爺のスローなジギングシリーズ、今回はジギング釣行に絶対忘れてはならないタックル等についてのご紹介です。
釣りに行って「あっ!〇〇忘れた!」そんな経験ありませんか?
そうなると楽しい釣行が一気にブルーな気分になってしまいます。
忘れ物の中には、隣の釣り客から借りられる、例えばプライヤーなども含まれますが、基本的に忘れてしまうと楽しさが半減したりしてしまいますので、忘れ物はしないに越したことはありません。
そうならないように、この記事をチェックシート代わりに使い、忘れ物の無い楽しい釣行にして下さい。
それでは行きましょう!
飲み物と食料
飲み物や食料は非常に大事になりますし、場合によっては熱中症などの命に係わる危険もあるので、絶対に忘れないようにして下さい。
水やスポーツドリンク等
水分補給は非常に大事です。
特に6月~9月は海上でも気温が高くなりますし、直射日光にさらされて体力を奪われますので、水分を補給しないと熱中症になる可能性もあるので、水やスポーツドリンクは絶対に忘れないようにしましょう。
なお、砂糖の入ったコーヒーやジュース類はかえって喉が渇く原因になりますので、出来ればスポーツドリンクかミネラルウォーターを多めに持っていく事をお勧めします。
また、暑い時には冷たい飲み物を、寒い時には温かい飲み物を入れて持ち運べる真空ボトルも便利でお勧めです。
特にスタンレーのボトルは、保冷保温性能はもちろん、非常に丈夫であり、仮にぶつけてつぶれたりしても、かえってそれが良い味を出してくれます。
夏場は1ℓくらいは必要かと思います。 それが嫌なら0.47ℓを2本準備するとかでもいいと思います。
爺はスタンレイの1.4ℓという、現在は販売されていないものを使っていますが、キャンプから何から非常に便利に使わせていただいています。 スタンレーは超お勧めです。
これが爺のスタンレーのクラシックシリーズの真空ボトルです。
容量は今は販売されていない1.4ℓで、カラーはスタンレーといえばこの色、ハンマートーングリーンです。
爺の場合は主にキャンプでの使用が多いです。
飯や栄養補助食品
「腹が減っては戦が出来ぬ。」と言うように、空腹では何をするにも力が入りませんし、集中力も無くなります。
そのような状態では楽しい釣りは出来ませんので、何かしらの食事は持っていく事をお勧めします。
弁当などの大げさなものでは無く、にぎり飯などの気軽に食べられるもので大丈夫ですので、忘れずに持って行って下さい。
なお、その場合はクーラーボックスなどに入れるなどして、食中毒にならないよう注意して下さい。
また、消費期限が長いカロリーメイトやウイダーインゼリーなどの栄養補助食品は、あると非常に便利ですしお勧めでです。
食べると直ぐにエネルギーに替わりますので大変お勧めです。
ウエア
ウエアは体温調節や身を守るという面でも大事ですが、自己主張するにも大事なアイテムです。
急な雨に降られることもありますし、一気に気温が下がる場合もあったりしますので、常に快適に釣りを楽しめるよう準備を怠らないようにして下さい。
ライフジャケット
ライフジャケットを忘れても、釣り船に備え付けてあるライフジャケットを借りれば釣りは出来ますが、備え付けのものは昔からあるような、厚手のオレンジ色をしたものですので、夏場は暑くて着てられません。
このようなライフジャケットを見た事があると思いますが、冬場は暖かくて良いのですが、夏場は暑くてダメです。
それに動きにくいのもお勧めしない理由です。
ですので、ライフジャケットは自動膨張式か手動膨張式のものが夏場も暑くなく、かさ張って動きにくいという事もありませんので、自分の好きな色のものやメーカーの物を持っていく事をお勧めします。
ただしその場合は、国交省の認定を受けた「桜のマーク」が付いたものでなければ違反になりますので、必ず確認して購入するようにして下さい。
現在はハーネスタイプやウエストベルトタイプなどがありますので、自分の着用してしっくりくるものを選んで下さい。
これが爺のネイビーカラーのライフジャケットです。
膨張式のライフジャケットの場合は、マジックテープをはがすと桜のマークが現れますので、持っている方は確認してみて下さい。
これが桜のマークになります。
これが付いて無いと、船に乗ってジギングが出来ませんのでご注意願います。
なお、爺のライフジャケットは、それを作っているメーカーの物ですので、有名なメーカーのロゴとかは一切入っていません。
これを基に有名メーカーのロゴを付けて販売すると、その分価格が高くなってしまうようですが、ロゴが付くとカッコいいのも確かですので、個性を出すには良いと思います。
当たり前の事ですが。
レインウェア
釣りをしていて突然雨に降られるという事もありますので、レインウエアは必需品と言えますし、濡れてしまうと体温を奪われてしまい、寒くて釣りにならなくなります。
しかし一番利用する状況としては、雨と言うよりは寒さをしのぐためやウインドブレーカーの替わりなどの体温調整に使用する方が多いと思います。
このように、様々な使い方が出来るのもレインウエアの便利なところですので、必ず上下セットのレインスーツを備えることをお勧めします。
なお、出来ればコンパクトに収納出来て、タックルボックスに入れておけるようなもので、さらに可能であれば透湿防水素材のものが非常に快適でお勧めです。
また、冬場や春先などは、釣り具メーカーから発売されている防寒ウエアや厚手のレインスーツがあれば有難いので、お小遣いに余裕がある方は検討してみてはいかがですか。
冬場の海上は、考えている以上に寒くなりますので注意して下さい。
暑ければ脱げばいいだけですが、寒い時に着るのが無いと大変ですので。
釣りもアウトドアも、ウエアの基本はレイヤリングです。
キャップorハット
直射日光や寒さから頭を守るためにキャップやハットなどをかぶる事をお勧めします。
寒い時期はニット素材のものや、夏場はメッシュ素材のものなど、その時期にあった自分の好きなものをかぶって釣りを楽しんで下さい。
日差しが強い時には、ツバがあるキャップやハットのほうが日焼け防止にもなりますのでお勧めです。
グローブ
グローブは寒さから手を守るだけでなく、魚の歯やフックから手を守るという目的もありますので、自分の手の大きさに合った、季節に応じた自分の好きな物を選んで下さい。
ちなみに、これらが爺の使っているグローブです。
上:リバレイ RBBのタイタニウムのグローブで、晩秋~春先に使います。
中:Shimanoのオシア ベーシック グローブで、春や秋に使用しています。
下:Shimanoのベーシック グローブ 5で、夏の暑い時期に使っています。
グローブと言えども、真夏にオシア ベーシック グローブを使うとなると暑くて大変ですので、その時の気温などに応じて適したグローブを使用して下さい。
アイウエア
アイウエア、いわゆるサングラス(偏光サングラス)のことです。
風の無い湖のような状態の海は、降り注ぐ太陽からの紫外線だけじゃなく、海面からの照り返しもあり、非常に眩しく感じるとともに、目にもよくありません。
長時間裸眼の状態で紫外線にさらされると、目も日焼けすると言いますし、目の病気にもなりやすいと言いますので、特に関東以西・以南の方には必須のアイテムだと思いますい。
また、安いサングラスは歪んでいたり目が疲れやすいものもあり、それが目を悪くする原因にもなりますので、サングラスは少々高くても信頼のおけるメーカーの高品質のものを使用して下さい。
ただ、気を付けなければならないのは、日焼けした時にフレームの部分だけ白くなっている時がありますので、キャップやハットなどと併用して日焼けを防止するなどの対策が必要です。
ちなみに爺はティムコから発売されているサイトマスターと言う偏光グラスを使用しています。
使用頻度は圧倒的にフライフィッシングのほうが多いが。
魚を美味しくいただくために
釣れた魚を美味しくいただく、これが釣り人の特権でもあります。
しかし、魚を活きが良いまま家に持ち帰るとなると、それなりのアイテムが必要になります。
クーラーボックス
そのアイテムがクーラーボックスですし、これがなければ新鮮な魚は食べられません。
遊漁船の中には生簀を備えた船もありますが、それでも港から家まではクーラーボックスが必要になります。
爺達が釣りに行ってる船には生簀が2箇所付いているので、魚を活かしたまま港に帰り、それを生きたまま市場に卸し、食べる分はバッカンに入れて家に持ち帰れるので、常に新鮮な魚を食べることが可能です。
クーラーボックスと一言で言っても、釣り具メーカーやアウトドアメーカーから発売されている高価なものから、ホームセンターなどで売っている比較的安価なものまであり、どれにしようか迷うくらいです。
保冷力にも差があり、家に帰ったら氷が全て溶けていた、何てこともありますので、あまり安価なものはお勧めしません。
中には発泡スチロールの箱を使っている方を見掛けることがありますが、直ぐにボロボロになり発泡スチロールが周りに散乱し環境にもよくありませんのでお勧めしません。
ちなみに爺は、安価なクーラーボックスをアルミシートやアルミテープを使って改造し、保冷力をアップしたものを使っていました。 多分アップしていたと思います。
以前から、クーラーボックスは大事なタックルの一つであり、どのようなものが使いやすいのか、またどのくらいの大きさがいいのか、などについて記事にしようと思っていましたので、その際は見てやってください。
また、クーラーボックスを改造して保冷力をアップしている記事も書きたいなと思っていましたので、その際はよろしくお願いします。
氷
いくらクーラーボックスが保冷力に優れた高性能なものでも、それを冷やすための氷などが無いとただの箱です。
氷の自動販売機がある港や水産加工場などがある場合もありますが、小さな港などはそういう所がありませんので、自分の家で氷を準備したりする必要があります。
自宅に製氷機がある方は少ないと思いますので、冷蔵庫の製氷機を使うしかないですが、とても間に合うような量が作れません。
また、保冷材も便利ですし、今のものは溶けにくいのでそれを利用するのもお勧めです。
しかしどれもお金がかかりますので、そういう場合はペットボトルに水を入れて冷凍庫で凍らせるのがお勧めです。
1ℓを2~3本、もしくは0.5ℓを5~6本凍らせてクーラーボックスに入れておけば、自宅に帰るまで溶ける事なく冷やしてくれるはずです。
コツは、前日の夜に1本の凍らせたペットボトルを入れてクーラーボックスを冷やしておき、当日はそれを取り除いて残りの凍らせたペットボトルをいれて釣行に行く事で長持ちさせることが可能です。
冷凍庫の中を占領してしまうので、かみさんに怒られないよう注意が必要です。
タックルボックス一式
タックルボックスと一括りに書きましたが、大事なのは当然その中身です。
自宅でタックルボックスの中身を広げたりして釣行の準備をしていて、ついつい入れ忘れてしまうなんてことがたまにあるので注意が必要です。
タックルボックスに入れておかなければならないものは以下となります。
・メタルジグ & フック
・替えスプール or 予備リール
・ショックリーダー
・ラインカッター(ラインシザース)
・ローリングスイベル & スプリットリング
・スプリットリングオープナー
・プライヤー
・フィッシュグリップ 等
・ナイフ
・グローブ
・レインスーツ(爺の場合はタックルボックスへ入れておく)
・サングラス
・メジャー & フィッシュスケール(必要に応じて)
・カットバン(絆創膏)
以上となりますが、忘れているものがあれば自分で付け足しておいてください。
このようにタックルボックスにはたくさんのものを入れておかなければならないため、容量に余裕がある若干大き目のボックスがお勧めです。
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酔い止め薬
酔い止め薬に関しては、船酔いする方限定になります。
船酔いは非常にきつく、身体に力が入らなくなるし、釣どころではなくなりますので、絶対に忘れないようにして下さい。
爺も始めたばかりは船酔いがきつくて大変でしたが、いつの間にか薬を飲まなくても大丈夫になり、もう30年くらいは飲んでません。
それでもなぜかバスだけはだめなんです。 船よりはマシなような気がするのですが・・・。
今の酔い止め薬はよく効くらしく、「何か変だなと思ってから飲んでも大丈夫酔わなかった。」という話も聞きますので、我慢しないで薬を飲んで、楽しい時間を過ごし他方が絶対良いですよ!
結束バンド
結束バンドは、生簀が付いている遊漁船に乗る場合に必要となります。
釣れた魚を自分のクーラーボックスに入れる場合は必要ありませんが、一旦生簀に入れておきたい場合は、自分の魚だと分かるようにエラの部分から結束バンドを通して縛っておかないと、誰のか訳が分からなくなるからです。
「面倒だからクーラーボックスでいいや。」と言われる方もいますが、魚を活かして港まで帰ってきて、底からクーラーボックスに入れて自宅まで持ち帰る、これだけで活きの良さが数段違いますので、ぜひ利用する事をお勧めします。
おわりに
今回はジギング釣行する際に、絶対に忘れてはならないタックルについてのご紹介でしたが、いかがでしたか?
沖で釣りをするジギングの場合、忘れ物をしてしまうと最後で、取りには戻る事は出来ません。
例えば小さなスプリットリングオープナーを忘れた場合、ジグを付ける時も交換する時も毎回隣の釣り客から借りて行わなければなりません。
小さなタックルを忘れただけでストレスになり、楽しさが半減したりしますので、皆さん本当に注意して下さい。
そうならないように、この記事をチェックリスト代わりに大いに活用して下さい。
次回のスローな爺のジギングシリーズは、タックルのメンテナンス についてご紹介したいと考えていますが、もしかすればクーラーボックスになる可能性もありますので、あしからず。
それではまた。
アウトドア用品とフィッシング用品の専門店 【アウトドア&スポーツ ナチュラム 】
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