経つので、若い人の中には彼の名前すら知らない方々がいると思います。
しかし、ビートルズというバンドがあったことは知っているという方も多いと思いますし、そのメンバーと言えば分かる方も多いのではないでしょうか。
爺の年代の方々、特にビートルズやローリングストーンズを聞いて育った方々にとっては忘れられない名前だです。
しかし突然何の前触れも無く、銃によってこの世から消えてしまいました。
若かりし爺は、最初は何が起こったのか理解できず、その後のニュースを観てジョン・レノンがこの世から居なくなったことを知りました。
ショックでした。
爺には忘れられない映画があります。
「キリング・フィールド」という実際にあったカンボジアの内戦のことを映像化した映画で、実際に観たという方もいるのではないでしょうか。
エンディングで「IMAGINE」という曲が流れるのですが、その曲が流れた瞬間から涙が止まりませんでした。
その映画は10回以上は見たと思いますが、何度観ても涙が流れて止まりませんでした。
40年前の映画ですが、エンディングの場面は、今でもはっきりと覚えているくらいです。
「IMAGINE」は、ジョン・レノンが平和を訴えた曲だという事は、当時の爺も分かっていましたが、そこまで深く考えずに聞いていました。
しかし、映画で聞いた途端に涙が溢れ出たのを覚えています。
古い映画ではありますし、ネタバレしてはいけないので詳細は語りませんが、機会が有ったら是非見ていただきたい映画です。
戦争が起こるたびにとある国では「IMAGINEをテレビやラジオで流すな」という命令が下されたことがあります。
それはある意味「IMAGINE」という曲の影響力を政府が危惧していたという証拠です。
歌にはそれだけの影響力が有るという事を、初めて世に示した歌でもあるのではないでしょうか。
現在ウクライナや、パレスチナのガザ地区、ミャンマー、その他多くの国で戦争や内紛が起こっていて、毎日人の命が失われている。
子供のころ「命は地球より重い。」と聞かされて育ってきましたが、それって何だったのだろう・・・。
今ジョン・レノンが生きていたら、こんな世界の状況を見て何と言うだろう。
そしてジョン・レノンはそれを見てどんな曲を作っただろう。
今の子供たちや、これから生まれてくる子供たちに私たち大人は何を残せるだろう。
もう少しでクリスマスがやってくるが、ジョン・レノンとオノ・ヨーコによる「Happy Xmas 」という曲があります。
その曲の意味は「戦争は終わった。」という願いを込めた曲であるが、終わるどころか激しさを増している。
今だからこそこの曲を聴いて、皆で考える必要があるのではないでしょうか。
改めてジョン・レノンのご冥福をお祈りします。


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