
「おっさんによる、おっさんのための超簡単キャンプ飯。」
第一弾の今回は、丼ぶりやカレーなど、いわゆる「ご飯物」と呼ばれるものをご紹介したいと思います。
今はキャンプ飯も、「インスタ映え」が大事みたいですし、「本格〇〇〇料理」とか目にする事も多くなりましたが、正直そんなもんは一切興味がありません。
おっさんは、「簡単で腹いっぱいになりゃいいんだよ。」ってのが本音で、手の込んだものは面倒くさくて作りたくないんです。
材料はシンプル、調理は簡単、味はそれなりにOK?それでいて酒のつまみにもなる最高のメニューですので、秋のキャンプシーズンに向けて是非参考にしてみて下さい。
また、脂っこいものを受け付けなくなってきたおっさんのために、あっさりとしたメニューを中心にご紹介していますので、ご安心ください。
それでは始めます。
調理の難易度
調理の難易度を以下の通り表します。
調理の難易度
難易度 A:超簡単
難易度 B:簡単
難易度 C:比較的簡単

豆腐料理は裏切らない!
豆腐は偉いんです。
安くてヘルシーで、しかも腹に溜まる、そんな豆腐料理?を紹介していきます。
豆腐丼:豆腐を乗せるだけの究極ズボラ飯
先ずは、難易度Aの超簡単な豆腐丼をご紹介します。

使用するキャンプ用品は写真の通りとなります。
ガスストーブを使おうかと思いましたが、今回は100円ショップの固形燃料を使って、ほったらかし炊飯で行います。

【難易度:A】
【使用アイテム】
●クッカー:スノーピーク アルミパーソナルクッカーセット Sポット
●ポケットストーブ(100均)
●固形燃料(100均)
●バーナーパッド
【材料】
●米:今回は0.5合(お好みで)
●豆腐(絹ごしでも木綿でもOK!) 量はお好みで。
●調味料:醤油(かける量はお好みで)

0.5合の米を研ぎ、1時間以上浸水します。
30分でも大丈夫と言う方もいますが、コメの状態によっても炊上りの硬さが違ってきますので、1時間以上浸水させたほうが間違いありません。

1時間以上浸水させたら、固形燃料に火を着け、ほったらかし炊飯します。
炊飯中の写真を撮るのを忘れてしまいました。

固形燃料が燃え尽き、火が消えたら10分程度蒸らします。
米0.5合と豆腐だけでは足りないので、蒸らしている間にLポットでインスタントラーメンを作ります。

米が蒸らし終わり、インスタントラーメンも出来上がりました。

米は上手に炊きあがっているみたいです。


今回用意したのは木綿豆腐です。

用意した木綿豆腐をクッカーにぶち込み、サッと混ぜ合わせ、醤油を掛けて味を調整します。
ご飯の温かさと、豆腐の冷たさがマッチして、非常に美味しいですし、特に暑い時期には持って来いの丼ぶりだと思います。

とっても美味しくいただくことが出来ました。
底に若干米がこびりついていますが、ほったらかし炊飯で上手に炊上っていました。

C級グルメとも言える豆腐丼ですが、絶品とまでは言えなくても、不味いという方はいないと思いますし、非常にコスパに優れたキャンプ飯ですので、是非お試しを。
また、猛暑で食が細くなっている方にもおすすめですし、弁当として持って行くのもおすすめです。
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豆腐とニンジンの炒り煮:正当和風料理
次は、豆腐とニンジンの炒り煮の紹介です。
単体では酒のつまみとして、ご飯に掛ければ丼ぶりとしていただくことが出来る、非常に簡単で美味しい料理です。
【難易度:B】
【使用アイテム】
●クッカー:プリムス イージークック・ミニキット ミニポット
●ストーブ:FOREWINDS マイクロキャンプストーブ
●クッカー(炊飯用):プリムス ライテック トレックケトル&パン
●バーナーパッド(炊飯)
●ポケットストーブ(炊飯)
●固形燃料 (炊飯)
【材料】
●豆腐:量はお好みで
●ニンジン:量はお好みで
●米:今回は0.5合(お好みで)
●めんつゆ:量と濃さはお好みで
●食用油:適量


豆腐とニンジンの炒り煮を作るためのアイテムと、材料の写真になります。

イージークック・ミニキットのミニポットに油をひき、千切り?したニンジンを入れて炒めます。

ニンジンを軽く炒めたら、豆腐を塊のままミニポットに入れます。

豆腐があまり細かくならないよう砕きながら炒めていきます。

麺つゆを入れ、時々混ぜながら炒り煮していきます。
味を確認しながら麺つゆで味を調整します。

今回は、ご飯に掛けて丼ぶりにして食べようと思うので、汁が少し残るくらいで火を止めました。
酒のつまみにする場合は、箸で掴みやすいくらい炒り煮して、汁を飛ばします。

丼ぶり用のご飯も上手に炊きあがりました。
卵はキャンプの救世主!卵メインの激ラク丼
卵はキャンプ飯界のキングです。
割って焼けばOK、混ぜてもOK、とりあえず持っていけば間違いありません。
目玉焼き丼:ただ焼いて乗せるだけの正義
目玉焼きを作り、炊き上がったご飯に落とし、お好みの量の醤油を掛けて混ぜ合わせ、食べるだけの超簡単キャンプ飯のご紹介です。
【難易度:A】
【使用アイテム】
●クッカー:チタンマニア クッカーセット 1100ml+350ml(目玉焼き)
●ストーブ:FORE WINDS マイクロキャンプストーブ(目玉焼き)
●クッカー:プリムス ライテック トレックケトル&パン(炊飯)
●バーナーパッド(炊飯)
●ポケットストーブ(炊飯)
●固形燃料 (炊飯)
【材料】
●米:今回は0.5合(お好みで)
●卵:1個
●調味料:醤油(かける量はお好みで)

目玉焼きを作るアイテム一式です。

クッカーの蓋に油を引いて卵を落とします。
チタンの場合、焦げ付きやすいので若干油を多めに引きます。

クッカー本体を使って蓋をします。


時々蓋を開け、お好みの硬さに焼き上がったら火を止めます。

少し焦げ付いてしまい、黄身が漏れてしまいましたが、味は変わりませんので気にしません。

炊き上がったご飯に目玉焼きを落とし、好みの量の醤油をかけて混ぜ合わせていただきます。
単純に美味しいです。
炒り玉子丼:シャカシャカかき混ぜるだけ
目玉焼きすら面倒だという方には、卵を炒ってご飯に掛けるだけの、炒り玉子丼が超おすすめです。
【難易度:A】
【使用アイテム】
●クッカー:プリムス ライテック トレックケトル&パン
●ストーブ:FORE WINDS マイクロキャンプストーブ
●バーナーパッド(炊飯)
●ポケットストーブ(炊飯)
●固形燃料 (炊飯)
【材料】
●米:今回は0.5合(お好みで)
●卵:1個
●調味料:醤油(かける量はお好みで)


炒り玉子を作るアイテムと材料になります。

フライパンに油を引き、溶いた卵を落とします。

ぐちゃぐちゃにかき混ぜながら炒っていきます。

お好みの硬さに炒ったら火を止めます。
爺の場合は、半熟くらいで火を止めるのが好みです。

炊き上がったご飯に炒った卵を掛け、好みの量の醤油を掛けていただきます。
超簡単で誰にでも出来ますし、二日酔いの朝には持って来いのキャンプ飯です。
豚玉丼:おっさんのスタミナ源
次は、豚玉丼の紹介ですが、工程が若干増えますので難しそうにかんじるかもしれませんが、調理自体は超簡単ですのですし、美味しいのでおすすめです。
【難易度:B】
【使用アイテム】
●クッカー:プリムス イージークック・ミニキット(豚玉)
:プリムス ライテック トレックケトル&パン(炊飯)
●ストーブ:FORE WINDS マイクロキャンプストーブ
●バーナーパッド(炊飯)
●ポケットストーブ(炊飯)
●固形燃料 (炊飯)
【材料】
●米:今回は0.5合(お好みで)
●卵:1個
●玉ねぎ:適量
●豚肉:適量
●調味料:麺つゆ(水で薄めておく)


豚玉を作るアイテムと材料になります。

クッカーに油を引き、玉ねぎを炒めます。

玉ねぎに火が通り、半透明になったら火を止めて、シェラカップに戻します。


次に、豚肉を炒めます。
全体に軽く火が通ったら火を止めます。

先に炒めた玉ねぎをクッカーに入れ、水で好みの濃さに薄めた麺つゆを掛けて、軽く混ぜ合わせます。

全体に火が通るまで蓋をして火に掛けます。

全体に火が通ったら、軽く溶かした卵を上から掛け、蓋をします。

卵が好みの硬さになったら火を止めます。

炊き上がったご飯に掛けていただきます。
味が薄いようでしたら醤油を掛けるなどして調整して下さい。
今回は豚肉しかなかったので豚玉丼になりましたが、豚肉を鶏肉に替えれば親子丼、肉類を入れなければ卵丼になりますので、家にある食材によって様々楽しんで下さい。
キャンプの鉄板、カレー!
「結局カレーかよ!」と言われそうですが、カレーはキャンプ飯の王者。
炒めて煮込むだけで全員黙る、キャンプの王道です。
カレー:炒めて煮込んでみんな大好き!
キャンプ飯の定番でもあるカレーは、工程が多いので難しくて面倒に感じるかもしれませんが、具材を炒めて煮るだけですので非常に簡単なキャンプ飯でもあります。
市販のカレールウを使いますので、味も問題ありませんし、誰が作っても美味しく出来上がるのがおすすめのポイントでもあります。
【難易度:B】
【使用アイテム】
●クッカー:プリムス イージークック・ミニキット(カレー)
:プリムス ライテック トレックケトル&パン(炊飯)
●ストーブ:FORE WINDS マイクロキャンプストーブ
●バーナーパッド(炊飯)
●ポケットストーブ(炊飯)
●固形燃料 (炊飯)
【材料】
●米:今回は0.5合(お好みで)
●カレールウ:適量
●玉ねぎ:適量
●豚肉:適量
●ニンジン:適量
●ジャガイモ:適量
●調味料:麺つゆ(水で薄めておく)

カレーを作るアイテムと具材一色の写真になります。

玉ねぎとニンジンを、全体に火が通るまで炒めます。

炒め終わったら別のクッカーに入れておきます。


次は、豚肉を全体に火が通るように炒めます。

豚肉に火が通ったら火を止め、先に炒めた玉ねぎとニンジン、それに水にさらしておいたジャガイモをクッカーに入れます。

全体に火が通るまで中火で煮ていきます。


全体に火が通ったら火を止め、カレールウを入れて溶かします。

カレールウが溶けたら、焦げ付かないように混ぜながら、とろみが出るまで弱火に掛けます。
とろみが出たら火を止め、炊き上がったご飯に掛けていただきます。
カレーは、手が掛かるように思われている方もいるようですが、実際には非常に簡単で、誰が作っても美味しくいただける、非常に便利な料理でもあります。
特にガッツリと食べたい方にとっては、最高のごちそうと言えるのではないでしょうか。
ご飯編のまとめ
今回は、ズボラなおっさんによる、おっさんのための超簡単キャンプ飯のご飯編をお送りしましたが、いかがでしたか?
今回紹介したのは、豆腐・卵・カレー、要するに「切るだけ」「焼くだけ」「炒めて煮るだけ」 のキャンプ飯です。
難しいことは家に置いてきて、キャンプでは シンプルに、腹いっぱい、そして笑いながら食う、それが一番の贅沢ではないでしょうか?
次回のおっさんのためのキャンプ飯は、「超簡単な酒の肴編。」でもやろうかなと思いますので、お楽しみに。
それではまた!







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