ソロクッカー(セット含む)だけでガッツリキャンプ飯を作るのって、意外に難しいんです。
やったことがある方は分かると思いますが、ポットと蓋の二つだけで作るって大変なんです。
タイトルは超簡単となっていますが、これがなかなか面倒なんです。
というか、段取りを考えて調理しないと、せっかくの料理が冷たくなってしまったりするので、なるべくそうならないようにする必要があるからです。
と言う事で、今回はソロクッカーを使ってガッツリ飯を調理する場合、実際にどんな料理を作ることが出来るのか、またどのような手順で調理するのがいいのか、普段爺がやっているやり方やなどをご紹介したいと思います。
「ソロクッカーだけでこんなの出来るの?」と思われている方の参考になればと思います。
使うのは、プリムスのライテック トレックケトル&パンのような、ポットと蓋になるパンのソロクッカーセットと、ガスストーブ1台となります。
それと、シェラカップを補助的に使わせていただきます。
夜は酒の肴が作れれば爺の場合は大丈夫ですが、昼飯なんかはガッツリ行きたい時ってありますよね?
ここで紹介するガッツリ飯は全て簡単に出来ますし、料理と呼べないようなものもありますが、食べて美味しいものばかりですので、まだ試してみた事が無い方は参考にしてみて下さい。
それでは始めます。
焼肉丼
焼肉丼、これは誰もが作ったことがあると思いますし、紹介するまでも無いと思うのですが、ガッツリ飯となると外せないのでご紹介します。
焼肉丼のレシピ
①米を浸水させる。(30分以上。)
②ごはんを炊く。
③炊き上がったら5~10分ほど蒸らす。(放置)
④クッカーの蓋で肉を焼いて、ごはんにのせて食べる。
または、肉を焼きながらご飯と一緒に食べる。
※肉は何でもよし、タレでも塩コショウでも好きなように食べて下さい。
以上になります、というか、馬鹿にするな!と叱られそうですね。
何の面倒もありませんし、食べても美味しいキャンプ飯の定番です。
クッカーの蓋がアルミの無垢やステンレスの場合、油をひいてもくっつきますが、ノンスティック加工などがされている蓋はくっつきにくくて使いやすいです。
また、どうしても蓋に煤などが付いて取れなくなりますので、それが嫌な方にはお勧めできません。
クッカーはあくまでも道具ですし、その汚れが良い味になっていきますので、ガンガン使ってみることをお勧めします。
ラーメンライス
爺にとっては、ラーメンライスなるものもキャンプの定番であり、がっつり飯の一つだと思います。
しかし、ソロクッカーのみで調理しようとすると、ラーメンとライスを別々に作る必要があり、どうしても同時に調理する事は無理です。
ラーメンライスのレシピ
①米を浸水させる。(30分以上。)
②ごはんを炊いて蒸らす。
③炊き上ったご飯をシェラカップに移して蓋をする。
④インスタントラーメンを作る。
(カップ麺でもOK。)
⑤食べる
※生ラーメンの場合はスープ用のお湯を用意しなければならないが、その場合は最初にお湯を沸かし、真空ボトルなどへ入れておく必要があります。
上記レシピと逆で、先にラーメンを使ってしまった場合、ご飯が炊きあがる頃には麺がどういう状態になっているか想像もつきません。
多分、麺は太くなりスープは干上がっていると思いますので注意して下さい。
カレーライス
カレーライスの場合、カレーを先に作るか、ライスを先に作るかという事になります。
また、カレーをキャンプ場で実際に作るか、レトルトカレーを使うかによっても違ってきます。
爺の場合は以下の通りとなります。
現地でカレーを作る場合
①野菜は事前に自宅で切って、ジップロックに入れて持って行きます。
(爺の場合、野菜は玉ねぎだけの場合が多い。)
②米を浸水させる。(30分以上。)
③ごはんを炊いて蒸らす。
④ご飯をシェラカップに移して蓋をしておく。
⑤野菜を炒め、続けて肉を投入して炒める。
⑥火が通ったら水を入れ、沸騰したら弱火で5~10分ほど煮込む。
(ジャガイモやニンジンなどに火が通ったらOK。)
⑦火を止めてカレールウを入れて溶かす。
お好みでソース、ケチャップ、顆粒のコーヒーなどを適当に。
⑧再び火を着けて弱火で数分煮込んでとろみが出たら出来上がり。
⑨シェラカップのご飯にカレーをかけて食べる。
※ 牛乳があれば同じようにしてシチューも出来ます。
レトルトカレーの場合。
①米を浸水させる。(30分以上。)
②浸水させている間に、クッカーの蓋で別に用意した肉(牛、豚、鳥どれでもOK!)を焼く。
③ごはんを炊く際に、袋のままのレトルトカレーを蓋の重石として上に載せて温める。
④蒸らし終わったら、蓋を開けて②て焼いておいた肉とレトルトカレーをかけて食べる。
※ 蓋の上に載せておくだけで十分に熱くなり、食べられる状態になります。 心配な方は、ご飯を蒸らしている間に、シェラカップにレトルトカレーの中身を入れ、ストーブを使って弱火で焦げ付かないよう温めて下さい。
以上がレシピになりますが、爺の場合は、レトルトカレーをお勧めします。
簡単で、様々アレンジ出来ますし、何より今のレトルトカレーは爺が作ったよりはるかに美味いし安いので、使わない手はありません。
スーパーの総菜売り場にあるトンカツを乗せてカツカレーにしても美味しいですよ。
丼物
親子丼(他人丼、卵丼など)
丼物を嫌いな人はいないと思いますし、実際に美味しいので大好きな方は多いと思います。
ここでは、親子丼のレシピをご紹介しますが、豚肉を使えば他人丼、肉を入れなければ卵丼になりますので、応用が利くレシピとなっています。
親子丼のレシピ
①玉ねぎは自宅で切って、ジップロックに入れて持って行きます。
②米を浸水させる。(30分以上。)
③ごはんを炊いて蒸らす。
④蒸らしているうちに、シェラカップに麺つゆを入れ、自分の好みの濃さになるよう水で調整し火を着ける。
卵が入ると甘くなるので、若干濃い目にしたほうが良いと思います。
⑤持ってきた玉ねぎと適当な大きさに切った鶏もも肉をシェラカップに入れて煮る。
⑥火が通ったら溶き卵を回し入れて半熟状になったら火を止める。
⑦蒸らしが終わったご飯にかけて食べる。
※ 本来であれば蒸らし終わったクッカーの蓋で作ることが可能ですが、プリムスのライテック トレックケトル&パンのような浅いフライパンではこぼれる恐れがあるため、今回はシェラカップで紹介しましたし、この方が温かく食べられます。
麻婆丼
麻婆丼の素を使えば超簡単に出来るガッツリ飯です。
①米を浸水させる。(30分以上。)
②ごはんを炊いて蒸らす。
③蒸らしている間、シェラカップに付属の水溶き片栗粉を準備する。
④蒸らし終わったらクッカーの蓋に麻婆豆腐の素と水を入れて火に掛ける。
⑤煮立ったら適当な大きさに切った豆腐を入れて優しくかき混ぜる。
⑥再度煮立ったら火を止め、③の水溶き片栗粉をかけてとろみがでるまでかき混ぜる。
⑦ご飯にかけて食べる。
※ クッカーの蓋は深いタイプの方がかき混ぜたりするのに楽です。
おわりに
今回はガッツリキャンプ飯をソロクッカーだけを使って作るレシピの紹介でしたが、いかがでしたでしょうか。
どれもこれも普通に自宅で作るには何も難しくないガッツリ飯ですが、小さなクッカーのポットと蓋だけでは制約があり、なかなか難しいのも事実です。
しかし、段取りさえきちんとすれば何とかなるという事がわかったと思います、と言うか大したことではありませんが。
今さらこんな記事を、と思われる方もいるかもしれませんが、「こんな小さいソロクッカーだけでガッツリ飯なんか作れるの?」と聞かれたことも何回かあり、意外に多いのでは?と思い記事にしてみました。
そう言いながらも、本当であればもう一つクッカーがあれば、さらに簡単に美味しく温かい飯が食べられます。
豪華な飯を作るには普通は大き目のクッカーセット(3~4点セットなど)を使うと思いますが、スタッキング出来るソロクッカーを使うのも一つの方法です。
という事で、次回のインドアキャンプ爺のキャンプ用品シリーズはスタッキング出来るソロクッカーと、それによって可能となるレシピも紹介できればと考えていますので、よろしくお願いします。
それではまた。
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