
今回は、少し肩の力を抜いた内容でお届けしたいと思います。
釣りには、古くから数多くの「格言」や「名言」、そして「教え」が存在します。
どれも時代や釣法を超えて語り継がれ、釣り人の心を支え続けてきた言葉です。
釣れない日や迷ったとき、あるいは新しい挑戦に踏み出すとき、一つの言葉が心を整え、判断を導き、もう一歩踏み出す勇気を与えてくれます。
とくにスロージギングのように「答えが見えにくい釣り」では、こうした言葉の重みがより深く響きます。
本記事では、釣り人の心と技術を磨いてきた言葉たちを、背景や意味とともに丁寧に紹介します。
この記事を読んで、自分のモチベーションを高める一言を見つけてはいかがですか。
歴史ある「格言」と「教え」
「魚を与えれば一日で食べてしまうが、釣り方を教えれば一生食べていける」
これは中国の思想家、老子の言葉とされる有名な格言です。
単なる物質的な援助ではなく、自活するための知識や技術を教えることの重要性を説いた格言ですね。
どっかのコマーシャルで見たような・・・。
「釣れないときは、魚が考える時間を与えてくれたと思えばいい」
アメリカの小説家アーネスト・ヘミングウェイの言葉とされる超有名な名言です。
釣果が得られない時でも、焦らず、自然や自分自身と向き合う時間として捉える、釣り人の心の持ちようを表した格言です。
魚が釣れずにイライラしているようじゃ、爺もまだまだダメですね。
「釣れるうわさを釣りに行くな」
噂を追っていくと、実際には釣れないことが多いという戒めですね。
「あのポイントで大物が釣れているみたい」という事で行ってみると、既にお祭りが終わっていたという経験、皆さんにもあるのでは?

「出漁の準備にかかる前に妻君のご機嫌をうかがうことを忘れない」
釣りに行くためには、家庭の理解も必要だという教訓です。
これに関しては、世のお父様方は必ず行っているはずです。
これを怠るとどうなるか身をもって知っているからで、皆さんタックル以上に気を使っているのではないでしょうか。
「釣りは“待つ”のではなく“探す”もの」
古くから伝わる名言のひとつで、釣りは単に魚が来るのを待つものではなく、潮、地形、ベイト、天候などの変化を読み、自ら魚を探しに行く行為だという意味です。
特にスロージギングでは、フォールスピード、ジャーク幅、着底時間の調整など「自分から探しにいく」姿勢が釣果を大きく変えます。
一匹は偶然、二匹で実力、三匹で本物
釣果を測る上での有名な格言です。
一匹釣れることは、状況や運が大きく影響している可能性があります。
しかし二匹目を釣れると、そこには再現性や状況判断が現れます。
三匹目を釣る頃には、その日のパターンを掴み、魚のスイッチを理解している証拠であるという意味です。
スロージギングでは特に「再現性」が重視されるため、この言葉は非常に理にかなっていると思います。
大物に挑む時に思い出したい名言集
「最後の一投は、今日一番の集中で」
オフショアフィッシングでよく耳にする名言です。
帰港間際のラスト数投で釣れることは珍しくありません。
気持ちが緩んでしまう時間帯だからこそ「最後の一投に魂を込める」ことで結果が変わることは多いという格言です。
爺の場合、釣りの最後のほうは「最後の一投に魂を込める」気力も体力も無くなっていますので、釣れたためしがありません。

「大物ほど静かに現れ、静かに消える」
大型魚は無駄な動きをせず、潮の流れを読み、効率よくベイトを食っていて、派手な反応やベイトの逃げ惑う様子ばかりが大物の気配ではないという格言みたいです。
だからこそ、些細な変化を見逃さない感性が大切だという意味の名言です。
爺の場合、何時も「静かに逃げられて」いますので、この格言は分かります。
「逃した魚は大きい」
釣り人なら全員が共感する、永遠の真理のような格言ですね。
実際に魚種・サイズの確認ができていないにもかかわらず、いつの間にか頭の中では最大級の魚に膨らんでいます。
しかしこの言葉の本質は「ミスから学べ」という戒めにあるという事です。
この格言はよく耳にしますし、実際に「いや~、デカかったな~」と言っている友人を何度も見ていますし、爺もそうです。
これは、「釣り人あるある」ですね。
「朝まずめの一投は百投に勝る」
昔からある釣り人の知恵です。
朝まずめは潮の動き・光量・水温変化など、複数の要因が重なる最強のタイミングで、魚の活性も高く、どの釣法でも爆発的な釣果が出やすい瞬間と言われます。
確かに朝マズメの第一投は、釣り人も期待を込めてジグを投入しますし、気合も入っていますので、この格言は分かります。
釣果と上達を導く心構えの格言
「釣れない時間をどう過ごすかで釣果は決まる」
潮の流れ、風向き、ジグの動き、ベイトの位置などを観察し続けられるかどうかが重要であり、釣れない時間ほど「観察力」が大事になるという格言です。
釣れない時は、友人とかみさんの悪口を言っているようではダメだという事ですね。

「釣りは自然から学び、人から盗め」
自然を読む力と、上手い釣り人の技術を「盗む」姿勢が上達の最短距離であるという格言ですね。
オフショアでは、船長のアナウンスや同船者の動きがヒントになることが多く、視野の広さと情報量が釣果の差になります。
潮の読み方は、何年経っても難しいですが、釣りの上手い人を観察しているだけで勉強になる事が多いのは確かですね。
「今日釣れなかった理由を明日への武器に」
釣れなかった日は、次に飛躍するための宝物だという教えですね。
潮汐、ポイント、ジャーク、タックル選択などを振り返ることで、確実に技術が磨かれていきます。
いろんな経験を積むことが大事だという事ですね。

「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」
よく耳にする格言ですが、もちろん雑に釣れという意味ではありません。
ジグのウエイト、カラー、ジャークのリズム、落とすライン、攻める地形など、あらゆる攻め方を「数多く撃つ」ことで新たな気づきが生まれるという格言です。
とにかく「色んな攻め方や経験を積むことでしか見えてこない事もある」という事ですね。
心に刻みたい「釣りの神髄」を説く名言
「魚のいる所に行くのではなく、魚のいる所がわかるようになるべきだ」
アメリカの著名な釣り人、アイザック・ウォルトンという方の言葉に由来するとされる教えらしいです。
現代のスロージギングに置き換えるなら、「ただ闇雲にジグをシャクるな」という教訓ではないかと思います。
これは、釣りの知識や経験を積み重ねることで初めて得られる、予測と洞察力の重要性を説いています。
潮流や潮汐、水深や底の地形など、様々なデータや知識を活かしながら、魚の付き場を探れという事ですね。
「竿一本で人生の深みを知る」
古くから日本に伝わる釣りのことわざです。
たった一本の竿を通じて、私たちは喜び(大物の捕獲)、挫折(バラシ)、忍耐(アタリのない時間)、そして希望(次のキャストへの期待)といった、人生のあらゆる感情を経験し、それがやがて「人生を深く見つめる視点」へと繋がっていくという教えです。
「竿一本じゃ足りない!もう一本欲しい!」何て言ってる爺じゃ、まだまだダメという事ですね。
困難に立ち向かうための「忍耐」の格言
「魚は、忍耐の後に訪れる最高の報酬である」
この言葉もまた、釣りにおける「待つことの重要性」を端的に示しています。
釣果が出ない時間は、誰しもが経験する辛い試練ですが、その「耐える時間」こそが釣りという趣味を深いものにしているという意味です。
「忍耐の後に、また忍耐が訪れる爺は、まだまだ忍耐が足りない」という事?
奥深い「自然との対話」の教え
「潮目を読め。潮の動きこそが海の言葉である」
日本の漁師や釣り人が古くから伝えてきた、海の真理と言っていい教えです。
この格言は、魚探の画面だけでなく、海面の様子、ジグの沈下速度、ラインの角度といった五感をフル活用して潮の流れを読み取ることの重要性を説いています。
何年経験しても、潮を読むのは難しいですが、その難しさが釣りを面白いものにしているとも言えるのではないでしょうか。

「月と星と風を知らぬ者は、沖へ出る資格なし」
天体や気象、いわゆる自然が海の状況を決定づけるという教えです。
潮汐の原理である「月の引力」、天候を左右する「風」、そして魚の活性に関わる「気圧や水温」は、すべて自然の摂理です。
この格言は、「自然を畏敬する心」を持ち、安全第一で釣行に臨むこと、そして自然の力を釣果予測に活かす姿勢を求めているです。
現代は、気象などを観察する高性能な機器がありますが、そんなものが無かった時代は、自然を観察する力が重要であり、安全な航行に欠かせなかったという事ではないでしょうか。

「獲物に敬意を払い、海に感謝を込めて帰れ」
すべての自然愛好家、特に釣り人が守るべき倫理です。
釣果に恵まれた時、私たちはその喜びのあまり、この最も大切なことを忘れがちです。
この格言は、「キャッチ・アンド・リリース」の精神や、「必要以上の獲物を獲らない」という倫理観に通じています。
ゴミは捨てないで持ち帰る、必要以上に魚を持ち帰らないなど、海や魚に敬意を払って釣りをしましょう!
「経験と謙虚さ」の大切さ
「釣れない日があるからこそ、釣れた日がより輝く」
挫折と成功の両方を経験した釣り人がたどり着く、趣味の本質を突いた名言です。
釣れない状況での試行錯誤や、ボウズという厳しい結果があるからこそ、大物を釣り上げた時の感動は大きくなるという格言です。
毎回釣れるようだとここまで釣りにハマッてないと思いますし、たまに釣れるから面白いという事ですが、あまりに釣れない日が続くと、正直こたえます。
ユーモラスな格言
「釣りは嘘をつかない。だが、釣り人はしばしば嘘をつく。」
釣り人特有の誇張表現やユーモアを許容する、和やかな格言です。
釣り上げた魚のサイズをちょっと盛る、バラした大物を異常に大きく語るなど、釣り人の間で交わされる「愛嬌」であり、仲間内の共通言語です。
この言葉は、お互いの話を笑顔で聞き流し、時にはツッコミを入れながら、釣りという共通の話題で笑い合う、温かい絆を象徴しています。
これは典型的な「釣り人あるあるで話」ですね。
安全と幸運を願う古くからの釣りのおまじない
「最初に釣れた魚を粗末にしない」
昔の漁師が大切にしていた教えです。
最初の一匹は「その日の運を開く魚」とされ、丁寧に扱うことで後の釣果も良くなると言われています。
迷信のようですが、実は科学的にも「丁寧な所作は集中力とモチベーションを高める」という効果が認められているという事です。
爺は、釣れた魚が30cm以上であれば生簀に入れて活かしておき、30cm以下であれば丁寧にリリースしています。
また、その日が大漁だった場合、生簀に入れて活かしておいた魚の中から、必要な分だけ持ち帰り、その他はリリースしています。
「海に向かって一礼する」
安全祈願として今も実践する釣り人が多いおまじないです。
自然を相手に謙虚な気持ちを持ち、自然と向き合うことを象徴した行為であり、安全第一で釣りをするための心構えとして、今も大切にされている文化です。
船で迎える日の出はとても奇麗で、思わず海と太陽に向かって祈っている自分がいます。
これは、日本人のDNAから来るものだと思います。
まとめ:格言を胸に、次なる大物との出会いを
今回は、釣りに関する「格言」「名言」そして「教え」についてでしたが、いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した釣りの格言や名言は、単なる釣りの技術論を超え、人生を豊かに生きるための哲学とも言えるものです。
特にテクニカルなスロージギングの世界では、これらの言葉が教える「忍耐力」「謙虚さ」「自然への敬意」こそが、釣果を左右する最も重要な要素となります。
「魚のいる所がわかるようになるべきだ」
この言葉を胸に、今日の釣行で得た経験や知識を糧に、明日、そして次の釣行へと繋げていく事が重要です。
すべての経験に意味があり、すべての失敗に学びがあります。
あなたの心に響いた格言を一つ選び、それを胸に、次なる大物との一期一会を楽しみに、フィールドへ向かってはいかがですか。
それではまた。




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