【スロージギングの極意】バイトパターンを見極めてフッキングへ!

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 スロージギングを続けていると、明確な「ガツン」というアタリから、ラインがふっと軽くなる違和感のようなものまで、さまざまなバイトに出会います。

 しかし、こうしたバイトを確実に察知し、フッキングにつなげるのは簡単ではありません。

 特に魚の活性が低い日や潮が複雑な状況では、「バイトなのか、ただの潮の抵抗変化なのか」を見極めるのが難しく、多くのアングラーが悩むポイントです。

 ここにスロージギングの奥深さがあり、そして釣果の差が生まれる最大の要因があります。

 この「違和感」を見極め、確実にフッキングに持ち込めるかどうかで、あなたの釣果は劇的に変わります。

 本記事では、この「見えないバイト」の正体を徹底的に解明し、それを捉えるためのタックルの選び方やフッキングの極意まで、実践的なテクニックを余すことなくお伝えします。

 是非最後までご覧になり、次回からの釣りに活かして下さい。

 それでは始めます!

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魚のバイトとは?

 スロージギングにおける「バイト」とは、魚がジグに興味を持ち、口を使った瞬間のシグナルを指します。

 バイトは必ずしも「明確なアタリ」だけではありません。

 魚が「吸い込んだだけ」のバイト、ジグの動きを触って確かめているような「接触バイト」、反転する際の力で「ラインテンションが変化するバイト」も含まれます。

 特にスロージギングはジグの動きが比較的ゆっくりであるため、違和感として現れる微細なバイトが非常に多く、これを感じ取れるかどうかが釣果を大きく左右します。

 また、魚種によってバイトの出方は大きく異なります。

 青物のように勢いよく食い込む魚もいれば、根魚のようにジワっと重さが乗るタイプ、タチウオやマダイのようにジグに触れてくるだけの繊細なアタリもあります。

 このように、バイトの「正体」を理解することで、釣りの組み立てが格段にしやすくなります。

スロージギングにおける「バイト」の重要性

 スロージギングは、ジグに緩急をつけて動かし、主にフォール(落とし込み)の瞬間に魚に喰わせることが基本です。

 このフォール中のバイトこそが、この釣りの生命線であり、最も繊細で奥深い部分です。

 一般的なジギングでは、魚が高活性の時にジグを追尾し、激しいアクションに反応して明確なバイト(衝撃)を出すことが多いのが特徴です。

 しかし、スロージギングでは低活性な魚、あるいは深場の魚に対して「弱ったベイト」を演出して誘います。

 そのため、魚はジグをじっくりと観察し、違和感を感じさせないよう「吸い込む」ように捕食する傾向が強くなります。

なぜスロージギングではアタリが分かりにくいのか?

 アタリが分かりにくい最大の理由は、常にラインテンションが変化しているからです。

【アタリが分かりにくい原因】

潮の影響

 潮の流れの速さや向きが変わるたびに、ラインの張り(テンション)が変わり、ジグの重さが変わったように感じます。

ジグの動き

 ジャーク後のフォールは、ジグが水を切りながら自発的に動くため、ラインに緩みが生まれたり、急に張ったりを繰り返します

 魚がバイトした際の変化は、これらの環境変化によるノイズに紛れやすく、「アタリ」として認識されにくいのです。

 このノイズの中から「魚からの信号」だけを識別する能力こそが、スロージギングアングラーに求められる最重要スキルと言えます。

バイトの種類

 スロージギングで発生するバイトは、大きく分けて「違和感系」と「衝撃系」の2つに分類できます。

 この分類を理解するだけで、バイトへの対応力が格段に向上します。

違和感系バイト

 魚がジグを吸い込んだり、並走しながら口で突いたりする際に発生する、最も繊細なアタリです。
 スロージギングでは、この違和感系バイトを捉えられるかどうかが釣果を大きく左右します。

フッと軽くなる

現 象

 ジャーク後、ジグをフォールさせている最中に、それまで感じていたジグの重さが一瞬抜けたように感じます。

正 体

 魚がフォール中のジグに下から追いつき、吸い込みながら反転したために、ジグにかかっていた水圧(テンション)が一時的に解消された状態です。

見分け方

 潮の弛みによるラインテンションの変化ではないか?と疑うのが自然ですが、「一瞬だけ」の変化であること、そして「ロッドティップがわずかに戻る」動きで判断します。

モタレる・重くなる

現 象

 巻き上げている途中や、ジグを止めずにフォールさせている際に、潮の流れとは違う「ジュワッ」とした重みが加わるように感じます。

正 体

 魚がジグを完全に吸い込んで反転していない状態、またはジグの動きに合わせて並走し、口先に触れている状態です。
 大型の根魚などは、ジグの重さを感じながら、ゆっくりと捕食することがあります。

見分け方

 ラインを少し巻き取ってみて、潮の重みとは違う「生命感のある抵抗」があるかどうかを確認します。
 これが「聞き合わせ」の基本動作となります。

触るだけのショートバイト

現 象

 何かがじゃれつくような繊細な違和感を感じます。

正 体

 フックがかからない程度にジグに触れるだけなので、何も起きていないように感じることもあります。

見分け方

 「魚がいるサイン」として読み取り、その後のアプローチにつなげることが重要です。

衝撃系バイト

 魚が躊躇なくジグにアタックし、明確な衝撃を伴うバイトで、高活性の青物や、浅場で勢いよくアタックしてくる魚に多く見られます。

「ゴンッ!」と竿をひったくる

現 象

 手元に「ドスン!」または「ゴンッ!」という強い衝撃が伝わり、同時にロッドが海面に引き込まれます。

正 体

 青物など遊泳力の高い魚が、完全にジグを喰い込み、一気に反転して走り出した状態です。
 これは最も分かりやすいバイトで、経験を問わず誰もがフッキングに持ち込めます。

見分け方

 迷う余地はありません。
 この衝撃を感じたら、ロッドの追従を止め、しっかりフッキング動作に入ります。

「コンッ!」という感じの小さな衝撃

現 象

 手元に「コンッ」または「コツッ」という、小さな石に当たったような、短い衝撃が伝わります。

正 体

 低活性時の根魚や中型魚が、ジグを吸い込みきれずに口先や顎に当たった際によく感じるアタリです。
 または、ジグの動きが止まった瞬間に、下から突き上げるようにアタックした際に発生します。

見分け方

 小さくても金属的な硬い感触があればバイトの可能性大で
 その後の即座のフッキング(合わせ)が必須となります。

バイトを見極めるためのテクニック

 違和感系バイトを捉えるためには、タックルの「感度」を最大限に引き出し、魚からの信号を正確に識別するための「集中力」が必要です。

タックルが生み出す「感度」の極意

 スロージギングロッドは、感度が非常に大事になります。
 特に重要なのは「ティップ(穂先)」と「ベリー(胴)」の特性です。

タックルの感度

ロッドの反発力

 感度という点では高弾性カーボンのほうが反発力が強く、微細な振動を瞬時に手元に伝えてくれます。
 ただし、魚を掛けてからの追従性にはやや劣りますので、硬すぎたり反発力が強すぎるものはおすすめしません。

チューブラーとフルソリッド

 スロージギングでは、一般的にチューブラーロッド(中空構造)のほうがアタリを取りやすくなります。
 フルソリッドロッドに比べて振動の減衰が少なく、フォール中の「軽さ」や「モタレ」といった水圧の変化を明確に捉える事が出来るからです。
 特に初心者の方には、手に明確に振動が伝わりやすいチューブラーがおすすめです。

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PEラインとリーダー

PEライン

 4本撚りより8本撚り(または12本撚り)の方が、表面が滑らかで水切りが良く、潮の抵抗を受けにくい分、ジグへのテンションが安定し、結果的に感度が向上します。
 号数は細ければ細いほど感度は上がりますが、ターゲットと水深に合わせてバランスを考慮しましょう。

フロロカーボンリーダー

 リーダーの素材はナイロンよりもフロロカーボンが優れます。
 フロロカーボンはナイロンより伸びが少なく、比重が重く沈むため、潮の影響を受けにくく、ジグへの直線的な感度を保つ役割を果たします。

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リールから伝わるラインテンションの重要性

 重要なのは、「常にラインテンションを指で感じ続ける」ことです。

 リールのスプールエッジなどに指を軽く触れさせ、ラインが放出されるわずかな振動、あるいはラインが受ける水圧を常に感じ取ります。
 この「基準の重さ」を脳にインプットしておけば、「フッと軽くなる」といった微細な変化を、他のノイズと切り分けて認識できるようになります。

ジグの挙動変化を読み取る

 感度の高いタックルがあっても、変化を「魚のバイト」だと識別できなければ意味がありません。

フォールスピードの変化

着底が遅い

 カウンターリールの表示や、着底を待つ時間の感覚で、いつもより着底が遅いと感じた場合、これは潮の影響か、あるいはフォール中に魚がアタっている可能性が高いです。
 その場でラインスラッグを取り、巻き合わせを試みる必要があります。

着底が速い

 フォール中に「フッと軽くなる」アタリを見逃し、魚がジグを抱えたまま着底に向かっている可能性が高いです。
 ジグが魚の抵抗なしに落ちるより速く着底を感じた場合は、即座にフッキングに持ち込みます。

巻き上げ時の抵抗変化

 巻き上げ時に急に重くなった場合、それが潮の層が変わったことによる抵抗増なのか、魚がジグにモタレているのかを見分けるには、以下のテストをします。

巻き速度を少し上げる

 潮であれば重さは変わらないか、少し増す程度です。

一瞬止めてみる

 魚であれば、重みを感じながらもロッドティップがわずかに生命感を持って曲がり込むことがあります。

ティップを軽く下げてみる

 潮ならすぐに抵抗が抜けますが、魚なら抵抗が残ります。
 この残った抵抗を「生命感」として判断します。

バイト発生ポイントを予測する

 バイトは、ジグが最も弱々しい動きを見せるタイミング、または急激な変化をする瞬間に集中する事が多くなります。

フォール中の全域

 特にジャーク後の最初のフォールの一瞬と、着底間際の最後のフォールに集中します。
 青物系は最初のフォール、根魚系は着底間際にバイトが多い傾向があります。

巻き上げ開始の瞬間

 ボトムからジグを離す巻き上げの動作は、魚から見てジグが逃げ始めるサインで、この逃げ際を狙ってバイトしてくる魚も非常に多くなります。

フッキングに持ち込む「合わせ」の技術

 アタリを察知したら、次はフッキングです。
 繊細なスロージギングでは、従来のジギングのような「大合わせ」は厳禁で、バイトの種類に応じて適切な合わせを行う事が重要です。

違和感系バイトへの対処法

 違和感系バイトの多くは、魚がジグを吸い込んだか、口先で触れているだけで、フックまで完全に入り込んでいない状態が多くなります。

「フッ」と軽くなった時

 フォール中に「フッと軽くなる」バイトを感じた場合、魚がジグを抱えて上に向かったか、ジグに近づいたことでラインテンションが抜けた状態に多く見られます。

即座にラインスラッグを巻き取る

まずはリールを素早く巻き、ラインのたるみを全て取り去ります。

ロッドを送り込む(聞く)

 ラインテンションを感じたら、ロッドティップを魚がいると思われる方向(海面)に向け、わずかに送り込みます
 この時、テンションが残っていれば魚がジグを抱えています。

合わせ

 魚がジグを離さないと確信したら、リールを高速で巻き、フックを魚の口に送り込み、テンションを感じたらロッドを煽ってフッキングさせます。
 確実に針掛かりしたらファイトに移ります。

モタレたり、重くなった時

 巻き上げ時やカーブフォール中に「モタレ」を感じた場合は、即座の合わせは避けたほうが無難です。
 魚がジグを咥えておらず、ただ触っているだけの可能性があるため、即合わせするとジグが魚の口から外れてしまう事が多くなります。

「聞き合わせ」の実行

 モタレた重みを感じたら、ロッドの角度をそのままに、リールをわずかにゆっくり巻き上げます。

生命感の確認

 この時、巻き上げ動作に魚が追従する「ヌゥッ」とした生命感のある抵抗が伝われば、フッキングチャンスです。

アワセへ移行

 生命感が確認できたら、そのまま巻き合わせ、またはロッドティップを軽く立ててフッキングを完了させます。

衝撃系バイトへの対処法

 「ゴンッ!」という明確なバイトの場合は、魚が完全にジグを喰い込んでいることが多いため、迷わずフッキングに移ります。

青物などへの即座な「ロッドフリップ」の重要性

フッキング

 衝撃が伝わったら、ロッドティップを海面側に一瞬倒し込み(ラインスラッグを取る動作)、その後素早く煽ってフッキングします。
 これは「ロッドフリップ(巻き合わせの応用)」と呼ばれ、青物などの硬い口元にフックを貫通させるために有効です。

注意点

 ロッドを煽り上げる際は、思いっきり頭上まで大きく煽るのは、ロッドを破損する危険性がありますし、フックが抜けたりする可能性がありますので、注意が必要です。

極小バイトへの対処法

 魚探には反応はあるのに、なかなかアタリが出ない低活性時は、極小バイトを確実に捉える技術が必要です。

スローなジャーク

 ジグを必要以上に跳ね上げず、水中でわずかに揺らめかせる程度の操作に留めるのも有効です。
 ジグの移動距離を極力抑え、魚の目の前で長い時間ホバリングさせる意識で狙います。

ロングフォールの多用

 ジャーク後のフォール時間を長く取り、魚に考える時間を与えます。この時、「フッ」という軽さの変化に最大の集中を向けます。

絶対にしてはいけない事

【大合わせのデメリット】

 従来のジギングやキャスティングゲームのように、ロッドを大きく振りかぶる「大合わせ」は、スロージギングでは避けたほうが無難です。

ロッドの破損

 先ほども触れましたが、思いっきり大きくロッドを煽ると、ロッドを破損する恐れがありますので注意が必要です。
 特に魚が大きい場合は、魚の走りとロッドの煽りによる力によって、瞬間的に大きな力がロッドに加わりますので、大きな動作は避けたほうが無難です。

フックの抜け

 繊細なバイトの場合、魚の口にフックがしっかり掛かっていない状態で大きく合わせるとフックが口から抜け、フッキングミスに繋がります。

ラインブレイク

 大合わせで強く合わせると、PEラインとリーダーの結び目や、魚の硬い口元に掛かっているフックポイントに瞬間的に負荷が集中し、ラインブレイクのリスクが高まりますので、注意が必要です。

 スロージギングの場合、大きな力を加えた大きな動作は、「百害あって一利なし」と個人的には思います。

まとめ:バイトを見極める戦略

 スロージギングにおいて、バイトは単なる「アタリ」ではなく、魚からの貴重な情報と言えます。

 バイトの種類を理解し、ラインテンションの変化を敏感に読み取り、状況に応じたフッキング方法を選択することで、釣果は確実に向上します。

 バイトは見逃さなければチャンスになり、乗せられれば釣果に直結します。

 本記事で解説した知識と技術を武器に、次の釣行では今まで逃していたバイトを確実にフッキングに持ち込んでください。

 このバイト攻略法を実践することで、今まで見逃していたアタリを捉える事が出来るはずですので、是非お試しください。

 それではまた!

 

 

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