格安クーラーボックスを再改造！プレミアムなクーラーボックスへ？

　今回再改造する、ホームセンター製のクーラーボックスと、凍らせたペットボトル２本です。

　スタート時の室温は24℃ほどで、この日の予想最高気温は30℃ほどです。

それでは１本目のペットボトルの重量を測定します。

1本目の重量 W=806.5ｇ　です。

ペットボトルは、以前使ったものと一緒ですが、その時は770ｇほどだったので、何度も凍らせたせいで変形し、30ｇ以上容量が増えたという事になります。

２本目のペットボトルの重量を計ります。

２本目の重量 W=805.5ｇ　でした。

こちらのペットボトルも変形して容量が増えていました。

　
測定後は速やかにクーラーボックスに入れ、蓋をして陽の当らない場所に置き、12時間放置します

　蓋を開けるといつものように冷気が広がり気持ちいいです。

　取り出してみると、氷がちゃんと残っており、先ずは一安心です。

　ペットボトル内の氷が溶けた水を素早く排出します。

　
１本目の氷の残重量を測定します。

　
１本目の残重量 W=373.0ｇ　でした。

　
２本目の氷の残重量を測定します。

　
２本目の残重量 W=370.5ｇ　でした。

　ちなみに前回の改造の際には、クーらボックスの下部に結露が見られましたが、今回は確認されませんでした。

　これについては理由は分かりません。

　これが今回の秘密兵器、保温アルミシートです。

　100円ショップで売っていて、災害の備えなどに使うものですが、今回は保冷力をアップさせるために使います。

　大きさが213cm×150cmとかなり大きいため、スペーザライト35Lキャスターの再改造で余った分を今回使います。

　また、非常に薄いので、あまり隙間の無い箇所にも使えるところがポイントでもあります。

　先ずは蓋を外します。

　
　蓋はプラスチック製の棒のような物を、本体に引っ掛けるだけの簡単な構造になっていますので、引っ張ると簡単に外すことが出来ます。

　
　次は、本体を３つに解体しますが、ボルトなどの金具は一切使われておらず、外枠にある爪を、内枠に引っ掛けるだけの構造ですので、これも簡単に外すことが出来ます。

　これが本体を３つに解体した写真です。

上：本体外枠
中：断熱材（発泡スチロール）
下：本体内枠

　それでは先ず断熱材からいきます。

　アルミテープを周囲に貼った断熱材を、さらに保温アルミシートで包みます。

　
　保温アルミシートが裂けないように、ゆっくりと断熱材を外枠に入れ込みます。

　
　それほどキツイわけではなく、比較的すんなりと収まりました。

　なお、外枠はぶよぶよのプラスチックですので、そのおかげもあって入りやすかったのかもしれません。

　次は、本体内枠の周囲を、保温アルミシートで包むように貼っていきます。

　
　保温アルミシートで包んだ写真です。

　前回の残り物を使っているので、実際にはつぎはぎだらけですが、あまり気にしないようにしましょう。

　蓋の改造は、蓋の内側にある4本のボルトを外すだけの超簡単な構造となっています。

　これが解体した蓋になります。

左：蓋外枠
中：断熱材
右：蓋内枠

　
　先ずは、断熱材の外側を包むように、保温アルミシートを貼っていきます。

　貼り終わったら外枠にはめ込みますが、すんなりと収まりました。

　次は、外枠に収めた断熱材に、保温アルミシートを貼っていきます。

　貼り終わったら内枠を収めて、ボルト４本をセットします。

　最後に蓋をセットして全ての再改造の作業が終了です。

　ちなみに、本体と蓋の密着する部分に、若干ですが隙間が出来たような感じがします。

　今回の改造で、本体や蓋に多少なり歪みが出来たのかもしれませんが、これが影響して保冷力が落ちていない事を願うばかりです。

　凍らせたペットボトルと再改造が完了したクーラーボックスです。

　スタート時の室温は、この時点で27.5℃くらいあり、この日の予想最高気温が32℃と、今までで一番条件的には厳しくなりました。

　
それでは１本目のペットボトルの重量を測定します。

　
１本目の重量 W=824.0g でした。

先ほどの写真をよく見ると、重量が323.5gになっていますが、ここは824.0gとします。

　
2本目のペットボトルの重量を測定します。

　
２本目の重量 W=823.0g でした。

繰り返し凍らせて使っているので、２本ともさらに変形して容量が増えていました。

　
いつも通り、蓋を開けた途端に広がる冷気の気持ち良さはいいですね。

　
ペットボトルを取り出してみた感覚としては、再改造前と同じように見えますが、はたして結果はいかに。

　
氷が溶けた水を排出し、急いで１本目の氷の残重量を測定します。

　
１本目の残重量 W=402.0g でした。

　
２本目の残重量を測定します。

　
２本目の残重量 W=399.5g でした。