
爺のキャンプ用品シリーズの第9弾は、ついにと言うか今さらと言うか、以前から興味があったCB缶を使用するガスバーナーを購入した話です。
購入したのはIwataniのアウトドアブランドのFORE WINDSから出ていいるコンパクトキャンプストーブと言うものです。
ジュニアコンパクトバーナーのアウトドアバージョンと言ったほうがわかりやすいでしょうか。
皆さんはご存じだったかもしれませんが、恥ずかしながら爺は FORE WINDS というブランドが出来ていた事も知りませんでした。
本当に情けないキャンパーですが、下手の横好きな多趣味爺なもので、キャンプ用品を集中的にチェックしている訳にもいかずこのような事態となりました。
コンパクトキャンプストーブと製品名は違いますが、中身はほぼジュニアコンパクトバーナーと一緒で、何点か変更箇所があるだけですが、それについては後ほどご紹介します。
OD缶のガスバーナーやアルストがあるので特に必要というわけではありませんでしたが、お小遣いが少ないにも関わらず春が近づいて温かくなって来るとなぜだかわかりませんが、新しいギアが欲しくなるんです。
しかし購入するにも、かみさんにバレると大変なことになりますので、出掛けて家に居ない土曜日か日曜日に届くようにしなければならないので大変神経を使います。
爺のキャンプ用品紹介シリーズの「ガスバーナー編」でも書いたように、今まではガスバーナーといえばOD缶を使用するガスバーナーしか持っていませんでした。
しかし、手軽に手に入るCB缶を使えるのは非常にメリットが多いし、今はそれが主流なのではないかと思えるくらい多くの方が使っているのを見て、いつかは手に入れたいと思いながら今までずるずると来てしまいました。
理由の一つとしては、IwataniのジュニアコンパクトバーナーとSOTOのST-310のどちらにするか迷っていたというのもあります。
どっちにしようか考えていた時に運よくジュニアコンパクトバーナーがマイナーチェンジしているのを知り、その後、散々迷ったあげく購入したのがコンパクトキャンプストーブという事です。
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コンパクトキャンプストーブとST-310 の製品比較
先ずはコンパクトキャンプストーブとST-310を比較してみます。
製品詳細 | FORE WINDS:コンパクト キャンプストーブ | SOTO:ST-310 | ||||||||
本体重量 | 274g | 3250g | ||||||||
使用時サイズ | 155×155×127mm | 166×142×110mm | ||||||||
収納サイズ | 約120×90×70mm | 140×70×110mm | ||||||||
ゴトクサイズ | 160mm | 135mm | ||||||||
出力 | 2,300kcal | 2,500kcal | ||||||||
ガス消費量 | 194g/h | - | ||||||||
燃焼時間(250g缶) | 120分 | 90分 | ||||||||
バーナーヘッド形状 | すり鉢形状 | ドーム形状 | ||||||||
遮熱板 | 無し | 有り |
以上が製品を比較した表でした。

これを見ると火力に関してはST-310のほうが数値上は高火力となっていますが、バーナーヘッドの形状がドーム型の形状となっているため若干風には弱いのではないかと思いますし、実際に外で湯を沸かしたりするにはどちらのストーブも時間的にはさほど違わないのではないかと思います。
燃焼時間に関しては使い方にもよるため、一概にメーカーの数値をそのまま鵜呑みにすることは出来ませんが、どちらも90分以上となっているため必要十分な燃焼時間だと思います。
遮熱版の有無については、Iwataniでは通常の使い方であれば必要ないと判断しているみたいだし、実際に普通に使っていて爆発などの事故は起きていないらしいので、特に無くても問題ないと思います。
心配な方は他のメーカーからたくさん遮熱板とか遮熱テーブルなどがネットを見るとたくさん出ていますので、そちらを検討してみて下さい。

また、コンパクトキャンプストーブはバーナーヘッドがすり鉢状で径も小さいので、よりまっすぐ上に炎が上がる形状であるため、クッカーの1点に炎が集中して温度ムラが出来てしまうと思われます。
それを解消するためには、ご飯を炊く際などはバーナーパッドが必要になると思われますが、これに関しては別の記事で紹介できればと思っています。
改めてこうして見ると、いずれも燃焼時間の長さやCB缶のコストの安さなど、非常に優れていることがわかりますし、冬のキャンプでもない限りは十分というかOD缶より使いやすいのではないかと思えてきます。
なんで早く購入しなかったのか、自分でも不思議です、というか小遣いが少なくて買えなかっただけなのだが。

コンパクトキャンプストーブを購入した理由
コンパクトキャンプストーブを購入した理由が何点かあるので、それについてご紹介します。
購入理由その1
購入理由その1は、コンパクトキャンプストーブはジュニアコンパクトバーナーをよりアウトドア感をアップグレードした製品だったからです。
正直な感想を言わせていただくと、ジュニアコンパクトバーナーはSOTOの製品に比べて何となく見た目がダサく感じていました。
それが、FORE WINDSという新たなブランドからコンパクトキャンプストーブとして発売されたことにより、ダサさが消え洗練された印象を受けたからです。
見た目の変更点は2つで、危惧栓のつまみがプラスチックからステンレスワイヤーに変更されたのと、ケースがプラスチックから黒いEVA製のものに変更になっただけなのですが、よりスタイリッシュになったように感じます。
もともと性能や使い勝手に関しては評価が非常に高くて人気があるストーブだったのですが、ブランド名や見た目が少し変わっただけでこれだけ印象って変わるんですね。

購入理由その2
購入理由その2は、価格の安さです。
新しくなったコンパクトキャンプストーブの実売価格は5,000円前後で、ST-310と比べると1,500円ほど安く購入できるので、お小遣いの少ない爺には非常にありがたい製品だからです。
たかが1,500円と言えども、スロージギングやフライフィッシングなども趣味とする爺にとっては、たかがとはとても言えない金額で、1,500円あればメタルジグが買えますし、リーダーなども十分に買える金額だからです。
小遣いの話ばかりして申し訳ありませんが、その他にも孫ライダーにお菓子を買ったりといろいろお金がいりようなためしょうがないのですが、これを克服して楽しむのが面白いのですが・・・ 現実は厳しいですね。
ジュニアコンパクトバーナーと比べると1,000円ほど価格も高くなっていますが、それでも他のガスストーブと比べると購入しやすい価格になっていますので、非常に有難い製品です。

購入理由その3
購入理由のその3は、脚です。
脚と言ってもわからないと思いますが、ST-310はゴトクと脚が一体となっているため、使用していると足の部分まで熱が伝わり熱くなってしまい、下にシートなどがある場合は溶けてしまう恐れがあります。
それを防ぐためのシリコンのチューブなどが売られていますので、それを付けて使えばそれなりに防ぐことは出来ますが、それでも結構熱くなりますので注意が必要です。
一方コンパクトキャンプストーブはゴトクと脚が別になっているため熱くならず、何処でも使う事が出来るというのが購入理由の一つです。
また、FORE WINDSにはマイクロキャンプストーブという、非常に小さなガスストーブも発売されていますので、より小さいストーブをお探しの方はHPを見て検討してみてはいかがですか。

コンパクトキャンプストーブのご紹介
それでは今さらですが購入したコンパクトキャンプストーブをご紹介します。

これが今回購入したFORE WINDSのコンパクトキャンプストーブのパッケージです。

そしてこれが新しくなったEVA製の収納ケースです。
無機質なプラスチック製よりは相当かっこ良くなりました。


収納ケースを開くとこのような状態で本体が収納されています。

脚とゴトクを広げた状態の写真になります。
これだけ見てもどこが変更になったのかほとんどわからないと思います。


これが変更点の器具栓になります。
以前は黒いプラスチック製のつまみでしたが、新しいタイプはステンレスワイヤーに変更されていて、よりスタイリッシュになったと思います。

これがバーナーヘッドの写真です。
すり鉢状で径も小さいので、直噴型のまっすぐ上に上がる炎となります。


これがCB缶をセットした写真になります。
ご覧のように遮熱板は付いていません。

これが燃焼している写真になります。
全開ではありませんが、炎がまっすぐ上に出ているのがわかると思います。

以上、爺が新たにそして今さら購入したコンパクトキャンプストーブの紹介でした。
キャンプで実際に使ったわけではありませんので使い勝手などは詳しくわかりませんが、OD缶のストーブと比べるとゴトクの位置が低いので安定感という点ではCB缶タイプのストーブのほうが上です。
コンパクトキャンプストーブは脚が3本なので安定感については少々不安だったのですが、CB缶をセットしてみると心配していた安定感も何ら問題ありませんでした。
後は実際に外で使ってみていろいろ検証してみたいと思っています。
さらに今回は同時に遮熱テーブルも買ってしまいましたので、引き続きそのご紹介をしたいと思います。

遮熱テーブル
今回はFORE WINDSのコンパクトキャンプストーブの他に遮熱テーブルも買ってみました。 以前フューチャーフォックス製のOD缶 遮熱テーブルを購入して使っているのですが、ソロキャンプの時には非常に便利な製品で、調理する際にも食べる際にもちょっとしたテーブルとして使用できるので気に入っていました。
CB缶を使うストーブの場合、CB缶が横になっている関係でデッドスペースが出来てしまうため、それを解消するにも遮熱テーブルが有ったほうが絶対に便利だろうとの考えで購入しました。
それでは購入した遮熱テーブルをご紹介します。

これが今回購入した遮熱テーブルです。
折り畳み式で収納袋も付いています。

遮熱テーブルを展開してストーブをセットした写真です。
この遮熱テーブルはコンパクトキャンプストーブ以外にSOTOのST-310もセットできるようになっているため、天板にはそのための溝が付いています。

見た目は少しかっこ悪く見えますが、もしも次回ST-310を購入する事になっても使えると思い購入しました。
というか、正直に言えば安かったからです。
実売価格が2,000円台ですので、小遣いの少ない爺のお財布にも優しい価格となっているため、思い切って購入しました。
しかし、フューチャーフォックス製のものに比べると強度もなさそうですし、安っぽく見えてしまいますので、小遣いに余裕がある方はそちらを検討したほうが間違いないと思います。
それでも全く使えないと言う訳ではなく、十分にキャンプでは使えそうですし重宝する事は間違いないと思います。
特にソロキャンパーの方でOD缶用だろうがCB缶用だろうが、まだ遮熱テーブルを使ったことが無い方は是非購入をお勧めします。
インスタントラーメンなどを作る際にも非常に重宝ですし、一度使ってみれば手放せなくなること間違いなしです。

おわりに
今回は爺の新しいキャンプギアであるFORE WINDSのコンパクトキャンプストーブと、それに合わせた遮熱テーブルの紹介でしたが、いかがでしたか?
友人が持っているSOTOのST-310を使ったことがあるため、CB缶用のストーブの使い勝手の良さなどは知っていたつもりだったが、改めて購入してみるとその良さを再認識した次第です。
今さらかよ、と言われてもしょうがないですが、爺の年代のガスストーブと言えばOD缶1択だったし、キャンプと言えばOD缶というイメージが残っている古い人間ですから、大目に見てやってください。
そんな古い考えの爺ですが、今回紹介したコンパクトキャンプストーブやST-310はどちらも多くのキャンパーから支持されているストーブであり、誰が使っても大満足のストーブだと思います。
キャンプ用のストーブの購入を検討している方は、是非とも今回ご紹介した製品を検討してみることをお勧めしますし、特に初心者の方にとっては非常に使いやすい製品となっていますので検討してみてはいかがですか。
次回は爺が持っている、プリムスのフェムトストーブとキャプテンスタッグのオーリック小型ガスバーナーコンロ、そしてFORE WINDSのコンパクトキャンプストーブの製品比較や、実際に同じ条件で湯を沸かす時間などを比較し、カタログ上の火力と実際の火力はどうなのか、などを検証してみたいと思います。
それではまた。

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