爺のキャンプ用品シリーズ、今回はチタン製のクッカーについてです。
以前クッカーについて紹介した記事「爺のお勧めのキャンプ用品。クッカー編。」でもチタン製のクッカーについて触れましたが、その際はあまり調理には向かないと紹介しました。
しかし、爺は実際にはチタン製のクッカーを持っておらず、他の情報を基に、そして知人の物を少し使わせてもらった時の感じを紹介しているだけでしたので、これではいけないと常々思っていました。
という事で、「チタン製クッカーを購入して、その使い勝手などを皆さんに紹介しよう。」と思ってはいたのですが、いつの間にかCB缶のガスストーブばかり3機種も連続で購入・・・。
それも今年に入ってから・・・。
さすがにガスストーブ連続4機種購入は自分でも気が引けるので、ついにと言うか、だいぶ遅く、また遠回りになりましたが、チタン製クッカーを購入する事を決意。
そして購入したチタン製クッカーは・・・?
どれにしようかな?
買う事は決めたものの、どれにしようか迷ってしまう。
そして、迷いながら何とか3つに絞り込んだ。
EPIgas:ATSチタンクッカーTYPE-3L
一つ目はEPIgasのATSチタンクッカーTYPE-3L。
第1候補だ。
悩まずこれを買っていれば・・・。
大きさは、
・クッカー・・・・・1,300ml
・フタ・・・・・・・420ml
・重量・・・・・・・222g
ATS加工という、クッカーの底にアルミを吹き付ける事により、チタンの熱伝導率の低さを補い、底全体に熱が伝わるように加工されてある。
縦型のクッカーで、大きすぎず小さすぎない、調理しやすい大きさになっています。
EVERNEW:Ti U.L. Deep pot 900
2つ目は、エバニューのTi U.L. Deep pot 900です。
大きさは、
・クッカー・・・・・900ml
・フタ・・・・・・・250ml
・重量・・・・・・・125g
エバニューはチタン製クッカーのラインナップが非常に多くて充実していて、この製品は1~2人用のクッカーとして紹介されていますが、実際にはソロ用と考えていいと思います。
非常に軽くて、持ち手にシリコンゴムが付いていますので、調理の際も熱くならなくて使いやすいと思います。
TITAN MANIA:クッカーセット 1100ml+350ml
3つ目は、TITAN MANIAのクッカーセット 1100ml+350mlです。
大きさは、
・クッカー・・・・・1,100ml
・フタ・・・・・・・350ml
・重量・・・・・・・196g
TITAN MANIAは、様々なチタン製のアウトドアクッキング用品を取り揃えており、個性的な製品も販売していますので、一度HPを見てみて下さい。
面白い製品がたくさんあり、価格も控えめなのが魅力です。
チタン製クッカー購入
そしてついに「ポチッ!」
購入したのは、TITAN MANIAのクッカーセット 1100ml+350mlです。
決め手は、この中で一番安かったからです。
3つとも大きさが同じような感じで、ソロにはちょうどいいサイズ感ですので、あとは価格で決めることにしました、というか正直を言えばお小遣いの関係でこうなりました。
それでは開封。
収納袋は意外と厚手で、ちょっとした衝撃は吸収してくれそうです。
左がフタ・・・・・350ml
右がクッカー・・・1,100ml
質感はチタン独特の何ともいえないザラザラとした手触りです。
他のクッカーと同じように、クッカーに蓋を被せてみた。
しかし、皆さん絶対にこのように被せないで下さい。
蓋が外れなくなるというか、外すのが大変でした。
無理やり入れようとしていたら、外れなかったかも・・・。
このクッカーは、このようにして使用するものではなさそうです。
もしかして、爺のだけ作る時に誤差が・・・?
いずれにしても、がっかりです。
フライパンを蓋として使う場合は、ひっくり返してこのように使うしかないみたいです。
クッカーの持ち手を広げてそっと載せると大丈夫ですが、少し斜めに入ったりすると外れにくくなりますので、調理の際に中身を見ようとしたら外れなかったり、無理すると中身をこぼしてしまう危険性もありますので、注意して下さい。
最初からこうして使うように設計されているのかもしれませんね。
あまりにも隙間が無くピタッとしていると、クッカーに何らかの力が加わって歪んだりすると、蓋が入らなかったり外れなかったりするので、少しは余裕が有ったほうが良いと思うのですが。
収納する時は、蓋を下にしてクッカーを重ねて収納するしかないみたいだ。
本当であれば普通に蓋を被せて、クッカーの中にOD缶やバーナーヘッドを入れて持ち歩きたいのですが、それが出来ないという事です。
本当にガッカリですし、 久々のガッカリです。
クッカーを買ってガッカリしたのは初めてです。
収納袋に入れても口が全部閉まらないので、細かいものを中に入れると簡単にこぼれてしまいます。
中に何かスタッキングするのであれば、収納袋を上から被せるしかないですね。
しかし、取り出すとき面倒そうだし・・・。
OD缶くらいしか収納出来ないみたいですね。
ちなみにこれが底の部分になります。
外観比較
左手前がTITAN MANIAのクッカーセット。
右手前がプリムスのライテック トレックケトル&パン。
奥がスノーピークのアルミパーソナルクッカーセットの大きいほうのクッカーです。
これが上から見た写真です。
TITAN MANIAのクッカーセットとライテック トレックケトル&パンは、見た感じの大きさは同じようなものです。
重量比較
スノーピークのアルミパーソナルクッカーセットの大きいクッカーだけの重量は、271.0gでした。
無垢のアルミとは言え大きい分重いですね。
プリムスのライテック トレックケトル&パンの重量は、265.5gでした。
メーカーのHPでは280gと紹介されていましたが、これは収納袋も含んだ重量だと思います。
TITAN MANIAのクッカーセットの重量は、193.5gでした。
メーカーのHPでは196gと紹介されていましたので、これについては誤差の範囲内だと思います。
やはり軽さに関しては飛び抜けているというか、持った時の印象は数値以上に軽く感じます。
大きさ的にはプリムスのライテック トレックケトル&パンのほうが小さいのですが、持った時に「ズシッ」と感じます。
これは素材の厚さや焦げ付きにくいよう加工が付されているので、小さい割に重く感じるのでしょう。
チタンの軽さは、バックパッカーや登山をする方には荷物を軽く出来るので非常に有難いのではないでしょうか。
問題は、苦手とされている調理がどうかですね。
工夫すれば問題ないものか、後日いろいろと試してみたいと思います。
おわりに
今回は、チタン製のクッカーを購入し、その外観や重さを見てみましたが、いかがでしたでしょうか。
TITAN MANIAのクッカーセット 1100ml+350mlに関しては、いつも通り普通に蓋をしてしまうと蓋が取れなくなる可能性があるので注意が必要ですし、正直に言うとこの製品はお勧め出来ません。
あくまでも爺の感想ですが。
調理の際に間違って蓋をしてしまうと外せなくなりますし、熱いので冷めてからじゃないと触る事すら出来ないという事になります。
知らない方や子供などが被せる可能性もあるわけですから、この辺はメーカー側がもう少し配慮するべきだと思いますが・・・。
そもそもこのクッカーを作った段階でメーカーの方が試しているはずですが、気付かなかったのでしょうか。
確かにメーカーのHPにはクッカーに蓋を被せた写真は載ってなかったので、その時点で疑うべきだったのか、気付かない爺が悪いのか・・・。
でも、普通に調理は出来そうなので、次回はいろいろ調理してみたいと思います。
でもでも、やっぱりEPIgasのATSチタンクッカーTYPE-3Lを買うべきだったな-・・・。
後悔先に立たず、安物買いの銭失いしちゃったような・・・。
皆さん、何か購入する場合は、爺のように後悔しないようによく調べてから買いましょう。
それではまた。
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