初心者必見!キャンプデビューのためのシュラフ、マット&コット選び。

キャンプ&トレッキング
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 キャンプデビューを目指す初心者の方に送るキャンプギアの紹介シリーズ、今回はキャンプにおける寝具であるシュラフやマット、そしてコットについてご紹介します。

 たらふく食べたりお酒を飲んだり、楽しい宴はあっという間に終わり、後は布団に入って寝るだけですが、キャンプで快適に寝るためには快適なシュラフやマット必要です。

 せっかくの楽しいキャンプも、ぐっすりと眠ることが出来ずに寝不足、何てことになればせっかくの楽しいキャンプも台無しです。

 「終わり良ければ総て良し」と言うように、快適な睡眠で疲れを残さず、心身をリフレッシュ出来るよう、この記事を最後まで読み、最適なシュラフやマットを探す手助けになればと思います。

 それでは始めます。 

シュラフ

 先ずはシュラフのご紹介です。

 シュラフとは寝袋の事で、スリーピングバックなどとも呼ばれており、いろんな形や素材のものがりますのでご紹介していきます。

中綿素材

 シュラフの中綿素材(中身)には主にダウンと化繊が使われていて、それぞれに特徴がありますのでご紹介していきます。

ダウン

 中綿素材の比較表を見ると分かるように、ダウンは保温性や収納性に優れていますが、価格が高価であり、さらにカビが生えたりしないようメンテナンスが非常に重要になります。

 現在は自分で洗えるものもありますが、ダウンが片寄ったりするすることもありますので、出来ればクリーニング屋さんへ出した方が間違いないと思います。

 また、現在発売されているほとんどのダウンシュラフは防水透湿素材のものが使われていますし、中にはストレッチ素材で出来ているものもあり、非常に動きやすいものが多くなっています。

  メンテナンスに手間は掛かりますが、寒い時期や山の上のキャンプ場などの夜の冷え込みには、ダウンの保温性に勝るものはありませんし、抜群の収納性もダウンならではです。

化 繊

 化繊素材の最大のメリットは、何と言っても安価でメンテナンスが楽である事です。

 非常に扱いやすく自分で洗濯できるものも多く、初心者や小さな子供がいるファミリーキャンパーにはありがたい素材と言えます。

 冬の厳寒期や標高の高いキャンプ場以外は十分に使用できる保温性を持つものも多く、安価な上に選択肢が広いのも有難いポイントです。

中綿素材のまとめ

 中綿素材の特徴を表にまとめましたので、購入時の参考にして下さい。

 なお、初心者の方が初めて購入する素材としては、メンテナンスが楽な化繊をおすすめしますし、キャンプに慣れてきて高地などでのキャンプをするようになったらダウンを購入するのが良いと思います。

中綿素材保温性軽 さ収納性コストメンテナンス性
ダウン
化 繊

シュラフの形状

 シュラフの形状には大きく分けて3つあり、マミー型や封筒型、それらの中間と言えるエッグ型などがありますので、それぞれについてご紹介していきます。

マミー型

 寝ている時の形がミイラを意味するMummy(マミー)に似ているという事でマミー型と呼ばれるようになったと言われています。

 体にフィットする形なので余計な隙間が出にくくて体温が逃げないため、他の形状のものに比べて保温性が高く、特に寒い時期のキャンプや登山などではこのマミー型が主に使用されるます。

 収納性に関しても封筒型等に比べるとコンパクトに収納できるため、荷物を減らしたい登山者やバックパッカー方にはお勧めです。

 ただし、隙間が少ないためにシュラフの中では身動きが取りずらく、寝苦しく感じるかもしれませんが、現在はそれを解消するべくストレッチ素材で出来たものが多くなっています。

封筒型

 封筒型とは、読んで字の如く封筒の形をしたシュラフのことです。

 家で使用している布団のような感覚で寝ることが出来るので、慣れない初心者の方も普段と同じように寝られるのが大きなメリットです。

 また、同じシュラフであれば2つ繋げて大きくして使用出来るものがあり、子供がいるファミリーキャンパーの方にはお勧めです。

 ただし、マミー型に比べると隙間が多くなるため保温性が劣り、冬などの厳寒期や標高が高いキャンプ場などでは寒さ対策が必要になりますし、収納性も劣りますのでその辺を考慮して購入することをお勧めします。

 多くのメーカーから様々な製品が発売されていて、非常に選択肢が広いシュラフでもあります。

 平地のキャンプ場で3シーズン楽しむためのシュラフと言えます。

エッグ型

 エッグ型とは卵のような形をしたシュラフです。

 マミー型と封筒型を合わせたような良いとこ取りのシュラフで、マミー型に次ぐ保温性と封筒型に近い寝心地を兼ね備えたシュラフです。

 保温性能も収納性もマミー型と封筒型の中間的な性能のシュラフです。

 昔は見る事が無かった形状のシュラフで、現在もそれほど多くの種類が発売されているわけではありませんので、選択肢は狭くなります。

形状のまとめ

タイプ(形)保温性収納性動きやすさ
マミー型
封筒型
エッグ型

シュラフのまとめ

 それぞれの形状の特徴を比較表にまとめましたので、シュラフ購入時の参考にして下さい。

 なお、初心者の方が低地で3シーズン楽しむのであれば、化繊素材の封筒型のシュラフがメンテナンスも楽ですし、動きやすくて適していると思います。

項 目マミー型封筒型
化 繊ダウン化 繊ダウン
保温性
軽 さ
収納性×
安 価
メンテナンス性
動きやすさ
4シーズン×
3シーズン

初心者におすすめのシュラフ

コールマン:マルチレイヤーコットンバッグ 

 先ずは、コールマンの封筒型シュラフのマルチレイヤーコットンバッグ をご紹介します。

 肌触りの良いオールコットン素材で作られている最上級の寝心地の良さを提供する万能シュラフです。

 2つのレイヤーを組合わせても分割しても使え、アウトレイヤー+フリースの場合は1℃、アウトレイヤーのみの場合は4℃、フリースのみの場合は21℃となっていて、非常に幅広い気温に対応可能となっています。

 非常にゆったりしたサイズとなっていますし、丸洗いが可能ですので、初心者の方には非常におすすめなシュラフです。

キャンピングマット

 キャンプマットは一見地味なアイテムですが、地面の凸凹を解消したり、地面からの冷気を防いだりと、非常に重要なアイテムです。

 そのキャンプマットは様々なタイプがありますので、それらについてご紹介をしていきます。

R 値

 キャンプマットにはR値というのがあります。

 R値とは断熱性能を数値化したもので、数値が大きければ断熱性が高いという事になりますので、キャンプマットを選ぶ上での参考にして下さい。

R値の参考値

●R値:1~2 夏用
●R値:2~4 3シーズン用
●R値:4~6 オールシーズン用
●R値:6以上 厳冬期用

マットの種類

 キャンプマットには様々な種類がありますので、それぞれの特徴についてご紹介していきます。

クローズドセルマット

 クローズドセルマットとは、発泡ポリスチレンやEVA樹脂などの弾力性や柔軟性がある素材で出来た、厚さが1~2cm程度のマット事で、普段は折りたたんであります。

 使う時にはそれを広げて敷くだけの非常に簡単なマットですが、穴が開く心配もなく非常に丈夫なマットで、バックパッカーの方などがバックに縛って持ち運んでいるのを見た事があるのではないでしょうか。

 クッション性はそれほど高くありませんが、壊れる心配がいらないため、ある意味信頼性が高いマットと言えます。

インフレーターマット

 インフレーターマットとは、内側に断熱材が入っていて、マットの隅の部分のバルブを開けることで断熱材に空気が入り自動的に膨らむマットのことです。

 膨らむと5~10cmほどの厚さになるため、非常にクッション性の高いマットで、特にベットみたいな寝心地を求める方は、厚めの10cm程度の厚さのあるものがお勧めです。

 ただし、空気を抜いて収納するにも手間が掛かりますし、収納サイズも大きくて持ち運びが大変です。

 また、穴が開いてしまうと膨らんだままになり使えなくなりますので、バックパッカーや登山者の方などのにはおすすめできません。

 仮に購入するとなった場合は、空気を取り入れたり抜いたりするバルブが2箇所ついているものを選ぶと、膨らむのも空気が抜けるのも早くて便利です。

エアマット

 エアマットとは、中に空気を入れて膨らませて使用するマットの事で、空気を抜くと非常にコンパクトに収納できるため、荷物を減らしたいバックパッカーの方などにはお勧めです。

 空気を抜くのに多少手間が掛かりますが、インフレーターマットに比べると楽なものです。

 しかし、これも穴が開くと使用できなくなりますので、下に尖った石などが無いか確認してから使用して下さい。

ULマット

 UL(ウルトラライト)マットとは、クローズドセルマットをさらに薄くした発泡ポリスチレンなどで出来たマットです。

 寝心地をよくしたり地面の凸凹を解消するというよりは、服が汚れたりしないように、また非常に軽くて小さく収納出来るので荷物を減らす目的で使用する方が多いのではないでしょうか。

キャンピングマットのまとめ

タイプ断熱性能収納性耐久性寝心地
クローズドセル
インフレーター
エアマット
ULマット××

初心者におすすめのマット

サーマレスト:Zライトソル

 先ずはサーマレストZライトソルで、R値が2のクローズドセルタイプのバックパッカー御用達の有名なキャンピングマットです。

 バックパッカーの方がバックに縛って持って歩いている、シルバーとイエローの折り畳み式のクローズドセルマットのことで、皆さんも見た事があるのではないでしょうか。

 マットと言えばこのZライトソルが頭に浮かびますし、壊れる心配も無い事から一番信頼出来るマットとも言えると思います。 

モンベル:エクセロフト エアパッド 180

 日本を代表するアウトドアメーカーであるモンベルエクセロフト エアパッド 180を紹介します。

 登山用にも使われるモンベルを代表するマットで、R値が5.0で4シーズン対応のモデルとなり、中にエクセルロフトという中綿を封入してあり、保温性と軽量コンパクト性に優れたマットです。

 また、寝返りを打っても空気の移動が少ないので、フラットな寝心地を実現している最高級のマットです。

コット

 コットとは、キャンプ用の簡易ベッドの事で、必ず必要と言う訳ではありませんが、夏場はコットの下を空気が流れるので涼しいですし、冬は下からの冷気を直接感じることがないので温かく寝られるのが特徴です。

 ワンポールテントのようなフロアがないテントの場合には、マットを敷いて寝るよりはコットで寝る方が楽ですし、虫も気にせずに済みますのでお勧めです。

 また、地面の凸凹を気にせず寝れるのもコットの魅力ですし、家のベッドで寝ているような感覚で過ごせるのがコットの良いところだと思います。

 注意したいのは、安物のコットはギシギシ音がするものがあり気になって眠れない場合がありますので、口コミなどを確認して購入することをお勧めします。

コットの高さ

 コットの高さは、チェアと同じでハイタイプとロータイプの2種類あり、中にはハイタイプとロータイプを切り替えて使用できるものもあります。

ハイタイプ

 ハイコットは高さが40cm程度のコットの事を言い、コットの下に荷物を置くことが出来てスペースを有効に使えますし、ベンチのような使い方も出来ます。

 ただし、低いテントでは天井が近くなるため圧迫感を感じますし、ベンチとして使えない場合もあります。

 使い方としてはワンポールテントやロッジ型のテントなどの、天井の高いテントで使用する事をおすすめします。

ロータイプ

ロータイプのコットとは、15cm~30cm程度の高さのものをいいます。

 低いぶん安定感がありますし、天井が高く感じるので圧迫感が軽減されるので、背の低いドーム型のテントでも問題無く使えます。

 ロータイプの場合、部品が少なくなるため組立が簡単なものが多く、コンパクトに収納できるのもメリットです。 

コットの幅

 コットの幅は一般的なもので60cm~65cmほどですが、中には70~75cmほどのワイドタイプや、90cmを超える幅のものまで様々あります。

 幅が広いほうが寝るには楽ですが、収納性に劣り重量も重くなりますし、ソロ用のテントには入らない場合がありますので注意が必要です。

 また、冬場などは寒さ対策のためにコットにインフレーターマットなどを敷いて使用する場合がありますが、その場合にもサイズを確認しておくことをお勧めします。

 テントのフロアサイズと同じ長さのコットでは入らない場合もありますので、フロアサイズより若干小さめのサイズを選ぶことをお勧めします。

コットの素材

フレームの材質

 フレームに関しては軽くて丈夫なアルミ製のフレームが主流となっていますので、アルミ製を選択すれば間違いないと思います。

シートの材質

 シートの材質に関しては、ポリエステルやナイロン、そしてポリコットンやコットンなどがありますが、通気性を考えるのであればポリコットンやコットン、軽さや扱いやすさを重視するのであればポリエステルやナイロンなどがおすすめです。

初心者におすすめのコット

FUTURE FOX:FUTURE FOX コット

 先ずは、フューチャーフォックスFUTURE FOX コットをご紹介しますが、実際に使っている爺がおすすめですので間違いない?製品です。

 フューチャーフォックスにはこの他にもワイドタイプや、ハイとローの2wayタイプのコットがありますが、爺はこのソロ用のロータイプのコットがお勧めです。

 5脚であるため安定感かあり、収納性の良さも抜群で、何よりもギシギシしない寝心地がお気に入りです。

 友人は結構値が張る有名メーカーの3脚のコットを使用していますが、寝心地に関してはこちらの方がはるかに上でした。

おわりに

 今回のキャンプ用品シリーズの第8弾は、シュラフ、キャンプマット&コット編でしたが、いかがでしたでしょう。

 キャンプマットに関しては地面の凹凸を解消したり、冷気を遮断する意味でもあったほうが絶対に快適ですが、シュラフについては取りあえず家にある毛布などでも代用できますし、コットに関しては無くても全く問題ないと思います。

 取りあえずマットを購入し毛布などを多めに車に積んでキャンプやデイキャンプに行ってみて下さい。

 そうすれば何が足りないのか分かってくると思いますし、もしかすればそのままのスタイルで十分に快適かもしれません。

 バーナーやテントであればある程度イメージがわくと思いますが、寝心地に関しては皆さん感じ方も違うと思いますので、実際にキャンプして寝てみないと分からないと思いますので、一度試してみることをお勧めします。

 そうすればシュラフはこのくらいの暖かさが必要だとか、やっぱりコットが有ったほうが良いな、とか分かってくると思いますので、この記事を読んで快適な寝心地を得られるよう参考にして下されば幸いです。

 それではまた。

 

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