防災グッズはこれで決まり!災害時に大活躍なキャンプ用品パート2。

キャンプ&トレッキング
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 今回も引き続き防災グッズとしてのキャンプ用品やアウトドア用品についてご紹介していきたいと思います。

 前回のパート1では、「防災バック」「照明(ランタン)」「ストーブ(火器)」についてご紹介しましたが、今回はクッカーや食器類、そしてウエア等についてご紹介して行きたいと思います。

 2024年8月8日16時43分頃、日向灘でM7.1、震度6弱の地震が発生し、その後南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表されて皆さん驚いたと思います。

 一週間で解除となりましたが、何時また地震が来るかもしれませんので、これをいい機会と捉えて防災グッズの備えをしておく事をお勧めします。

 「備えあれば憂いなし。」この一言に尽きるのではないでしょうか。

 それでは始めましょう。

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クッカー

 前回ガスストーブをご紹介しましたが、クッカーがなければお湯を沸かす事もラーメンを煮て食べることも出来ませんので、ストーブとクッカーはセットと考えて下さい。

 ストーブとクッカーをセットとして考えた場合、ストーブ本体と可能であれば燃料缶もクッカーにスタッキング出来れば荷物をコンパクトに出来るためベストだと言えます。

 しかし、スタッキングを優先しすぎるとクッカーが大きくなりすぎますし、大きくなれば防災バックのスペースを取り過ぎて他のグッズが入らなくなってしまいますので、そのへんを考慮しながら選択する必要があります。

 災害の時は、キャンプのような凝った料理は当然無理ですし、そのような気にもならないはずですので、最低限の温かいスープや味噌汁、そしてインスタントラーメンのような簡単なものが食べられればOKではないでしょうか。

 そう考えるとコンパクトなクッカーで十分だと思いますので、使い勝手の良いクッカーを爺の視点で紹介します。 

お勧めのクッカー

スノーピーク:アルミパーソナルクッカーセット

 先ずは、スノーピークアルミパーソナルクッカーセットをご紹介します。

 キャンプをする方なら誰でも知っている有名なクッカーで、ソロ~3人程度の調理に使用出来るアルミ製のクッカーで、大小のポットとそれぞれの蓋からなる非常に使いやすいクッカーセットです。

 容量は、Lポットは1.15ℓ、Sポットは0.8ℓ、L蓋0.55ℓ、S蓋0.35ℓとなっていて、蓋は浅いのでフライパンや食器として使ったほうがいいと思います。

 浅型のクッカーで調理はしやすいですが、アルミ製で表面には加工などは付されていないので、慣れないと多少焦げ付きやすいため、休日等に家キャンプして使い慣れておくことをお勧めします。

 アルミパーソナルクッカーセットと全く同じ大きさのチタンパーソナルクッカーセットという非常に軽くて丈夫なクッカーがあり、少々お高くはなりますが災害時の事を考えた場合はこちらがお勧めです。

スタッキング例-1

 スタッキングに関しては以下のようになります。

 アルミパーソナルクッカーセットプリムスのOD缶250TフェムトストーブⅡの本体がスタッキング可能となっています。

 フェムトストーブⅡ以外では試したことはありませんが、これでギリギリなのでこれ以外は無理かも?

スタッキング例-2

 CB缶燃料は無理ですが、CB缶ストーブであれば爺が持っているFORE WINDSマイクロキャンプストーブの本体がスタッキング可能です。

 マイクロキャンプストーブが入るのであればSOTOレギュレーターストーブ TriTrail(トライトレイル)も入ると思います。

 ちなみに、FORE WINDSコンパクトキャンプストーブはもう少しのところで入りませんでしたが、ハードケース付きなので防災バックに入れて持ち運んでも壊れることはなく、防災用品として問題なく使用可能です。

プリムス:ライテック トレックケトル&パン

 プリムスライテック トレックケトル&パンをご紹介します。

 縦型というか深型のクッカーで、1ℓのポットとフライパン(蓋)のセットで、内側がノンスティック加工されていますので、ご飯を炊いても焦げ付くことは無く誰でも簡単に様々な料理を作る事が可能です。

 ポットの底はストーブに載せても滑らないよう、滑り止め加工が付されていますので、安心して調理が可能です。

 このポットの優れているところは他にもあり、スタッキング性能に優れているという事です。

スタッキング例-1

 ライテック トレックケトル&パンプリムスのOD缶250TフェムトストーブⅡをスタッキングした写真になります。

 この他にCB缶からOD缶へガスの詰め替えが可能な詰め替えアダプターも余裕でスタッキング可能です。

 小さなストーブやバーナーであればメーカー問わずスタッキング可能と思われます。

スタッキング例-2

 これはライテック トレックケトル&パンFORE WINDSコンパクトキャンプストーブをケースごとスタッキングしてみましたが、ギリギリ収まりました。

 これから行くと、マイクロキャンプストーブはもちろん、レギュレーターストーブ TriTrailもスタッキング可能だと思われます。

プリムス:イージークック・ミニキット

 プリムスイージークック・ミニキットをご紹介します。

 このクッカーに関してはこれ単体で使用するのではなく、ライテック トレックケトル&パンイージークック・ミニキットをスタッキングして持ち運んで使用します。

 そうする事により、スノーピークアルミパーソナルクッカーセットを少し小さくした感じのクッカーセットとして使用出来る事になります。

 アルミ製で調理時に焦げ付かないよう加工されていますので、初心者でも扱いやすいクッカーセットになります。

スタッキング例-1

 この写真は、ライテック トレックケトル&パンイージークック・ミニキットをスタッキングし、それにプリムスのOD缶250TフェムトストーブⅡ本体をスタッキングしたものです。

 ガスの詰め替えアダプターも余裕で入ります。

スタッキング例-2

 これはFORE WINDSマイクロキャンプストーブをスタッキングした写真になります。

  さすがにケースごとは無理でした。

 これだとレギュレーターストーブ TriTrailも問題なくスタッキング出来ると思います。

スタッキング例-3

 これはFORE WINDSコンパクトキャンプストーブをスタッキングした写真になります。

 ケースごとは無理なので本体をと思ったのですが、スタッキングするとイージークック・ミニキットの蓋が閉まりませんが、ライテック トレックケトル&パンの蓋は締まりますので特に問題なく持ち運べると思います。

 今回は爺が使っているクッカーやストーブを使ってスタッキングの検証をしてみましたが、クッカーは他にもたくさん発売されていますので、今回の記事を参考に寸法を調べてみるとシンデレラフィットするスタッキングが発見出来るかもしれません。

 ストーブ優先の方はストーブに合わせたクッカーを、クッカー優先の方はクッカーに合わせたストーブをそれぞれ調べてみるのも楽しいのではないでしょうか。

食器類

 次は食器類についてですが、ソロでインスタントラーメンを作って食べる場合はクッカーをそのまま食器として使いますので問題ありませんが、2人以上の場合は作った料理を分けて食べる事になるので食器は必要になります。

 しかし、家で使っているような食器は持ち運びの際に割れたりして危ないので災害用には使用できませんので、防災用としての食器は金属やプラスチック製の食器がメインとなります。

シェラカップ

 防災グッズとしての食器には、シェラカップが非常に便利ですしお勧めです。

 多くは金属やプラスチックで出来ていて、非常に軽いうえに割れる心配はありませんし、なにより取っ手が付いているのが非常に便利です。

 今は何処の100円ショップでも売っていますので、数を揃えるにもコスパに優れていますし、形も様々あり普通のカップ状のものや、皿状になったものなど、好きなものを揃えて下さい。

 ただし、100円ショップのものは計量の目盛りが付いていないのが多いので、もし探しても無かった場合はアウトドアメーカーの目盛りが付いたシェラカップを1~2個揃えておくと調理の際非常に便利です。

 とにかく割れたり壊れたりする事が無いので、子供がいても気にせずガンガン使えるのもいいです。 

 また、家でバーベキューをする際にはこのシェラカップが大活躍です。

 紙皿などは風が有ると飛んだりしたり、軽いので転んだりしますが、シェラカップの場合はある程度の重みもあるため安定していて使いやすいというメリットもあります。

 これが爺が使っているシェラカップです。

 キャプテンスタッグの目盛り付き以外は全て100円ショップのカップですが、普通のシェラカップと同様に何の問題も無く使えます。

 以前は100円ショップでは春~秋でしか販売されていませんでしたが、今は年中置いていますし、他にも様々使えそうなものがたくさんありますので、是非のぞいてみる事をお勧めします。

 シェラカップの収納も100円ショップのポーチみたいなものを使っています。

 探せばまだまだフィットするものが有ると思います。

カトラリー

 爺が使っている箸やスプーンなどのカトラリーは全て100円ショップのもので十分です。

 アウトドアメーカーのものと比べても何ら遜色がありませんし、種類もたくさんありますので、自分の好みのものを揃えて下さい。

 これが爺が使っている100円ショップのカトラリー一式です。

 箸は下の束になっているもので、ネジ式になっていて繋いで使います。

 その他のスプーンやフォーク等は全て折り畳み式でになっていて、ストッパーが付いていますので使っていて折れる事はありません。

 これらを100円ショップの収納ボックスに入れて持ち運びます。

ナイフ

 ナイフも有れば非常に便利です。

 何か切ったり、食材を切ったりと、様々なものを切るためにはナイフが非常に便利ですので、かさ張るものでもないので用意しておくことをお勧めします。

 これが爺が使っているナイフです。

 上の大きいやつも下の小さいやつも、ホームセンターで売っている安価なものですが、自分で砥石を使って刃を研いであるので、切れ味は抜群です。

 折り畳み式のナイフはロック機構が付いているナイフじゃないと、使っていてケガをする恐れが有り危ないので絶対にロック機構が付いたナイフを購入して下さい。

 以前はビクトリノックスのマルチツールナイフを使っていたのですが、フライフィッシングに行って落として無くしてしまいました。

 欲しいなと思いつつまだ買っていませんが、秋のG1レースを当てて買おうと思っています、というか、G1買わないでナイフを買えばいいだけなのですが・・・。

 それと、出来れば砥石は有ったほうがいいと思います。

 ナイフはもちろん自宅の包丁や魚を捌く時の出刃包丁なども研いで使えますし、安い包丁でも切れ味が全然違いますので、マメに研ぐことをお勧めします。 

ウエア

 ウエアは非常に大事で、自宅で寝ている時に災害が起こると、皆さん着の身着のまま逃げたり避難する事になります。

 いざという時のために防災バックなどに用意しておかないと、非難所に行っても寒かったり暑かったりするので、季節に合わせたウエアを防災バックに入れておくことをお勧めします。

レインウエア

 レインウエアは防災バックに入れておかなければならない必須アイテムです。

 雨から身を守るだけじゃなく、風を通さないのでウインドブレーカーとしても優れもので、防寒ウエアの役割もはたす優れものですので、必ず準備して下さい。

 レインジャケットだけじゃなくレインパンツも必要で、全身をカバー出来るようにしておいて下さい。

 また、可能であれば高価ではありますがゴアテックスのような透湿防水素材で出来たレインスーツが快適でお勧めですが、今はそれ以外にも比較的安価な透湿防水素材のものもありますので、以前に比べると購入しやすくはなって来ています。

 とは言え、家族の分も揃えるとなるとかなりの金額になりますので、ホームセンタ等で安いやつを買っておき、順次快適なレインウエアに買い替えていくのも一つの方法だと思います。

 とにかく安価だろうが何だろうが、コンパクトに収納出来るレインウエアは必須アイテムですので、家族の分も揃えておきましょう。

 これが爺が使っているMizunoベルグテックEXというレインスーツです。

 帽子は襟の部分に収納されていて、非常に軽く着用していいてもゴアゴアすることもない素材のレインスーツです。

 Mizuno独自の3層構造の透湿防水素材ベルグテックを使用したレインスーツで、ゴアテックスほどではないかもしれませんが、非常に快適な着心地です。

 

 収納袋付きで、収納サイズはφ100mm×180mmほどと小さく収納可能で、防災バックに入れてもかさばることの無いサイズです。

防寒ウエア

 防寒ウエアは非常に大事なアイテムで、暑い時にはウエアを脱いでいけばいいですが、寒い時に着るものがなければ寒さから身を守る事は出来ません。

 代表的な防寒ウエアとしては、フリースやダウンになりますが、あまりかさ張るのは防災バックなどに入らないので、出来るだけコンパクトに収納できるものを用意しておくことが必要です。

 そのためにはダウンが最適ですし、ユニクロのダウンジャケットのような比較的安価で購入しやすいものもありますので、そう言うものを利用するのもいいでしょう。

 それがかなわない場合はレインウエアを上手に使いながら防寒対策をして下さい。

トレッキングパンツ

 トレッキングパンツの良さは、とにかく動きやすくて丈夫、そして何より乾きやすいという事です。

 必ずしもトレッキングパンツである必要はありませんが、ジーンズ等と比べるとその快適さは比べ物にならないので、可能であればトレッキングパンツをお勧めします。

手袋

 手袋も災害時には必須のアイテムです。

 寒い時に手を温めるだけじゃなく、ガレキを取り除いたり、割れたガラスなどを片付けたり、様々な使い道がありますので必ず防災バックに入れておくことをお勧めします。

 軍手でも構いませんが、出来れば皮手袋が有れば丈夫でいいですし何にでも使えるのでお勧めです。

 また、冬場などは暖かいアウトドア用の手袋が有れば有難いですし、丈夫で濡れても乾きが早いので、是非防災バックに入れておくことをお勧めします。

 これが爺が真冬に着用しているカリマーの防風フリース手袋です。

 冬場のトレッキングや真冬の散歩、初日の出を見に行く時に着用しています。

 購入時は4,000円位でした。

 購入してから10年以上経っていますが、今でも全くへたることなく温かさは抜群です。

 タッチパネル対応で、手のひらは滑り止めも付いていますので、スマホの操作性も抜群です。

キャップ、ハット

 キャップやハットは、災害発生時に頭を守ったり、暑い日差しや寒さから頭を守る役割もあり、防災アイテムとしても必須と言えるものです。

 素材はこれでなければならないとか、カラーはこれでなければという事は全くありませんので、自分の好きなカラーや素材、メーカーのものを準備して下さい。

 これが爺が普段使用しているキャップで、左が夏や暑い時に使用しているFoxFireのメッシュキャップ、右が春や秋に着用しているTheNorthFaceのキャップです。

 これは真冬に着用しているモンベルのニット帽です。

 非常に暖かく、初日の出を見に行く時に重宝しています。

 このタイプの帽子は、耳までカバー出来るのでとても温かくて有難いです。

手回し充電ラジオ

 手回し充電ラジオに関しては必須という訳ではありませんが、情報収集としてのラジオの存在は大きく非常に大きく、且つUSB端子が付いていますので携帯電話への充電が可能なのがお勧めの理由です。

 これが爺が持っているSONY手回し充電ラジオです。

 東日本大震災後に購入したので、かれこれ10年以上使っていますが、今でも問題なく使えます。

 

 照明はスポットライトと周囲を照らすソフトライトの2種類で、様々なシチュエーションに対応できます。

 ラジオの感度が抜群なのもお勧めの理由です。

キャンピングマット

 キャンピングマットも必ず必要という訳ではありませんが、冷たい床などに座る際には非常に有難いアイテムです。

 災害用に揃えるとすればエアマットがお勧めで、非常にコンパクトに収納可能で本当に小さくなり防災バックに余裕で納める事も可能です。

 横になって仮眠する場合や座って休憩する場合などに非常に便利ですので、検討してみてはいかがですか。

シュラフ

 シュラフも防災用品として必須なアイテムではありませんが、快適な睡眠を確保できる貴重なアイテムです。

 特にダウンシュラフは非常にコンパクトに収納可能で、防災バックに入れても邪魔になる事も無く、且つ非常に暖かい優秀なアイテムです。

 その他の素材のシュラフは非常にかさ張るので、車で避難する場合などは問題ありませんが、歩いて避難する際の防災用としてはあまり適さないと思います。

水・食料品等の備蓄について

 ローリングストックとは、災害時に備えて普段から使用している食品や生活用品を少し多めに買い置きしておき、消費した分を順次買い足しながら生活し、常に一定量の備蓄を保つという方法です。

 災害大国である日本で生まれた考え方で、「ローリングストック法」「循環備蓄」とも呼ばれます。

 ローリングストックでは、賞味期限を考慮して古いものから消費していくことで、廃棄リスクを最小限に抑えることができます。

 また、日頃から利用している品物の一部を利用することで、災害時にも日常の延長として対応することができます。

 主に災害時に使用する「非常食」だけでなく日常で使用し、災害時にも使えるものをバランス良く備えることが大切です。

 たとえば、普段から多めに日常食品を買い置きしておき、非常食は3日分用意しておくと、被災後まずは冷蔵庫や台所にある日常食品を消費することによって、3日間はしのげます。

 その後、ローリングストックを行っていた非常食で3日間を過ごします。この流れでいくと、6日間は食料を心配する必要がありません。

 是非日頃からこのローリングストックを実践して、いざ災害が起きた時にも慌てないで過ごせるようにしておきたいですね。

 災害時の食品等についても今回ご紹介しようと思いましたが、かなりのスペースが必要になりますので、改めてご紹介したいと思います。

おわりに

 今回も引き続き防災グッズとしてのキャンプ用品やアウトドア用品についてのパート2でしたが、いかがでしたでしょう。

 前回の「パート1。」の記事と合わせると、災害時の過酷な環境下でも大活躍なキャンプ用品を主とする防災グッズがほぼ全て揃います。

 南海トラフ地震だけじゃなく、台風による大雨や洪水、強風による建物の倒壊など、災害はいつやってくるか誰にもわかりませんので、災害への備えは十分に行っておく必要があります。

 キャンプ用品を揃えるとなると、趣味にお金を掛けるような感じで何となく気が引けますが、防災グッズを揃えための必要経費と考えると気持ち的にも楽ではないでしょうか。

 先日出された「巨大地震注意」が無駄にならないように、これを機に本気で防災について考えるきっかけになれば幸いです。

 それではまた。

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