スローな爺のスローなジギング。リールのカウンターやハンドルなど。

釣り
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 スローな爺のスローなジギングシリーズ、今回はリールのカウンターやハンドル、そしてハンドルノブ、さらにはフォールレバーについて考えてみようと思います。

 カウンター付きの両軸リールはかなり以前から使われており、主に餌釣り用のリールに多く見られましたが、現在はジギング用の両軸リールにも多く搭載されるようになりました。

 また、ハンドルノブについても、以前はラウンド(丸形)タイプや、卵型のハンドルが一般的だったと思いますが、今はスロージギングに適したパワータイプのものも多くみられるようになりました。

 今回はそれらの機能や使い勝手などを、爺が使ってみた感想を交えながら考えていきたいと思います。

 それでは始めます。 

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カウンター

 それでは始めにリールのカウンターについて考えていきます。

 これが爺が使っているDaiwaソルティガICのカウンター部分の写真です。

 水深はもちろん、フォールスピードなども確認できます。

カウンター付き両軸リールのお勧め

 Daiwaのジギングリールのフラッグシップモデル、ソルティガICのスロージギングリールです。
 カウンター付きで頑丈で、優れたドラグ性能を持ったリールです。

カウンターのメリット

 ・魚がいる棚や水深を瞬時に合わせることが可能。
 ・魚がヒットしたレンジを把握でき、皆で共有できる。

 ・アラーム音によって、数字を見なくてもある程度水深を把握できる。
 ・フォールスピードや巻き上げ速度を確認できる。

 とにかく瞬時に棚を合わせることが出来るのが、カウンター付きリールのメリットです。

 PEラインには、水深などを確認できるようにマーキングが付されているものもありますが、棚を合わせる時などはラインから目を離さずに見ている必要があります。

 それに比べると、カウンターの数字を直接目で見て確認できるので、簡単に水深を合わせることが可能です。

 また、アラーム音によって、フォールの最中も巻上げの最中も、カウンターの数字を見ること無くある程度の水深を把握できるのは、非常に有難い機能です。

ライトジギング用リールのお勧め

 Shimanoグラップラー プレミアムです。
 カウンターはもちろん、フォールレバーも搭載されているライトジギング用の両軸リールです。
 フォールレバーを効かせても巻取りが重くならないという改良されたレバードラグを搭載しています。

カウンターのデメリット

 ・カウンターのアラーム音が意外にうるさい。
 ・カウンターはレベルワインダーが付いたリールに限られる。
 ・多少の誤差が生じる。

 ・価格が高価。

 カウンターの「ピッ!」とか「ピピッ!」と言う音が意外に大きく、うるさく感じることがありますが、この音のおかげでカウンターの数字を見ること無くある程度の水深を把握できるので、これについては我慢ですね。

 根魚だけを狙う場合には、カウンターを切ることも出来ますので、臨機応変に使えるのも魅力です。

 スプールへのラインの巻き方(糸巻き量)によって多少の誤差は出るものの、釣りに影響を与えるほどではありませんので、これについても神経質になる必要はありません。

 現在のところ、カウンターはレベルワインダー搭載のリールに限られるのは残念ですが、今後はこれについても改良されていくのではないかと思います。

ライトジギングリールのお勧め

 Daiwaティエラ LJ IC 200Hです。
 カウンターが搭載されていて、丈夫で剛性も高く、ドラグ性能も優れたリールです。
 ドラグの音が電子音と言うのも面白い点です。

カウンターの優位性

 カウンターが優位に働く場面としては、魚探で確認されたターゲットの層がはっきりとしている場合などで、三陸を例とするとサクラマスジギングが当てはまるでしょうか。

 ハッキリと魚探に反応が出た場合、その層に合わせることでバイトの確率が上がりますので、この事からも有効性が認められると言えるでしょう。

 その他にも、魚が掛かったり、バイトしてきた水深がわかりますので、それを皆で共有する事によって、より多く魚を手に出来る確立が上がります。 

 カウンターが付いているとはいえ、それをOFFにすることで普通のジギング用リールと同じに使用する事が可能ですし、いざとなればONにして使用できるなど、使い方は自由です。

 リールは高価であり簡単に買い替えることは出来ませんので、長い目で見れば少々お高くてもカウンター付きのリールがあれば様々な釣りに対応できると考えますので、可能な方はカウンター付きのリールの購入をお勧めします。

カウンター付き両軸リールのお勧め

 Shimanoのレベルワインダー搭載のジギングリール、オシアコンクエストCT300HGです。
 カウンターはもちろん、フォールレバーも付いたリールで、スロージギングに適したパワータイプのハンドルノブも搭載しています。

 2024年7月に新型モデルが発売されました。

ハンドルは右か左か

 リールのハンドルは右? それとも左? とか、たまに聞かれますが、

 結論から言うと、右でも左でも自分がしっくりくる方で構いません。

 一般的には右利きの方は右ハンドル、左利きの方は左ハンドルが多いみたいです。

 ちなみに爺は右利きですが、リールは左ハンドルです。

 以前投稿した「スロージギング、爺の私見。パート2。」にも書きましたが、爺は以前渓流のルアーフィッシングをしていました。

 右手に持ったロッドでルアーをキャストし、持ち替える間もなくリールを巻かないと根掛かりするので、自然と左手でリールを巻くようになりました。

 その流れで、現在も右手でロッドをもってジャークし、左手でリーリングをするのが当たり前になりました。

 このような方は意外に多いのではないかと思います。

 以前は、「右利きの方は、右で巻いたほうが力が強いので右ハンドルが良い。」と言われている方もいましたが、全然そんなことは無いと思いますし、自分がストレスなく自然に回せるほうを選んで構いません。

 以前と違い、どのリールにも現在は右巻きと左巻きがありますので、好きな方を使って下さい。

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ジギング用リールのお勧め

 Shimanoのジギング用リールのフラッグシップモデル、オシアコンクエスト301XGです。
 大型両軸リール並みの巻き取り長さのハイギアモデルで、パワーハンドルも搭載した、スロージギングに適したリールです。

ハンドルのグリップ形状

 ジギングに使われる両軸リールのハンドルノブの形状は、丸形のラウンドタイプか、楕円形のタイプか、はたまたがっちりとハンドルを握れるパワーハンドルタイプのものが一般的だと思います。

 好き嫌いが分かれるところではありますが、その中でスロージギングによく使われているのはパワータイプのハンドルノブが一般的ではないかと思います。

左がDaiwaソルティガIC

左がShimanoオシアジガーFカスタム

爺がスロージギングに使用しているリールですが、いずれも似たようなパワーハンドルタイプのノブです。

 パワーハンドルタイプは、最初はどうも掴みにくくて慣れなかったのですが、慣れてくると力も入れやすいですし、やり取りしている際にも手が滑ることも無いので、今ではこれ以外は考えられなくなりました。

 以前はShimanoオシアコンクエストなども、このタイプのハンドルノブは採用されていなかったように記憶していますが、今はちゃんとラインアップされていますので、パワータイプのハンドルノブは欠かせないのでしょう。

 Daiwaのリールの場合、スロージギングのSJと冠されたリールのハンドルは、このパワータイプのハンドルノブが採用されていることからも、スロージギングに適しているという事がわかると思います。

 以上の通り、スロージギングに使用するリールのハンドルノブは、パワータイプのものが使いやすいですし、お勧めです。

ジギング用大型両軸リールのお勧め

 Daiwaの大型両軸リールのソルティガ15 H-SJです。
 パワーハンドルを搭載したスロージギングに適した大型のリールで、非常に頑丈でドラグ性能にも優れたリールです。

フォールレバーについて

フォールレバーとは

 フォールレバーとは、数年前からShimanoの両軸リールに採用されている、ジグのフォールスピードを調整するレバーの事です。

これがオシアジガーFカスタムについているフォールレバーです。

レバーを前(写真左)の出すとフォールスピードが遅くなり、手前に引くと早くなる仕組みです。

フォールレバーは必要か?

 前述したように、Shimanoの両軸リールには採用されていますが、Daiwaの両軸リールには採用されていません。

 これはメーカーの考え方の違いによるものだと思うが、結局のところフォールレバーは必要なのかどうかです。

 爺の考えは、「有れば使うが、無ければなくても問題ない。」と言う感じだろうか。

 確かにフォールレバーを少し効かせておくことによってバックラッシュは起きにくくなりますし、フォールスピードを一定に保つことも可能になります。

 しかし、フォールスピードを一定に保つことは難しいですが、今まで通りスプールに指を当ててサミングする事によりフォールスピードを調整する事は可能です。

 また、フォールレバーを効かせていてもバックラッシュに対して万全とは言えないため、結局はスプールに指を当ててサミングする事になります。(爺だけかもしれませんが。)

 爺の場合、フォールレバーを効かせながら色んなフォールスピードを試しましたが、フォールレバーのおかげで釣れたという事はあまり無いような気がします。

 むしろ指でサミングし、イレギュラーなフォールスピードやジグの動きによって釣れる事のほうが多いと思います。

 爺がフォールレバーを使いきれていないというか、活かしきれないでいるという事かもしれませんが。

 あくまでもフォールレバーは補助的なものと割り切って使ったほうが良いと思いますし、両軸リールの場合は指でサミングするのが基本だと思います。

 ですので、
 「必ずしも必要ではないが、有ればそれなりに便利な機能。 しかし、あくまでも基本はサミング。」
 と言う事になります。(あくまでも爺の意見ですが)

 それと、今まではフォールレバーを効かせれば効かせるほど、ラインを巻き取る時にハンドルが重くなるという特性がありましたが、最新のリールはそれも低減されてきているみたいです。

 以前のタイプのリールの場合、魚が掛かったらフォールレバーを緩めてファイトする事をお勧めします。

 今後もフォールレバーを使い、いろいろ試してみようと思いますし、それによって何か分かった事などがあれば今後の記事でご報告したいと考えます。 

ジギング用リールのお勧め

 Shimanoの大型両軸リール、オシアジガーFカスタムです。
 オシアジガーにフォールレバーを搭載したリールで、頑丈で剛性も高く、ドラグ性能に優れたリールです。

おわりに

 今回は両軸リールに搭載されているカウンター、そしてハンドルとハンドルノブ、さらにフォールレバーについての記事でしたが、いかがでしたか。

 ジギングにカウンターは必要か、リールのハンドルは右か左か、スロージギングに適したハンドルの形状はどれか、そしてフォールレバーの必要性は?

 結論は、
 「出来ればカウンター付きで、ハンドルは自分がしっくりくる向きで、ハンドルノブはパワーハンドル、フォールレバーの有無は必ずしもこだわらない」
 と言う事です。

 ハンドルノブに関してはパワータイプのノブをお勧めしますが、中にはどうしても馴染めないという方もいますので、ハンドルの向きと同様に、自分のしっくりくる形状を選択してください。

 次回はラインとリーダーについて考えてみようと思います。

 それではまた。

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