ついに孵化。
孫ライダー1号がメダカの卵を発見してから約1週間が経過。
朝起きてメダカたちにエサを与え、卵が入ったタッパーを見てみたら、ついに稚魚が産まれているではないか。
産まれたばかりのメダカの稚魚を針の先っぽくらい小さいことから針子と言うらしいが、実際に見るとその訳が分かるような気がする。
まだ孵化していない卵がざっと見ても30個ほどあるので、これから次々に孵化すると思われるが、そうなると容器が小さすぎるので、少し大きめの発泡スチロールに移すことにした。
それからというものどんどん孵化していき、最終的にはほぼ全ての卵が孵化して約30匹ほどの稚魚が産まれた。
この時に、あまりの嬉しさに写真を撮るのを忘れてしまったのである。
さっそく稚魚が泳いでいる動画を送ったら、孫ライダーたちが大喜びし、「今度見にいくからー。」とのことであった。
その際は、十分に気を付けねば。
産卵から孵化まで。
参考までに、メダカの産卵から孵化までの流れについて、爺の失敗談と、皆さんが失敗しないためにネットで調べたことを書いていこう。
観察。
当たり前のことだが、毎日よく水槽内を観察することが大事である。
爺はよく観察していなかったので、孫が発見するまで気付かず、危うく親メダカに卵を食われるとこだった。
特にシニアの方々は老眼鏡を掛け、じっくりと観察しましょう。
産卵床の準備。
ある程度の数のメダカを水槽に入れた場合、オスとメスが必ず含まれていると思われるため、いつ抱卵してもおかしくないので、事前に産卵床なるものを準備しておいたほうが良い。
種類も様々あり、中には自作している方もいるが、始めはメーカーから出ているものでいいので、水槽に浮かべておくとそれにメダカが卵を産み付けるので、その後の採卵がしやすくなるそうだ。
爺はこれも準備していなかったので、水草に産み付けた卵を指でつまみながら採卵したが、これがけっこう面倒だった。
採卵。
産卵床を水槽から取り出して見ると、産み付けた黄色っぽい卵が確認できるらしく、それを指でつまんで用意してあるタッパーに入れる。
タッパーの水は塩素を含んだ水道水が良いみたいで、卵が腐るのを防いでくれらしい。
その際に指でつまんで卵をコロコロ転がすようすると、卵に付いている粘膜みたいなのが取れ、固まり状(たとえるとカエルの卵に近い状態)になっていた卵がばらけるそうである。
そうしないと上手く孵化しないみたいだ。
なお、受精卵は指でつまんでも潰れず、無精卵は潰れるみたいなので、それらを分別するためにも必要な作業みたいだ。
爺の場合は、水草から卵を取る際にたまたまそれが出来ていたみたいで、本当に運がいいとしか言いようがない。
孵化。
産卵から孵化までの積算水温が250℃ということなので、それが近づいてきたらタッパーの水を水道水から親メダカの水槽の水に取り換えておく。
その際は十分に水温を調整しながら水を取り換える。
採卵した卵の数が多い場合はタッパーでは小さいので、最初から少し大きめの発泡スチロールを別に用意し、それにカルキを抜いた水と卵を入れておき、孵化に備えておいたほうが良いと思う。
稚魚の育成。
稚魚の餌は、親メダカに与えているものをすり鉢などですり潰して与えてもいいらしいが、稚魚専用の餌を与えたほうが間違いないと思います。
個体差により弱い稚魚や最後のほうに産まれた小さな稚魚は、他の稚魚との争いで餌を十分に食べられずに亡くなることがあるそうなので、そうなった場合にはそれを取り除きながら観察を続ける。
孵化後1ヶ月~1.5ヶ月ほどで1~1.5cmほどに成長したら親メダカと一緒の水槽へ移して大丈夫となるみたいである。
最初の1ヶ月が最も亡くなる可能性が高いそうなので、それまでは気を抜けないということである。
ちなみに爺が購入した稚魚用の餌は下記のものである。
稚魚は楊貴妃?幹之?どっちかな?
後で気付いたというか、最初に調べておくべき基本的な事なのだろうが、爺は何も考えずに楊貴妃メダカと幹之メダカを同じ水槽で飼って「綺麗だな~。」などと喜んでいたのだが、結局今回産まれた稚魚がどっちなのか分からない。
言い訳ではないが、まさかこんなに早く抱卵、産卵、孵化となるとは思いもよらなかったのだ。
メダカが産卵することは記事などを読んで知っていたが、そうするためにはそのような環境を整えてやる必要があるものと勝手に考えていたので、全てが後手にまわってしまった。
これが本当の「後悔先に立たず」である。
もしもそれらが交配していた場合、産まれてきた稚魚は原種に近いメダカ本来の色になるそうで、せっかく楊貴妃と幹之メダカを飼ったのに、もしも産まれてきたのが黒っぽいメダカの原種だったら、完全に爺のミスであることは間違いない。
なので、種類別に産卵させたい場合は、種類ごとに水槽を分けて飼育する必要があるので、皆さんには十分に気を付けるようお伝えしておきます。
2~3週間ほどすればメダカの色がはっきりしてくるらしいので、体色に違いが出てくることを願っているし、もしそうなったら産まれた稚魚を種類ごとに分けて飼育し、さらに産卵させようと思う。
本当に爺は後先考えないで直ぐに行動してしまうので、これからは十分に気を付けねばと思うのだが、この歳まで何も成長していないので今後も無理だろう。
ん? 待てよ。
種類ごとに分けて飼育となると、もう一つ水槽を用意しないとならなくなるが・・・。
ということは、かみさんがどういう反応を示すか・・・。
しかし、爺の懲りない性格からすれば、間違いなく買ってしまうだろう。
それではまた。
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