スロージギング始めたての痛恨のミス集!初めて釣ったのは・・・。

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 スロージギングを始めたばかりの頃は、誰もが一度は「やらかした…」と頭を抱える瞬間があるはずです。

 ラインブレイク、ジグロスト、タックルセッティングのミスなど、海の上ではちょっとした油断が痛い出費や苦い思い出に直結します。

 この記事では、スロージギング初心者によくある失敗談や「思わず笑ってしまう痛恨のミス」をピックアップしました。

 失敗を笑い話に変えながら、次の釣行で同じミスを繰り返さないためのヒントも紹介します。

 それでは始めましょう!

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釣れたと思ったら・・・ / 初めて釣ったのは・・・

 「アタった!、と思ってアワセを入れ、巻上げてみたらゴミだった。」スロージギングのみなならず、釣りを始めたばかりの方によくある話です。

 10年ほど前だろうか、友人の甥っ子が釣りをしてみたいというので一緒に船で沖へ。

 ポイント到着後、ジグをセットして釣り方をレクチャーし、釣りを開始。

 しばらくすると皆にぽつりぽつりとアタリが出始め、間もなく友人の甥っ子にも当りが。

 半信半疑な顔をしていたが、「巻いてみて」と言うと恐る恐るリールを巻上げ始めたが、ドラグが出るほどではないがその時点でロッドがかなりしなっていた。

 ゆっくりと巻上げる彼に「魚の抵抗を感じる?」と聞くと、「ブルブル手に伝わります!」と言っていたが、確かにロッドの先端を見るとブルブル震えているような・・・。

 「でも何か変だな~・・・。」

 リーダーが見えてきて、いよいよランディング。

 水面に現れたのは何と、「有名メーカーの古い500mlのアルミ缶」でした。

 プルタブの穴に奇跡的にフックが入り、上がって来たのです。

 ロッドがブルブルしていたのは、ジグがエビになったのと同じように、缶の抵抗によりブルブルしていただけだったのです。

 初めてのアタリが「アルミ缶」だったという非常に珍しいお話しでした。

 しかし、これは笑えない話で、それだけゴミが増えているという事ですし、釣りをしていても感じる事です。

 東日本大震災の津波により、多くのゴミやガレキが海に沈んだのは確かですが、人間が捨てたゴミも確実に増えているように思います。

 特にここ10数年、多く見掛けるようになったのは「コンビニの袋」です。

 海洋プラスチックゴミが問題になっていますが、このコンビニの袋が釣り人が捨てた袋ではない事を祈りますし、自分達も気を付けなければなりませんね。 

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ジグが・・・/ 根掛かり地獄の洗礼

 スロージギング初心者が最初に直面するのが「根掛かり地獄」ではないでしょうか。

 特に水深80m以上のディープエリアでは、ボトムタッチの感覚がつかめず、気づけば高価なメタルジグが岩礁にガッチリ…。

 「魚より高いジグを失った」と嘆くのは誰もが通る道です。

 対策としては、ボトムを取る際はラインテンションを軽く保ち、着底後すぐに1~2回巻き上げて“根をかわす癖”をつけること。慣れるまでは安価なジグを使うのも賢明です。

 また、着底が分からずに、底を切るのが遅れるのも根掛かりの原因になりますので、ジグのフォールの際は着底に細心の注意を払い、全神経を集中させる事も重要です。

これってアタリ?/ エビって何?

 これも初心者の方に多い話ですが、ジグのフックがリーダーに絡まり、ジグが横を向いてしまい、ジャークの際などに「ブルブル」っという魚のアタリのように感じる事がある。

 慣れくると「エビだ!」と直ぐに分かるようになりますが、初心者の方にとっては「魚のアタリ」のように感じ、「小さいけど釣れたみたい」と言う方も。

 しかし、実際に巻上げてみると「エビ」になっているだけで、本人もばつが悪そうにしているのを見掛けます。

 主な原因は、ジグを急に止めたり、竿を急に下げたりすると糸がたるみ、リアフックがリーダーに絡まってしまう事が多いようです。

 対策としては、ジャーク後は糸フケができないように、フォール中も常に軽くテンションを保つように意識する事で激減するはずです。

 また、ジグを急激に動かすのではなく、一定のスピードでロッドワークを行うようにする事も大事ですし、アシストラインが長すぎる場合もあらまりやすいので注意が必要です。

ラインがグチャグチャに / バクラッシュの洗礼

 竿先ばかりに集中していて、リールを巻こうとしたらハンドルが回せない、ふと手元を見るとリールのスプールが鳥の巣状態に。

 そうです、両軸リールに起こるバックラッシュです。

 スロージギングを始めたばかりは、バックラッシュが起こらないように、見よう見まねでサミングしたりして防いでいますが、少し慣れてくるとおろそかになり、起こる事が多いように思います。

 絡んだラインをほどいたり、最悪はラインを途中で切り、リーダーを結び直したりしなければならなくなり、多くの時間を割くことになってしまいます。

 そうならないよう、常にリールのスプールに指をあてがい、サミングを行う事を忘れないようにする事です。

 サミングが癖になるまで徹底して行う事で、手元に集中することがなくても、自然にサミング出来るようになります。

 また、ドラグが緩すぎて、大きな青物が掛かり、一気に走られた場合もバックラッシュが起きますので、適正なドラグ設定を行って下さい。

せっかく魚を掛けたのに・・・/ ラインブレイク?

 「よし、来た!」と思い、アワセた瞬間にフッと軽くなる、そんな事も初心者の時に起きるミスではないでしょうか。

 多くはフッキングしなかった事が原因かと思いますが、全く抵抗を感じなくなる場合もあり、巻上げてみるとジグが付いていなかったり、リーダーが付いていなかったり。

 ジグとリーダーの結束や、ラインとリーダーの結束が甘く、その部分が抜けてしまっていたというのが原因で、初心者の方に多いミスではないでしょうか。

 そうならないよう、結束には細心の注意を払う事はもちろん、船上でも確実に結束出来るように練習しておく事をおすすめします。

どうしてロッドが破損? / ロッドへのライン絡み?

 釣りをしている時に、ロッドのティップ付近のガイドにラインが絡まった状態のまま釣りをしている方を見掛ける事あります。

 特に初心者の方に多く見られますが、その状態で魚が掛かり、強い引きによってロッドティップが折れたり、ラインを通すガイドが破損したりしたのを見た事があります。

 自分ではラインが絡んでいるのを知らなかったため、何故ロッドが折れたりしたのかも分からない状態でした。

 原因としては、ジャークの際に糸ふけが出て、その部分がロッドに絡まってしまう事があり、特に向かい風の場合に多く発生します。

 常にロッドティップのライン絡みを確認する事はもちろん、風が強い時は糸ふけが出ないように、ほんの少しだけテンションを掛けた状態で釣りをする事です。

 そうする事により、ライン絡みのトラブルが激減するはずですので、せっかくの楽しい釣りで、ロッドを破損しないようにして下さい。 

戦意喪失 / 船酔いでジグどころじゃない!

 初めてのオフショア釣行で、最も多いミス?が「船酔いによるダウン」ではないでしょうか。

 これは、ミスとは呼べないですし、その人が持って生まれたものですので、これはしょうがない事でもあります。

 しかし、せっかく釣りに出掛けてきたのですから、ダウンして全く竿を出せないなんて事にならないように、船酔い対策は十分過ぎるくらい行う必要があります。

 特に、初めて船に乗る方は、自分が船酔いに強いのかどうかも分からないため、念のため酔い止め薬を準備していく事をおすすめします。

 今の酔い止め薬は効き目が早く、よほど船に弱い人を除き、「酔ったかな?」と思ってからでも薬が効きますので、まずは準備していく事で安心感にも繋がります。

 船酔いの前兆としては、「あくび」が出ますので、あくびが出たら船酔いを疑い、迷うことなく酔い止め薬を飲んで下さい。

いつまで経っても底まで届かない? / 着底しない事件

 船長の「はい、どうぞー!」の声に合わせてジグを投入。

 しかし、いくら経っても着底せず、ラインが止まらない。 

 PEラインが延々と放出され、結局スプールの半分近くまで消費。

 しかも、ジグを回収しようとしたら根掛かりしてた、この失敗、初心者の方に多いミスなんです。

 この原因は、二枚潮などによって着底が分からず、永遠とラインを放出し続ける事で起き、結果根掛かりしてしまうという事です。

 これを防ぐには、リールのサミングを確実に行い、ラインから伝わってくるほんの少しの変化も見逃さず、着底を感じ取る事です。

 慣れてくると、着底する前のラインの出方と、着底後のラインに出方の違いが分かるようになりますので、経験を積むことが大事になります。

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しゃくりすぎて腕がパンパン / 1時間で燃え尽きた男

 気合い十分の初釣行、動画で見たワンピッチジャークを完コピしようと、序盤から全力でしゃくり続ける。

 結果、1時間で腕がパンパンになり、肩もガチガチで、体力が底をつきその後はジグを落とす気力もなくなり、周囲の釣り人に笑われる始末。

 初心者の気合は買いますが、スロージギングは体力勝負の釣り方ではなく、「力よりリズム」で釣る釣り方です。

 ロッドの反発力を活かし、柔らかく動かすことがポイントで、体力を温存しながら一日釣りを楽しめるようになれば、あなたも立派なスロージギンガーです。

釣れた!と思ったら・・・/ 釣れたのは隣の釣り人だった

 「アタリだ!」と思ってアワセを入れ、巻上げてみたら、釣れていたのは隣の釣り人で、自分のジグやラインがそれに絡んでいるだけだった。

 おまつりしているのに気付かずに釣りをしていて、隣の釣り人に魚が掛かったのを、自分に釣れていると勘違いして起こるトラブルで、初心者に多いミスでもあります。

 「よし、釣れた!」と大きな声をあげ、結果恥をかいたという方も多いのではないでしょうか。

 原因は、ジグが軽すぎて流されてしまったり、流されたラインの角度に気を配っていなかったりしたことが原因です。

 また、おまつりすると何らかの違和感を感じるのですが、初心者の方はそれを感じ取ることが出来ないために起こる事が多いトラブルでもあります。

 とにかくジグの重量を隣の方と合わせるとか、隣の釣り人のほうまでラインが流されていないか、常に確認する事が大事になります。

 おまつりしている状態で、大きな青物が掛かったりすると、ラインを傷付けたりしてラインブレイクする危険性が高くなりますので、十分に気を付ける必要があります。 

初心者に起こりやすいミスのまとめ

 今回は、スロージギング始めたてのミスについてでしたが、いかがでしたか?

 どんなベテランも、最初は失敗の連続でした。

 根掛かりも、絡まりも、船酔いも、今ではそれも笑い話ですし、皆なそれを乗り越えて今があり、スロージギングの楽しさを満喫しているのです。

 一つひとつのミスには理由があり、そこに上達のヒントが隠れていますので、失敗を恐れずに、そして経験を糧にして、釣りのロマンを追い続ける事が大事になります。

 皆さん、頑張りましょう!

 

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