スロージギングのすゝめ。釣れない原因とその対策。

釣り
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 スロージギングのすゝめ、今回は全く釣れない時や、何故か自分にだけ釣れない時の原因と、その対策についてご紹介したいと思います。

 釣り船に乗っていても、激渋の時は誰もかれも本当に釣れない時がありますし、他の釣り人はポツリポツリ釣れているのに、何故か自分だけ釣れない時があります。

 前者は海象等が影響している場合が多く、自分だけでは解決できない事も多いですが、後者に関しては明らかに自分の釣り方が影響している事は間違いないと思います。

 今回はその原因が何なのか、またその対策はどうすれば良いのか考えて行きましょう。

 それでは始めます。

魚がいないポイントを探っている

 魚がいないポイントとは、根魚を狙っているのに砂底のポイントを探っているなど、餌でなければ釣れない魚がいるポイントでメタルジグを使って釣りをしている場合などの事です。

 このような事は遊漁船では絶対にありえない事ですが、自分達でプレジャーボートに乗って釣りをしている場合などに起こるのではないかと思います。

 GPSや魚探が付いていれば、それらを見ながら魚がいそうなポイントを探ることは出来ますが、機器が付いていない場合はそうは行きませんし、ましてや底が初めてのポイントならばなおさらです。

対 策

●海釣り用のアプリを活用する

 現在の海釣り用のアプリは、海図はもちろん岩礁や漁礁、等深線にタイドグラフ、その他に釣れたポイント等も記録しておける機能もあり、使い方は無限ですので、それらを活用するのもおすすめです。
 ただし、魚探機能は当然ありませんので、魚探に頼らず様々なポイントを探る必要があります。

●遊漁船の近くで釣りをする

 ちょっとズルいやり方ですが、遊漁船の近くで釣りをし、そこから陸側の最低3方向の写真を撮っておけば、後日その写真を見ながら同じポイントに行く事が可能です。
 そんなので行けるの?と思うでしょうが、この「山立て」という方法はGPSが無かった時に漁師の方々が使っていた技術で、自分が何処に網を仕掛けたかが分かります。
 

レンジが合っていない

 遊漁船の船長から、「底から〇〇m」とか「水深〇〇m」という指示があったり、魚探に反応があったりした場合、そのレンジにジグを送り込めないとグッと下がってしまい、釣れないのは自分だけ何てなりかねません。

対 策

●カウンターが付いたリールを使用する。
 カウンターが付いたリールを使う事で、素早く確実にそのレンジにジグを送り込む。

●マーキングされたラインを使う。
 10m毎に色分けされ、1m毎にマーキングされたPEラインを使用することで、それを見ながら指示棚にジグを送り込む。

潮が動いていない

 極稀な事ですが、ポイントに到着し、準備をしてジグを投入したものの、ほとんど潮が動いておらず、船が同じような位置を漂っているだけ、そのような場合はたいがい魚が釣れにくい状況と思って間違いありません。

 太平洋側の場合は親潮と黒潮があり、親潮の場合は千島列島沿いを南西に流れてきて、オホーツク海を通過し、日本東方海域へと流れ込みます。

 一方、黒潮は、東アジアの東海岸から流れ、日本列島の南方沿いを北上し、その後、東に流れ出します。

 通常はその流れの通りの潮流がベストな状況で、今までのつたない経験ではありますが、そのような時は魚も釣りやすいように思いますが、それが流れない時は魚の動きも止まるのか、食いが渋くなります。

対 策

●ドテラ流し
 遊漁船の場合は船長の判断になりますが、自分達でボートフィッシングしている場合は、シーアンカーを入れずにドテラ流しで釣りをする事によって少しでも船が流れるようにする。

●軽いジグを使用
 軽いジグや、スロータイプ(木の葉型)のジグなど、フォールスピードの遅いジグを使う事によって、魚にアピールする時間を長くする。

釣り方が雑になっている

 釣り方が雑になっているとは、スロージギングに慣れてきて、それなりに釣れるようになってきた釣り人が、「こんなもんで大丈夫」など、つい簡単に釣ろうとしてしまい起こる事です。

 初心者の方と一緒に釣りに行く事も多いのですが、よほど状況が悪くない限りは初心者でも同じよに釣れる事が多いのですが、それは基本に忠実だからだと思います。

 初心者の方は、YouTube等の動画を見て研究してきたことを素直に行なっているからだと思いますが、釣りに慣れてくると簡単に釣ろうとして、釣り方が雑になっている方を見掛ける事があります。

 かく言う爺も昔はそんな感じでしたし、初心者の方よりも釣れない事もありました。

対 策

●基本に戻る
 基本とは何ぞや?と言われれば困りますが、慣れてくるとジャークの仕方も雑になってくる場合がありますので、ワンピッチやハーフピッチジャークなど、基本的なジャークをしっかりと行う事を心掛ける。

ジャークが単調になっている

 いつもこんな感じのジャークで釣れているからということで、ついついジャークが単調になっている場合があると思います。

 自分では意識していなくても、「釣れないな~」とか、「釣れない時は何をしても釣れないし」などと思いながら、つい漠然と釣りをしている事があるのではないでしょうか。

対 策

●様々なジャークを試す
 ワンピッチやハーフピッチはもちろん、ロングフォールやハイピッチなど、様々なジャークを試したり、それらを組み合わせたりしていろんなジャークを試してみる。

ジグのサイズやカラーが合っていない

 餌となっているベイトとサイズやカラーが合っていない場合、目の良い青物にジグを見切られる場合があります。

 小さなコウナゴ(イカナゴ)やシラスがベイトの場合、普段使っている120g~180gのジグサイズでは全く見向きもされない場合があります。

 それが底のほうであればさらに釣るのが難しくなりますが、それが水深20m程度で魚探に反応がある場合は、100均で売っている28gのジグをセットして送り込むと青物が釣れる場合がありますが、それは極稀です。

対 策

●ジグをベイトに合わせる
 ジグのサイズとカラーをベイトに合わせる。

●リアクションで喰わせる
 ベイトのサイズが小さくてジグのサイズを合わせることが出来ない場合、出来る限りベイトに近いジグをセットし、イレギュラーなアクションを加えるなどしてリアクションで喰わせる。 

ジグが思ったように動いていない

メタルジグのアクション

 メタルジグの形状を見ただけで、「このジグはこんな感じだな」とか、メーカーのカタログを読んだだけで「このジグはこんなフォール姿勢だな」などと勝手に思い込んでしまっている場合があります。

 見た目以上にフォールスピードが遅かったり早かったり、見た目以上にフォールアクションが大きかったり小さかったり、またジャーク時の飛びが大きかったり小さかったり。

 特にそれらの事を意識していなかったため、メタルジグのアクションを活かしきれてない場合があります。

対 策

●メタルジグのアクションの確認
 実釣開始前に、セットしたメタルジグを投入し、ジグがギリギリ見えるくらいまで落とし込み、その後実際に釣りをするように様々なジャークを行いながらメタルジグの動きを確認するのが間違いありません。
 YouTube等の動画でも見ることは出来ますが、自分で行う事で実際の動きを把握できますので、先ずは実際に動きを試してみて下さい。

ラインの伸び

 メタルジグは、水深が深くなればなるほどラインの伸びによって、自分が思っているほど動いていないのではないかと思う事があります。

 PEラインの伸び率は、限界ぎりぎりまでテンションを掛けた場合で3%~5%と言われていますが、メタルジグを付けてジャークした場合は、これほどの伸びは無いにしても、若干の伸びは有るものと考えられます。

 仮にその伸び率が0.3%とした場合、水深100mだと30cmの伸びが発生する事になるため、自分で思った通りにジグは動いていない事になります。

 実際の伸び率が分からないので何とも言えませんが、0.1%としても10cm違いますので、思い描いているアクションとは若干違う事になります。

対 策

●抜けの良いジグを使う
 引き抵抗の少ない抜けの良いジグを使い、ラインへの負担を減らして伸び率を低く抑える。

●ゆったりと大きなアクション
 ゆったりと大きなアクションを加える事で、PEラインの伸びによる影響を少なくする。

●素早くて強めのジャーク
 素早く強めにジャークする事でジグの飛びを大きくする。

 などなど、これに関しては今後もいろんな検証が必要ですね。 

おわりに

 今回は、全く釣れない時や、何故か自分にだけ釣れない時の原因とその対策についてのご紹介でしたが、いかがでしたか?

 遊漁船全体で釣れない場合、自分達ではどうにもできない気象や海象などの影響によることが原因の場合がありますが、その他の場合は自分、もしくは自分達の釣り方に原因がある場合が多いと思います。

 初心者の頃は何も分からないので基本忠実な釣りを心掛けるので、意外に釣れるものですし、それがスロージギングの良いところでもあります。

 それが何時しかスランプに陥ったように自分だけ釣れない時がありますが、その多くは釣りに慣れてきて、それなりに釣れるようになったので、知らず知らずのうちに釣りが雑になっている場合があるものです。

 今後自分だけ釣れなくなったりした時は、今回の記事を参考にスランプを克服する事を祈っております。

 次回は、今回とは真逆の、「釣れる人がやっている事」をご紹介したいと思います。

 それではお楽しみに。

 

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