【爆釣?】スロージギング、待ちに待った2024年の初釣行。

釣り
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 4月13日、待ちに待ったスロージギングへ行ってきた。

 2024年の初釣行だ。

 早い年だと2月下旬、遅くても3月中旬までには釣りを始めているが、今年は週末になると波が高くなったり、別の予定が入ったりでなかなか沖へは行けないでいた。

 4月中旬の釣り開始は今までで一番遅いし、こんなになるとは友人も爺も思ってもいなかった。

 今日はその様子をお伝えします。

出港

 シーズンオフは船の整備を兼ねて船揚げ場に陸揚げしてあるので、先ずはロッドやタックルボックスを船に載せ、その後船を下ろしてエンジンスタート。

 整備してあるので一発で始動。

 忘れ物が無いか再度確認し、AM5:00出港!

 港を出ると朝日が顔を出したところだった。

 波高1.0m、風は北西の風2.0m位だろうか。

 4月中旬とは言え、やはり沖へ出ると寒いが、奇麗な朝日を拝めるので気持ちいい。

ポイント到着

 ポイントへ近づくと、徐々に風が無くなってきた。

 風波も次第に収まり、絶好の釣り日和だ。

 しかし寒い、でも気持ちいい。

 出港から20分ほどでポイント到着。

 水深は60m付近だ。

 毎年この時期に実績があるポイントだ。

本日のタックル

 ポイント到着後、はやる気持ちを抑えてタックルを準備。

左側は
 ・ロッド:タカミテクノスレネゲード No.3
 ・リール:ダイワソルティガ IC

右側は
 ・ロッド:ダイワソルティガSJ 61B-3(旧モデル)
 ・リール:シマノオシアジガー F カスタム

 レネゲードタカミテクノスアンバージャックがコラボして作られたフルソリッドロッドです。

 昨年末の競馬「有馬記念」の馬券がたまたま当たり、購入を決めたロッドです。

 きょうはこのロッドをぶち曲げたいと思っています。 

 ダイワソルティガ ICは300HL-SJと言うモデルで、カウンターが付いたスロージギング用のリールで、左ハンドルになります。

 ラインを通すガイドが付いているため、スプールに平行にラインが巻かれ、片寄る事が無いためトラブルも少なく、特に初心者にはお勧めのリールです。

 以前からサクラマス用にカウンターが付いたリールが欲しくて、コツコツお小遣いを溜めて、2年越しの夢を叶えました。 

 PEラインは1.2号を300m巻いています。

 

 以上、今シーズンに向けて購入したタックルを組み合わせて、魂入れしたいと思います。

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 ダイワソルティガSJ 61B-3(旧モデル)は、以前から使っているチューブラーのロッドで、非常に感度が良く、ロッドアクションも硬過ぎず柔らか過ぎず、爺が好んで使っているロッドです。

 シマノオシアジガー F カスタム 1501HGはラインを通すガイドが付いていないタイプのジギング用リールです。

 フォールレバーと言うものが付いていて、ジグをフォールさせるスピードをコントロール出来ます。

 頑丈さやドラグ性能の良さ、巻き上げの力強さなど、シーズンを通して一番出番が多いリールですし、信頼のおけるリールです。

 PEラインは1.5号を300m巻いていましたが、昨シーズンに高切れしたりして今では250m位でしょうか。

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 今回はこの2つのタックルを駆使?して大物、あわよくばサクラマスをゲットしたいと思います。

実釣開始

 先ずは使用したジグの紹介です。

 最初に使ったジグは、シーフロアコントロールスパンキー150gのシルバーです。

 フォールが早く、潮が早い時に有効なので、様子を見るためにこのジグを使います。

 レネゲードソルティガ ICのタックルにスパンキーを取付けて投入。

 潮は北から南へ緩やかに流れる絶好の潮だ。

 今までの経験上ここのポイントは、この向きで潮が流れている時は爆釣か悪くてもそこそこ釣れるという印象がある。

 「よし、今日は釣れる!」

 そう思いながらシャクっていたら「グーッ」というフルソリッド特有の当りが。

 大きくはない、というか小さなソイだろうと思いながら巻いてくると、やはり25cm程の小さなマゾイだった。

 その後もリリースサイズの小さなマゾイクロソイしか釣れてこない。

 確かに今は満潮で、もう少ししないと下げ潮にならないので大物はまだ動かないのか・・・。

 思い切ってポイントを変えることに。

 先ほどのポイントから北へ移動、水深は55m程。

 風はほとんど無くなった。

 水面は鏡のようになり、気温も一気に上昇してきた。

 次のポイント到着後、暑くなってきたので防寒用に着ていたレインジャケットを脱ぐことに。

 

 スパンキーを再び投入すると、真っ直ぐに下へ。

 緩やかに南へ流れていた潮が、いつの間にか止まってしまったため、船もほとんど動かない。

 緩やかに吹く風の向きによって船が迷走しているような状態だ。

 スパンキーではあまりに早く落ちてしまうため、魚にジグを見せる時間が少なくなると考え、ジグを交換することに。

 次はネイチャーボーイズスローライダー155gのナクイグローを選択。

 このジグはフォールがゆっくりで、魚にジグを見せる時間を長く取ることが出来る。

 特に根魚には有効で、出番の多いジグの一つです。

 しばらくシャクっていると、抑え込むような当りを感じ、合わせると「ジッ」と一瞬だけドラグが鳴った。

 その後はたまに首を振るような抵抗をしながら上がってきたので、「アイナメかな?」と思いながらリールを巻いた。

 上がってきたのは案の定40cmちょいの痩せたアイナメだった。

 今シーズンの初物だったので興奮?し、写真を撮るのを忘れてしまった。

 しかし痩せているのが気になるが、原因は何なのか・・・。

 その直後、友人に30cm程のマゾイが釣れたが、その後は当りも遠のき、ポイントを移動する事に。

 さらに北へポイントを移動。
 水深は60m程。

 すると、徐々に靄が掛かってきた。

 今の時期にはよくある事だが、陸も見えるしさほど濃くないので問題無し。

 しかし暑い。

 今の時期が一番服装に気を使うし、しっかりレイヤーしてこないと体温調整が難しい。

 ポイントを変えてしばらく何の当りも無いので、ジグを交換してみることに。

 ビートビーライン160gに交換。

 根魚、特にアイナメに実績がある赤色のジグだ。

 数投目、いきなり「ゴンッ」と当りがあり、その後も抵抗を見せるが大物ではない事が感触で分かる。

 上がって来たのは30cm程のマゾイだった。

 やはり実績通り根魚には有効なジグだ。

 しかし大物には程遠い。

 しばらくして友人にも同じようなサイズのクロソイが釣れたところで本日の釣りは終了。

 友人がこの後に用事があるため、8時半までには港に着かなければならないからだ。

本日の釣果

 生簀の水を抜きながら船を走らせ、8時過ぎには港に到着。

 沖も暑かったが、港に入るとさらに暑い。

 次の出航に向けて船を港に係船。

 結果、2024年のスタートは【爆釣】ではなく【撃沈】に終わった。

 大物も釣れず何ともストレスが溜まる釣りだったが、ボウズじゃなかっただけ良しとしよう。

 この船には生簀が2つあり、爺用の生簀に入れたキープサイズの魚2匹です。

 予定では生簀の底が見えないくらいの魚と、他にサクラマスが3匹ほど入るはずだったのですが・・・。

 ブログでタックルなどについて、あーだこーだと好きな事を発信している割には何とも情けない釣果です。

 しかし、納得のいかない釣果ですが、今シーズンの初物ですので、美味しくいただこうと思います。

 この他にも、リリースした小さなソイやアイナメが10匹ほどあったが、全般に食いが渋い一日だった。

 爺の腕が悪いのも原因かもしれないが、本当のところはわからない、と言っておこう。

タックルインプレッション

 最後に、今シーズンのために新調したロッドとリールについてインプレッションしたいと思います。

 下手な横好きの爺がインプレッションなんて、恥ずかしい限りであるが、取りあえず使ってみた印象を爺なりにお伝えします。

ロッド:レネゲードの使用感

 タカミテクノスレネゲードのようなフルソリッドロッドは、感度が良くないというか、当りが取りにくいとよく言われていますし耳にもします。

 そして本日爺が使った印象としては、「慣れれば何ら問題ない」という事です。

 そして「使い勝手の良いロッド」という印象です。

 確かに感度というか魚が当たった時の感覚は独特で、チューブラーとは違いますが、何匹か掛けているうちに当りもわかるようになってきました。

 チューブラーのような「コンッ」という明確な感じではないですが、聞いていたほど感度は悪くないというか、慣れれば何ら問題ないと爺は思います。

 フルソリッドの特徴は、ロッドをぶち曲げてファイト出来るというのが魅力ですが、釣った魚を見てもらえばわかる通り、ぶち曲げてファイトするような魚じゃありませんので、これに関しては大物が釣れた時にご報告したいと思います。

 もう少し持ち重りするような感じかと思っていましたが、チューブラーと同じような感じで軽くて扱いやすいロッドです。

 このまましばらく使い続け、特徴や癖などを身体が覚えれば、魚の当りも感じ方が違ってくるかもしれませんので、今後それについてもご報告したいと思います。

リール:ソルティガIC

 ダイワソルティガ IC300HL-SJを、今回使ってみた印象は、「素晴らしい」の一言です。

 大物は釣れなかったのでドラグ性能や巻き上げの強さ等はわかりませんでしたが、リールをパーミングした時の感覚やハンドルのグリップの掴みやすさ、巻き上げ時のスムーズさなど、どれも爺の感覚に合うものでした。

 これに関してはシマノオシアジガー F カスタムと同じような感じというか、それに負けていないというか、素晴らしいリールだと思います。

 カウンターについては、本日は魚探にサクラマスなどの反応は出なかったので、カウンターを活かせるような場面は無かったのですが、素早く水深を合わせられるというのは非常にメリットがあると思います。

 シマノにもカウンターフォールレバー付きの同じようなサイズのオシアコンクエスト CT 301HGというリールがありますが、どっちにしようか迷っていました。

 結果、ソルティガ ICにしたのは、巻き取り長さが長かったのと、ハンドルのグリップが大きくて巻きやすそうだったという理由です。

 今まで両軸リールと言えばシマノしか持っていなかったので、ダイワのリールも使ってみたかったというのもあります。

 これから長く付き合うリールですので、耐久性等もわかってくるでしょうから、それについても今後ご紹介したいと考えています。

 それと、シマノオシアコンクエストXGというモデルがあります。

 これはカウンターは付いていないがソルティガ ICよりさらに巻き取り長さや糸巻量もほぼ同じスペックのリールであり、フォールレバーも搭載されている。

 これでカウンターが付いていれば、こっちを買ったかもしれないというほど魅力があるリールです。

 友人がHGを使っているが、シャンパンゴールドのボディーが美しいリールで、船上でもひと際輝いて見える。

 どれも甲乙つけがたい素晴らしいリールである事は間違いありません。

終わりに

 2024年のスロージギングのスタートは、散々な結果に終わった。

 もう少し時間があれば潮も動き出して大物も釣れたと思うが、友人が早く切り上げなければならなかったためこのような結果になった、と言い訳させてください。

 今回のメインは、今シーズンに向けて購入したロッドとリールに魂を吹き込むのが目的だったので、取りあえずそれに関しては達成されたので良しとします。

 しかし、釣れなかったとはいえ、美しい日の出や大海原を見ながらの釣りは、何度行っても楽しいものだ。

 日常や仕事のストレス、そしてかみさんの小言なんか吹っ飛んでしまう。

 とは言え問題は、
 「掛けたお金のわりに魚が釣れないって、何で? スーパーで買ったほうがいいじゃん。」
 と言われることだ。

 今日はそのさいたる日になるだろう。

 しかし、世の週末サラリーマンアングラーの方々よ、かみさんの小言に負けず頑張ろうではありませんか!

 それではまた。

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