魚にはジグがどう見えている?魚目線で読み解くスロージギング戦術。

釣り
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 スロージギングほど、アングラーの「想像力」が問われる釣りはないかもしれません。

 潮の流れ、ロッドの反発、ジグの動きを考えながら操作していますが、魚は全く違う環境・視界でジグを見ていると言われています。

 海中の光の通り方、色の減衰、ジグのシルエット、揺らぎ、フォールスピード…。それらすべてが魚の“判断基準”となり、食うか食わないかを一瞬で決めています。

 本記事では、魚が実際にどのようにジグを見ているのか、そして何を手がかりにバイトへ至るのかを科学的かつ実釣目線で解説します。

 ジグ選びやアクションの根拠が明確になり、スロージギングがもっと楽しく、もっと深くなるはずです。

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魚にはジグがどう見えているのか?

 「魚はジグをどう見ているのか?」というテーマは、多くのアングラーにとって永遠の関心事ではないでしょうか。

 人間の目は水中ではほぼ役に立ちませんが、魚の目は水中で最大限の能力を発揮するように進化しています。

 特に海中では、光は深度と濁りによって減衰し、色や質感は大きく変化しますので、魚が見ているジグは、私たちが海上から見ている姿とはまったく異なります。

 魚は基本的に「水中で動く物体」に非常に敏感です。

 輪郭(シルエット)や動きの変化に素早く反応し、弱ったベイトや逃げるベイトを瞬時に判別します。

 また、光を反射するフラッシングや揺れによる視覚刺激にも強く反応します。

 特にスロージギングで多用されるスロー系ジグは、わずかな揺らぎや姿勢変化が大きな魅力となり、その独自の「静と動」が魚に強烈な印象を与えます。

 ジグはただの金属片ではなく、「動くシルエット」として魚に認識されていますので、姿勢、角度、揺れ幅が釣果に直結するのです。

魚の視力と色覚の基礎知識

光の波長

 私たち釣り人は、水面からジグを見て「このジグは青色だ」「これはホログラムの輝きが強い」などと認識します。

 しかし、魚の世界、特に水深数十メートル下の世界は、私たちの常識とは大きく異なります。

 魚の目、特に光を感じる能力は、彼らが生きる水中の環境に最適化されています。

 私たちが「色」として認識しているのは、太陽光に含まれる様々な「波長」の光が物体に当たり、反射した波長を視細胞が捉えているからです。

 水中では、この光の波長は水深が深くなるにつれて、徐々に吸収・散乱されて失われていきます。

【海水のフィルター効果】

長波長(赤色系
 最も早く、水深数メートルで急速に吸収され、ほとんど届かなくなります。

中波長(黄色・緑色系)
 比較的深くまで届きます。
 これが、多くの魚の視覚が緑色から青色の波長に最も敏感な理由です。

短波長(青色系・紫外線)
 最も深くまで届き、深い海の水中を青く見せている主な要因です。

 魚はジグの「色」そのものを見ているというより、その水深に届いている「光の波長」を、ジグがどれだけ反射・散乱しているか、そしてその光と水のコントラストを見ています。

 水深が深くなればなるほど、ジグの色は失われ、最終的には単なる「明暗のコントラスト」として認識されるようになります。

水深と「見えやすい色」の科学

 スロージギングでは、光の波長特性を考慮したジグ選びが極めて重要になります。

水 深到達する主な光の波長ジグの「色」の見え方効果的なジグの選択基準
0m~10m全波長(赤・緑・青)ほぼそのままの色色・フラッシングの両方が有効
10m~30m緑・青赤系は黒っぽく変色ナチュラルカラー・ホログラム
30m~70m青・わずかな緑全ての色がコントラストにグロー(夜光)の視認性が急上昇
70m~150m青(散乱光のみ)ほぼモノトーンに近い明暗大判のホログラムか強発光のグロー

 水深30mを超えると、ジグの「色の差」はほとんど意味をなさなくなると言われています。

 アングラーには赤やピンクに見えていても、魚にはその水深の背景色(青・暗い灰色)に対し、「明るい(光を反射する)物体」または「暗い(光を吸収する)物体」として認識されます。

 このため、深い水深では、ジグの「色」よりも、光を強く反射するホログラム(フラッシング)、あるいは自ら光を放つグロー(夜光)の存在感が圧倒的に増すのです。

 特に深場を攻めるスロージギングにおいて、このグローやフラッシングは、魚にとって「生きているベイトの輝き」や「異常な存在」として、バイトの重要な要因となります。

魚の視野と人間の視野

 魚と人間では、目の構造と視野の範囲が大きく異なるため、この違いを理解することは、ジグのアクションを考える上で不可欠となります。

【魚の視野の特性】

 ほとんどの魚は頭の両側に目があり、これにより、約270度~300度という広い視野(水平視野)を持っています。

広範囲の側方視野
 魚は、側面から近づく脅威やエサを素早く察知できます。

狭い両眼視(立体視)
 両目が捉える範囲(前方の約30度程度)は限られており、人間のように正確な立体感や距離感を測るのは得意ではありません。
 魚は立体視できる範囲にターゲットを捉えて初めて、確実な捕食行動に移ります。

スロージギングにおけるジグの見え方

 スロージギングにおけるバイトの多くは、ジグが上昇からフォールに移る「間」、または「イレギュラーなフォール中」に発生しますが、これは魚の視野の特性と密接に関連しています。

水平視野と上昇中のジグ

 リールを巻き上げ、ジグが上昇している間、魚はジグをその広範な側方視野で捉えていると言われます。
 このときジグは「逃げているベイト」として認識されますが、その速度や動きは安定しているため、魚は追尾はしても、すぐにバイトには至らないことが多いという事です。

立体視とフォール中のジグ

 ジャークを止めてジグがフォールに移行し、イレギュラーな姿勢でスライドしたりホバリングしたりする瞬間、魚はベイトを「瀕死の状態」と認識します。
 この動きの乱れが、魚の「立体視が可能な範囲」である前方にジグを誘い込みやすくなります。
 動きが止まり、ジグが真下(魚の真上)から落ちてくると、魚は「頭上から落ちてくるエサ」として、最も捕食しやすい位置にターゲットを捉えることができます。
 この「目の前に止まる/落ちる」動きこそが、魚に捕食の最終決断をさせる重要な要素となります。

 以上の事から、ただ巻き上げるだけでなく、フォール中にジグを魚の立体視の範囲に意図的に留めたり、不安定な動きで誘い込むことが、バイトを得るための鍵となります。

海中の光量と海水の色の関係

 水深が深くなるほど光量は急激に減少します。

 特に赤色は数メートルで消失し、黄色・緑・青の順に残りやすくなりますし、透明度の高い海では青〜緑系の光が通りやすく、濁った海では白やシルバーが効果的に見えます。

 このように、海水の色はジグカラーの選択に直接影響を与えます。

【海水の色とジグカラー】

澄み潮

 青や銀、緑が残りやすく、シルバーやブルピン、そしてグローベリーなどが有効。

濁り潮

 光が乱反射しやすい ため、レッドゴールド、ゼブラグロー、ケイムラなどが有効。

深場

 色よりもシルエット・反射・揺れが重要。

【天候による影響】

曇 天

 曇天では光が拡散して柔らかい光になり、フラッシングが控えめになって魚に違和感を与えにくくなります。

快 晴

 逆に快晴で太陽が高いと、ジグの反射が過剰になり、魚が嫌う場合もあります。

 「光の量」と「水の色」で、魚が見ているジグはまるで別物になるのです。

魚がジグを食う3つの決定要因

 魚がジグを攻撃するかどうかは、単一の要因で決まるわけではありません。

 複数の要因が複合的に作用し、最終的な「捕食スイッチ」を押します。

捕食スイッチ

ベイトフィッシュの行動パターン

 健康なベイトは群れで行動し、捕食者から逃げる際は一気に加速します。
 規則的なジャーキングによる規則的な上昇は、この「逃げるベイト」を演出しますが、多くの場合は追尾止まりで、バイトには至りません。

「間」の演出

 ジャークを止め、ジグがフォールに移行する「間」こそが、魚のスイッチを入れます。
 この瞬間、ジグは推進力を失い、水の抵抗を受けて不安定な姿勢になりますが、これが、「弱ったベイト」や「瀕死で漂っているベイト」を演出します。

イレギュラーな動きの重要性

 ただ沈むだけでなく、ジグが水平方向へスライドしたり、フラフラと不規則にダートする動きは、魚にとって「捕まえやすい獲物」と認識されます。
 スロージギングが通常のハイピッチジャークより効果的なのは、この「イレギュラーなフォール」と「間」を意図的に作り出す釣りだからです。
 魚は、この「逃げる動きが止まった/乱れた瞬間」を待って、一気に捕食行動に移ります。

生命感を演出する「シルエット」と「サイズ感」

 ジグの形状(シルエット)とサイズは、魚がその物体を「捕食対象=ベイトフィッシュ」と認識するかどうかを決定づけます。

 水深が深くなり、色が失われるほど、このシルエットの重要性が増します。

ベイトフィッシュとの同調(マッチ・ザ・ベイト)

 その海域で捕食されているベイトの種類(イカ、小魚、エビなど)によって、魚が求めるシルエットは変わります。

サイズ感の調整

 ジグは、ベイトのサイズに合わせるのが基本です。
 しかし、魚の活性が低い時や、水温が低く魚の代謝が落ちている時は、あえてベイトより一回り小さいジグで、「少量でも捕食しやすい獲物」を演出することでバイトを得られることがあります。
 逆に、活性が高く大型青物を狙う際は、通常のベイトよりも一回り大きなジグで、「大型で食べ応えのある獲物」をアピールすることで、特定の魚の競争心を刺激し、大型魚のバイトを誘発することもあります。

シルエットの視認性

 ジグの側面をフラットにしたり、エッジを鋭くしたりすることで、水中で光の反射面を大きく取り、コントラストを強調し、シルエットを際立たせる効果が生まれます。

「フラッシング」と「グロー」の役割

 光による視覚刺激は、魚が最終的なバイトを決める際の重要な「トッピング」です。

 特に、光が届きにくい深場においては、これがバイトの有無を分ける決定打になることがあります。

フラッシング(光の反射)

●ホログラムによる光の反射は、ベイトフィッシュの体表が瞬間的にキラリと光る様子を模しています。
 これは魚にとって「生命感」の証であり、逃走中のベイトの鱗の反射や、弱ったベイトが体勢を崩した際の反射を演出します。

●太陽光が届く浅場では、ホログラムの種類(シルバー、ゴールド、ピンクなど)や反射角が重要になりますが、深場では反射面が大きいこと、つまり大判のホログラムが水のコントラストを大きく取る上で有効になります。

グロー(夜光)

●グローは自ら光を放つため、光の届かない深場や濁り潮、夜間、そして極端なローライトコンディションでジグの存在を知らせる上で、最も有効です。

●魚が深海で捕食する際、光るプランクトンや発光するベイトの存在を知っているため、このグローは「捕食対象として認識できる発光体」として機能します。

●ただし、グローはアピール力が非常に高いため、魚の活性が極端に低い場合や、極度の澄潮で魚がスレている場合は、逆に警戒心を与えてしまう可能性もあります。
 このため、グローを部分的に使用する「グローアイ」や「部分グロー」も有効な手段となります。

根魚・青物、魚種別バイトトリガーの違い

 ターゲットとする魚種によって、ジグにバイトする時の判断基準や捕食スイッチは大きく異なると言われています。

 それぞれの魚種が持つ生態と、それに合わせたジグのアクションを理解することが、釣果アップの鍵となります。

光量の少ない深海でのグローの絶対的な効果

 水深100m以深は、太陽光がほとんど届かない極めて暗い世界です。

 この環境では、グロー(夜光)の存在感が、他のどの要因よりも絶対的なバイトトリガーとなります。

深海魚の視覚特性

 深海魚の多くは、暗闇の中でもわずかな光を捉えるため、非常に大きな眼を持っています。
 魚の視細胞は、わずかな発光体や、生物発光による青い光に極めて敏感です。

グローの優位性

 水深100mを超えると、ホログラムによるフラッシングはほぼ機能しなくなります。
 この環境で、自ら光を放つグローは、魚にとって唯一、明確に認識できる捕食対象となります。
 特に、長時間発光する強力なグローは、ジグの存在時間を長くし、魚にアピールし続けることができます。

アクションの傾向

 深海魚は遊泳能力が低く、積極的に追い回すより、目の前に落ちてきたものを捕食する傾向が強いと言われています。
 このため、深場でのスロージギングは、大きなジャークでジグを飛ばすよりも、ゆっくりとした大きなフォール幅を取り、ジグを静かにホバリングさせたり、ストンとフォールさせるアクションが効果的です。
 グローの存在感を最大限に活かし、「目の前で止まる」演出が重要となります。

根魚が好む「底のエサ」を演出するホバリングとダート

 多くの根魚は、海底の岩や藻場に潜み、ベイトを狙いますので、「底から離れられない」「弱った」を演出する事が重要と言われています。

【根魚の捕食スイッチ】

底付近でのホバリング
 根魚は、海底にいるカニやエビ、あるいは海底付近を漂う小型のベイトを捕食対象とします。
 ジグを海底から数メートル以内で、長く水平姿勢を保たせる(ホバリング)ことは、「底を離れられない弱ったエサ」を演出し、最も効果的なバイトトリガーとなります。

着底直後のダート
 着底させ、底から数回短く鋭いジャークでジグを跳ねさせ、砂煙を上げる(ダートアクション)ことは、底のエサが慌てて逃げ出す様子を演出し、根魚の警戒心を解き、バイトを誘発します。

ジグの形状

 ショート系のジグや、水を強く受けてスライド幅が短いジグが、このホバリングやダートを演出しやすいため、根魚狙いで多用されます。
 また、根魚は光の波長が届きにくい岩陰にいることも多いため、派手なグローやアピールカラー(ピンク、オレンジ)が、暗い場所でジグの存在を魚に知らせる上で非常に有効となります。

青物のスイッチ

 ブリなどの青物は遊泳力が高く、群れでベイトを追い回すハンターですので、彼らの捕食スイッチは「逃走」と「混乱」の演出にあります。

青物の捕食スイッチ

高速な逃走アクション(ハイピッチの誤解)

 青物は、高速で逃げるベイトを追う能力を持っていますが、スロージギングでは必ずしもハイピッチジャークでバイトが得られるわけではありません。
 重要なのは、「規則的な逃走」から「突然の停止(イレギュラー)」への変化などです。

バイトトリガー

 ジグを素早く巻き上げて魚の注意を引き付けた後、ジャークを止めます。
 そして、ジグがスライドやバックスライドで一瞬姿勢を崩す瞬間(瀕死の演出)こそが、青物にとって最も攻撃しやすいタイミングとなります。

群れの「混乱」

 青物は競争心が強いため、複数のジグが近くにある状況や、ジグの動きが不規則で群れから外れたベイトを演出することで、競争心を煽り、バイトを誘発しやすくなります。

【ジグの形状】

 潮の速さに負けず、素早く層を通過できるセミロング~ロングジグが多用されます。
 また、活性が高い場合は、強烈なフラッシングで広範囲の魚にアピールすることが効果的です。
 一方、食いが渋い状況では、ナチュラルなカラーで水に馴染むシルエットのジグが、警戒心を解いてバイトに持ち込む鍵となる場合があります。

釣果を上げるジグのローテーション戦略

 魚の視覚特性とバイトトリガーの知識は、ジグローテーションに組み込むことで力を発揮します。

 漠然とした感覚ではなく、科学的な根拠に基づいたローテーション戦略を身につける事が重要となります。

 釣りを開始する際、いきなり「これぞ本命」と思われるジグを投げるのではなく、その日の状況を探るための役割を持たせたジグの使い分けが重要です。

パイロットジグ

 最初に投入するジグの目的は、その日の魚の活性、レンジ、そして反応するアピール力のレベルを探ることです。

アピール重視

 広範囲の魚にジグの存在を知らせるため、強めのフラッシング(銀系ホログラム)や、強めのグローを持ったジグを選びます。

アクションの確認

 潮の流れや船の動きに対して、ジグが意図したアクション(スライド、ホバリングなど)をしているかを確認できる、信頼性の高いジグを選びます。

カラーの基本

 一般的には、水深によって最も光が届きやすい、青系、緑系が有効とされています。
 しかし、これについては少し疑問もあり、爺の場合は青系や緑系で良い思いをしたことがないため、シルバーやシルバーのゼブラグローを使っています。

 パイロットジグで探り、アタリがあったレンジやカラーの傾向、魚の反応の強さ(じゃれつくだけか、しっかり食い込むか)を把握します。

 アタリがない場合は、ジグの「アピール力」が強すぎるか、弱すぎるかのどちらかになります。

セカンドジグ

 パイロットジグで得られた情報(アタリの深さ、魚種、反応の強さ)に基づき、ジグを微調整することがセカンドジグの役割です。

アピール力を調整

 活性が高いと考えられる場合、さらにアピール力を上げるため、ゴールド系ホログラムや全体グローに切り替える。
 活性が低いと考えられる場合、アピール力を落とし、ナチュラル系(茶色、深緑)や、ケイムラ(紫外線発光)など、より地味で自然なアピールに切り替えます。

シルエットの調整

 アタリがあっても食い込まない場合、ジグのサイズをベイトに合わせるか、あえて小さくして「食いやすさ」を演出する事も有効です。

アクションの調整

 フォール中のバイトが多い場合は、スライド幅が大きく、フォール時間が長いセンターバランスのジグが有効と言われています。
 巻き上げに反応が多い場合は、テールバランス気味のジグで安定した上昇アクションを試みる事も有効とされています。

フラッシングパターン

 フラッシング(ホログラム)は、魚の捕食スイッチを入れる重要な視覚刺激ですが、その使い方にはメリハリが必要とされています。

 強アピールパターン(攻撃的なフラッシング)

状況

 朝夕のマヅメ時、濁り潮、魚の活性が高い時、広範囲の魚を呼びたい時に有効。

ジグ

 シルバー系(鏡面)のホログラム、または大判のホログラム。光を強く反射し、遠くの魚に存在を知らせます。

アクション

 キレの良いジャークで、ジグを大きくスライドさせ、不規則で強い光の明滅を発生させ、逃げ惑うベイトの群れから外れた、弱った個体を演出します。

ナチュラルパターン(控えめなフラッシング)

状況

 澄潮、日中の光量の多い時間帯、魚がスレている時、水温が低く活性が低い時に有効。

ジグ

 地味な(または光を吸収する)カラー(茶色、黒、オリーブなど)、ガンメタ系ホログラム、またはケイムラ(紫外線発光)など。

アクション

 ジャークの幅を抑え、フォール時間を長く取ります。
 光の反射を抑え、ジグのシルエットや動きで勝負します。
 この時、ケイムラは紫外線が届く水深であれば、ナチュラルな発光で警戒心を解きながらアピールできます。

 これらの基本的な事を念頭に置き、その日の潮色(濁っているか澄んでいるか)を加味して、ジグの選択を行うことが重要です。

まとめ:魚のジグの見方

 今回は、「魚にはジグがどう見えているのか」についてでしたが、いかがでしたか?

 今回ご紹介した事は、あくまでも一般的な考え方ですが、魚の目線を理解することは、スロージギングの本質に迫ることでもあります。

 魚は色より動きを重視し、揺らぎやシルエット変化に強く反応しますし、光量や水質、活性によってジグの見え方は大きく変わります。

 これらを踏まえてジグを選び、操作に変化と「間」を入れていけば、確実に釣果は変わります。 多分ですが・・・。

 「この状況なら魚にはこう見えているはずだ」と想像しながらジグを動かすこと、それこそがスロージギングの醍醐味であり、奥深さでもあると思います。

 この記事を参考に、ジグローテーションを見直してみるのも面白いと思いますよ。

 それではまた!

 

 

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