初心者必見!スロージギングデビューに必要なタックルと費用について。

釣り
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

 オフショア初心者の方が、2025年にスロージギングデビューを叶えるためのシリーズですが、第2弾はスロージギングに必要なタックルとその費用についてになります。

 「ロッドとリール、それにラインとジグが有ればいいじゃないか。」と思われるかもしれませんが、船で釣りに行くとなると様々なアイテムが必要になりますので、それらを紹介するとともに、実際に始めるまでの費用の概算についてもご紹介して行きたいと思います。

 どの釣りも一緒ですが、全くのゼロの状態から始めるとなると結構な出費になり、一気に揃えることは相当な負担になりますので、この記事を読んで計画的に購入する事をお勧めします。

 釣りは本当に楽しい趣味ですが、「そんなにお金が掛からないので、先ずは始めてみよう!」なんて無責任な事は言えませんので、この記事を参考に、よーく考えてみる事をお勧めします。

 それでは始めます。

ベイト?それともスピニング?

 スロージギング初心者に適しているのはベイトタックルかスピニングか? 爺の答えはベイトタックルをお勧めする、という事です。

 これについては以前投稿した「初心者にお勧めはベイト?スピニング?」という記事を読んでもらえれば詳しいことが解りますので、そちらをご覧下さい。

 初心者には「ベイトは難しくてトラベルも多いのでスピニングをお勧めする。」という記事を目にする事がありますが、爺の考えでは圧倒的にベイトをお勧めします。

 スロージギングは体力が無い方でも楽しめる釣りですが、それはあくまでもベイトタックルを使っている場合であり、スピニングタックルで一日中ジャークをするとなるとかなりの体力を必要とします。

 ベテランでもきついので初心者となると相当大変なのは間違いないですし、万が一その日に全く釣れなかったとなると、「二度と釣りに行きたくない!」、となるかもしれませんね。

 とにかく様々な観点からもベイトタックルをお勧めしますし、今後の記事の内容は全てがベイトタックルを基準とした内容になりますのでお知らせしておきます。

関連記事

釣りのターゲット

 スロージギングを始める際に必要なタックルは、釣りのターゲットにより変わってきますが、それはロッドの材質や強度、リールの大きさやラインの長さなどが変わってくるためです。 

 今回は爺の生息エリアの海域で釣れる10kgオーバーのブリをターゲットとして話を進めますが、ターゲットが若干大きくなっても小さくても、費用に関してはさほど変わらないと思います。

 参考までに三陸で釣れるターゲットについての記事「ジギングで釣れる魚、三陸編。近年釣れる魚に大きな変化が・・・。」を読んで、どんな魚が釣れるのか確認しておいて下さい。

関連記事

必要なタックル

 ここからはスロージギングを楽しむために必要なタックルを簡単にご紹介して行きます。

 なお、それぞれ個々のタックルについて別の記事で詳しくご説明しますし、初心者にお勧めなタックルについてもご紹介しますので、ここでは簡単な説明にとどめています。

ロッド

 スロージギング用の専用ロッドというものが各メーカーから発売されていますが、最初から高価で高性能なロッドは必要ないと思います。

 爺のお勧めとしては、比較的安価で長さが6ft3inch程度のチューブラーロッドを初心者にはお勧めします。

 なぜそれをお勧めするかについては、後日初心者にお勧めのロッドについて詳しく書こうと考えていますので、もう少しお待ちください。

 スロージギング用のロッドには、ロッドの断面が中空構造になっているチューブラーロッドと、中身が詰まっているフルソリッドロッドがありますが、初心者には魚の当たりが取りやすいチューブラーがお勧めです。

 チューブラーとフルソリッドの違いなどについては、「スローな爺のスローなジギング。チューブラーとフルソリッドについて。」という記事を見ていただければ詳しいことが解ります。

 また、ロッドの長さによる違いなどについては「スローな爺のスローなジギング。ロッドの長さや重さについて。」をご覧下さい。

関連記事

リール

 リールについては、ロッドと違いある程度高価にはなりますが、とにかく丈夫でドラグ性能に優れたリールが必要になります。

 また、リールの大きさ(糸巻き量)についてはターゲットや釣りをする場所(水深)によっても変わってきます。

 どんな魚が掛かるか誰にもわかりませんし、仮に大きな魚が掛かったとして、ファイト中にリールが壊れたり、ドラグが全然機能しなかったりすると、せっかくの大物を逃がしてしまう可能性もあります。

 リールに一番必要な性能はとにかく丈夫である事、その次にドラグ性能だと爺は思いますが、詳しい事はリールの大きさと共に、後日初心者にお勧めのリールについての記事でご紹介する予定です。

関連記事

ライン

 ラインについては初心者もベテランもPEライン一択になります。

 太さや長さについては、ターゲットと水深などによって変わってきますが、それらについては後日別の記事にてご紹介する予定です。

 また、PEラインは何本かのラインを組んで(撚って)作られていて、基本的には8本組をお勧めしますが、これについても後日ご紹介します。

リーダー

 初心者にお勧めのリーダーはフロロカーボン製のものをお勧めしますが、これについては事前投稿した「スローな爺のスローなジギングタックル。ラインとリーダーについて。」をご覧下さい。

 太さについてはターゲットによって変わってきますし、使うPEラインとのバランスも関係してきますが、これについても後日別の記事で改めて初心者に向けて詳しくご紹介する予定です。

ローリングスイベル

 ローリングスイベルは、ジャーク時のジグの動きによってラインとリーダーがヨレるのを防ぐための大事なアイテムです。

 他にもスナップスイベルなどのジグの付け替えが楽なヨリ戻しもありますが、ローリングスイベルは強度が高く大物が掛かった際の安心感が違います。

 目立たないタックルですが非常に大事なアイテムですので、手抜きは禁物です。

関連記事

スプリットリング

 スプリットリングはメタルジグとローリングスイベル、メタルジグとアシストフックを繋ぐためのタックルで、これがなければ繋ぐことが出来ないため釣りになりません。

 忘れがちな小さなタックルですが、大事なアイテムですので忘れずに。

スプリットリングオープナー

 スプリットリングを開いてメタルジグやアシストフックなどを繋ぐためのアイテムで、これがないとリングを開くのが大変です。

 スプリットリングプライヤーと言う、リングを開くことが出来るオープナーとプライヤーが一緒になったものがありますが、慣れないと上手くリングを開けないので、初心者の方にはオープナー専用のものが使いやすいです。

メタルジグ

 初心者の方はもちろん、ベテランの方もメタルジグの選択が一番難しいのではないでしょうか。

 重さについては水深や潮流の速さなどによって変わってきますが、形状やカラーについては個人の好みによって変わってきますのでどれが正解かは誰にもわかりません。

 爺の経験や考えによるジグの選択などについては、「メタルジグ-1。素材と形状。」及び「メタルジグ-2。重さとカラー。」を参考としてご覧下さい。

 後日、初心者に向けて改めてメタルジグについてご紹介します。

関連記事

アシストフック

 アシストフックも様々なものがあり、アシストラインの長いものや短い物、フックの大きさや形状の違いなどがありますが、これらはメタルジグとのバランスを考えて決める必要があります。

 微妙に違うフックの大きさや形状が、どのくらい釣果に影響を及ぼすのか爺には全く分かりませんし、初心者にはもっと分からないと思いますので、後日別の記事でもう少し分かりやすいようにご紹介したいと考えています。

 また、参考資料的に以前投稿した「スローな爺のスローなジギング。アシストフックとローリングスイベル。」にも書いてありますのでご覧になって下さい。

 ちなみに爺は「がまかつ」から発売されているバーブレスフックの「鎌鼬」を使っていますが、フックを外す際に魚が暴れても危険が少ないし、バーブレスだったので魚がバレたという明確な事実が無いため使い続けています。

プライヤー

 魚に刺さったフックを外したり、魚の口をはさんで持ち上げたりするのに使います。

 先端部がストレートのやつやカーブのやつがありますが、これについては好みで選択して下さい。

 フックを外す際に魚が暴れたりすると反対側のフックが刺さったりする危険性があるので、あまり短いプライヤーはお勧めしません。

 フィッシング専用じゃなくても大丈夫です。

ライフジャケット(救命胴衣)

 ライフジャケットは遊漁船のものを借りる事も可能ですが、備えているのは厚い浮力材が入ったジャケットで、動きずらいし夏場は暑くて着られないしで釣りになりませんので、自動膨張式のものを自分で揃えることをお勧めします。

 ハーネスタイプとウエストベルトタイプがあり、また様々なカラーがありますので、自分の好みで選んで下さい。

 なお、国土交通省認定の桜のマークが入っていないものはライフジャケットとして認められておらず、遊漁船での使用も認められませんので注意が必要です。

ウエア

 ウエアとは釣り専用のウエアと言うわけではなく、レインウエアやフットウエア(長靴)、キャップやグローブ(手袋)の事です。

 レインウエアはウインドブレーカーや防寒着の役割も果たしますので、可能であれば常に持ち歩いたほうが良いですし、直射日光を遮るキャップやハット、手を守るグローブも大事です。

 長靴はフィッシング用などのスタイリッシュな物でなく、自宅にあるもので全く構いません。 

タックルボックス

 タックルボックスが無ければメタルジグなどを持ち運ぶことが出来ませんので、最初は釣り専用じゃなく工具箱のようなものでも構いませんので、なるべく頑丈な入れ物を用意して下さい。

 ちなみに爺が使っている市販の工具箱を改造したタックルボックの記事「爺のタックルボックスとその中身。」がありますので、あまりお金を掛けたくない方は参考にしてみてはいかがですか。

関連記事

クーラーボックス

 釣った魚を鮮度良く家に持ち帰るとなるとクーラーボックスが絶対必要ですし、そのクーラーボックスを選ぶ上で大事な点は、大きさはもちろんですが保冷力が大事になります。

 価格も数千円のものから数万円のものまで様々で、保冷力が高くなるほど価格も高くなり、高性能なロッドやリールが買えるほどの金額ですので、当然金銭的な負担は大きくなってしまいます。

 そこで爺の場合は、比較的安価なクーラーボックスを改造して保冷力をアップさせて使っていますが、これがなかなかの優れものなので、関連記事としてご紹介します。

 非常に簡単ですので興味がある方は試してみて下さい。

関連記事

費 用

 ここからはスロージギングを楽しむために必要なタックルを揃える大まかな費用についてご紹介します。

 どんな魚をターゲットにするかで費用も若干変わってきますが、今回は爺が釣っている三陸エリアで釣れる10kgオーバーのブリを最大として、爺なりにそれを問題なく釣ることが出来るタックルで費用を算出しています。

 なお、全てネット販売での平均的な価格になっていますし、爺が初めて揃えるとしたらこれを選ぶという商品の価格になっています。

 リールに関しては、ブリなどの大きな魚でも全く問題なく取り込める、丈夫でドラグ性能に優れた高性能なリールを設定していますが、その他は必要最低限なタックルで計算しています。

 しかし、あくまでも道具を揃えて釣りを始めるためだけの金額であって、ラインやリーダーなどの消耗品もあり、ランニングコストもそれなりに掛かりますので、頭に入れておいて下さい。

タックル名必要最低限なタックル備 考
ロッド¥25,000比較的安価なチューブラーロッド
ベイトリール¥48,000カウンター付きは+12,000円
ライン¥4,000PE1.5号 300mとして
リーダー¥1,000フロロカーボン 5号 30m
ローリングスイベル¥1,000#5
スプリットリング¥1,000#5
スプリットリングオープナー¥1,500オープナー専用
メタルジグ¥15,000平均1,500円 150g×10本として
アシストフック¥2,5003/0 2組入りを5個として
プライヤー¥600 
ライフジャケット¥14,000自動膨張式 桜マーク ハーネスタイプ
レインウエア¥6,000上下組
レインブーツ¥0有るものを流用
キャップ&ハット¥0有るものを流用
グローブ¥3,500春・秋用
タックルボックス¥2,500爺が使っている工具箱
クーラーボックス¥18,00035ℓ
合 計¥143,200 

 以上、合計すると約14万円を超える金額になりますので、一度に揃えるとなると大変な金額になるため、計画的に購入して揃える事をお勧めします。

 また、友人や知人からロッドやリールを借りられる方は、取りあえずそれを使わせてもらい、費用を抑えるのも有効ですし、そうする事で自分のロッドやリールを購入する際の参考にもなりますね。

 可能であれば、タックル一式を全て友人から借りて取りあえず何回か一緒に釣りに行き、自分の好みのアクションのロッドとかリールを探す機会に出来れば理想ですので、スロージギングを楽しんでいる友人がいたら相談してみて下さい。

 ここでは必要最低減のタックルで計算していますが、高性能なタックルで計算すると今回の最低でも今回の見積もりプラス5万円、最上級のタックルだとプラス10万円以上になると思います。

 しかし、スロージギングのターゲットの大小によって費用が極端に変わる事はありません。

 以上のように、かなりの出費になる事は間違いありませんので、購入に当たってはそれぞれのふところ事情を考慮して選択してください。

おわりに

 今回はスロージギング初心者の方が、2025年にオフショアデビューを飾るために必要なタックルと、それを揃えるための費用についてでしたが、いかがでしたか?

 必要最小限のタックルを揃えるだけで14万円以上のお金が必要となるため、爺のようなしがない一般人だと全てを一度に揃えることは無理ですし、現実的ではありません。

 ですので、爺のような人間が揃えるにはコツコツと地道に購入していくしかありませんので、計画的に進めていくしかありません。

 そして、かみさんのご機嫌を損なわないように注意して揃えて行く事をお勧めします。

 次回からいよいよタックルの紹介に入りますが、先ずはロッドのご紹介から始めようと思います。

 それではまた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました