
今回は、2025年にスロージギングをデビューを考えている皆さんに、コスパ抜群のメタルジグをご紹介します。
メタルジグと言っても長さや形などの種類はもちろん、カラーも様々なものがありますので、初心者の方にとってはどれを選べばいいのかわからないと思います。
また、近海のスロージギングで一般的に使用される130g~180g程度のもので、価格も1,000円以下のものから3,000円を超すものまであり、「高価なものじゃないと釣れないの?」などと迷ったりすると思います。
そこで今回は、爺が使ってみてコスパに優れていると思うジグについて皆さんにご紹介したいと思いますので、最後までご覧になり、メタルジグ購入の参考にしてみてはいかがですか。
それでは始めます。
コスパ抜群のメタルジグ
メタルジグに関しても、初心者の方は根掛かりなどのトラブルがどうしても多くなりますので、必然的にロスが多くなってしまう傾向があります。
高価なジグになると1本2,000円以上もしますし、ジグのロスは非常に大きな負担になりますので、比較的安価でありながらも実績のあるジグをご紹介します。
お財布への負担を極力少なくするため、紹介するジグ(130g~160g程度)の価格は800円程度のものから、高くてもせいぜい1,600円程度のものになります。
なお、今回ご紹介するのは、セミロングジグとショートジグになり、青物狙いのロングジグに関しては実釣ではあまり出番がないので省かせて頂きましたので、あしからず。

コスパ抜群のセミロングジグ
Daiwa:鏡牙ジグ セミロング
先ずは、Daiwaのセミロングジグ、鏡牙ジグ セミロングをご紹介します。
このジグは、近海で一番出番の多い130g~160gで実売価格が800円~900円程度ですので、非常に購入しやすい価格でありながら、根魚やヒラメなどの底物には非常に実績があるジグの一つです。
本来は太刀魚用のジグとして発売されているものですが、根魚や底物、サクラマスや青物まで、何にでも対応出来る万能的なジグですし、セミロングのジグは必ずタックルボックスに入れておきたいジグでもあります。
高価なジグと比べるとどうしても引き重りして長時間使っていると疲れますし、若干塗装が剥がれやすいように思いますが、この価格の事を考えると多少の引き重りは我慢です。
太刀魚用のジグは、他にも万能的なジグが多く、「〇〇用のジグだからこれは合わない」と思わずに、様々なジグを使ってみて下さい。
あくまでも爺の場合ですが、出番が多いカラーとしてはPHシルバー、MLゼブラグロー、FHラムネグローです。

ちなみにこの写真は、鏡牙ジグ セミロングのPHシルバーにオレンジ色のマニュキア ちなみにこの写真は、晩酌の時にふと思いついて、鏡牙ジグ セミロングのPHシルバーにオレンジ色のマニキュアを塗って、オレンジゼブラにしたものです。
よく言われる、「酔った勢い。」と言う奴ですね。
何の変哲もないジグですが、50cmを超えるゴジラのような面構えのソイが3匹連続で釣れたり、70cmオーバーのヒラメも相当数釣れていますので、シーズンを通して常にタックルボックスに入っているジグです。
1,000円を切るような比較的安価なジグの場合、このように自分でカラーリングして使う事が出来るのもメリットですが、くれぐれもお酒を飲み過ぎて失敗しないように注意して下さい。

Shimano:スティンガーバタフライ ペブルスティック
次は、シマノのスティンガーバタフライ ペブルスティックをご紹介します。
今回ご紹介するコスパに優れたジグの中では比較的高価なジグですが、それでも実売価格は1,500円程度です。
見た感じではフォールが早そうに感じる形状ですが、意外にもセミロングジグとしてはそれほど早いわけではなく、またフォールアクションも比較的穏やかなジグと言えます。
爺の使い方としては、晩春~夏場以降の青物狙いや、大き目のイワシがベイトの際のイワシカラーを使ったヒラメ狙いの実績が高くなっています。
また、サクラマスが2匹釣れた実績があり、その時のカラーがいずれもブルーピンクでしたが、これに関してはたまたまなのかどうなのかはわかりません。
フォールスピードも特別速いわけではなく、フォールアクションも抑え気味なので、ベイトが逃げ惑うようなアクションというよりは、弱ったベイトに見えているのかもしれませんが、ハマると強いジグです。
また、サクラマス狙いに有効なスティンガーバタフライ ペブルスティック サクラスペシャルもラインナップされていますので、サクラ狙いの方は試してみてはいかがですか。

ジャッカル:アンチョビメタル TYPE-Ⅱ
次は、ジャッカルのアンチョビメタル TYPE-Ⅱをご紹介します。
このメタルジグも太刀魚用として開発されたジグですが、根魚や底物、青物までオールラウンドに釣れるメタルジグですが、近海で使用する事が多い130gや160gで実売価格は1,000円以下と、非常に安価なのも魅力です。
また、ジャッカルのグローカラーは他のメーカーのものより良く光るというか、非常にはっきりと光るのが特徴ですので、チャンスがあったら比べてみて下さい。
このよく光るのが釣果につながっているかどうかはよくわかりませんが。
シーズンを通して出番が多いのはグローストライプ、夏場以降に出番が多いのはブルーピンクです。

メジャークラフト:ジグパラ バーチカル ロングスロー
セミロングの最後は、メジャークラフトのジグパラ バーチカル ロングスローのご紹介です。
メーカーではロングジグとして紹介していますし、ロングとセミロングの中間的なジグと言えますが、ここではセミロングとしてご紹介しますし、今回ご紹介しているジグと同じ重量で比べた場合、一番長いジグとなります。
爺も使っていますが、何故かあまり実績が良くないのですが、友人はこのジグで数々の大物を釣り上げていていますので、あえてご紹介した次第です。
こういうことはよくある事で、何故か自分だけには釣れないとか、自分だけに釣れるとか、たまたまだとは思いますが、それによってジグの印象が変わり、全く使わなくなるジグも出てくるんです。
安定した水平姿勢でフォールし、アクションもそれほど派手という印象はありませんが、友人は主にイワシカラーやゼブラグロー等を使ってブリ等を釣り上げています。
これも非常に安価なジグで、長いわりに扱いやすいのが特徴ですが、爺には何故か釣れません。

コスパ抜群のショートジグ
Shimano:ウイングフォール
以前同社にはバタフライウイングというジグがありましたが、それの後継版のジグという位置付けではないでしょうか。
スロータイプのティアドロップ型で、どちらかと言うと根魚に強いジグという印象があり、潮流が速いと流されてしまうので、潮が動いていない時に出番の多いジグです。
本物のベイトフィッシュのようなウロコ模様をした奇麗なホログラムで、水中でのアピール力も見るからに強そうなカラーリングのジグです。
それでいて実売価格は1,000円台前半ですので、非常にお買い得なジグと言えます。

Shimano:シックスサイド
ショートとセミロングの中間的な長さのジグで、130g~150gで実売価格が千円ちょいの購入しやすい価格となっています。
価格の割にはカラーリングが奇麗でしっかりしているので、ガンガン使っても塗装が剥がれにくいように感じます。
サクラマスにも効果的で、今では専用カラーのサクラマススペシャルも発売されているくらいです。
根魚からサクラマス、そして青物まで、全ての魚種に対応可能なジグですし、ショートとセミロングの中間的な長さのジグとして、タックルボックスに入れておきたい長さのジグです。

Daiwa:ソルティガ ジャイブチョッパー
次は、Daiwaのソルティガ ジャイブチョッパーをご紹介します。
このジグに関しては、気になったカラーが売り切れていたりしてなかなか手に入れることが出来ず、結局昨シーズンは使う事が出来ませんでしたが、友人が使った印象では非常に使いやすくてよく釣れたという印象だそうです。
今シーズンは取りあえずMLゼブラグロー150gとMLケイムラグローヘッドシルバー150gの2種類のカラーを購入出来たので使うのが楽しみですが、今シーズンは週末の高波や強風によってまだ出港できていないのが残念です。
他にも気になるカラーがあるので、今のやつを使ってみて気に入ったら購入しようかと考えています。

Daiwa:鏡牙ジグ ベーシック
次は、Daiwaの鏡牙ジグ ベーシックのご紹介です。
先にご紹介した鏡牙ジグ セミロングのショート版で、同じく太刀魚用に開発されたジグで、カラーリングやホログラムも非常に奇麗でありながら1,000円を切る価格のため、非常に購入しやすいのが魅力のジグです。
太刀魚用ではありますが、これに関してもどの魚種でも狙う事が可能ですし、特に根魚や底物には実績のあるジグです。
カラーはどうしても太刀魚に有効なカラーが多いので、太刀魚以外の魚を狙う爺にとっては、シルバーやシルバーゼブラグロー、そしてブルーピンクを使う事が多くなります。
しかし、最近は主に鏡牙ジグ セミロングを使う事が多いので、出番は少なくなっています。

メジャークラフト:ジグパラ バーチカル スローピッチ
次は、メジャークラフトのジグパラ バーチカル スローピッチをご紹介します。
木の葉型と言われるヒラヒラとフォールするスロータイプのジグで、特に根魚に有効なジグとして実績のあるジグで、価格も800円程度と安価ですが、塗装に関しても比較的丈夫で剥がれにくいのもおすすめなポイントです。
スロータイプのショートジグで、タックルボックスに入れておいて頂きたいジグです。

高価だけど外せないジグ
あくまでも参考としてですが、高価なジグになりますが爺がタックルボックスから外せない非常に実績十分なメタルジグをご紹介します。
本来であれば、初心者の方に是非使って頂きたいジグですので、懐に余裕がある方は1本でも持っていて損はないジグです。

外せないセミロングジグ
シーフロアコントロール:アーク
先ずは、シーフロアコントロールのアークをご紹介します。
非常に潮抜けの良いジグで、ジャーク時にあまり抵抗を感じる事も無いため、使っていても疲れを感じる事も無く、またアピール力も強いため、ここぞという時に出番が多いジグですし、実績も素晴らしいジグです。
速めの潮流にも対応可能なため、非常に使い勝手の良いジグですが、高価なのが唯一の不満な点です。

ディープライナー:スパイ-Ⅴ
根魚や底物、そして青物やサクラマスまで、全ての魚種にまんべんなく対応可能で良く釣れるジグで、爺にとっては「こまった時のスパイ-Ⅴ」と言うくらい信頼しているジグでもあります。
何がそんなに良いのか、その理由は爺にも分かりませんが、とにかく釣れるので常にタックルボックスから消えることの無いジグです。
春先のアイナメ狙いのクリアレッドヌードスポット、初夏から秋の青物やヒラメ狙いのイワシカラー、オールシーズン対応のシルバーとNSゼブラなど、季節ごとに様々なカラーを使い分けています。

ディープライナー:スパイ-C
このジグは6月以降の青物、そして盛期のヒラメ狙いの際に出番が多くなるジグで、先に紹介したスパイ-Ⅴよりジャーク時の飛びも大きいのが特徴です。
非常に潮抜けが良く引き抵抗が小さいので、150gを使っていても感覚としては100g程度に感じるくらいですので、水深があるポイントで使う場合も非常に楽なジグと言えます。
爺がよく使うカラーとしては、イワシカラーとシルバーになります。

外せないショートジグ
シーフロアコントロール:スパンキー
外せないショートジグ、先ずはシーフロアコントロールのスパンキーをご紹介します。
このジグはフォールが早く潮流が速い時には非常に便利で、2枚潮などの底が取りにくい状況でも使いやすいジグになり、爺の場合は一見して潮が速そうな時にパイロットジグとして使用したりします。
フォールが早く根魚などにアピール出来なさそうなジグですが、実際には根魚やヒラメなどの底物にも非常に有効なジグで、シルバーはオールシーズン使えるカラーとして常にタックルボックスに入っています。

シーフロアコントロール:アビス
次もシーフロアコントロールの製品で、アビスというジグをご紹介します。
見た感じは特にこれといった特徴も無い普通のジグに見えますし、早い潮流に対応できる分けでもありませんが、使っていて非常に楽しいジグで、シーズン全般に外せないジグです。
特に根魚やヒラメ釣りの際には非常に出番が多く、大物の実績も多いので、ゴーストゼブラグローやシルバーは常に切らすことなくタックルボックスに入っています。

シーフロアコントロール:クランキー
またまたシーフロアコントロールの製品で、クランキーというジグをご紹介します。
特に意図した操作をする事も無くジグが勝手にイレギュラーな動きを演出してくれるので、初心者には非常におすすめなジグで、高価ですが1本はタックルボックスに入れておいて頂きたいジグです。
潮流が緩い時に出番が多いジグで、シルバーやゴーストゼブラグローが個人的にはおすすめです。

ネイチャーボーイズ:スローライダー
比重の軽い鉄で作られた非常に珍しいジグで、それゆえの漂うようなフォールアクションで魚にアピールし、全魚種に有効ですが、特に根魚や底物に有効な印象のあるジグです。
スローライダーという名の通り、スローな誘いには持って来いのジグで、魚に長時間ジグを見せることが可能です。
鉄製のジグですので、ジグ本体の塗装に傷が付いたりするとそこから錆が発生して塗装が剥がれる事がありますので、傷が付いたら早めにマニキュアなどで補修する事をおすすめします。

おわりに
今回は、2025年のスロージギングデビューを目指している初心者の皆さんへ送る、コスパに優れたメタルジグのご紹介でしたが、いかがでしたか?
ロッドやリールと比べるとメタルジグ1本1本は安いものですが、釣り場へ持って行くメタルジグは1本や2本では全く足りませんし、最低でも10数本は必要になります。
デビューのためのタックルを揃えるだけでも相当な出費となりますので、出来る限り出費を減らしたい方のために実績があり、且つ低価格なメタルジグをご紹介しましたので、この記事を参考に揃えてみてはいかがですか。
次回のスロージギングデビューシリーズは、コスパ抜群のフィッシングギアについてのご紹介です。
それではまた。

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