三陸スロージギング。「春」に釣れる魚種別攻略法と美味しい食べ方。

釣り
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 スロージギング紹介シリーズ、今回は三陸地方の「春」、主に3~5月に釣れる魚の攻略法と食べ方についてご紹介します。

 根魚から中層まで、また春でなければ釣ることが出来ない貴重な魚まで様々ありますが、春に釣れる魚の多くは非常に美味な魚が多いようにも思います。

 それでは、釣って面白く、食べて美味しい魚をご紹介していきます。

シーズン別ターゲット

 次の表は、三陸地方のシーズン毎に釣れる、又は狙える魚を表したものになります。

 あくまでも主に釣れる魚であり、これ以外にもたくさんの魚種が狙えるのも三陸の特徴ですし、面白いところでもありますので、釣りの参考にして下さい。

 なお、三陸は北から南まで距離も相当長いため、場所によっては表にある釣期と少なかれズレがありますので、遠征の際などは遊漁船やショップなどから情報収集する事をおすすめします。

ターゲット釣  期
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
アイナメ
ソ イ
ホッケ      
真鱈
メバル
桜鱒       
エゾメバル
ヒラメ   
ブリ      
サバ      
         
真鯛       
       
太刀魚       

根魚・底物

アイナメ

 アイナメは北海道から九州地方まで生息しており、アブラメとかアブラコとか地域によって呼び名が変わります。

 その中でも三陸地方ではオフショアはもちろんショアからも50cmを超える大物が狙えますし、その強烈なファイトと食味の良さから釣りのターゲットとして非常に人気の高い魚です。

 特に3~4月の春のアイナメは非常に美味しく高値で取引され、首都圏の高級料亭などで振舞われているらしいです。

 また、同じような根魚のソイ等と違い、アイナメには浮袋が無く、釣り上げても浮袋が膨らむことがないため、小さい奴が釣れた場合でもリリースが可能で、元気に海底目掛けて戻っていきます。

 近年の温暖化の影響による海水温の上昇により、年々釣れにくくなってきている魚の一つです。

●ポイント・・・水深 数m~100m程度の岩礁帯
●サイズ・・・最大で60cm超
●釣り方・・・底~10m付近まで
       活性が高い時は中層まで追い食い
●ジグの形状・・・ショート、セミロング
●ジグのカラー・・・春は赤系や紫系
          その他の季節はイワシ等のブルー系
●食べ方・・・刺身◎、煮付◎、塩焼き◎

 ジギングを始めた30年ほど前は、シーズンに何本かは体長60cmほどの一升瓶のような太さの大物が釣れましたが、今では最大でも50cm程度で、全体に小型化してきているように思います。

 また、年々釣れにくくなってきていて、ここ数年は特に厳しい状況が続いており、魚を獲る事を生業としている漁師さんにとっては非常に大きな問題となっています。

釣り方

 アイナメを狙う場合は他の根魚と同様に、底及び底から10m程度までをジグで丹念に誘いをかけて釣ることになりますが、活性の高い時には中層まで追い食いしてくる場合があります。

 また、活性が高い時はジグの形状やカラーはあまり関係なく、動くものに対して積極的にアタックしてきますし、ジグが着底する前に喰い上げてくる場合もあります。

 逆に、活性が低い時はジグを追ってアタックしてくることは無く、目の前に来たジグだけにアタックする傾向にあるため、じっくりとジグを見せことが出来るスロー系のショートジグが有効な場合が多いように思います。

 その場合じっくりとジグを見せるだけではなく、メリハリの利いたアクションを加えたりしてリアクションで喰わせるのも有効な方法ですので、様々なアクションを試して攻略して下さい。

 水温が徐々に高くなるに従って活性は徐々に低下していき、深場へ移動してあまり動かなくなるように感じますし、近年はそれが顕著になってきたように思います。

 さらに、ジグのカラーについては、以前投稿した「ジグのカラーが釣果の差に」でも触れましたが、爺の今までの数十年の経験から来ているもので、春は赤や紫系が有効なのは間違いないと思います。 

 とは言うものの、爺の場合は状況を見るためのパイロットジグとして、最初はシルバー系でスタートし、状況を見ながら赤系へ切り替えたりしています。

 アイナメ狙いとかソイ狙いとか、どちらか一方を専門に狙うという事はしませんので、とにかくその日の状況を見るためにスタート時のパイロットジグはシルバー系と決めています。

 そうすることによってスタート時にどのカラーにするか、という迷いも無くなるため、その後の釣りが組立てやすくなります。

アイナメ狙いの際に出番の多いジグです。

ディープライナースパイⅤ
マリアメタルフリッカー
ビートビーライン
シャウトストロボ

食べ方

刺身ー◎

 爺は何と言っても刺身が大好きで、適度に脂がのった甘みのある上品な味は、同じ白身魚の高級魚であるヒラメより美味しいと思いますし、こんな事を言っては叱られそうですが、鯛の刺身より甘味が合って美味しいと爺は思います。

 釣りたての場合、身が締まっているのであまり厚く切るとゴリゴリ感があるので、薄めに切って食べたほうが美味しくておすすめですし、これを食べられるのは釣り人の特権です。

 一度冷凍したものは少々厚く切っても問題無く、2~3ヶ月程度であれば家庭用冷蔵庫の冷凍室でも問題無く美味しく食べることが出来ます。

 また、釣りたてを食べる際はアニサキスに注意が必要で、アニサキス専用のブラックライトなどを使って確認してから食べる事をおすすめします。

煮付-◎

 煮付も非常に美味しく、料亭などでは「煮魚の王様」と言われることもあるみたいで、淡泊でありながらも甘みが合る上品な味です。

 塩、醤油、味噌など、各家庭によって様々なベースの煮汁で楽しまれており、爺の場合はアイナメ本来の美味しさを味わえる塩ベースが好きで、豆腐やネギなどを加えて食べるのが好きです。

 食べる際は小骨に注意して食べて下さい。

塩焼きー◎ 

 捌いたアイナメにサッと塩を振り、冷蔵庫で馴染ませておいて、お酒を飲む際に焼いて食べるのも大好きで、何と言ってもその日に釣れた魚ですので、身がプリプリしていて非常に美味しいです。

ソイ(マゾイ、クロソイ)

 ソイも三陸ではポピュラーな魚で、煮ても焼いても美味しい魚ですし、タレに漬け込んでおいて、ソイの漬丼として提供しているお店もあるくらいです。 

 アイナメと同様、年々釣れにくくなってきているのは間違いないですし、特に50cmを超える見た目がゴジラのようなソイはめっきり数が減ったように思います。

 ゴジラソイのドスンとくる当りと、その後の重い引きは何とも言えないですけどね。

特 徴

●ポイント・・・水深30m~100m程度の岩礁帯など
●サイズ・・・最大で60cm程度
●釣り方・・・底~5m付近まで
       活性が高くてもせいぜい底から10m程度まで
●ジグの形状・・・ショート、セミロング
●ジグのカラー・・・春は紫系や黒系、ゼブラグロー
          爺がペイントしたオレンジゼブラ
●食べ方・・・刺身〇、煮付◎、塩焼き◎

 アイナメと同様、近年はゴジラと呼ばれる大型のソイが釣れにくくなってきていますが、数年ほど?だったか10年ほど?前だったかに、50cm超えのゴジラソイを3連ちゃんで釣り上げた事があります。

 これがその時に釣れた3連ちゃんのうちの1匹で、2匹目までは友人が写真を撮ってくれたのですが、3匹目は「いい加減にしろ」と言って撮ってくれませんでした。

 

 また釣りてーな~・・・。

釣り方

 ソイの場合も他の根魚と同じような釣り方になりますが、アイナメは底から10m程度まで誘いを掛けますが、ソイの場合は底から5~6m以内で掛かる場合がほとんどです。

 どちらかと言うと底に張り付いているような感じですし、アイナメのように積極的に上まで追ってくることは少ないですが、活性が高い時はジグの着底前に食ってくる場合があります。

 活性が低い時は、口元に来たジグにしか反応しなくなるので、スロー系のショートジグを使うなどして、とにかくじっくりとジグを見せる事を意識したほうが有効な場合が多いように思います。

 アイナメ同様、水温が徐々に高くなるに従って活性は徐々に低下していき、深場へ移動してあまり動かなくなるように感じますし、近年はそれが顕著になってきたように思います。

 ジグのカラーについては、春は黒系や紫系が有効で、それで食いが悪いようであればゼブラグロー等の切り替えるのが有効な場合が多いように感じます。 

 しかし、あくまでもスタート時はパイロットジグとしてシルバー系のジグで様子を見て、その後状況に応じて黒系へ切り替えたりしています。 

 

ソイ狙いの際に出番の多いジグ。

ネイチャーボーイズスローライダー
シーフロアコントロールアビス(裏)
ビートビーライン
ダイワ鏡牙ジグ セミロング(改)
 PHシルバーにオレンジのゼブラ模様をペイント

 ④の鏡牙ジグ セミロング(改)は、オレンジのゼブラが効果が有るのかは不明ですが、ゴジラソイや90cmのヒラメなど、何故か大きな魚が掛かる不思議なジグです。

 市販でもオレンジのゼブラ模様のジグが売っていますが、それを使ってもダメなのに、この自作カラーのジグを使うと大物が掛かったりする縁起の良いジグです。

食べ方

刺身ー〇

 釣りたてのソイの場合アイナメ以上にゴリゴリ感があるため、釣れたての場合はより薄く切る必要があり、そうすることにより適度な歯ごたえと、ソイ独特の旨みを味わうことが出来ます。

 また、ゴリゴリしたのが嫌な場合は一晩置くことによって少ししんなりしますし、その方が美味しいという方もいますので、一度試してみて下さい。

 しかし、アイナメに比べるとほんの少しですが磯臭さがありますので、苦手な方はタレに漬けて漬け丼にして食べてみるのもおすすめです。

潮汁ー◎

 ソイの潮汁は絶品で、あらで出汁を取り肝を入れて煮付ける事で、タイの潮汁に負けないくらい美味しくいただくことが出来ます。

 シンプルであるが故にソイ本来の旨みとプリプリした食感を味わうことが出来ますので、皆さんも是非一度お試しください。

塩焼きー◎

 ソイの塩焼きもシンプルに美味しいです。

 大きなソイの場合は三枚におろして半身にして塩を振り、しばらく置いてから焼きますが、そのまま焼くと皮側が縮んで反り返ってしまうので、皮側に飾り包丁を入れてから焼いてください。

 釣れたての身は本当にプリプリして美味しいので、孫達も大好きです。

真 鱈

 真鱈は日本近海に生息する大型の魚で、寒冷な海域を好む魚です。

 特に三陸沖は絶好の漁場になっていて、岩手県の宮古市は真鱈の水揚げが日本一という事もあり、非常に馴染みのある魚で、冬の鍋料理には欠かす事の出来ない魚です。

 春は産卵を終えた真鱈を釣ることになるので、当然白子やタラコは入っていませんが、産卵後であることから体力回復のために爆食いする真鱈が多く、ハマれば爆釣って事も少なくありません。

特 徴

●ポイント・・・産卵期の冬場や春先は50m~100m
        その他の時期は100m以深
●サイズ・・・最大で120cm程度
●釣り方・・・底から5m程度を丹念に探る
       活性が高くてもせいぜい底から10m程度まで
●ジグの形状・・・ロング、セミロング系
         (フォールが早いほうが大物には有利)
●ジグのカラー・・・特にこれといったカラーは無し          
●食べ方・・・刺身△、鍋◎、煮付◎、塩焼き〇

釣り方

 春(3~4月)の真鱈は、水深50m~100mの比較的浅場で釣ることが可能なため、手軽に楽しむ事が出来るのと、産卵後の爆食に当たれば爆釣も可能です。

 4月~5月と暖かくなるに従って深場へ移動していきますが、近年は温暖化による海水温の上昇が影響しているのかその動きが早まり、春といえども簡単に釣れなくなってきたように思います。

 海底から3~10mあたりに魚探に反応ある場合、ベイトが10cm~20cm程度のイカナゴやイワシであればかなりの確率で釣れると思います。

 しかし、ベイトがイカナゴの稚魚であるコウナゴだった場合、どんなジグを使っても釣れない事がありますが、こういう場合は同じ重量でもサイズを小さく出来るタングステンが有効かもしれません。

 「しれません」とは無責任な話ですが、タングステンのジグは非常に高価なため爺は買ったことがありませんし、当然持っていないので試したことがないからです。

 タンスステンのジグ1個で、鉛の安価なジグであれば3~4本買える場合がありますので、爺の場合は数を優先してしまうので、なかなか買えないでいます。

 皆さんは、爺のように余計なものや当たらない競馬なんかしないで、地道にお金を貯めて是非試してみて下さい。

真鱈狙いの際はこのような比較的フォールの早いセミロングが出番が多くなります。

シーフロアコントロールアーク
ディープライナースパイーC
ディープライナースパイーC

食べ方

刺身ー△

 真鱈の刺身は水っぽくて必ずしも美味とは言えませんが、昆布締めする事によって水分も若干抜けて食感が良くなりますし、ポン酢+もみじおろしでいただくのもおすすめです。

 なお、刺身でいただく場合は鮮度が重要です。

鍋・煮付ー◎

 3月~5月の春の真鱈には白子もタラコも入っていませんし、夏場の真鱈に比べて身の味は落ちると言われていますが、それでも鍋入れて食べると非常に美味しい重要な魚です。

 大きい奴が釣れたり、たくさん釣れたりした場合は、切り身にして冷凍しておいて、何時でも煮付けて食べれるようにしています。 

塩焼きー◎

 塩焼きは、ふんわりした身と上品でほのかな甘みを感じることが出来る、非常におすすめの食べ方です。

 水分が多い魚ですので、事前に多めに塩を振り水分を抜いて焼くことによって美味しく焼くことが出来ます。

メバル

特 徴

●ポイント・・・水深60m~150m程度の岩礁帯など
●サイズ・・・最大で40cm程度
●釣り方・・・底付近~10m程度を丹念に探る
●ジグの形状・・・セミロング、ショート
         (フォールが遅いスロー系が有利)
●ジグのカラー・・・レッド系、グロー系        
●食べ方・・・刺身◎、煮付◎、塩焼き◎

釣り方

 他の根魚と釣り方は同じで、底~10m付近を丹念に探って釣ることになりますが、大事なのはメバルがいるポイントを探せるかどうかになります。

 ポイントに当たれば入れ食いなんて事も夢ではありませんが、このポイント探しが大変です。

 また、メタルジで釣るより多点掛けが出来るサビキ釣りのほうがはるかに効率良く釣ることが可能です。

メバルに的を絞って狙う事はありませんが、写真のようなジグを使っている時に掛かることが多いのは確かです。

ディープライナースパイⅤ
ビートビーライン
ビートビーライン

食べ方

刺身ー◎

 メバルの刺身は、淡白ながらもほんのり甘みがあり、コリコリとした食感が特徴で、特に春(3~5月頃)の産卵後に回復した個体は身が締まっているため刺身に最適です。

 また、メバルの皮も旨みが強くて美味しいので、皮目をバーナーで炙って食べるのもおすすめです。

煮付ー◎

 メバルの煮付けは、白身の柔らかさと上品な甘みを活かした定番の調理法で、煮崩れしにくく、皮からも旨みと良い出汁が出るので、シンプルな味付けでも美味しく仕上がります。

塩焼きー◎

 メバルは身がふっくらしていて淡白ながら甘みがあり、塩焼きにするとその美味しさが際立ちます。

 事前に強めに塩を振り、水分を抜くことにより身は締まりながらもジューシーに、そして皮はパリッと香ばしく美味しく焼くことが出来ます。

ウッカリカサゴ

特 徴

 うっかりしているとカサゴと見間違う事からウッカリカサゴと呼ばれるようになったという事ですが、この魚も根魚や底物を狙っている際に、外道として釣れてくる美味しい魚です。

●ポイント・・・沿岸~100m程度の岩礁帯など
●サイズ・・・・・・・最大で40cm程度
●釣り方・・・アイナメやソイ釣りの外道
●ジグの形状・・・ショート、セミロング
●ジグカラー・・・アイナメ、ソイ狙いの際のジグカラー
●食べ方・・・刺身〇、煮魚〇、焼き魚〇

食べ方

 刺身や煮付、塩焼きにしてもそれなりに美味しい魚ですが、アイナメやソイに比べると若干食味は落ちるように感じますが、ソイと言われて出されたものを食べても分かる方はいないと思いますし、普通に美味しい魚です。

底付近~中層

サクラマス

 北海道から東北の沿岸で釣ることが出来、特に東北地方では桜の咲く頃に釣れる事からサクラマス(桜鱒)と呼ばれるようになった魚です。

特 徴

●ポイント・・・沿岸を回遊
        水深はその日によって変化
●サイズ・・・最大で80cm程度
●釣り方・・・魚探の反応や船長の指示棚を狙う
       魚探の反応が無い場合は中層を丹念に探る
●ジグの形状・・・セミロング、ショート
        (飛びが小さく大人しいアクションがおすすめ)
●ジグのカラー・・・緑金やピンク、その他 各メーカー桜鱒専用カラー      
●食べ方・・・刺身◎、塩焼き◎

釣り方

 魚探に反応が出ている場合はその棚を、また船長の指示があった場合もその棚を狙いますが、何の反応も無い場合には今まで実績のある水深を狙うか、又は中層から上層までをじっくりと狙う事になります。

 このよう感じの釣りになりますので、可能であればカウンター付きのリールがおすすめですし、最低でもマーキングが付されたラインを使う事をおすすめします。

 あまり派手なアクションは加えず、基本的にゆっくり目のワンピッチジャークで狙うことになりますので、メタルジグも飛びの大きなアクションのジグよりは、控えめなアクションのジグのほうが適していると思います。

 しかし、このような釣り方以外でも釣れていますので、必ずしもこの釣り方にとらわれることなく様々な釣り方やメタルジグを試してみるのも楽しいのではないかと思います。

サクラマス狙いの時に使ったり、今まで釣れた実績のあるジグになります。

ディープライナースパイーC
シーフロアコントロールレクター
タックルハウスP-Boy Jig バーチカル
  みちのく限定カラー

 この他にもパープルカラーやシルバー等、様々なカラーで釣れていまし、ショートやセミロング等、様々な形状のジグで釣れていますので、カラーや形状云々ではなく棚のほうがより大事なような気がしています。

食べ方

刺身ー◎

 サクラマの刺身はほのかな甘みと旨みで非常に美味しいのですが、アニサキスが寄生している場合がありますので、刺身で食べる場合は最低でも3日間ほど冷凍してから食べる事をおすすめします。

 また、タレに漬けておいて、味が染み込んだら漬け丼にして食べるのもおすすめです。

 しかし、どうしても生で食べたい場合はアニサキスライトを使って十分に確認してから食べる事をおすすめしますが、それでも100%万全とは言えませんので、食べる場合は自己責任でお願いします。

塩焼きー◎

 サクラマスの塩焼きは、皮と身の部分から出る美味しい脂と旨み、そして身のほのかな甘味と相まって、シンプルでありながらも絶品の美味さです。

 他にもホイル焼きなどの食べ方がありますが、サクラマス本来の旨みを味わうには塩焼きが一番だと思います。

 また、大勢で外で食べる場合はチャンやんや気にして食べるのも有りです。

ホッケ

 ホッケには「真ホッケ」「縞ホッケ」「根ホッケ」の3種類がありますが、東北で釣れるのは真ホッケになります。

●ポイント・・・沿岸~100m程度の底付近~中層
●サイズ・・・最大で50cm程度
●釣り方・・・底~中層付近まで、根魚釣りの外道で釣れる
       活性が高い時は積極的に追い食い
●ジグの形状・・・ショート、セミロング
●ジグのカラー・・・比較的赤系に反応良し
●食べ方・・・刺身〇、煮付△、塩焼き◎

釣り方

 ホッケは群れで行動し、比較的浅い(30m~70m)海域で釣れる事が多い魚です。

 底から中層付近までを広く探る必要がありますが、誰か一人に釣れたら素早くその棚にジグを送り込むことによって釣れる確率が上がります。

 よって、カウンター付きのリールが有利になりますし、マーカー付きのラインを使用する事が有利に働きます。

ホッケに的を絞って狙う事はあまりありませんが、写真のようなジグを使っている時に釣れる事が多いように思います。

シャウトストロボ
ディープライナースパイⅤ
ネイチャーボーイズスローライダー

食べ方

刺身ー

 ホッケは非常に足が速い魚なため、スーパーなどではほとんど刺身を見掛ける事はありませんし、これを食べられるのは釣り人の特権でもあります。

 味的には必ずしも絶品という訳ではありませんが、淡泊で美味しい刺身です。

 なお、他の魚と同様にアニサキスには注意して下さい。

塩焼きー◎

 ホッケの塩焼きは全国チェーンの居酒屋などでも食べることが出来る、焼き魚の定番と言える魚の一つです。

 しかし、実際に釣ったホッケの塩焼きの美味しさは、居酒屋チェーンの方々には申し訳ありませんが、比べ物にならないくらい脂が乗っていて非常に美味しく、ザ焼き魚とも言える魚です。

 特に40cmを超えるホッケの脂の乗りは最高で、ビールや日本酒を飲みながら食べるには最高の酒の肴ですので、是非皆さんも試してみて下さい。

まとめ

 今回は三陸の沿岸で、3月~5月の春にジギングで釣れる魚についてでしたが、いかがでしたか?

 近年は地球温暖化の影響による水温の変化などにより、釣れる時期や魚に変化が現れてきていますが、相変わらず釣れるのはどれも美味しい魚ばかりですので、是非釣って食べてみて下さい。

 なお、必要以上の魚が釣れた場合は、後々も釣りを楽しめるよう出来る限りリリースする事をおすすめします。

 また、今回ご紹介した食味については、あくまでも個人の感想になりますのであしからず。

 次回は三陸の「夏」に釣れる魚についてご紹介したいと思います。

 それではまた。

 

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