今回は爺の趣味の一つでもあるキャンプに使用するギアの紹介です。
第1弾はガスバーナー(ストーブ)について、主に初心者の方々にご紹介して行こうと思います。
今シーズンからキャンプを始めようとしている方の参考になれば幸いですし、この間にいろいろ買い揃えるための手助けになればと思っています。
コロナ禍のキャンプブームも一気に去り、当時は非常に手に入りずらかった製品も、今では普通に購入出来るようになりましたし、価格もだいぶ下がった製品もあるようです。
一時のブームの際には非常に混んでいたキャンプ場も去年あたりはだいぶ空いていましたし、今年はさらに人が少ないのではないでしょうか。
逆に言えば今がキャンプの始め時だと爺は思います。
関連記事はこちら
「キャンプ用品の紹介ならテントが先だろう。」と思われるかもしれませんが、テントが無くてもバーナー(ストーブ)があれば家にある片手鍋を使って何か食べる事が出来ますし、デイキャンプも楽しめますが、バーナーが無ければテントの中でじっとしているしかありません。
また災害の事を考えても、クッキングギア一式とインスタント食品を防災バックなどに入れておけば、最悪何か起きても取りあえず食べることは出来ますので、皆さんの中で持っていない方は是非検討してみてはいかがですか。
爺の別の使い方としては、何も用事がない温かな休日には、外で簡単なキャンプ飯を作ったりして遊んでいますが、これがちょっとしたアウトドア気分を味わえて面白いんです。
たまに「孫ライダー」や「まぐろ・かちゅお君」が来た時にもやるのですが、最高に美味しそうに食べますし、食べた後はパワーアップして最高に楽しそうに暴れています。
それと、爺の趣味の部屋で釣り具の整備などをしながらバーナーで湯を沸かし、コーヒーを淹れたりラーメンを煮たりして、秘密基地で遊ぶ子供のように一年中楽しんでいます。
ただし、皆さんもそうやって遊ぶ場合には窓を開けておくか、こまめに換気をしながら楽しんでください。
ですので、ガスの消費量はキャンプより自宅での遊びのほうが圧倒的に多いです。
キャンプに行かなくてもそういう楽しみ方が出来ますので、興味がある方は方は是非試してみて下さい。
ただし、家族に呆れられても爺は責任取れませんので、その事だけはお伝えしておきます。
なお、この記事に載っていないメーカーのものもありますが、あくまでも爺が使用していたり使ったことがあるもの、また知っているものについてのご紹介になりますのであしからず。
また、呼び方はバーナーとかストーブとか言われますが、言い方が違うだけで中身は同じなので、ここではバーナーと言う事にします。
それではご紹介して行きましょう。
バーナーに使用する燃料の種類。
バーナーに使用する燃料としては、
・ガス
・ホワイトガソリン(ガソリン)
・灯油
・アルコール
・固形燃料
などがあり、それぞれに特徴があります。
この他にガスなどの燃料を使用せず、焚火や炭などを使用して調理する方法もありますが、これについては別の回でご紹介します。
なお、ここでは主にシングルバーナーについてご紹介して行きますのでご了承ください。
今回はその中からガスバーナーについてご紹介していきます。
ガスバーナー。
ガスバーナーは「OD缶」と呼ばれるアウトドア用のガス缶を使用するものと、「CB缶」と呼ばれる家庭でよく使う卓上のガスコンロ用のカセットボンベを使用する2種類があります。
ガスバーナーの特徴としては、他の燃料を使用するバーナーに比べて、火力の調節が行いやすいというのが魅力でもあります。
また点火装置が付いているものが多くて着火が非常に楽ですし安全です。
OD缶。
それではOD缶の特徴やOD缶を使用するバーナーなどについてご紹介しています。
OD缶の特徴。
最初はOD缶のメリット、デメリットについてご紹介します。
OD缶のメリット。
・アウトドアでの使用を想定して作られていますので、低温や風にも強くて安定した火力が得られる。
・その形状ゆえ携行性に優れていますし、クッカーの中に収納(スタッキング)でき、コンパクトに収納が可能。
・OD缶を使用するバーナー本体も小型のものが多く、持ち運びが楽。
・容量が120g、250g、500gの3種類があり、自分の使い方により選択が可能。
・ノーマルガスタイプとハイパワーガスタイプがあり、使用する環境で選択が可能。
などがあげられます。
OD缶のデメリット。
・アウトドアでの使用を想定し、耐寒性の高いガスを使用しているため高価である。
・購入するには基本アウトドアショップやネットで入手するしかない。
・基本的にOD缶はガスが無くなれば交換するしかなく、高価なためコスパに劣る。
(近年は一部のホームセンターでも入手は可能となってきている。)
などが挙げられます。
以上、メリット、デメリットを紹介しましたが、CB缶に比べてOD缶のほうがアウトドア感が出るような感じがするので、爺はどうしてもOD缶を使用するバーナーを選んでしまいます。
これって年代によっても違うかもしれないですね。
OD缶一体型と分離型。
OD缶を使用するバーナーには一体型と分離型に分かれますので、それぞれのメリット、デメリットを紹介します。
一体型のメリット、デメリット。
一体型のメリット。
・バーナー本体が小型なものが多く、携行性に優れる。
・クッカーによってはOD缶とバーナーをスタッキング(収納)できるものがある。
・昔からあるため皆さんが知っており、アウトドア感が高い。
一体型のデメリット。
・OD缶の上にバーナーをセットするため、クッカーを載せると重心が高くなり安定性の劣る。
・調理の際の輻射熱によってボンベが熱くなりやすく注意が必要。鉄板を載せての調理は爆発の危険があり厳禁。
・風が強い時でもウインドスクリーンなどで周囲を覆うのも危険。
以上がメリット、デメリットとしてあげられます。
調理時の不安定さを補う方法としては、カートリッジホルダーやスタビライザーと呼ばれているOD缶の底にセットして使う器具を使用すれば安定感は増しますので、使ってみてはいかがですか。
ちなみに爺が使っているのはプリムスのカートリッジホルダーです。
分離型のメリット、デメリット。
分離型のメリット。
・バーナー部を直接地面やテーブルに設置出来るため、クッカーを載せても重心が低く出来て安定性が高い。
・調理時の輻射熱がOD缶へ伝わることが無いので安全。
・風が強い時にはウインドスクリーンを使用することが出来る。
・ゴトクが大きいものが多く、大きなクッカーが使えるため人数が多くても対応できる。
分離型のデメリット。
・一体型に比べて部品も多くなり携行性に劣る。
・分離させている分、スペースを余計に確保する必要がある。
以上が分離型のメリット、デメリットです。
どちらがいいかは皆さんの使い方で違ってきますが、一体型はソロキャンプやトレッキング、分離型はファミリーキャンプに向いているのではないかと爺は考えます。
どっちにしようかいろいろ迷うのも楽しみの一つだと思います。
OD缶を使用するお勧めのバーナー。
それでは、爺が使用しているバーナーを含め、様々なメーカーのお勧めや気になるバーナーなどをご紹介して行きます。
PRIMUS(プリムス)。
爺が使用している一つ目は「プリムス」というメーカーの「115 フェムトストーブ」で、現在は「116 フェムトストーブ」にバージョンアップして発売しています。
ちなみに出力やガスの消費量は変更になっていません。
このバーナーの特徴としては、非常にコンパクトでありながら点火装置が付いているという事です。
特にソロキャンパーには非常にお勧めのバーナーですし、爺も自信をもってお勧めします。
写真でも分かると思いますが、あまりに小さいため何処に入れておいたか忘れる事があるくらいです。
コンパクトなためソロキャンプには最適ですし、「爺の弁当とスペシャルレシピ。」と言う記事でも紹介しましたが、職場で昼食の際に袋麺を作る時に大変重宝しています。
プリムスと言えば「153ウルトラバーナー」や「2243バーナー」という高火力なバーナーが有名ですが、ソロキャンプで使用するにはフェムトストーブでも十分な火力だと爺は思います。
ガスの持ちも良いので経済的ですし、非常に気に入っています。
ただし、ファミリーキャンプなどで大きなクッカーなどを使って料理したい時は、バーナーのゴトクが小さいので注意が必要ですし、カップ麺のお湯を沸かすなどの補助的なバーナーだと思います。
基本的にはソロキャンプ用として考えた方がいいと思います。
気に入ってはいますが、「大は小を兼ねる」で、今となってはウルトラバーナーのほうを買えばよかったかな?なんて多少後悔しています。
このバーナーはソロはもちろんですが、ゴトクが大きいので2~3人用でも十分可能なバーナーです。
こもウルトラバーナーとフェムトストーブがあれば、2~3人の豪華なキャンプ飯が作れると思います。
プリムスから新たにP-157 インテグストーブというコンパクトなストーブが発売されましたのでお知らせしておきます。
プリムスにはOD缶を使用する「ウルトラ・スパイダーストーブ Ⅲ」や「エクスプレス・スパイダーストーブⅡ」という分離タイプのバーナーもあります。
前述しましたが、これらはバーナー部分を地面に直接接地して使用しますので、低く設置できるため安定性に優れているのと、OD缶と離して使用できるため安全性に優れているという事です。
ただし、収納性と言う点では若干劣りますので若干荷物は増えてしまいます。
CAPTAIN STAG(キャプテン・スタッグ)。
爺が使用している二つ目のガスバーナーは「キャプテンスタッグ」というメーカーの「オーリック小型ガスバーナーM-7900」と言うものを使用しています。
※ 写真ではプリムスのOD缶を使用していますし、メーカーではこのような使い方は推奨していませんが、これはキャプテンスタッグのOD缶をたまたま切らしていたためであり、大きさ等が分かりやすいようにするため、あえてプリムスのOD缶を付けて撮影したためです。
本当はPRIMUSの2243バーナーを欲しかったのですが、ネットの販売価格がウルトラバーナーの半値ほどで購入できるし、口コミも悪くなかったので購入してみました。
写真を見ても分かると思いますが、プリムスのフェムトストーブと比べるとかなり大きいですが、付属のケースに入れればさほどでもありません。
プリムスのウルトラバーナーと比べると火力は弱いですが、大き目のクッカーを乗せても安定感がありますし、実際に使用した感想としては火力の弱さは感じません。
友人はウルトラバーナーを使っているのですが、比べてみると風に対しては若干弱さを感じますが、調理をする上では全く問題ないレベルだと思います。
EPIgas(イーピーアイ・ガス)。
次は「EPIガス」のバーナーの紹介になりますが、残念ながら爺は持っていません。
老舗のメーカーで、プリムスと同様にガスバーナーでは超有名で信頼性も高いメーカーです。
特に「REVO-3700 STOVE」は4200kcal の最高出力を誇り風にも強く、さらにコンパクトに収納できるモデルです。
またソロキャンプに適した「QUO STOVE」というのもあり、コンパクトでありながら4本ゴトクを採用しており、使い勝手は良いのではないでしょうか。
EPIガスにもプリムスと同様に分離型の「APSA-III STOVE」というバーナーがあります。
これも高火力で風にも強くいバーナーで、ファミリーキャンプなどに向いているのではないかと思います。
SOTO(ソト)。
次は「SOTO」というブランドをご紹介しますが、これも爺は使ったことがありませんが、友人が使用しているので、使い勝手の良さは体感しています。
SOTOは新富士バーナーというメーカーのアウトドアブランドで、OD缶のみならずCB缶を使用するバーナーも発売しており、キャンプ場でもよく見かけるようになりました。
OD缶を使うバーナーとしては「マイクロレギュレーターストーブウインドマスター」や「アミカス」などが良く知られています。
特に有名なマイクロレギュレーターストーブウインドマスターは、寒さに強く耐風性に優れ、2,800kcal/hの高火力を発揮します。
またアミカスは非常にコンパクトでありながら、点火装置もついていますので非常に便利です。
どちらのモデルもソロキャンプ向きと言えると思います。
SOTOにもOD缶を使用する分離型のバーナー「マイクロレギュレーターストーブ FUSION Trek」や、OD缶の他にガソリンも使える「ストームブレイカー SOD-372」と言うものがあります。
特にマイクロレギュレーターストーブFUSIONは耐風性に優れ、さらに分離型としてはコンパクトに収納可能という優れものだそうです。
これらもファミリーキャンプで使用可能なバーナーです。
Coleman(コールマン)。
言わずと知れた「コールマン」を紹介します。
コールマンのバーナーと言えば、ガソリンを使用したモデルのほうが有名かと思いますが、OD缶を使用するガスバーナーも発売しています。
モデルは2機種で「ファイアーストーム」と「アウトランダーマイクロストーブ PZ」と言うバーナーです。
カタログスペックを見てみると、ファイアーストームはソロから2~3人用、アウトランダーマイクロストーブはソロ用と言えると思います。
コールマンのガソリンバーナーは以前使用していたので説明できるのですが、ガスバーナーは使ったことが無いので何とも言えませんが、信頼できる老舗メーカーですので使い勝手も間違いないと思います。
SnowPeak(スノー・ピーク)。
次は「スノーピーク」のガスバーナーをご紹介します。
有名なのはギガパワーと呼ばれるシリーズで、「ギガパワーストーブ 地 オート」や「ギガパワーストーブ 地」、「ギガパワーマイクロマックスウルトラライト」と言うものがあります。
ギガパワーストーブの地オートと地の違いは、点火装置が付いているか付いていないかの違いで、オートが付いているモデルになります。
ギガパワーマイクロマックスウルトラライトは世界最軽量の56gという超軽量モデルでありながら、2,800kcalという高出力を誇るバーナーです。
いずれも信頼のおけるもので、キャンプでよく見かける事があります。
ちなみに爺は使ったことがありませんが、信頼できるメーカーのものですので安心して使用できるものと思います。
また、スノーピークには「フラットバーナー」という大きな鍋やクッカーを載せたり、自社の「アイアングリルテーブル」というものにセットして使用できるバーナーがあります。
さらに「鉄板焼 エンバーナー」という、キャンプや家の庭などでも鉄板焼きを楽しめるものまであります。
さすがスノーピークですね。
しかし次から次へといろんなギアを考えるものですね。
スノーピークのフラットバーナー。スノーピークにも分離型の「ヤエンストーブ レギ」と「ヤエンストーブ ナギ」という高火力なものがあります。
ヤエンストーブ レギは他の分離型のようにフレキシブルなガスホースではなく金属の直管を使用して分離しており、一体型と分離型のいいとこどりのような構造になっており、一般の分離型よりもさらに安定性があるのではないかと思います。
しかしスノーピークは面白いギアを作り出しますね。
MSR(エムエスアール)。
「MSR」のテントやガスバーナーは登山家などが使用しているのを写真で見たことがあるが、実物は観たことがありません。
しかし、登山家の方が使っていることからも分かるよう、信頼性はかなり高いメーカーだと思います。
ガスバーナーは「ポケットロケット2」というものがあり、わずか73gという超コンパクトで軽いバーナーがあります。
これも登山の荷物量を考えた結果なのではないでしょうか。
OD缶のガスの充填方法。
OD缶は空になれば交換するしかないと前述したが、実は「ガス詰め替えアダプター」というものを使用する事により、CB缶→OD缶へガスを充填できます。
メーカでは推奨はしていませんが、実際に使用してみても詰め替え時のガスの漏れもありませんし、何の問題も無くガスを充填出来ますので、少々手間は掛かりますがこれによってOD缶のコスパの悪さを改善できます。
「だったら最初からCB缶を使うバーナーを買ったほうがいいのでは?」と言われそうですし、それも一理あるとは思いますが、爺の年代というか爺だけかもしれませんが、キャンプと言えばOD缶というイメージがいまだにありますし、CB缶にはない良さがありますので、これからも爺は使い続けると思います。
写真の撮り方が下手くそで分かりにくいですが、爺が使っている詰め替えアダプターです。
CB缶。
それでは今度はCB缶の特徴や、発売されているバーナーなどをご紹介して行きます。
CB缶の特徴。
まず最初はCB缶のメリット、デメリットのついてご紹介します。
CB缶のメリット。
CB缶のメリット。
・何と言っても入手しやすいというのが一番です。今は100円ショップでも入手できます。
・安価なためランニングコストが低く抑えられる。
・家庭用の卓上カセットコンロにも使用できる。
などがあげられます。
何と言っても入手しやすくて安いというのが魅力です。
CB缶のデメリット。
CB缶のデメリット。
・一般的に耐寒性に劣り、寒い時期などには火力が落ちる。
(現在はパワーガスタイプのCB缶もあり、ある程度低い気温でも使える。)
・OD缶に比べて収納性が劣る。
などがあげられます。
火力の弱さや耐寒性については、SOTOのマイクロレギュレーターを搭載したバーナーも出てきていますので、よほど寒い所でない限りは普通に調理できるようになりました。
CB缶一体型と分離型。
一体型と分離型のメリット、デメリットなどは前述したOD缶と同じようなことが言えますが、CB缶の場合はどちらも調理の際の安定性が高いという事が言えますので、あとは皆さんがどのような使い方をするか考えて、どちらがいいか判断して下さい。
CB缶を使用するお勧めのガスバーナー。
Iwatani(イワタニ)- ForeWinds
イワタニと言えばCB缶を使用する家庭用カセットコンロで有名ですし、皆さんの家庭でも使っている方が多いのではないでしょうか。
そのイワタニが作ったのが「ジュニアコンパクトバーナー」で、イワタニのアウトドアブランドであるForeWindsの「コンパクトキャンプストーブ」です。
風に強くてコンパクトに収納出来て点火装置も付いているという、非常に優れたバーナーで、キャンプでも見る機会が増えた人気製品です。
バーナーの脚が3本なので若干安定感に欠けるところはありますが、CB缶をセットするとさほど気にならないと思います。
この点に関してはSOTOのほうが若干優れているという印象です。
SOTOと同様に、様々なアタッチメントやバーナーパッドなどがが発売されているのも魅力です。
それとは別に、イワタニでは家庭用の卓上ガスコンロのアウトドア版の「カセットフー“タフまる”」や「カセットフー“タフまるJr.”」、「カセットフー“風まるⅢ”」などの製品も発売している。
これらはアウトドアでの使用はもちろん、家の中でも使えますので、1台あるといろいろな楽しみ方が出来るのではないでしょうか。
カセットふー、タフまる。
CAPTAIN STAG(キャプテン・スタッグ)。
キャプテンスタッグのCB缶を使うバーナーは「トレッカー カセットガスバーナーコンロ」と言うもので、ゴトクが折り畳み式で広くなり、大きなクッカーも載せることが出来るため、ファミリーキャンプにも使えるバーナーだと思います。
点火装置も付いて価格もリーズナブルなのが良いですね。
SOTO(ソト)。
SOTOはCB缶を使用するバーナーでは、現在一番品ぞろえが豊富なのではないでしょうか。
いろんなタイプのものを揃えており、選択肢が多いのも魅力です。
レギュレーターストーブというシリーズがあり、「レギュレーターストーブ Range」や「レギュレーターストーブ FUSION」、「レギュレーターストーブ ST-310」と言うものがあり、低温でも火力が落ちにくいのが特徴です。
その他に「G-ストーブ ST-320」と言うものもあります。
レギュレーターストーブのRangeとST-310、それにG-ストーブは、CB缶を直接バーナーにセットするタイプです。
G-ストーブはゴトクが収納ケースになっているという、非常に珍しいバーナーです。
FUSIONは分離型のバーナーとなっており、CB缶側に点火スイッチがあるため安全性にも優れています。
レギュレーターストーブは非常に人気があり、キャンプに行くと必ず誰かが使っていますし、手軽に買えるCB缶を使用できるというのが最大のメリットではないでしょうか。
またIwataniと同様に、様々なアタッチメントなどが発売されていますので、いろんな使い方が出来るのも魅力です。
ファミリーキャンプや温かい時期や場所でしか使用しないのであれば、手軽に使えるCB缶タイプのほうが向いているかもしれませんね。
SOTOもレギュレーターストーブはバーナーの脚とゴトクが一体となっていますので、使用していると熱くなり、火傷する危険がありますので注意が必要です。
この点に関してはIwataniのジュニアコンパクトバーナーのほうが使いやすと思います。
また、普通のシートなどの上で使用すると溶けてしまいますし、芝生の上で使用する場合は芝を痛めてしまいますので、テーブルの上で使用するか焚火シートなどの上で使用するようにして下さい。
SnowPeak(スノー・ピーク)。
スノーピークのCB缶を使用するバーナーとしては「HOME&CAMP バーナー」というものがあり、CB缶を収める部分にバーナーとゴトクを収める事が出来るため、非常にコンパクトになり、スペースを取らずにすみます。
また、ゴトクを広げると大きな鍋なども載せる事が出来るので、料理の幅が広がるのではないでしょうか。
キャンプ用品も日進月歩で進化していますね。
爺の一押しのガスバーナー。
OD缶一体型の一押し。
OD缶一体型のおすすめは、プリムスの「153ウルトラバーナー」です。
ソロキャンプだけ考えれば「116 フェムトストーブ」がお勧めですが、2~3人用までとなると、ウルトラストーブのほうが融通が利くと思います。
何と言っても火力の強さとコンパクト性、風にも強くて点火装置が付いているという所です。
ゴトクも大きいですので、大き目のクッカーを使用した調理も可能です。
ウルトラバーナーもフェムトストーブもかさばるものではありませんので、ご予算が合えば2つ購入して持って行けばそれなりに豪華なキャンプ飯が作れると思います。
OD缶分離型の一押し。
OD缶分離型のおすすめのバーナーは、これもプリムスの「ウルトラ・スパイダーストーブ Ⅲ」です。
153ウルトラストーブと同様に風に強くて火力も強いですし、ガスのプレヒート機能も付いていますので、寒い時でも安定した火力が得られます。
そして分離型にしては軽くてコンパクトになります。
一体型と比べると高価ですが、一度は使ってみたいバーナーです。
CB缶一体型の一押し。
CB缶一体型のバーナーのお勧めは、SOTOの「レギュレーターストーブ Range」になります。
初心者の方には「レギュレーターストーブ ST-310」のほうが価格的にも手に入れやすいのでお勧めしようと思っていたのですが、このストーブはST-310に比べて炎が広がるため大きなクッカーを使用しての調理に適しているので、ファミリーキャンプ向けとして今回は火力の強いRangeをお勧めとしました。
この2つに関してはどちらを購入しても全く問題ありませんので、価格を重視するか火力を重視するかで判断してして下さい。
何と言ってもSOTOのストーブは、安定性の高さや火力の強さ、マイクロレギュレーターを搭載しており火力が安定しているというのがお勧めの理由です。
友人が持っていて一度使ってみたことがありますが、非常に使い勝手が良いバーナーでした。
そしてもう一つのお勧めは、Iwataniの「ジュニアコンパクトバーナー」です。
SOTOのレギュレーターストーブに比べると若干火力が落ちますが、安く買えて気軽に使えるのが魅力ですし、非常にコンパクトに収納できるのもありがたいと思います。
また、いろいろな遮熱板や遮熱テーブルなどが、いろんなメーカーから発売されているのも嬉しい点です。
爺もこのタイプのバーナーを欲しいなと思っていますが、どっちにしようか迷っている最中です。
CB缶分離型の一押し。
CB缶の分離型というのは少ないですが、これについてもSOTOの「レギュレーターストーブ FUSION」というのをおすすめします。
何と言っても火力が強くてコンパクト、そしてマイクロレギュレーター搭載で火力が安定しているのが魅力です。
燃料が調達しやすいですし、ゴトクも大き目ですので、ファミリーキャンプには持って来いではないでしょうか。
終わりに。
今回はキャンプ用品のなかからガスバーナーについてご紹介しましたがいかがでしたか。
本当はガソリン、灯油、アルコール、固形燃料まで行きたかったのですが、あまりに長くなると爺の文章力のなさゆえ皆さんが飽きてしまいそうなので、ここまでにしておきます。
また、爺のお勧めのガスバーナーとして最後に紹介しましたが、これはあくまでも爺の私見であるという事を重ねてお伝えしておきます。
他のメーカーの製品に関しても、素晴らしいバーナーばかりですし信頼のおけるメーカーさんばかりですので、これから始めたいと考えている方や、違うバーナーも欲しくて検討している方は、この記事を参考に自分の使い方などを考えて決めていただければ幸いです。
冬にもキャンプを楽しんでいる方々もいますが、キャンプのハイシーズンは春~秋ですので、この冬の間にいろいろ検討して購入する事をお勧めします。
キャンプシーズンになると若干価格が上がる場合がありますが、今の時期は売り切れの商品もありませんので、自分の好きな商品が手に入れられると思います。
次回は引き続きバーナーの紹介になり、ガソリン、灯油、アルコール等を燃料とするバーナーをご紹介したいと考えていますが、その後はクッカーや食器、テント、照明、寝具、テーブル・チェア、小物類など、まだまだ先が長いですが、どうぞお付き合い願います。
それではまた。
コメント