2024年5月5日の子供の日、今シーズン3回目のジギング釣行。
今シーズンの初釣行、そして前回と、厳しい釣果になったため、今回こそはと思い気合を入れての釣行です。
前回はリベンジ編をお送りしましたが、リベンジとは復讐という意味らしく、あまりふさわしい言葉ではないような気がしたので、リトライ編としてお送りします。
結果はと言うと、前回や前々回に比べると魚のサイズもアップしていますが、爆釣には程遠い釣果でした。
しかし、ジグのカラーがこれほど釣果に影響を与える事も珍しいというくらいの釣行になったため、その模様をお伝えできればと思います。
GW期間中でもあり、ゆっくりと釣りを楽しみたかったのですが、皆さん家族のご機嫌取り、取り分けかみさんのご機嫌取りをしなければならないため、今回も8時納竿の予定です。
これって非常に重要な事で、これからも釣りを楽しむには絶対に怠ってはなりません。
これを怠れば大変な事が起こりますので、かみさんのご機嫌取りだけは欠かさずに行うようにしましょう!
それではお送りします。
アウトドアとフィッシングの専門店【ナチュラム 】出港
日が昇るのが早くなってきたため、今回は4時半出港となりました。
今回も友人と3人の釣行です。
今日も朝日が奇麗です。
この感じだと、次回はもう少し早く出港しても大丈夫みたいですね。
写真では若干波立って見えますが、いたって穏やかな海です。
ポイント到着
釣り船の情報では、相変わらず60m以深は状況があまり良くないという話でしたが、思い切って行ってみることに。
出港から約20分、ポイントに到着。
水深は約70m。
出港直後は南西の微風が吹いていましたが、ポイントに到着した時にはその風もほぼ収まりました。
釣行データ
釣行のデータは以下の通りです。
潮位
釣行日 | 満潮 | 干潮 | |||
4月14日 | 5時25分 | 134cm | 13時16分 | 11cm | |
4月28日 | 4時35分 | 131cm | 11時59分 | 2cm | |
5月5日 | 1時18分 | 111cm | 7時24分 | 46cm |
前回と前々回は、ほぼ満潮の潮止まりの状態からのスタートでしたが、今回は干潮の潮止まりに向かってのスターになります。
波高・波向
釣行日 | 波高 | 波向 | 備考 | ||||||||
4月14日 | 1.2~1.5m | ESE | 鏡のような水面 | ||||||||
4月28日 | 1.0~1.3m | SE | 鏡のような水面 | ||||||||
5月5日 | 0.7~1.0m | ESE | さざ波 後 鏡 |
風
釣行日 | 風速 | 風向 | ||||||
4月14日 | 1.0 後 凪 | SW 後 SE | ||||||
4月28日 | 静穏~1.0 後 2m | 凪~NW 後 NNW | ||||||
5月5日 | 1.0m ~ 静穏 | 南西 ~ 凪 |
水色
釣行日 | 水色 | ||||
4月14日 | 薄濁り(雪代) | ||||
4月28日 | クリア | ||||
5月5日 | クリア |
潮流
釣行日 | 潮流 | |||||
4月14日 | N~Sへ、絶好の潮流 | |||||
4月28日 | 潮流ほとんど無し、風に流されるだけ | |||||
5月5日 | 非常に弱いN~Sの潮流 後 潮流無し |
以上が釣行データです。
波も無く、風もやんで穏やかな海となり、釣には最高の状況となりました。
ただ、もう少しで潮止まりという状況での釣り開始となる事が気掛かりです。
タックル
今回のタックルも前回と同じです。
ロッド&リール
特にロッドのレネゲードはフルソリッドであるため、従来のチューブラーに比べて当りを取るのが難しく、独特な感触なので、先ずはそれに慣れるためという事です。
また、サブのタックルは(写真右側)は、ダイワのソルティガSJの61B-3、リールはシマノのオシアジガーFカスタムの1501-HG、ラインはPE1.5号です。
こちらのタックルは、今までに80cmオーバーのヒラメを何匹も釣り上げていますし、その他ブリなどの大物も何本も釣り上げている信頼のおけるタックルです。
今はレネゲードとソルティガICに慣れるためサブタックルとして持ち込んでいますが、本来はメインとして使用しているものです。
サブタックルがあると、メインタックルのPEラインが高切れした場合などに、素早くタックルをチェンジして釣りが出来るからです。
老眼の爺の場合、船上でリーダーを結び直すのは時間が掛かる作業となるので、サブのタックルがあると非常に便利です。
替えのリールだけ持って行っても良いのですが、バンバン釣れてるときはガイドにラインを通す時間ももどかしく感じるので、その時合を逃さないようサブのタックルを持ち込んでいます。
メタルジグ
今回使用したメタルジグは以下の通りです。
釣り開始
先ずはいつものシルバー系のジグをセット。
スタートフィッシング
爺はパイロットジグとして、シルバー系を最初に使う事に決めていて、これにより迷いなく釣りを始められます。
シーフロアコントロールのアビス150gのゴーストゼブラグローです。
あまり潮が動いていないようなので、フォールが遅いアビスを選択。
使いやすい素直なアクションで、これで釣れるようであれば最後までこれで通すこともあります。
シルバーはオールランダー的なカラーで、その日の様子をうかがうには最適だと爺は勝手に思っています。
という事で、第一投。
船はゆっくりとではあるが北から南へ流れている。
この潮流は釣りには絶好のコンディションですが、20分経っても30分経っても爺にも友人にも当りすら無し。
ポイント移動、魚探に反応
「やっぱり情報通り、70m付近は厳しいかな?」という事で、少し陸側へ移動してみることに。
スタート時より風も凪てきて、気温も徐々に上がって来た。
今のまま潮が流れ続ければ良いが・・・。
ポイント到着後に魚探に反応が。
中層から底までほぼ真っ赤である。
さっそくジグを投入したが何の反応も無いため、友人がジグを交換しようとしたら何かが掛かった。
上がって来たのは20cmほどのマイワシで、回収しようとしたジグにスレ掛かりしてきたのだ。
という事で、友人共々イワシを意識したジグへ交換して投入。
爺がチョイスしたのはシーフロアコントロールのS-レジェンド130g イワシカラー。
前回もこれで良型のソイが釣れたので、これに期待する。
しかし、またしても誰のジグにも当りすら無し。
そこで再度ジグを交換する事に。
シーフロアコントロールのレクター150gのイワシカラーへ。
S-レジェンドに比べてフォールがかなり遅いので、ゆっくりとジグを見せてみようという作戦です。
アシストフックは爺が好んで使っているがまかつのバーブレスフック鎌鼬です。
ジグを交換して投入すると、やっと当りが。
釣れたのは30cmに満たないアイナメだった。
リリースサイズではあるが、魚はちゃんといるという事がわかった。
あとは爺たちの腕次第という事だろうが、これが一番問題だ。
その直後、友人にも25cmくらいのリリースサイズのソイが釣れたが、 その後が全く続かない。
釣り開始から既に1時間以上経過したが、結果的にキープサイズは0匹という事になる。
気が付くと潮流がほぼ止まってしまい、前回と同様に船が迷走している。
「下手すりゃ今日は坊主?」なんて事も頭をよぎった。
再び移動
このままここでもう少し粘ってみるか、それともポイントを移動するか、友人と話し合った。
「釣り船などの情報通り、水深60~70mは良くない。」という判断に至り、水深50mへ移動する事に。
風は全く無くなった。
潮流も無くなったので、船はほとんど動きそうにない。
どうしたものかと思いつつ、ポイントを移動。
ジグ交換
ポイント到着後、ジグを交換してみることに。
シーズンを通してもほとんど出番が無い、パープル×ピンクの爺にしては派手なジグをダメもとで使ってみることに。
アシストフックは自作品で、返しは潰してバーブレスにしてあります。
という事で、ジグを投入。
すると直ぐに当りが。
上がって来たのは50cmに少し足りないくらいのアイナメだった。
久々の太った良型のアイナメだ。
ほぼ潮止まりの時間帯だが、魚の活性が上がって来たのか?
魚を生簀に入れて再びジグを投入。
船はほとんど動いておらず、さっき釣ったポイントから10m程しか移動していないのでは?
と思っていたらまたも当りが。
今度は40cmほどのウッカリカサゴだ。
(ガヤと表記していましたがウッカリカサゴの間違いでした、訂正してお詫びします。)
これだけ良型が釣れるのは、この海域では珍しい。
「時合だ!」という事で皆さん気合を入れ直してシャクリ続けるが、釣れるのは爺だけ。
その後も爺だけにアイナメやソイが釣れるのだ。
何でだ?
ジグのカラーで釣果に差が・・・
「これは時合じゃなくいジグの色?」という事で一人の友人が形は違うが爺と同じようなパープルカラーをセットして投入。
すると、友人にも当りが。
上がって来たのは40cmほどの太ったアイナメだった。
その後もその友人と爺には、ぽつりぽつりと当りがあるが、別の友人にはいまだに当りが無い。
その友人もいよいよお尻に火が付いたのか、ジグを替えることに。
パープルやピンクが無いので、濃い目のオレンジゼブラのジグに変更。
そうすると間もなく当りが。
釣れてきたのは35cmほどのアイナメだった。
3人ともパープルやピンク、そしてオレンジゼブラなどの派手なカラーを使ってはいるが、形はまちまちでフォールの動きなども違うので、釣れた要因として考えられるのはカラーである。
カラーの違いでこれだけの差が付くの?
そこで試しに友人が、グリーンの派手なジグをセットして釣ってみたが、20分以上全く当り無し。
再度ピンクに戻したら間もなく当りが・・・。
今日に限っては、パープルやピンク、そしてオレンジ系の、どちらかと言うと暖色系の派手なカラーのジグに反応が良いという事なのだろう。
他のカラーでも釣れるには釣れたが、明らかに釣果に差が付いたのは、正直3人とも驚いた。
ジグのカラーと潮流・・・
以前スロージギングの記事を書いた際に、「釣果に影響するのはカラーよりジグの形状、イコールフォールの姿勢や動きによるものが大きいのでは?」と書いたが、今回のようにカラーが大きく影響する場合もあるという事が改めて分かった釣行でした。
爺たちは、時間が来たのでそろそろ帰港しようとしていたところ、知り合いの釣り船から電話があった。
「そっちはどう?こっちは全然ダメ。」と言うものだった。
ジグのカラーが影響するなど、こっちの状況を教えたら「やってみる。」という事だった。
釣り船が帰港する時間帯の14時過ぎに連絡が。
「ジグのカラーについて皆に伝えたら、その後釣果が上がったよ。 ありがとうね。 ただ、その後潮が動き出したら色は関係なくなったけどね。」というものだった。
「えーっ!そうなの?なんで俺たちが納竿してから・・・。」
爺たちが納竿してから釣れ始めた、これはいつものことであるし、よくある事だ。
ちょっとした時間の違いで、魚にスイッチが入るのは今までも経験済みだが、これだけは誰にもわからない。
むしろ、これだから釣りは面白いのだが・・・。
今回は、改めて釣りって奥が深いと思わされた釣行でした。
ある意味正解が無いから面白いのだろうし、正解がわかっていれば何も苦労はないし、面白味も無い。
これからもいろんな釣りを経験するだろうが、3日もすれば忘れてしまう爺ではあるが。
それではまた。
追記
今シーズンに向けて準備したタックルのインプレッションについて書くのを忘れた。
先ずはロッドのレネゲードであるが、フルソリッド特有とも言える当りにも徐々に慣れてきた。
チューブラーのように張りがある感じではないので、当りは「抑え込むような感じ?」と言えば分かりやすいだろうか。
上手く言葉では表現できないが、「コンッ!」という感じではないが、感度が悪いという事ではなく、当りの感じ方が違うと言ったほうが良いだろう。
根魚の当りについては分かってきたように感じるので、ひたすら釣って慣れて行くしかない。
また、良型のアイナメが釣れた時には、正直ここまでのサイズとは思いませんでした。
これは良型のソイを釣った時にも感じた事で、魚の引きをロッドが上手くいなして、力を吸収するからかもしれません。
まだ大型の魚を掛けていないので何とも言えませんが、青物を釣ってみればそれも分かると思いますので、それについてもお伝えできればと思っています。
リール、ソルティガICについては、まだ大型の魚を掛けていないので、ドラグ性能とかを確認できていないが、今のところ何の問題も無く使っている。
ラインの巻き取りも早く、グリップの握り具合やパーミングのしやすさなども良好です。
何よりもカウンターが使いやすく、音でも水深を知らせてくれるので、数字を見なくてもある程度水深を把握できるところが便利ですね。
例年通りであれば来月には青物もやってくるはずですので、早くリールのドラグ性能や巻き上げの力などを試してみたいと思います。
いずれの製品も、今のところ大満足です。
今後もこれらの製品について感じた事をお伝えしていきたいと思います。
それではまた。
コメント