今回も引き続きキャンプ用品のご紹介になります。
爺のお勧めのキャンプ用品シリーズの第2弾は、ガソリンバーナー、灯油バーナー&アルコールバーナーそして固形燃料を使用したバーナーについて、主に初心者の方々に向けてご紹介したいと思います。
キャンプブームも過ぎ去った今、その時は高価だった様々なアイテムが購入しやすい価格になっていますし、キャンプ場も空いていますので、初心者がキャンプを始めるには最適な時期だと思います。
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・クッカー編
・チェア、テーブル&テーブルウエア編
・テント編
・タープ、タープポール&ペグ編
・ランタン編
・シュラフ、テントマット&コット編
どれも着火や手入れが面倒な個性的なバーナーですが、いまだに根強い人気があるのはそれなりのメリットや味わいなどがあるからではないでしょうか。
今回は改めてその魅力や特徴などを掘り下げてみたいと思います。
それでは始めましょう。
ガソリンバーナー(ストーブ)。
まず始めはガソリンを燃料とするガソリンバーナー(ストーブ)のご紹介です。
ガソリンを使用するバーナーには、「ホワイトガソリン専用」のものと「マルチフューエルタイプ」の2種類がありますのでご紹介します。
ホワイトガソリン専用は、高純度に精製されたガソリンを燃料にするバーナーで、アウトドアショップや一部のホームセンターなどで購入する必要があります。
マルチフューエルタイプは、自動車用ガソリンを使用できるもので、ホワイトガソリンと比べて安価で購入しやすいのが特徴ですが、長く使うためにはホワイトガソリンを使用したほうが故障しにくくていいと思います。
爺の地方だけかもしれませんが、爺が若い頃はキャンプに使用するバーナーと言えばガソリンバーナーでした。
当然のことガスバーナーもありましたが、コールマンのガソリンバーナーは普通にホームセンターで売っていましたし、ホワイトガソリンもたくさん置いてありました。
それに比べるとガスバーナーはほとんど置いてありませんでしたし、購入するためにはアウトドアショップに行くしかなかったため、必然的にガソリンバーナーを購入して使用していました。
そのため爺もガソリンバーナーを購入し、少人数の時はシングルバーナー、ファミリーキャンプや大人数の時はツーバーナーと補助的にシングルバーナーと言う感じで楽しんでいました。
昔はキャンプに行くと、周りのキャンパーもガソリンバーナーを使っている方が多かったのですが、今は少数派になったのか以前に比べると明らかに少ないような気がしますが、いまだに根強い人気がありますので、その魅力などをご紹介して行きます。
なお、バーナーやストーブなど言い方がメーカーによって違いますので、メーカーの製品の呼び名によってバーナーやストーブという言い方で紹介しますのでご了承下さい。
なお、前回同様シングルバーナーを前提としたご紹介になりますので、ご了承ください。
ガソリンバーナーの特徴。
それではまず始めに、ガソリンバーナーのメリット、デメリットをご紹介します。
ガソリンバーナーのメリット。
ガソリンバーナーのメリット。
・低温でも使用でき、火力が安定している。
・風にも強い。
・火力が強い。
などがあげられますが、何と言ってもガスバーナーが苦手とする低温の状況でも、ガソリンバーナーは何ら問題なく使えるという点がメリットです。
ガソリンバーナーのデメリット。
ガソリンバーナーのデメリット。
・着火させるためのポンピングという儀式があり手間が掛かる。
・着火させた後も直ぐには火が安定しない。
・ホワイトガソリンが高価であり、ランニングコストが掛かる。
・ガソリンの扱い(給油時等)に注意を要する
・ガスバーナーに比べて大きくて重い。特にツーバーナーはデカい。
・ガソリンバーナー独特の匂いがする。
・ガスのように細かな火力調整は苦手。
などがあげられます。
こう見るとメリットよりデメリットのほうが多いのが分かると思いますが、それらを差し引いてもガソリンバーナーの環境を選ばない火力の強さは魅力だと思います。
余談になりますが、爺はガソリンバーナーが燃焼している時の「コーッ。」という何とも言えないあの大き目の音が好きでした。
一体式と分離式。
ガソリンバーナーもガスバーナーと同様に、一体型と分離型がありますのでご紹介して行きます。
一体型。
一体型のメリット。
一体型のメリット、というのはあまりないような気がするが、
・ガスバーナーに比べて重いので、クッカーを載せても安定感がある。
(これはあくまでもガスバーナーに比べての話で、実際には重心が高くなるため注意が必要です。)
くらいだろうか。
一体型のデメリット。
一体型のデメリットとしては、
・調理の際の輻射熱に気を付ける必要がある。
・クッカーを載せると重心が高くなり、安定性に欠ける。
・ガスバーナーのようにバーナー部分とタンク部分を分離出来ないため、どうしても大きくて重たくなる。
以上があげられます。
どうしてもガスバーナーの一体型と比べると大きくて重くなってしまうので、メリットがあまりないような感じがしますが、車の荷室に余裕があればこの大きさも特に問題ないと思います。
爺だけかもしれませんが、一体型のガソリンバーナーは昔からほぼ形や仕組み変わっていないところも良いですし、使い込むほどに味わいが出てくるところが好きです。
分離型。
分離型のメリット。
分離型のメリットとしては、
・重心が低くて安定感がある。
・ボンベが分離されているので、調理の際の輻射熱をさほど気にせずにすむ。
・ゴトクが大きいので、ある程度大きなクッカーを載せることが出来る。
以上となり、これらはガスバーナーと同じです。。
分離型のデメリット。
分離型のデメリットとしては、
・部品が多いため携行性が悪い。
・分離させているため余分に設置スペースが必要になる。
などがあげられます。
分離型の場合は、ガスバーナーの分離型と同じような特徴があると言えます。
分離型は輻射熱の心配があまりないため、調理の幅は広がると思います。
それに爺はキャンプの際はローチェアを使っているので、分離型のバーナー部分が低いのはありがたいのではないかと思います。
ガソリンを使用するバーナー。
それではガソリンを使用するバーナーをご紹介して行きます。
Coleman(コールマン)。
コールマンはほとんどの方が聞いたことのあるメーカーではないでしょうか。
特にガソリンバーナーと言えばコールマンのイメージが強いのは爺だけではないと思います。
そのコールマンのシングルバーナーで現在発売されているのは「スポーツスター(R) Ⅱ」と「フェザーTMストーブ」いうバーナーです。
何と言ってもコールマンのシングルバーナーの魅力は、発売当初から形や仕組みがほとんど変わっていない、という所ではないでしょうか。
現在では120年アニバーサリーモデルも発売されていますが、中古でも数万円しますので手が出ません。
また、ビンテージ品になる「誰が買うんだろう?」と思うようなとんでもない値段が付いているので、手が出るとかどうとかという話以前の問題です。
MSR(エム・エス・アール)。
MSRのストーブは登山家や冒険家などが使用しており、厳しい環境での使用を想定している信頼性の高い製品を発売しています。
爺は使ったことがありませんが、キャンプ場で見かけたことがあり、すごくかっこよかったのを覚えています。
ちなみにMSRのガソリンを使用するストーブは全て分離型になり、燃料ボトルなどは別売りになっていますのでご注意ください。
特にその中でも「XGK EX」という製品は超が付く過酷な状況下でも使用できるよう設計されたストーブで、ホワイトガソリンの他に無鉛ガソリン、灯油、軽油、ジェット燃料も使うことが出来ます。
他の製品より重く頑丈に出来ており、過酷な環境で使用する登山家の方が使うストーブです。
MSRと言えば「ウィスパーライトインターナショナル」ではないでしょうか。
キャンプ場で見たのはこれです。
火力も強くゴトクも大きいので、ソロだけじゃなくファミリーキャンプにも使え、ホワイトガソリンや無鉛ガソリン、そして灯油まで使える製品です。
その他にも「ドラゴンフライ」や「ウィスパーライト」などストーブがあります。
MSRのヒューエルボトルの赤がキャンプ場で非常に映えてかっこいいストーブですので、爺もいつかは欲しいなと思っています。
OPTIMUS(オプティマス)。
オプティマスはスウェーデンのメーカで、これもMSRと同様に登山家や冒険家などがら支持されてきたメーカーです。
なかなか味のある製品を開発しており、非常に興味深いストーブを発売しています。
その中でも「123R スベアストーブ」という製品は、100年以上形が変わっていないストーブで、一体型の小型ガソリンストーブと言えばこれという代名詞的な製品です。
この製品は火力は弱いため、風の無い穏やかな日にのんびりと過ごす時に使いたい、趣のあるストーブですね。
その他には「NOVA」という、異なった石油系の燃料を使用できるオプティマスの最高峰モデルです。
火力が強く細かな調整も出来て、かつ頑丈に出来ていますので、海外の軍隊や自営谷も採用されているみたいです。
なおこの製品は分離型で、燃料ボトルは別売りになります。
SOTO(ソト)。
SOTOと言えばCB缶やOD缶のストーブが有名ですが、ガソリンのストーブも発売しており、全て分離型になります。
まず始めは「ストームブレイカー」というバーナーですが、この製品はノズル交換無しでガソリンとガスのOD缶を使用出来るという便利なバーナーです。
火力が強く耐風性にも優れたバーナーです。
もう一つは「MUKAストーブ」というもので、非常に高火力なバーナーで信頼性が高い製品です。
ストームブレーカーより大きくて重量もありますが、高火力で風に強いというのは魅力ですね。
爺のガソリンバーナーのお勧め。
爺のガソリンバーナーのお勧めは。SOTOの「ストームブレイカー」です。
MSRの「ウィスパーライトインターナショナル」と迷いましたが、価格の安さとMade in Japanというのが爺にとっては魅力です。
どのバーナーにもそれぞれ魅力がありますし性能的にも信頼性にも優れた製品ばかりですので、どれを選んでも間違いないものばかりですので、是非皆さんも検討してみてはいかがですか。
灯油ストーブ。
次は灯油ストーブのご紹介です。
なかなか灯油を使用するストーブは一般的には珍しく、キャンプ場でもあまり見たことがありませんが、非常に趣があって根強い人気があるそうですので、その辺をお伝え出来ればと思います。
灯油ストーブの特徴。
それでは灯油ストーブの特徴やメリット、デメリットをご紹介します。
灯油ストーブのメリット。
灯油ストーブのメリットは、
・燃料の調達のしやすさ。
・ガソリンに比べてコストが低く抑えられる。
・非常に趣があり、使い込むほどに味が出る。
などがあげられます。
灯油ストーブのデメリット。
灯油ストーブのデメリット。
・煤が出てクッカーが黒くなる。
・ガソリンに比べて火力が弱く風に弱い。
・ポンピングという儀式があり、着火まで時間が掛かる。
などがあげられます。
灯油を燃料としているため非常にコスパに優れており趣もありますので、好きな人にとってはデメリットを考えたちしても使いたいと思うようなストーブで、根強い人気があるのだと思います。
灯油を使用するストーブ。
それでは灯油を使用するストーブを紹介して行きます。
なお、ガソリンバーナーのところで紹介したマルチフューエルタイプのストーブは除いてあります。
MANASLU(マナスル)。
マナスルは50年以上にわたって生産されている純国産の灯油ストーブです。
職人が一つずつ丁寧に作っているブラス製のストーブで、使い込むほどん味わいが出てくる非常に根強い人気を誇っているストーブです。
マナスルには3機種のストーブがあり、ソロキャンプに最適な「マナスル96」、少人数に適した「マナスル121」、大人数に適した「マナスル126」というラインナップになっています。
ブラス製の非常に美しいストーブですが、爺は実物を見たことがありません。
商品をご紹介したいと思ったのですが、職人さんの手作りのため製作が追い付かないのか、いつ検索しても「売り切れ」になっていて、販売元のスター商事のHPを見ても、Amazonや楽天を見ても出ていません。
購入を検討される方は予約して待つしかないと思います。
その他もご紹介しようと思いましたが、爺が分からないメーカーのものだったので、もし紹介して不具合が発生しても困りますので、これに関しては皆さん自身で検討願います。
爺の灯油バーナーのお勧め。
灯油ストーブのお勧めはソロ~少人数のキャンプに適した「マナスル121」ですが、いかんせんいつ調べても売り切れているためどうしようもない。
購入するにはアウトドアショップなどに頼み、予約しておいて気長に待つしかないと思います。
職人が丁寧に手作りした製品であり、Made in Japan の素晴らしさを改めて感じる美しいストーブです。
アルコールストーブ。
次はアルコールを使用するストーブについてご紹介します。
爺は最近このアルコールストーブを使用する事が多くなった。
それはアルコールストーブならではの特徴からきていますので、その辺をご紹介して行きます。
人気のアルコールストーブはこちら。アルコールストーブの特徴。
それではアルコールストーブのメリットやデメリットを紹介して行きます。
アルコールストーブのメリット。
アルコールストーブのメリットは、
・非常にコンパクトで軽い。
・単純な構造のため、故障が無く丈夫である。
・低温でも着火し燃焼する。
・燃料はホームセンターやドラッグストアなどで簡単に手に入る。
・燃焼の音が無く静か。
などがあげられます。
何と言ってもコンパクトで故障が無いというのは魅力です。
アルコールストーブのデメリット。
アルコールストーブのデメリットは、
・日中などの明るい所では炎が見えずらい。
・燃焼時間が短い。
・火力が弱く風にも弱い。
・間違って倒したりすると燃料が散らばり火がついて危険。
・慣れないと火力調節が難しい。
・着火してしばらくは火力が弱く安定しない。
など、メリットよりもデメリットのほうが多いのではないかと思います。
特に日中は炎が見えにくいのは危険であり、注意が必要です。
爺が使っているアルコールストーブと使い方。
爺がアルコールストーブを好んで使うようになったのは、何と言ってもアナログだからです。
アナログと言っても意味が解らないと思いますが、ようは燃料を入れるのも着火するのも、そして火力を調整したり消化するのも全て人の手で行わなければならないという事です
このように書くと非常に面倒なストーブだと思われるかもしれないが、実際には超簡単です。
蓋を開けてアルコールを入れて火を着けるだけ。
そして使い終わったら蓋をかぶせて消火して終わり。
使い方はたったこれだけですが、全て人の手で行っているのが分かると思います。
爺はこの作業が楽しくて大好きです。
爺のアルコールストーブ。
爺が使っているアルコールストーブは「エスビット」と言うメーカーのストーブで、同じものを2個使用しています。
アルコールストーブと言えばトランギアというスウェーデンのメーカーのアルコールストーブが有名ですし、実際に使っている方も多いのではないでしょうか。
ただ、火力調整用に蓋に持ち手が付いておらず、蓋を被せる時に皮手袋をしていないと危ないので、その持ち手が付いているエスビットのアルコールストーブを使っています。
基本的に、何処のメーカーのアルコールストーブもさほど性能に差は無いと思いますし、実際に友人のトランギアのものと比べてみましたが、燃焼時間等もほとんど差はありませんでした。
爺のアルコールストーブ。
エスビットのアルコールストーブ2個です。
後述してありますが、爺の使い方は2個あったほうが使い勝手が良いので、2個購入しました。
3枚目(右)の写真は火力調整用の蓋を開けたところで、消化するにはこのスライドの蓋を閉じて被せると火が消えます。
爺のアルコールストーブの使い方の例。
アルコールストーブを1個使用した使い方は、
タラスブルバの「ソロコンパクトグリル」という小さなグリルにアルコールストーブを1個入れて使用しています。
このグリルは両サイドが扉になっていて、火力調節する場合も蓋の出し入れが楽ですし、扉を閉じれば風よけにもなるので非常に便利な商品です。
こんな感じで使用しています。
1号焚きのメスティンを載せて米を炊いたり湯を沸かしたりするのにはちょうどいいです。
アルコールストーブを2個使用する場合の例
キャプテンスタッグの「カマド スマートグリル B5型」にアルコールストーブを2個入れて使用しています。
このグリルもタラスブルバのものと同じで、風よけも兼ねていますし調整蓋やアルコールストーブを出し入れするためにも非常に楽ですので重宝しています。
スキレットを載せて焼き肉、片方で米を炊いたり何か煮たり、アルコールストーブが2個あることで様々な使い方が出来ます。
なお、スキレットは100均のもので、クッカーはスノーピークの「アルミパーソナルクッカー」のSポットという中に収納されている小さいほうです。
どちらもグリルを使用しているのである程度の風は問題ありませんが、風が強い場合は100均などのウインドスクリーンなどを使用していますが、結構な風でも大丈夫です。
アルコールストーブは爆発の心配がないので風除けを設置できるのもメリットです。
アルコールストーブの火力調整をするためには開口部が広いほうが楽なので、このようにグリルを使うようになりました。
よくストーブの上に被せて使うX字のゴトクがありますが、それだと調整用の蓋を被せられませんので、爺にとっては使いずらいのです。
タラスブルバのグリルもキャプテンスタッグのグリルも、本来は小さな薪や炭を使って調理するものだと思いますが、爺は使い終わったあとの燃え残った炭などを片づけるのが面倒なためこのような使い方をしています。
アルコールストーブの使い方は他にもまだあると思いますし、皆さんも爺とは違うもっと上手な使い方をしている方もあると思いますので、これからもいろいろ試してみたいと思います。
参考までに、キャプテンスタッグから新たにすA4型のスマートグリルが発売されていましたのでお知らせしておきます。
A4サイズだとアルコールストーブを3個使えると思いますし、上にも様々な調理器具を載せる事が出来るため、さらに調理の幅が広がるかも知れません。
アルコールストーブのご紹介。
爺のアルコールストーブのお勧め。
それではメーカー毎のアルコールストーブをご紹介して行きます。
なお、今はいろんなメーカーから発売されていますので、爺が知っているメーカーのものを主にあげていますのであしからず。
Trangia(トランギア)。
トランギアと言えばアルコールストーブにみならずメスティンも有名ですが、その他にも燃料ボトルもネットや雑誌などで見たことがあるのではないでしょうか。
アルコールバーナーと言えばトランギアと言うくらいキャンプブームの時には流行り、「購入しようと思っても売り切れになっていた」と友人が話していたくらい人気がありました。
使い込むほどに味わいが出てくるところも人気の要因ではないでしょうか。
しかし、消火と火力調整を行うための蓋には長い持ち手が付いていないため、皮手袋を着用して蓋をしなければならならず、慣れないと上手く被せられない時があります。
爺も友人のストーブを借りて使ったことがあるのですが、危うく火傷をするところでした。
面倒がらずに皮手袋を使用すれば済む話ですが、せっかちな爺にとってはどうしても面倒でならないのです。
それが特に気にならない人はTrangiaのアルコールストーブはお勧めだと思います。
Esbit(エスビット)。
次はエスビットと言うメーカーのアルコールストーブで、爺が使っているのもこれになります。
エスビットはポケットストーブと言う固形燃料を使用するストーブも有名ですが、それについては後述することにします。
エスビットのアルコールストーブは、大きさや構造、そして見た目がほとんど同じですが、前述したように火力調整用の蓋に持ち手が付いているのでこちらにしました。
持ち手があると非常に楽ですし安全ですので、爺にとっては使い勝手が良くて気に入ってます。
また、エスビットはウインドシールド(ゴトク兼用)とクッカー、アルコールストーブ、そして固形燃料用のタブレットトレイがセットになっているクックセットも発売されています。
VARGO(バーゴ)。
バーゴと言うメーカーのチタン製のアルコールストーブ「チタニウムトライアドマルチフューエルストーブ」と、「チタニウムコンバーターストーブ」、そして「チタニウム デカゴンストーブ」という製品です。
他にはない非常に変わった形をしていて個性的なストーブと言えますし、全てチタン製という事もあり非常に丈夫に作られたストーブです。
人とは違う個性的な製品が好きな方は、バーゴのアルコールストーブを検討してみて下さい。
また、バーゴではウインドスクリーンも発売されていますので、合わせて購入するのもいいと思います。
EVERNEW(エバニュー)。
エバニューについては皆さん聞いたことがあると思います。
そのエバニューには「EBY254Ti アルコールストーブ」や「EBY247SUS Alcohol burner」、「BLUENOTE⁺stove」と言うものが発売されています。
EBY254Tiは丈夫で軽いチタンで出来ていて火力調整用の蓋は付いていない、EBY247SUSはステンレス製で、燃焼時間を長くするためにタンク容量を大きくしてあり、こちらは火力調整用の蓋は別売りとなっています。
そして変わっているのはBLUENOTEです。
サイドバーナー式と言う、クッカーやカップを直接ストーブの上に置いて使用できるもので、ストーブ本体のサイドから炎が出る方式です。
爺はこのようなストーブを使ったこともありませんし見たこともありませんので、何ともコメント出来ないというのが正直なところです。
固形燃料ストーブ。
固形燃料とは燃料を固形に固めたもので、円柱形やタブレットタイプのものや、缶に入ったものなどがあります。
よく旅館やホテルの夕食の際に、一人用の鍋の下に置いてあるのを見たことがあると思います。
この固形燃料はキャンプや爺の家の前でキャンプごっこで大活躍の燃料です。
「こんなのキャンプで使えるの?」と言われそうですが、皆さんが思っているよりはるかに使える燃料なので、その特徴などをご紹介していきます。
固形燃料の特徴。
それではまず固形燃料のメリット、デメリットをご紹介します。
固形燃料のメリット。
固形燃料のメリットは、
・使い方が簡単。置いて火を着けるだけ。
・100均などで簡単に手に入る。
・コンパクトで軽い。
・燃焼時間が計算できる。
・他の燃料と違い爆発や漏れなどの危険が無く安全。
などがあげられるが、とにかく着火が簡単で比較的安全なのはいいです。
固形燃料のデメリット。
固形燃料のデメリットは、
・他の燃料に比べると火力が弱い。
・風に弱い。
・火力調整が出来ない。
・燃焼時間が短い。(100均のもので20分程度。)
などがあげられるが、特に風には弱いのでウインドスクリーンなどの風除けは必要で、それが無いと全然調理や湯を沸かすことが出来ない時もあります。
爺の固形燃料ストーブ。
様々なデメリットがありながらも爺が固形燃料を使うのは、メスティンやクッカーを使用して1合の米を炊くにはこれを使用するのが一番楽だし簡単だからです。
巷では「ほったらかし炊飯」言われているものだが、風対策をしっかり行って固形燃料1個を完全燃焼させると丁度いい感じで炊き上がります。
あまり寒い時はアルコールストーブやガスバーナーを使用しますが。
爺が固形燃料で米を炊いている時に使っているものを紹介します。
使っている固形燃料は100円ショップのダイソーのものです。
1個の燃焼時間は20分~23分と書かれていますが、これはおおよその時間です。
使い方は簡単で、ポケットストーブに固形燃料を置いて火を着けるだけです。
ちなみに爺のポケットストーブは100均のものです。
値段は100円?200円? 忘れてしまいました。
ネットで見るエスビットのポケットストーブと見た目は同じですし大きさもあまり違わないのではないでしょうか。
ウインドスクリーンで周囲を囲い、固形燃料に火を着けたらバーナーパッドを載せ、メスティンやクッカーを載せておくだけでご飯が炊けるので非常に便利です。
ちなみにウインドスクリーンも100均で買ったものです。
バーナーパッドはネットで購入したが、何処のメーカーかは忘れてしまいました。
以上、固形燃料についてご紹介してきましたが、これについては爺のお勧めはズバリ100均のものです。
ここに載せた写真にあるものはバーナーパッドとメスティン以外は全て100均のものですし、すでにメスティンは100均で販売していますし今だったらバーナーパッドも売っているかもしれません。
100均は今ではキャンプやアウトドアグッズもいろんなものが販売されており、お小遣いの少ない爺には宝の山みたいな感じがします。
皆さんもいろいろ探してみれば、面白いキャンプ用品が見つかると思います。
結局どの燃料のバーナーやストーブを選べばいいの?
前回から引き続きバーナーについてご紹介してきましたが、結局どれがいいの?
ガス、ガソリン、灯油、アルコール、固形燃料などありますが、どれが良いのかは使う人の目的や人数などでも違ってきますので一概に言えないという事になります。
ただそう書いてしまうと何の解決にもならないので、いくつか使い方の例をあげてみますので参考にして下さい。
ガスバーナーが得意とする使い方。
ガスバーナーにもいろんなタイプがありますので、それらについてに得意とする使い方をご紹介して行きます。
OD缶のガスバーナーが得意とするシーン。
OD缶を使用するガスバーナーが得意とする使い方としては、
・出来るだけ荷物を減らしたい時。(バックパッカーやソロキャンパー、そしてバイカー。)
・登山などをする場合。
・寒い時期などもキャンプを楽しみたい時。
・既にOD缶を使用するバーナーを持っていて、燃料を統一したい時。
・既に他のバーナーを持っていて、サブ的なバーナーが欲しい時。
などがあげられます。
CB缶のガスバーナーが得意とするシーン。
CB缶を使用するガスバーナーが得意とする使い方は、
・とりあえずデイキャンプや庭で外飯を食べてみたい方。
(家庭用ガスコンロと燃料を共有出来るため。)
・荷物の容量に余裕があるソロキャンパーやバイカーの方。
・寒い時期以外、いつでも手軽にキャンプや庭での外飯などを楽しみたい時。
・2~3人くらいで、大き目のクッカーを使用したい時。
・既にCB缶のバーナーを持っていて、燃料を統一したい時。
・既に他のバーナーを使用していて、サブ的なバーナーが欲しい時。
などです。
分離型のガスバーナーが得意とするシーン。
分離型(OD缶、CB缶)のガスバーナーが得意とする使い方、
・大きいクッカーを使い、ファミリーや大人数でキャンプを楽しみたい時。
・荷物の量をさほど気にしなくてすむオートキャンプ場でキャンプをする時。
・OD缶やCB缶のバーナーを既に持っていて、燃料を統一したい時。
などです。
ガソリンバーナーが得意とするシーン。
ガソリンバーナーにも一体型と分離型がありますので、それらについて得意とする使い方を紹介します。
一体型のガソリンバーナーが向いている方。
一体型が得意とする使い方、
・荷物に余裕があるソロキャンプ。
・寒い時期や風が強い時でも安定した火力が欲しい時。
・お小遣いに余裕がある方。(他に比べて高価。)
などです。
分離型のガソリンバーナーが得意とするシーン。
分離型のガソリンバーナーが得意なシーンは、
・ファミリーや大人数で、大きいクッカーを使用して調理したい時。
・寒い時期や風が強い時でも安定した火力が欲しい時。
・荷物の多さを気にせずにオートキャンプ場でキャンプを楽しみたい時。
・お小遣いに余裕がある方。
など。
灯油バーナーが得意とするシーン。
灯油バーナーが得意とするシーンは、
・何とも言えない趣が好きな方。
・火力を気にしなくていい調理をする時。
・1~2人でのんびりキャンプを楽しみたい時。
になります。
アルコールストーブが得意とするシーン。
アルコールストーブが得意とするシーンは、
・荷物を出来るだけ減らしたい時。(ソロキャンパーやバックパッカー)。
・火力をあまり気にしなくていい時。
・静かなキャンプを楽しみたい時。
・メインのストーブがあり、その他サブ的なバーナーが必要な時。
などです。
固形燃料のストーブが得意とするシーン。
固形燃料を使用するストーブが得意とするのは、
・荷物を減らしたい時。(ソロキャンパーやバックパッカー。)
・火力を気にしなくていい時。
・既にガスやガソリンのバーナーを持っていて、サブのストーブが必要な時。
などになります。
以上、爺が考えるそれぞれの燃料やタイプの違いによる得意とするシーンを上げてみました。
しかし、大人数やファミリーキャンプで一体型のガスやガソリンバーナーを使えないという事ではありませんし、ソロキャンパーやバックパッカーが必ずしも分離型のバーナーを使えないと言う訳ではありません。
あくまでもそれぞれが得意とする使い方やシーンがあるという事です。
どのように使うかは皆さんの自由ですので、あくまでも参考として書いていますのであしからず。
爺が考える、初めて購入する方にお勧めするバーナー。
初めてバーナーを購入する方にお勧めなのは、SOTOの「レギュレーターストーブ ST-310」とIwataniの「ジュニアコンパクトバーナー」です。
なぜかと言いますと、家庭用のガスコンロと燃料を共有出来るし、燃料の調達が楽であり、そして大き目のクッカーを使用出来て重心も低いので安定性があり安全だからです。
大人数でなければこれらのバーナーで十分間に合うと思います。
燃料を無駄にしなくてすみますし、初期費用も抑えられますので、初めての方にはお勧めです。
SOTOのレギュレーターストーブはこちら。 Iwataniのジュニアコンパクトバーナーはこちら。終わりに。
前回はガスバーナー、そして今回はガソリン、灯油、アルコールなどを燃料とするバーナー、ストーブをご紹介してきましたがいかがでしたか。
バーナーやストーブには様々な燃料を使用するものや、火力が強い物や非常にコンパクトなもの、ゆったりと趣を楽しめるものなど、さまざまなタイプのものがあり皆さん迷うと思いますし、実際に爺もバーナーやストーブを購入の際は毎回迷いますし悩みます。
爺が一体型のガスバーナーを買った理由は、携行性を考えてコンパクトになるバーナーが欲しかったからですが、実際にはキャンプ場まで車で行くので、必ずしも小さくなければならないわけでもなかったのです。
バックパッカーであれば荷物を軽くしたいのでコンパクトな方がいいですが、車で行く場合は大きさはさほど気にせずに、「大は小を兼ねる。」という事で、多少大き目のバーナーでも全く問題無いと思います。
しかし、災害の時などの事を考えると、小さいバーナーは持ち出し袋やバックパックに入れてもかさばりませんので非常に便利でもあります。
特にCB缶のバーナーであれば何処でも燃料の調達できますので、持っていても損は無いと思います。
このように使い方を限定するのではなく、いろんな事を想定して考えてみてもいいと思います。
キャンプにはなかなか行けないという方は、爺と同じように庭などで外飯を作って食べてみてはいかがですか?
デイキャンプ気分で楽しむのも絶対にありです。
バーナーが一つあるだけで様々な楽しみ方が出来ますので、是非購入してみる事をお勧めします。
次回は、調理するためのクッカーなどをご紹介したいと思います。
それではまた。
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