
今回から数回に分けて、爺の趣味でもあるキャンプに使用するアイテムについて分かりやすく解説しながらご紹介していこうと思い、その第1弾としてシングルのガスバーナー(ストーブ)について解説していこうと思います。
今シーズンからキャンプを始めようとしている方の参考になれば幸いですし、この間にいろいろ買い揃えるための手助けになればと思っています。
キャンプブームも一気に去り、当時は非常に手に入りずらかった製品も、今では普通に購入出来るようになりましたし、価格もだいぶ下がった製品もあるようです。
一時のブームの際には非常に混んでいたキャンプ場も去年あたりはだいぶ空いていましたし、今年はさらに人が少ないのではないかと思いますが、逆に言えば今がキャンプの始め時だと爺は思います。
また、「キャンプ用品の紹介ならテントが先だろう。」と思われるかもしれませんが、テントが無くてもバーナー(ストーブ)があれば家にある片手鍋などを使ってキャンプ飯を作る練習が出来ます。
また防災用品として、クッカーやインスタントラーメンなどと一緒に防災バックに入れておけば、いざという時の助けになる事は間違いありません。
この記事を最後までご覧になり、バーナー購入の参考にしていただければ有難いです。
なお、呼び方はバーナーとかストーブとか言われますが、言い方が違うだけで中身は同じなので、ここではバーナーと言う事にします。

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お家で遊ぼう!
爺は何も用事がない温かな休日には、外で簡単なキャンプ飯を作ったりして遊んでいますが、これがちょっとしたアウトドア気分を味わえて面白いですし、キャンプ飯を作る練習にもなります。
たまに「孫ライダー」や「まぐろ・かちゅお君」が来た時にもやるのですが、最高に美味しそうに食べますし、食べた後はパワーアップして最高に楽しそうに暴れています。
また、爺の趣味の部屋で釣り具の整備などをしながらバーナーで湯を沸かし、コーヒーを淹れたりラーメンを煮たりして、秘密基地で遊ぶ子供のように一年中楽しんでいますので、ガスの消費量は自宅での遊びのほうが圧倒的に多いと思います。
自宅で遊ぶ以外にも、バックパックにバーナーを入れてトレッキングに出掛け、奇麗な景色を見ながらコーヒーを淹れたり、カップ麺を食べたりして遊んでいます。
このように、バーナーがあるだけでいろんな事が出来ますし、いろんな楽しみ方がありますので、興味がある方は方は是非試してみて下さい。

バーナーに使用する燃料の種類
キャンプ用バーナーの燃料には以下のものが使われています。
●ガス
●ホワイトガソリン(ガソリン)
●灯油
●アルコール
●固形燃料
この他にガスなどの燃料を使用せず、焚火や炭などを使用して調理する方法もありますが、これについては別の回でご紹介しますが、今回はその中からガスバーナーについてご紹介していきます。

ガスバーナーとは
ガスバーナーは「OD缶」と呼ばれるアウトドア用のガス缶を使用するものと、「CB缶」と呼ばれる家庭でよく使う卓上のガスコンロ用のカセットボンベを使用する2種類があります。
ガスバーナーの特徴としては、他の燃料を使用するバーナーに比べて火力の調節が行いやすいという点と、ほとんどのバーナーに点火装置が付いているため点火が楽であるという事があげられます。
また点火装置が付いているものが多くて着火が非常に楽ですし安全です。

また、ガソリンなどの燃料と違い、OD缶、CB缶ともに燃料が漏れ出す事も無く、燃料の交換が簡単で安全に行なえるというのも初心者の方には有難いと思います。

OD缶バーナー
OD缶バーナーの特徴
それではOD缶のメリット、デメリットについてご紹介します。
OD缶のメリット
●アウトドアでの使用を想定して作られていますので、低温や風にも強くて安定した火力が得られる。
●携行性に優れており、クッカーの中に収納できるなど、コンパクトに収納が可能。
●OD缶を使用するバーナー本体も小型のものが多く、持ち運びが楽。
●容量が120g、250g、500gの3種類があり、自分の使い方により選択が可能。
●ノーマルガスタイプとハイパワーガスタイプがあり、使用する環境で選択が可能。
爺達の年齢の方にとっては、ガスバーナーといえばOD缶を思い浮かべる方が多いと思いますし、何と言ってもアウトドアでの厳しい環境でも使えるという安心感があります。

OD缶のデメリット
●アウトドアでの使用を想定し、耐寒性の高いガスを使用しているため高価である。
●燃料の購入は、基本的にアウトドアショップやネットで購入するしかない。
●基本的にOD缶はガスが無くなれば交換するしかなく、高価なためコスパに劣る。
(近年は一部のホームセンターでも入手は可能となってきている。)
何と言ってもCB缶に比べて高価で、ランニングコストも高くなってしまうというデメリットがあります。
また、入手するにもアウトドアショップやネットで購入するしかないため、もしも防災用として備えるのであれば予備缶や燃料の残量を確認しておく必要があります。

OD缶一体型と分離型。
OD缶を使用するバーナーは、一体型と分離型に分かれますので、それぞれの特徴をご紹介します。
OD缶一体型の特徴

OD缶一体型のメリット
●バーナー本体が小型なものが多く、携行性に優れる。
●クッカーにOD缶とバーナー本体をスタッキング(収納)できるものが多い。
●アウトドア感が高い。
OD缶一体型のバーナー本体は、比較的コンパクトなものが多く、非常に携行性に優れていますので、防災用としても優れています。

OD缶一体型のデメリット
●OD缶の上にバーナーをセットするため、クッカーを載せると重心が高くなり安定性に劣る。
●安定性の観点から大きなクッカーを載せて調理するのは苦手。
●調理の際の輻射熱によってボンベが熱くなりやすく注意が必要。
●風が強い時でもウインドスクリーンなどの使用は厳禁。

輻射熱などによるボンベの危険性は、ガソリンや灯油を使う一体型のバーナーにも言えることなのですので、十分に注意して下さい。
調理時の不安定さを補う方法としては、カートリッジホルダーやスタビライザーと呼ばれているOD缶の底にセットする器具を使う事により安定感は増しますが、クッカーの高さはさらに高くなりますので注意して下さい。
大きいクッカーを載せるのは危険が伴うため、どちらかと言うとソロや少人数でのキャンプに適しています。
ちなみに爺が使っているのはプリムスのカートリッジホルダーです。



OD缶分離型の特徴
OD缶分離型のメリット
●バーナー本体を直接地面やテーブルに設置出来るため、重心が低く安定性が高い。
●調理時の輻射熱がOD缶へ伝わることが無いので安全。
●風が強い時にはウインドスクリーンを使用することが出来る。
●ゴトクが大きくて重心が低いため、大きなクッカーが使える。

OD缶分離型は比較的火力が強いものが多く、重心が低いため大きなクッカーを載せても安定感があるため、大人数でのキャンプに適していると言えます。
OD缶とバーナー本体が離れているため、非常に安全性が高く、鉄板を使用した調理なども可能です。
OD缶分離型のデメリット
●一体型に比べて部品も多くなり携行性に劣る。
●分離させている分、スペースを余計に確保する必要がある。
●一体型に比べて高価なものが多い。
部品の数が多くなるためどうしても高価になってしまいますし、燃料ホースの部分がデッドスペースになってしまうため、広いスペースが必要になります。
どちらがいいかは皆さんの使い方で違ってきますが、一体型はソロキャンプやトレッキング、少人数でのキャンプに適しており、分離型はグループやファミリーキャンプに適していると言えます。
どっちにしようかいろいろ迷うのも楽しみの一つだと思います。

おすすめのOD缶一体型バーナー
それでは、爺が使用しているバーナーを含め、様々なメーカーのおすすめや気になる一体型バーナーをご紹介して行きます。
PRIMUS:インテグストーブ
2024年に発売された製品で、プリムス初のレギュレーターを搭載しており、ガスカートリッジの内部圧力が高い時の過度なガスの噴出を抑え、気化熱による出力低下を抑制する機能をもっています。
出力は2,840kcalとなっていて、同社のフラッグシップモデルであるウルトラバーナーより数値的には小さくなっていますが、実際の火力は相当高いと言われています。
そのような事から、インテグストーブは今後プリムスを代表するストーブと言われるようになるのではないでしょうか。

PRIMUS:フェムトストーブⅡ
次も同じプリムスの製品で、爺も使っている(旧機種)フェムトストーブⅡをご紹介します。
出力は2.100kcalと小さいですが、特徴としては非常にコンパクトでありながら点火装置が付いているという事で、特にソロキャンパーやバックパッカーの方にはには非常におすすめのバーナーです。
ほとんどのソロクッカーに250のOD缶とフェムトストーブⅡがスタッキング出来るため、ソロクッカーに入れちゃ状態で防災バックに備えておく事が可能なのもおすすめの点です。

SOTO:アミカス
次は、SOTOのアミカスをご紹介します。
非常にコンパクトなストーブでありながら4本ゴトクとなっているため、クッカーを載せた時の安心感が違いますし、初心者の方も安心して使う事が可能です。
SOTOを代表するストーブで、比較的安価で非常に人気があるストーブです。

Coleman:ファイアーストーム
次は、巨大なキャンピング用品メーカーのコールマンから発売されているファイアーストームをご紹介します。
出力が3,300kcalと非常に大きく、また防風性能に優れたストーブです。
これだけの火力があるのであれば、ゴトクを4本にして頂きたかったというのが本当のところですが、とにかく高出力というのは大きなメリットですね。
おすすめのOD缶分離型バーナー
PRIMUS:ウルトラ・スパイダーストーブ Ⅲ
先ずは、プリムスのウルトラ・スパイダーストーブ Ⅲ をご紹介します。
3,000kcalという高出力で、大きな4本ゴトクを備えているため大きなクッカーを載せても安定感があり、グループやファミリーなどの大人数での調理も問題無く行う事が可能です。
また、非常に軽量でコンパクトに収納可能なのもおすすめの理由です。

SOTO:マイクロレギュレーターストーブ FUSION Trek
次は、SOTOのマイクロレギュレーターストーブ FUSION Trekをご紹介します。
マイクロレギュレーターを搭載した分離型ストーブで、風に強いすり鉢状の火口や不整地の地面をしっかり捉える3本ゴトクなど、登山、トレッキング用としてアップグレードしたストーブです。
出力はプリムスのウルトラ・スパイダーストーブ Ⅲ と同じ3,000kcalという高出力ですが、少し残念なのは点火装置が付いていないためライターなどで着火する必要があるという点です。
それは特に問題無しという方にはおすすめですし、分離型としては比較的安価なのも嬉しいポイントです。

OD缶のガスの充填方法。
OD缶は空になれば交換するしかないと前述したが、実は「ガス詰め替えアダプター」というものを使用する事により、CB缶→OD缶へガスを充填できます。
メーカでは推奨はしていませんが、実際に使用してみても詰め替え時のガスの漏れもありませんし、何の問題も無くガスを充填出来ますので、少々手間は掛かりますがこれによってOD缶のコスパの悪さを改善できます。
写真の撮り方が下手くそで分かりにくいですが、爺が使っている詰め替えアダプターです。



CB缶バーナー
ここからはCB缶のバーナーについてご紹介していきます。
CB缶バーナーの特徴
CB缶バーナーのメリット
●CB缶燃料は何処でも手に入る。
●安価なためランニングコストが低く抑えられる。
●OD缶に比べて重心が低く安定感がある。
●ガスが余れば家庭用の卓上カセットコンロにも使用できる。
燃料缶に関しては、ホームセンターはもちろんスーパーやコンビニでも手に入るので、もしもキャンプに忘れて行っても近くの店で手に入れられるし、災害時の際にも比較的手に入れやすいと思います。

CB缶バーナーのデメリット
●OD缶に比べて耐寒性に劣り、寒い時期などには火力が落ちる。
(現在はパワーガスタイプのCB缶もあり、ある程度低い気温でも使える。)
●OD缶に比べて収納性が劣る。
●バーナー本体にCB缶を横に倒してセットするので、CB缶の部分がデッドスペースとなる。
火力の弱さや耐寒性については、パワーガスタイプのCB缶を使用する事である程度改善できますし、よほど寒い時でない限りは普通に調理する事は可能です。

CB缶一体型と分離型
一体型と分離型のメリット、デメリットなどは前述したOD缶と同じようなことが言えますが、CB缶の場合はどちらも重心が低く、調理の際の安定性が高いという事が言えます。
CB缶一体型の特徴
OD缶一体型のメリット
●バーナー本体が小型なものが多く、携行性に優れる。
●重心が低くて安定感がある。
●OD缶のバーナーに比べて安価なものが多い。
●様々なバーナーが発売され、選択肢がどんどん広くなっている。
CB缶一体型のバーナー本体は、比較的コンパクトなものが多く、比較的携行性に優れていますので、防災用としても使用可能です。

OD缶一体型のデメリット
●横に倒してCB缶を接続するため、CB缶の部分がデッドスペースになる。
●調理の際の輻射熱によってボンベが熱くなりやすく注意が必要。
●風が強い時でもウインドスクリーンなどの使用は厳禁。
ほぼOD缶一体型とデメリットは同じような感じになりますが、デッドスペースに関しては遮熱テーブルを使用するなどして解消できます。

CB缶分離型の特徴
CB缶分離型のメリット
●バーナー本体を直接地面やテーブルに設置出来るため、重心が低く安定性が高い。
●調理時の輻射熱がCB缶へ伝わることが無いので安全。
●風が強い時にはウインドスクリーンを使用することが出来る。
●ゴトクが大きくて重心が低いため、大きなクッカーが使える。
メリットはOD缶分離型と同じで、重心が低いため大きなクッカーを載せても安定感があるため、大人数でのキャンプに適していると言えます。
OD缶とバーナー本体が離れているため、非常に安全性が高く、鉄板を使用した調理なども可能です。

CB缶分離型のデメリット
●一体型に比べて部品も多くなり重量が増え携行性に劣る。
●分離させている分、スペースを余計に確保する必要がある。
●一体型に比べて高価なものが多い。
●発馬宇されている機種が少なく選択肢がない。
デメリット関してもOD缶分離型と同じになりますが、とにかく発売されている機種が少ないため選択肢がありませんし、発売されていないという事はあまり需要がないのだと思います。
需要が無いという事は必要性が無いともいえますので、あまりおすすめはしません。

おすすめのCB缶一体型ストーブ
FOREWINDS(Iwatani):コンパクトキャンプストーブ
IwataniのアウトドアブランドであるFOREWINDSのコンパクトキャンプストーブをご紹介します。
Iwataniのジュニアコンパクトバーナーと言えば分かりやすいと思いますし、見た目も仕様もほとんど同じストーブで、CB缶バーナーの中では最も売れているストーブと言われています。
これは爺も使っていますが、カタログ上の出力は2,300kcalとそれほど大きくはありませんが、すり鉢状のバーナーヘッドと風防を兼ねたゴトクにより風にも強く、実際の火力はそれ以上に感じます。
ハードケースが付属されていますので、持ち運びの際に壊れたりする事も無く安心ですし、非常に安価なのもおすすめのポイントです。
SOTOのレギュレーターストーブST-310と双璧をなす製品です。

FOREWINDS(Iwatani):マイクロキャンプストーブ
次もFOREWINDSの製品で、マイクロキャンプストーブをご紹介します。
これも爺が持っていますが、非常にコンパクトで軽量ですが、ゴトクが4本なのでコンパクトな割にはクッカーを載せた時の安定感が高くなっています。
出力は2,000kcalと小さな部類のストーブですが、実際の火力はカタログの数値以上に感じます。
脚が3本で見た目は不安定に感じますが、CB缶をセットすれば全く問題ありません。

SOTO:レギュレーターストーブST-310
次はSOTOのレギュレーターストーブST-310をご紹介します。
マイクロレギュレーターが付いていますので、外気温25℃~5℃の環境下でも常に一定の火力を発揮しますし、安定感のある大きな4本の脚により、比較的大き目なクッカーも載せる事が可能です。
出力は2,500kcalとCB缶ストーブとしては大きいのも魅力ですが、ゴトクと脚が一体となっているので、使用していると脚も熱くなるので、ポリエステルなどの溶けやすいものの上では使用しないよう注意して下さい。
また、点火装置も付いていますが、そのままでは機能しないので、別売りのアシストレバーを付ける事をおすすめします。

コンパクトキャンプストーブと同様、非常に人気のあるストーブです。

SOTO:レギュレーターストーブ TriTrail
次もSOTOの製品で、レギュレーターストーブ TriTrail をご紹介します。
CB缶を燃料としたストーブでは初めて登山用とうたっているシングルストーブで、メーカーの自信の表れだと思います。
CB TOUGHというCB缶を使う事によって性能をフルに発揮できますし、OD缶バーナーと同等の性能を発揮出来ます。
厳しい環境でもCB缶を使いたい方には非常におすすめなストーブです。

おすすめのCB缶分離型ストーブ
SOTO:レギュレーターストーブ FUSION
SOTOのレギュレーターストーブ FUSION をご紹介します。
CB缶の分離型ストーブは多くありませんので限られてしまいますので、おすすめするとすればこの機種しかないかなと思います。
出力は2,200kcalと大きくはありませんが、風に強いすり鉢状のゴトクとレギュレーター搭載による火力の安定により、実際の火力はもっと大きく感じます。
また、大きなゴトクにより大きなクッカーも載せることが出来ますので、グループやファミリーキャンパーの方にはおすすめのストーブです。

おわりに
今回はキャンプ用品のガスバーナーについていろいろご紹介しましたが、いかがでしたか?
また、おすすめのガスバーナーとして紹介しましたが、これはあくまでも爺の私見であるという事を重ねてお伝えしておきます。
これからキャンプを始めたいと考えている方や、バーナーを買い替えたいと考えているキャンパーさんの購入の参考になれば幸いです。
今回ご紹介したバーナーは全て素晴らしい製品ばかりですが、これ以外にも素晴らしいバーナーがたくさんありますので、興味がある方は要らべ手見る事をおすすめします。
次回は引き続きバーナーの紹介になり、ガソリン、灯油、アルコール等を燃料とするバーナーをご紹介したいと考えていますので、お楽しみに。
それではまた。

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