いよいよキャンプデビュー!キャンプの雨対策と天候の変化への対応。

キャンプ&トレッキング
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 キャンプ場は山や海の近く、中には山の上などにある場合があり、天気が変わりやすく突然の雨に見舞われることもありますが、そのような場合でも出来るだけ快適に過ごせる対策をご紹介します。

 また、小雨程度であれば特に問題なくキャンプを続ける事が出来ますが、知らないうちに積乱雲が発達して天気が急変するなどして、最悪は命の危険にさらされる場合も考えられます。

 そのような場合の対処法などについてもご紹介していますので、この記事を最後まで読んで安全なキャンプを楽しんで下さい。

 それでは始めます。

事前の雨対策

天気予報の確認

 事前の対策としては、何と言っても天気予報を十分に確認する必要があります。

 雨が降っている中でのキャンプが嫌な方は、間違いなく雨が降る予報であれば中止したほうがいいですし、多少の雨であれば問題ない方は、雨量や風の強さなどを十分に確認します。

雨 量

 いくら雨が降っても大丈夫と言っても、どのくらいの雨が降るのかによっても状況は変わりますので、雨量による中止の判断などについてご紹介します。 あくまでもYobo爺の考え方ですが。

 

●1mm/h未満の雨量

 1mm/h以下の雨量であれば、仮に降り続いたとしても特に問題無くキャンプは可能ですし、タープの下での食事も可能です。

 霧雨程度の雨であればテント内でも普通に会話は出来ますし、ラジオなども聞くことが可能ですし、このくらいの雨量だと雨音が心地よく感じる事もあります。

●1mm/h~3mm/h程度

 一時的に3mm/h程度で、その他は小雨程度という場合はキャンプは可能ですが、長時間3mm/h程度の雨が降る続くようであれば無理せずに中止する事をおすすめします。

 3mm/h程度であれば、風が無い場合はタープの下での食事は無理すれば可能ですが、少しでも風がある場合はいくらタープの下とは言え濡れてしまいますので、無理しないほうが無難です。

 1mm/h程度であれば何とか会話は出来ますが、3mm/h位の雨量になるとテント内での雨音は相当なもので、声を大きくしないと会話できないくらいです。

 

●3mm/h以上

 3mm以上の雨の場合は、基本的には無理せずに中止する事をおすすめします。

 短時間、それも一時的であれば何とかなりますが、数時間も降り続くようであれば快適なキャンプは無理ですし、かえってストレスが溜まる可能性もありますので、無理しないほうが無難です。

 「テントの中で寝て過ごすから大丈夫」、何て考えている方もいるかもしれませんが、3mm/hを超えると雨音は相当なもので、普通の会話は無理ですし、寝ていられるような雨音ではありません。

●5mm/h以上

 5mm/hを超える予報であれば中止しましょう。

 5mm/h以上になるとタープの下で過ごす事は無理ですし、テント内で過ごすにしても恐怖を感じるくらいの雨音です。

 また、短時間で会ってもテント内への浸水には十分注意が必要です。 また、5mm/h以上の雨予報の場合は、それが一時的であったとしてもキャンプは中止したほうが間違いないと思い

 以上が雨量によるキャンプの可否についてでした。

 基本的な考え方は3mm/hを基準とし、それを超えるような雨が一時的ではあれ降るような場合はキャンプを中止すべきという事です。

 「快適な雨キャンプを過ごす」と言えば聞こえはいいですが、無理してキャンプをして全く眠られなかったり、恐怖を感じたりする可能性もありますので、絶対に無理は禁物という事です。

 また、雨降りの場合はテント内の湿度が高くなり、どうしても夏場は蒸し暑くなりますので、着ていくウエア等にも気を配る必要があります。

キャンプギアの確認

 天気予報を確認して雨が予想されている場合は、雨に対応したアイテムを準備する必要があります。

テントの耐水圧

 持って行くテントは、最低でも耐水圧が1,500以上のものがおすすめです。

 「雨量がそれほどじゃないので問題ないだろう」、という事でT/C素材のテントを持って行って、結果雨が染み込んできて寝られなかった、何てならないようにしましょう。

ウエア

 雨が降っている状態でテントやタープを設営するためには、濡れずに作業できるレインウエアが必須ですし、撤収の際にも必要になります。

 また、雨の日のキャンプは湿度が高くなりますし、テント内はさらにジメジメした感じになりますので、吸湿速乾性に優れた素材のウエアが快適です。

 なお、シューズについては防水透湿性のシューズや、作業の際に履くレインブーツなども必要になる場合がありますので、もしものために持って行く事をおすすめします。 

設営時のポイント

 ここでは、雨が既に降っている場合や、明らかに雨が降る事が予想されている場合のテントの設営などについてのご紹介になります。

すでに雨が降っていたら

レインウエアの着用

 設営の際にすでに雨が降っている場合は、先ずはレインウエアを着用し、雨に濡れないで作業できるように準備します。

 また、出来ればゴアテックスなどの防水透湿素材のレインウエアが快適ですが、現在は比較的安価な防水透湿性の物が売られていますし、十分に使えますのでお知らせしておきます。

タープの設営

 雨が降っている際は、最初にタープを張ってその下でテントを設営するなどすれば、濡れずに設営作業を行うことが出来ます。

 また、タープの下にテントを張る事によって、テントに雨が当らずに雨音を少しでも軽減することが出来ます。

 ただしその場合は、タープの水捌けに十分注意が必要です。

設営場所

 テントの設営場所は、水はけが良くて雨水が溜まるような窪んだ場所は避けて設営します。

 また、地面が土の場合は雨によりぬかるんでしまいますので、出来る限り芝生や砂利などの場所に設営する事をおすすめしますし、テントが汚れずに済みます。

グランドシート

 雨の日はもちろん普段もグランドシートは敷くようにしましょう。

 少しでも浸水の危険性を減らす事が出来ますし、テントが汚れたり、地面の石などによってテントのフロアシートが傷まないようにする事が出来ます。

ペグ

 雨が降るとペグが弛みやすくなりますので、出来る限り地盤の強度が高い場所へ出来る限り長めのペグを打つ事をおすすめします。

天候の変化への対応

 キャンプ場は山や海などの自然に囲まれている場所にあるため天候が急に変わる場合があり、それに対応する事が必要となります。

 これを誤ると、最悪は命に係わる場合があり注意が必要ですのでご紹介します。

予想外の雨量

 天気予報の予想に反して雨量が多くなる場合がありますが、その際は慌てずに再度天気予報のアプリを開いて今後の予報を確認する必要があります。

 現在の天気アプリは、雨雲の今後の動きやゲリラ豪雨の予報など、様々な情報を見る事が出来ますので、それらを上手に活用して下さい。

 予報を確認し、その後も雨が強く降り続く予報であれば、躊躇せずに撤収する事をおすすめします。

 強い雨が一時的であり、その後回復する予報の場合は、テント内で大人しくして天気が回復するのを待つか、心配であれば車で待機する事もいいと思います。

 雷が聞こえてきたら当然注意しなければなりません。

 まだ雷が遠い場合には、慌てずに天気アプリで雷の注意や警報を確認したり、雨雲の動きなどを確認し、遠のいていく場合は問題ありませんが、キャンプ場を通過する場合には速やかに撤収したほうが間違いないと思います。

 大気の状態が不安定な場合は急に積乱雲が発達する場合があり、そうなると雷や突風が起きたり、あられやひょうなどが降る場合もあるなど非常に危険ですので、面倒でも全て撤収して車に避難して下さい。

 せっかく設営したテントなので、撤収するのは・・・と思うのは当然ですが、突風でテントのフレームが折れたり、最悪はテントが飛ばされたりしますので、速やかに撤収する事をおすすめします。

 また、急に近くで雷が鳴り始めたら、お金や大事なものだけを持って直ちに車に避難して下さい。

冷たい風が吹き始めたら

 急に冷たい風が吹き始めたり急に空がくらくなったら、それは間違いなく天気が急変するサインですので注意が必要です。

 急激に積乱雲が発達している証拠ですし、どんな天気になるか予想もつきませんので、自分の命を守るためにもとにかく車や管理棟などの安全な場所に避難して下さい。

 特に夏場や秋などは天気が急変する場合がありますし、そういう事があるというのを頭に入れておいて、慌てずに行動する事が必要になります。

撤 収

雨が降っている場合

 撤収する時に雨が降っているという事もありますので、その場合の対処についてご紹介しておきます。

タープは最後

 雨の中での撤収の場合は、タープを最後に撤収するようにします。

 タープの下で出来るだけテントが濡れたり汚れたりしないようにして片付け、最後にタープを撤収します。

ビニール袋

 雨の中で撤収したテントやタープは、取りあえず大きなビニール袋に入れて自宅に持ち帰り、その後乾燥させます。

 その場合、テントの中が濡れてしまわないよう気を付けて撤収する事によって、自宅に帰ってからの乾燥作業が楽になります。 

晴れた場合

 前日からの雨が止んだ場合は、可能な限りその場で乾燥させてから撤収する事により、持ち帰った後の乾燥作業が楽になります。

 テントの出入り口を開けて風を通したりして内部も乾かす事をおすすめします。

帰宅後

 キャンプ場から持ち帰ったテントやタープは、濡れている場合はもちろん、キャンプ場で乾かしてきたつもりでも再度広げて乾かす事をおすすめします。

 十分に乾かしたつもりでも、テントのフロアシートに水分が残っている場合がありますので、天気が良い日に外の物干し竿にでも掛けて、風を当てて乾かす事をおすすめします。

 また、雨の中で撤収した場合は、ポールなどが汚れている場合がありますので、汚れを拭き取りながら異常の有無も合わせて確認する事をおすすめします。

雨対策のまとめ

 今回は、キャンプデビューを予定している初心者の方々へ、キャンプの雨対策と天候の変化への対応についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

 予想外の雨であればしょうがありませんが、天気予報で明らかに雨予報が出ている場合は、キャンプそのものに慣れていない初心者の方は中止する事をおすすめします。

 テントやタープの設営やキャンプ飯の準備など、意外にキャンプに行くとやらなければならない事がたくさんある上に、雨対策もしなければならないとなると、初心者の方にとっては負担になるだけです。

 先ずは天気の良い日に何回かキャンプを行い、十分に慣れてから雨の中でのキャンプを試してください。

 爺の場合、キャンプをしていて予想外に雨に降られるのは有りですが、事前に雨が降るのが分かっている場合は、無理に雨キャンプを行おうとは思いません。

 何と言っても青空の下や、星空の下でのキャンプのほうが気持ち良いですから。。

 それではまた!

 

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