初心者必見！ロースタイルキャンプのためのローチェア＆ローテーブル。

　キャンプデビューを目指す初心者のためのキャンプ用品紹介シリーズ、前回は「自分に合ったキャンプスタイルは、ロー？それともハイ？」をお送りましたが、自分のスタイルが決まりましたか？

　キャンプスタイルが決まったら、そのスタイルに合ったものを揃える事になりますが、今回はロースタイルキャンプのためのチェア＆テーブルについてのご紹介です。

　ローチェアやローテーブルといっても、様々な座面高さのチェアや様々な天板高さや大きさのテーブルがあり、初心者の方にとっては選ぶのが大変だと思いますので、爺がおすすめのチェア＆テーブルをご紹介したいと思います。

　この記事を読んで、チェアやテーブル購入の参考にして下されば幸いです。

　それでは始めます。　

ロースタイルのすゝめ

　ロースタイルキャンプとは、座面が地面に近いローチェアに座って過ごすスタイルで、当然それに合わせるテーブルも天板の高さが低いものになります。

　メリットとしては、足を延ばしてゆったりと過ごすことが出来ますし、雨が降った場合などはテント内に持ち込んで使用する事も可能で、ハイスタイルに比べて荷物がコンパクトなのも嬉しい点です。

　デメリットとしては、座面が低いので立ったり座ったりする際の足腰の負担が大きく、且つパンツの裾が汚れやすいというのはありますが、爺が思うにはデメリットを打ち消すだけのメリットの大きさがロースタイルにはあります。

　と言いながらも、正直最近はローチェアから立ち上がるのが少々きつくなってきたのは確かですが、まだもう少しは大丈夫かなと思っています。

　ローチェアに座りながら小さなテーブルとバーナーを前に置いて、自分で簡単な調理しながら食べながら、またお酒を飲みながら過ごすという感じのスタイルになります。

　そのため、ソロやデュオなどの少人数でゆったり過ごしながら楽しむ場合に非常におすすめなスタイルです。

　どのような場面や状況にも柔軟に対応出来るスタイルですので、きっと皆さんの独自のスタイルにもフィットすること間違いなしですので、是非一度ロースタイルで楽しんでみる事をおすすめします。

おすすめのローチェア

　ここからは、おすすめのロースタイルチェアのご紹介になります。

　ローチェアにはリラックスするためにひじ掛けは必須で、荷物の量を気にしないのであればリクライニング可能なものやハイバックでゆったりと座れるものがお勧めです。

　荷物をコンパクトにしたいと考えている方もいると思いますが、あまりにコンパクトなものを選んでしまい、座り心地が悪くてリラックス出来ない、とならないよう注意して下さい。

　座面の高さも10cm程の低いものや30cm程の比較的ハイチェアに近いものなど様々ありますが、今回は爺が好きな比較的低めのローチェアをご紹介します。

　それでは紹介して行きます。

フィールドア：リクライニングローチェア

　先ずは、爺も使っているフィールドアのリクライニングローチェアをご紹介します。

　3段階にリクライニングが可能なヘッドレスト付きのハイバックチェアで、座り心地も良く幅も余裕があるため非常にリラックス出来る作りになっています。

　リクライニング機能付きにしては非常に安価というのもおすすめの点です。

ハイランダー：クライマックスローチェア

　次は、ハイランダーのクライマックスローチェアのご紹介です。

　こちらは4段階のリクライニング機構が付いている、ヘッドレスト付きのハイバック仕様のチェアです。

　コットン素材の生地はクッション性に優れたキルティング加工がしてあるため防寒性にも優れ、座りご事は抜群です。

　ひじ掛けは木製ですし、全体の見た感じも高級感は抜群ですが、これで１万円を切る価格というのも嬉しい点です。

　コットン素材なので焚火を楽しみたい方にもおすすめのローチェアです。

キャプテンスタッグ：ジュール ロースタイル イージーチェア

　次は爺が使っている、キャプテンスタッグのジュール ロースタイル イージーチェアをご紹介します。

　このチェアのおすすめの点は何と言ってもその価格の安さです。

　リクライニング機構が付いていない分安価だと言えますが、座り心地は非常に良くてちょっとしたひじ掛けも付いていますのでリラックスして過ごすことが出来ます。

　非常にコンパクトに収納可能なのも嬉しい点です。

ＷＡＱ：リクライニングローチェア

　次は、ＷＡＱのリクライニングローチェアのご紹介です。

　このローチェアも３段階のリクライニングが可能で、ヘッドレストが付いたハイバック使用のチェアです。

　座面の前の部分にストレージバックというもの付いていて、いろんな小物を収納して置くことが可能なのも便利です。

　座り心地は抜群で、見た感じも高級感があり、ハイランダーのクライマックスローチェアと見間違えるくらい見た目がそっくりです。

　難燃素材を使用しているので、焚火を楽しみたい方にもお勧めのローチェアです。

ＤＯＤ：キャンパーノ・トトノイス

　最後は、ＤＯＤのキャンパーノ・トトノイスのご紹介です。

　トトノイス（ととのう椅子）というネーミングが面白いローチェアです。

　4段階のリクライニングが可能で、ヘッドレスト付きのハイバック仕様のチェアです。

　このチェアの特徴はメッシュの生地を採用しているという点で、夏場などの暑い時期なども快適に過ごす事が可能です。

　ヘッドレストの高さも調節できるので、自分用に合わせる事でより快適に過ごす事が可能です。

　いろんな使い方でととのってみてはいかがですか。

ローチェアのまとめ

　ご紹介したローチェアを比較した表になりますので、購入する際の参考にして下さい。

項　目		フィールドア		ハイランダー		ｷｬﾌﾟﾃﾝｽﾀｯｸﾞ		ＷＡＱ		ＤＯＤ
		ﾘｸﾗｲﾆﾝｸﾞﾛｰﾁｪｱ		ｸﾗｲﾏｯｸｽﾛｰﾁｪｱ		ｼﾞｭｰﾙ ﾛｰｽﾀｲﾙﾁｪｱ		ﾘｸﾗｲﾆﾝｸﾞﾛｰﾁｪｱ		ｷｬﾝﾊﾟｰﾉ ﾄﾄﾉｲｽ
重　量		5.8kg		4.1kg		2.3kg		4.6kg		4.0kg
収納サイズ		W62×H69×t10		W83×H7×D65		L78×φ15		72×64×10		64×12×72
座面高		24cm		30cm		15cm		25cm		25cm
ﾘｸﾗｲﾆﾝｸﾞ		3段階		4段階		無		3段階		4段階
耐荷重		100kg		100kg		80kg		90kg		100kg
収納袋		有		有		有		？		？
定　価		5,830円		8,480円		5,000円		8,980円		9,900円
実売価格(税込)		5,830円		8,480円		3,000円程度		8,980円		－

おすすめのソロ用ローテーブル５選

　ローテーブルと言っても様々な高さや大きさのものがありますので、ローチェアに合わせたテーブルにするか、その逆に気に入ったローテーブルにチェアを合わせるかという事になります。

　また、高さや大きさと共に大事なのは、調理したクッカーやフライパンなどの熱いものを載せても大丈夫なステンレスやアルミなどの天板の材質のものをおすすめします。

　ファミリー用などの大きな天板のものは、化粧合板製などのものが多いのですが、鍋敷きなどを使う事によって天板が痛むのを防ぐことが出来ますが、ソロテーブルは小さいために鍋敷きを置くこと自体が邪魔になるためです。

　調理の際に熱さを気にせずにクッカーを置くことが出来るのは非常に便利ですよ。

　それではご紹介して行きます。

キャプテンスタッグ：アルミローテーブル（コンパクト）

　先ずは、爺が使っているキャプテンスタッグのアルミローテーブル（コンパクト）をご紹介します。

　サイズは幅400×奥行290×高さ120mmと非常に小さく、脚と天板を折り畳むとさらに小さくなりますし、重量は僅か700gなので、持ち運びも非常に楽です。

　天板もアルミで出来ていますので、熱いクッカーやフライパンを載せても問題ありませんので、ちょっとしたクッキングテーブルとしても使用出来ます。

　非常に小さくて軽いですが、耐荷重も30kgあり、そう簡単に壊れるようなテーブルではないため、ガンガン使えますし、安いので２つ買って並べて使うと、ちょっと豪華な広々としたダイニングテーブルになります。

　価格も安いので、キャンプ道具を揃えている初心者の方のお財布にも優しいし、メインテーブルとしてではなくサブテーブルやウォータータンクの台としても重宝です。　

キャプテンスタッグ：2way ステンレスサイドテーブル

　次も同じく爺が使っている、キャプテンスタッグの2way ステンレスサイドテーブルをご紹介します。

　高さを400mmと265mmに替えられるため、ローテーブルとしてもハイテーブルとしても使うことが出来ます。

　天板も大きくてフラットなのでキッチンテーブルとしても使用できますし、寝る際にローコットを使う時はサイドテーブルとしても使用しています。

　また、天板がステンレス製なので熱いクッカーやフライパンも気にせず置いておくことが出来ますし、テーブルの４隅にシェラカップをぶら下げる事が出来るのも便利です。

　ステンレスや鉄を使っているので少々重たいのがネックですが、それだけ丈夫だという証でもあります。　

　比較的実売価格は安価なのも有り難いです。

フィールドア：アウトドアメッシュラック

　次は、フィールドアのアウトドアメッシュラックのご紹介です。

　天板はスチール製のオールメッシュですので、熱いものを載せるのは全く問題ありませんし、メッシュなので周囲にシェラカップなどをぶら下げておけるのも嬉しい点です。

　耐荷重は30kgありますので、様々なものを載せる事が出来ますが、メッシュの目が大きいので底の面積が小さいものは安定感に欠ける場合がありますので注意が必要です。

　オプションの木製の天板を載せるとフラットになるので、ダイニングテーブルとして箸やスプーンなどの細かいものまで何でも載せる事が出来ます。　

　また、OD缶のバーナーであれば問題ありませんが、CB缶のストーブのように4本や3本の脚で本体を支えるバーナーの場合、メッシュに脚が入ってしまい安定しませんので注意が必要です。

ＷＡＱ：バーナーミニテーブル（ST-310/340 ビルトイン機能付き）

　次は、ＷＡＱのバーナーミニテーブル（ST-310/340 ビルトイン機能付き）をご紹介します。

　このテーブルは、SOTOのストーブST-310やST-340専用の遮熱テーブルになります。

　他の遮熱テーブルとは違い、ストーブがテーブルに固定されますので、移動も楽ですし少々の事ではストーブがズレる事もありませんので調理の際に気にせずに使うことが出来ます。

　風防も付いていますので、多少の風でも問題無く調理は可能ですし、遮熱テーブルはCB缶ストーブの弱点でもあるCB缶の部分のデッドスペースをテーブルと使用出来るのもメリットです。

　災害用のテーブルとしてバックパックに入れておく事も可能なので、使い方は無限のテーブルです。

　また、同社のマルチローテーブルテーブルにバーナーミニテーブルをビルトインさせて使うことも出来るため非常に便利です。　

FUTURE FOX：イワタニ ジュニアコンパクトバーナー専用 遮熱テーブル

　最後は、フューチャーフォックスのイワタニ ジュニアコンパクトバーナー専用 遮熱テーブルのご紹介です。

　当然ですがIwataniのアウトドアブランドであるFOREWINDSのコンパクトキャンプストーブにもジャストフィットのテーブルです。

　これも先ほど紹介したバーナーミニテーブルと同様に、CB缶のデッドスペースをテーブルとして有効に使えるようにしたものです。

　ご飯を炊いてインスタントラーメンを作って食べるくらいであれば、この遮熱テーブル１つで大丈夫ですし、お湯を沸かしながら焼酎のお湯割りなどを楽しむにもちょうどいいサイズです。

　風防は付いていませんが、ジュニアコンパクトバーナーそのものが風に強い構造になっていますので、その辺は全く問題ありません。

　このテーブルもバックパックに入れておいて、災害用としても備えておきたいテーブルですね。　　

　爺は同社のOD缶バーナー用のテーブルを使っていますが、本当に使い勝手が良くて気に入っていますし、今度はこのテーブルも購入したいと考えていたところです。

ソロ用ローテーブルのまとめ

　今回ご紹介したソロ用ローテーブルの比較表になりますので、購入の参考にして下さい。

項　目		ｷｬﾌﾟﾃﾝｽﾀｯｸﾞ		ｷｬﾌﾟﾃﾝｽﾀｯｸﾞ		ﾌｨｰﾙﾄﾞｱ		ＷＡＱ		ﾌｭｰﾁｬｰﾌｫｯｸｽ
		ｱﾙﾐﾛｰﾃｰﾌﾞﾙ		ｽﾃﾝﾚｽｻｲﾄﾞﾃｰﾌﾞﾙ		ｱｳﾄﾄﾞｱﾒｯｼｭﾗｯｸ		ﾊﾞｰﾅｰﾐﾆﾃｰﾌﾞﾙ		CB-JCB専用ﾃｰﾌﾞﾙ
重　量		700g		2.9kg		2.3kg		1.96kg		750g
天板サイズ		40×29		60×30		64×35		36×25		30×20
天板高さ		12		40-26.5		15		9.3		8.0cm
天板材質		アルミ		ステンレス		無		鉄		ステンレス
耐荷重		30kg		30kg		30kg		－		－
収納袋		有		有		オプション		有		有
定　価		3,500円		10,000円		2,420円		5,980円		4,980円
実売価格(税込)		2,500円前後		5,000円前後		2,420円		5,980円		4,980円

おわりに

　今回はロースタイルキャンプに合わせたローチェアとローテーブルのご紹介でしたが、いかがでしたか？

　ロースタイルキャンプの良さは、自分のペースでゆったり過ごせることや、どのような状況にも柔軟に対応出来ることなど、どのうようなスタイルにも融通が利くところではないでしょうか。

　自分なりのスタイルで好きなように楽しめる、これがロースタイルキャンプの魅力ですので、ソロキャンプやデュオキャンプデビューを考えている方には、是非ロースタイルキャンプを楽しんでいただきたいです。

　次回は、「キャンプデビューはハイスタイルキャンプで楽しみたい。」と考えている方のために、おすすめのハイチェアやハイテーブルをご紹介したいと思います。

　それではまた。