今回は久しぶりにスロージギングについてです。
早い年は2月から、いつもの年でも3月から友人の船に乗って沖で釣りをしていたのですが・・・。
今シーズンに向けて新たに購入したアイテムもあり、使ってみた感想などをご報告するつもりでいたのですが、今年はどうも巡り合わせが悪くて、土日になると海が荒れたり別の予定が入ったりと、いまだに釣りに行けていません。
今年は今までで一番遅いスタートになるのは確実ですね。
早く行きて~っ! って、「還暦過ぎた爺なら、もう少し落ち着けよっ!」って言われそうですが、釣をする方ならわかりますよね?
という事で今回はインプレ無しで、新たに購入したアイテムを含め、2024年の気になるアイテムや春に釣れる魚などについてご紹介して行きたいと思います。
それでは行きましょう。
爺の新たなアイテム
Renegade(レネゲード)No.3
爺が新たに購入したロッドはTakamitechnos(タカミテクノス)とAmberjack(アンバージャック)のコラボ製品で、アンバージャック専用設計のレネゲードというロッドになります。
タカミテクノスとは、
大阪にあるロッドメーカーで、フルソリッドブランクロッドの先駆者と言えるメーカーです。
ちなみに爺の友人は同社の「MOZ 622LM」というロッドを使っています。
アンバージャックとは、
宮崎県にあるジギングやスロージギング用品の専門ショップです。
有名メーカーのメタルジグのショップ専用カラーなども販売しています。
それでは購入した製品の詳細をご紹介します。
レネゲードの特徴
・フルソリッドロッドである。
・長さが6.0ft(1.82m)。
・メタルジグの使用参考重量は150g~300gのNo.3のタイプである。
・ブランクスの色が珍しいグレーである。
以上です。
一番の特徴としては、何と言ってもフルソリッドのブランクスとなっていて、ロッドをぶち曲げて魚とファイト出来るという所です。
爺も早くぶち曲げてみたいと思いますが、なかなか海に出られず・・・、それに釣れなければぶち曲げることも出来ませんので、先ずは魚を掛けれるかどうかですが。
ジグ重量が150~300gとなっており、爺たちが行く釣り場(40~70m)にはオーバースペックのような気がしますが、爺の友人が使っているタカミテクノスのMOZ 622LMが100~300gとなっていますし、昨年使わせていただいた時の感覚からすれば150~300gでも問題ないだろうという事で、No.3のタイプにしました。
これが今回購入したレネゲードです。
竿袋が付属しています。
レネゲードのNo.3。
ジグ重量が150g~300gのタイプです。
Daiwaのロッドグリップテープを張り、スタンバイOKなのですが、なかなか海の状況が・・・。
タカミテクノスのMOZ 622 Light ZEROと迷っていたのですが、考えているうちにMOZが売り切れてしまったのもあり、レネゲードを購入しました。
定価が70,400円と、爺にとっては高根の花のようなロッドだったのですが、昨年末の競馬の有馬記念で儲けたので、変なものに金を使って無くなってしまう前に形に変えようという事で思い切って買いました。
爺の「迷った時の武豊」という事で豊さんの馬券を購入したのですが、本当にありがとうございます。
感謝、感謝ですね。
爺は競馬のG1の天皇賞(春と秋)、皐月賞・ダービーそして菊花賞のクラシックレース、ジャパンカップに有馬記念だけは必ず馬券を購入しています。
あまり大きくは賭けないので儲けもそれほどではないのですが、たまに当たったりするので止められないのです。
今度機会がりましたら競馬の記事も書いてみようと思います。
話がそれてしまいましたが、「スロージギングパート1」にも書きましたが、フルソリッドロッドは慣れないと魚の当りがわかりにくいというか独特なので、最初は戸惑うと思います。
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昨年友人のMOZ 622LMを使った時も最初は魚の当りも「? 、当りか?」と一瞬思ったりしましたが、慣れてくると徐々にそれも無くなっていきました。
よく「フルソリッドは感度が悪い」と言われていますが、感度が悪いわけではなく手元に伝わってくる感触がチューブラーと違う、と表現したらいいでしょうか。
確かにチューブラーのような「コンッ」という乾いた感じではなく、一種独特な言葉では表現できないような感じなので、最初はどうしても違和感を覚えると思います。
チューブラーの当りしか経験がないのでそう感じるだけで、徐々に慣れていきますので大丈夫です。
その感覚を掴んだら、後は魚を掛けてぶち曲げてファイトするだけです。
というか、魚を掛けるのが一番難しいのですが。
合わせに関してはチューブラーより強く合わせたほうが良いと思います。
ロッドが折れる心配もあまりないので、少々強めに合わせても大丈夫です。
去年友人のロッドを借りて釣った時に思ったのですが、悪い言い方をすると柔らかくて張りがないような感じなので、強めに合わせないとフッキングしずらいように感じました。
これに関しては後日実釣した感覚をご報告したいと思います。
魚が掛かれば、ですが。
今は各メーカーからフルソリッドロッドが発売されていますが、それだけアングラーが興味を持っている事の表れだと思いますし、思いっきりぶち曲げて楽しんでみたいというのがあるのではないでしょうか。
これからどんどん進化していき、当りも取りやすくなっていくでしょうから今後が楽しみですね。
なお、フルソリッドロッドを使う場合は、曲げて楽しむのでリールのドラグは普段より緩めに設定する事をお勧めします。
ロッドが曲がる分通常よりラインの抵抗も増しますので、緩めにしておかないとサクラマスのように口が弱い魚は身切れしたりしますし、最悪ロッドが折れたりする危険もありますのでご注意ください。
ソルティガ IC 300HL-SJ
次は新調したリールの紹介です。
購入したのはDaiwaのソルティガ IC 300HL-SJです。
カウンターが付いたスロージギング用のリールです。
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このリールの特徴は、
・カウンター付きのラインを通すガイドがあるリール。
・最大ドラグ力が10kgと大きい。
・ギア比が高く巻き取り長さが98cmと、大型のジギングリール並みである。
・糸巻量がPE1.5号で500mと大きい。
以上になります。
念願のカウンター付きになります。
巻いているラインは今回はDaiwaのUVF ソルティガデュラセンサー8+Si2の1.2号を300m+下巻です。
リーダーはShimanoのオシア EX フロロ リーダーの5号(20lb)です。
今回はリールを買ったためお小遣いがほとんど無くなったので、比較的安価なライン等を巻きましたが、どうせ何を使っても爺には違いがわからないので大丈夫です。
今までのカウンター付きリールと違い、グリップも大きいので掴みやすく、ハンドルも長いので巻き上げが楽そうです。
写真ではわかりにくいですが、何とも言えない奇麗なディープブルーのボディーは格好良いと思います。
いつもはPE1.5号を巻いているのですが、今回は若干細い1.2号にしました。
0.3号細くなっただけでだいぶ細く感じますので、釣場でトラブルがあれば老眼の爺には修復がきつそうです。
持っているロッドすべてにセットしてみましたが、いずれもガタつきもありませんし握った感触もしっくりきましたので実釣が楽しみです。
Shimanoのオシアコンクエスト CTの301HGとどちらにしようか迷ったのですが、グリップの大きさと、ラインの巻き取り長さがソルティガ IC 300HL-SJのほうが長かったというのが決め手です。
301HGのフォールレバーも捨てがたかったのですが。
どちらのリールも信頼のおける素晴らしいリールですし高価なのもですが、だいぶ前からカウンター付きのジギングリールが欲しかったので、約2年間コツコツとお金を貯めてやっと買う事が出来ました。
主にサクラマスに向けて用意したリールなので、早く釣りに行かないとサクラマスがいなくなってしまうのではないかと、不安で夜も眠れません?
寝れないのは酒の飲み方が足りなかっただけで、早く釣りに行っても爺には釣れないと思いますが・・・。
この他にメタルジグも欲しかったのですが、キャンプに使うガスストーブやクッカーを衝動買いしてしまったので、メタルジグは当分買えそうもありません。
またコツコツとお金を貯めないとダメですので、しばらくは我慢の生活が続きそうです。
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爺の2024年の気になるアイテム。
Shimano:オシアジガー LJ
Shimanoから気になるロッドが発売されましたのでご紹介します。
オシアジガーLJが新しくなり、新たにフルソリッドモデルのB62-1/FSとB62-2/FSが追加になりました。
B62-1/FS:PEラインMAX1.5号、適応ジグ40g~130g。
B62-2/FS:PEラインMAX2.0号、適応ジグ50g~160g。
爺が使うとすればB62-2/FSですね。
水深50m前後で使うにはちょうど良いスペックだと思いますし、このくらいの適応ジグ重量でフルソリッドロッドであれば、春のサクラマスジギングにも向ているのではないでしょうか。
フルソリッドのような、良く曲がるロッドが、口の弱いサクラマスには適していると思います。
同じスペックのチューブラーロッドもありますので、出来れば実際に使い比べてみたいものです。
グリップがカーボンで出来ているため当りがダイレクトに伝わるという事ですので、他のフルソリッドロッドに比べてチューブラーに近いような感じかもしれませんね。
このロッドはグリップジョイント式なのでコンパクトになり、車に積む際に楽なのもいいですね。
オシアジガー リミテッド LJに比べると価格も随分抑えられていますので、気になる方は検討してみてはいかがですか。
Daiwa:鏡牙ジグ セミロング
次はDaiwaから発売されている鏡牙ジグ セミロングに、新色のMLゼブラグローが出ましたのでご紹介します。
爺はシルバー系のジグが好きなのですが、ゼブラグローもあればいいなと思っていたので「やっと発売されたか」という思いでいます。
以前はPHシルバーに100均のマニキュアで自分の好みの色を塗って使ったりしていたのですが、最初から自分好みの色があればそんなことをしなくてもいいので、楽でいいですね。
それに、100均のマニキュアのコーナーに還暦を過ぎた爺が立っているだけで怪しい目で見られますので、それをしなくてもいいだけでストレス軽減になりますし。
このジグは160gの重量でも800円程度で買えますので小遣いの少ない爺には非常に有難いですし、けっこう釣れるので大好きなんです。
鏡牙ジグ セミロングの爺がカスタマイズしたカラーのジグで、70cmオーバーのヒラメや、ゴジラのようなソイをかなり釣っているので、縁起が良いジグとしていつもタックルボックスに入っています。
ジグをしゃくる際に引き抵抗があるので長時間しゃくると疲れるのですが、水深が50m程度であればそれもほとんど気になりません。
有名メーカーのジグに比べて価格が1/3程度で買えますので、根掛かりをさほど気にせずにボトムを攻めることが出来るので重宝しています。
高価なジグが根掛かりして切れたりするとショックが大きくて、その後はボトムをじっくり探れなくなるのですが、このジグだと被害を最小限に食い止めることが出来ます。
今後、このくらいの価格のジグが増えて来てくれることを願っています。
500円位の値段でもいいので、ダイソーなどの100均で発売してくれないかな~・・・。
そう思っているのは爺だけではないと思います。
凄い売れると思うんだけど・・・。
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三陸で春に釣れる魚。
サクラマス
三陸地方の春を代表する魚と言えばサクラマスです。
いつもは5月のGW頃までですが、近年の温暖化の影響で今年はどうなるか。
GW以降は釣れる確率は低いですが、たまに4kgを超えるような大物が釣れたりしますので気が抜けません。
今シーズンも宮古方面ではちらほら釣れいるみたいですので、もうそろそろ爺が住んでる沖合でも釣れ始めると思います。
宮古や大船渡のようにサクラマスの回遊ルートがある程度わかっていればいいのですが、爺の行ってる釣り場は回遊ルートが定まらないというか、全体に薄く散らばっているような感じなので、シーズンに入っても絶対に釣れると言うわけではありません。
だから余計にも貴重というか何というか、今年はカウンター付きのリールを購入したので、そういう意味もあって早く釣りに行きたいのですが、自然相手の遊びですのでこればっかりは釣りに行かないとわかりません。
何年通っても釣れない人もいれば、初めての釣行で釣れる人もいたり、これだから釣りは面白いのですが。
サクラマスの名前の由来
サクラマスの名前の由来は、産卵期が近づくと魚体が婚姻色の桜色になるからと言う説と、桜の咲く時期に海から川に遡上するからと言う説の2つの説があるみたいです。
真鱈
真鱈は1月下旬から4月下旬くらいまでは、水深40~70m程度の浅場で釣れます。
この時期は産卵後という事で鱈が餌を爆食いする時期なので、活性が高い時はジグが着底する前に釣れますので、重いジグを落として早く着底させたほうが有利になる事が多いです。
そういう場合はジグのカラーもさほど関係ないような気がします。
掛けて直ぐはそれなりに引きますが、その後は割と簡単に上がってきますので、ファイトを楽しむというよりは食べるのが楽しみで釣っているという感じです。
たまにスケソウダラが掛かりますが、大きなものであれば干して焼いて食べると美味しいです。
真鱈の名前の由来
真鱈の名前の由来は、マダラ模様の体色から来ており、かつ雪のように白い身の色な事から鱈という感じがあてられた、と言われているそうです。
アブラメ(アイナメ)
アブラメは三陸を代表する魚で1年中釣れますが、近年は一升瓶みたいな大きなアイナメは釣れなくなってきました。
これも温暖化の影響なのかもしれませんね。
以前はジグで釣れる魚の5~6割はアブラメだったような気がしますが、今は貴重な魚になってしまい、1kg当り4,000円~5,000円で取引され、そのほとんどが首都圏の高級料亭などへ出荷されるそうです。
首を振る独特な引き味で楽しいし、刺身でも煮ても変美味なので爺は大好きです。
冷凍してストックしておいたアブラメも底をついたので、早く釣りたいですね。
「孫ライダー」と「まぐろ・かちゅお君」がアブラメを大好きなので、喜ぶ顔が見たいものです。
アブラメの名前の由来
アブラメの名前の由来は、脂がのった魚で、油を塗ったような魚体をしているためと言われているそうです。
それと魚体がツルツルしていて、姿が鮎に似ていることから「鮎並」と書かれ、それがアイナメになったと言われているみたいです。
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ソイ(マゾイ、クロソイなど)
ソイも三陸を代表する魚で1年中釣れますが、以前のように通称「ゴジラ」と呼ばれるような大きなソイはなかなか釣れなくなってきたような気がします。
それでもアブラメよりは釣れますし、今は釣れる魚の5割くらいはソイだと思います。
刺身でも煮ても美味しいですが、アブラメほど美味ではないような気がするのは爺だけ?
ソイの漬け丼を提供しているお店もありますが、アブラメよりも安定して漁獲量があるのでそうしているのかなと思ったりしています。
少し贅沢なように聞こえますが、これも釣り人の特権という事でお許しください。
ソイの名前の由来
ソイは「磯の魚」と言われていて、「ソ」は磯を短縮したもので、「イ」は魚の事を指すことからソイと呼ばれるようになったらしいです。
ホッケ
ホッケは以前は5月の連休くらいまで釣れていましたが、今は温暖化の影響なのか4月後半になるとさっぱり釣れなくなってきました。
50cm位の大物になると脂の乗りも良くて大変美味ですが、釣れるホッケのほとんどが30cm以下の小さなものになるので、爺の場合はほとんどがリリースとなります。
アブラメに似ていますが、引きはそれほどではないですね。
ホッケの名前の由来
ホッケは漢字で𩸽と書き、青緑色をした幼魚が群れで泳ぐと花のように見えるからと言う事みたいです。
そこから「北方の花」→「ホクカ」→「ホッケ」となったと言われています。
メバル
メバルは2~3月に深場から浅場へ移動し産卵します。
旬は3~5月になり、これが春告魚と言われるゆえんです。
爺の釣り場で釣れるのは20~28cmくらいが主で、30cmを超えるような大きなメバルはそうそう釣れませんが、ポイントに当たると爆釣ってこともあります。
しかし、同じポイントに行っても何時も釣れる訳ではないというのが釣りの難しさであり、釣の面白いところでもあります。
以上が爺が行っているポイントで釣れる魚です。
メバルの名前の由来
メバルの名前の由来は、目が飛び出しそうなぱっちりとした目をしている魚だという事です。
魚体のわりに目が大きいので、見た目そのままの名前ですね。
おわりに。
今回は爺のスロージギングシリーズの第5弾は、今シーズンのために購入したスロージギング用のフルソリッドロッドと、カウンター付きのスロージギング用リールのご紹介でしたが、いかがでしたか。
早く試し釣りをしてロッドとリールへ魂入れをしたいのですが、なかなかスケジュールと海の状況が合わずいまだに釣りに行けてません。
本来であれば釣りに行って、実際に使った感想をお伝えしたかったのですが、こればっかりは自然相手なのでしょうがないですね。
それに下手の横好きの爺の事ですから、釣に言ったところで釣れたかどうかはわかりませんので、インプレにもならなかったかもしれませんが。
海象の長期予報を確認すると3月はちょっと無理そうなので、今シーズンのスタートは4月に入りそうですが、爺のように土日しか釣りに行けない者にとっては、週末の天気予報とにらめっこしながら祈るしかないですね。
爺と同じ週末アングラーの皆さん、お酒を飲みながら身を清め、週末に海が凪ぎることをお祈りしましょう。
次回のインプレ?レビュー?をお楽しみに。
それではまた。
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