
トレッキングとは、山道や遊歩道、そして整備されたトレッキングコース等を歩きながら、自然を満喫するアウトドアアクティビティです。
日常の喧騒から離れ、雄大な自然の中を自分の脚で歩くことでしか感じられない何かがあります。
車窓からでは絶対に見ることの出来ない景色も、トレッキングであればいろんな角度から楽しむことが出来ます。
普段は喧騒に紛れて聞こえない鳥の鳴き声や、渓流を流れる水の音などが新鮮に感じることでしょう。
特別な道具や経験も必要ありませんし、初心者でも手軽に始められるのがトレッキングの魅力です。
今回は爺の趣味の一つであるトレッキングについてご紹介して行きます。
それでは始めます。
トレッキングの醍醐味
トレッキングの醍醐味は様々あり、人それぞれだと思いますが、その中でも代表的なものを紹介します。

美しい景色
トレッキングと聞いて、誰もが思い描くのは、美しい景色、雄大な自然を見ることが出来るという事でしょう。
新緑の森、カラフルな紅葉の山、澄んだ渓流、青い海など、その日その時じゃないと見ることの出来ない、美しい景色を見られるのはトレッキングの一番の楽しみと言えます。
普段車窓から見ている観光地の景色も、歩きながらであればいろんな角度から見ることが出来ますし、素晴らしい発見があるはずですので、是非歩いてみて下さい。
爽快感
美しい景色を見ながら自然の中を歩くことで心身をリフレッシュし、日頃のストレスを解消できます。
また、トレッキングは全身運動なので、健康面でも優れたアクティビティと言えます。
歩いた後の心地よい疲れを、自宅に帰ってビールで癒す。
これ、最高です。

四季
同じコースでも、四季によって景色が全く違って見えますし、それぞれの季節を身体で感じることが出来るのも魅力です。
春の新緑、夏の木漏れ日、秋の紅葉、雪景色など、その季節でしか見れない素晴らしい景色を楽しんでください。

出会い
他のハイカーさんとの出会いはもちろん、普段見ることの出来ない動植物を発見できるのも魅力です。
トレッキングを始めよう
先ずは簡単で手軽なコースでトレッキングを楽しんでみて下さい。
必ずしも山や渓流、そしてトレッキングコースじゃなくても大丈夫です。
近くに公園があればそこをぶらぶら、近くに海があればその海沿いの道をぶらぶら、近くに川があれば河川敷の道をぶらぶら。
それだけで普段見ている景色が違って見えるはずです。
取りあえず服装も普段着のままで大丈夫ですし、シューズも普段履いているもので大丈夫です。
トレッキングコースによっては普段着のままで大丈夫なコースもあり、最初から高いものを揃える必要はありませんので、とりあえず歩いてみることをお勧めします。
そして、「楽しいしもっと違うところを歩いてみたい」と思ったらトレッキングシューズなどを揃えていけばいいと思います。


トレッキングの服装について
近くの公園や河川敷などを歩く、「本格的にトレッキングをしてみたい」となったら、天候や気温の変化に対応できる服装選びが重要となります。
また、季節ごとに適した服装も変わります。
ここでは季節ごとの服装について紹介しますが、冬は危険を伴う場合がありますので避けたほうが無難ですので、ここでは春~秋の服装についてご紹介します。
春・秋の服装
春と秋は気温差が大きいため服装選びが難しい季節ですが、基本的には重ね着を意識した服装がおすすめです。
【春と秋の服装】
◆ ベースレイヤー
化繊素材の吸湿速乾性に優れたロングスリーブのTシャツ等がおすすめです。
◆ ミドルレイヤー
フリースやソフトシェルジャケットなどの保温性のあるものや、行く場所によっては薄手のダウンジャケットを用意し、重ね着するのもおすすめです。
普段着ている薄手のフリースでも全く問題ありません。
◆ アウター
風を通さないウインドシェルジャケットが必要です。
◆ パンツ
中厚手のストレッチ素材で出来た吸湿速乾性に優れたものがお勧めです。
◆ その他
帽子、手袋は必需品ですし、ネックウォーマーがあれば安心です。
また、日差しが強い時にはサングラスが有ったほうが便利です。
普段被っている帽子や手袋で何ら問題ありません。
春や秋は、寒暖差が激しい季節なので、朝はフリースなどの保温性のあるものが必要になる場合もあります。
また、陽が高くなってくると汗ばむくらい暑くなる場合もあるので、体温を調整しやすいようにレイヤリングして、いつでも簡単に脱ぎ着出来るようにしておいてください。
夏の服装
夏は日差しが強く気温も高くなりますので、通気性と速乾性に優れた服装を選ぶ事が重要です。
【夏の服装】
◆ ベースレイヤー
速乾性と通気性の高いロングスリーブのTシャツ等を選びましょう。
紫外線や虫などから肌を守るためにもロングスリーブのほうがお勧めです。
◆ ミドルレイヤー
標高が高い場所や海の近くでは、夏場でも肌寒く感じる場合がありますので、薄手の長袖シャツやパーカーがあると便利です。
◆ アウター
風を通さない薄手のウインドシェルジャケットをバックパックに入れておけば安心です。
◆ パンツ
薄手のストレッチ素材で出来た速乾性に優れたものがお勧めです。
◆ その他
メッシュ素材の通気性の高い帽子は必需品ですし、何かあった場合のために薄手の手袋(軍手でも可)があれば安心です。
また、日差しが強い時にはサングラスが有ったほうが便利ですし、場所によっては虫よけスプレーも有ったほうが安心ですね。
トレッキングの服装は、季節や天候に合わせて適切なものを選び、レイヤリングを意識して体温調節しやすい服装を心がけることが大事です。
行く場所の標高や天気予報の確認を十分に行い、快適に過ごせる服装で楽しんで下さい。

レインウエア

レインウエアに関しては季節問わず絶対に持って歩くべきです。
車で出かけた先のトレッキングコースで雨に降られたら、ずぶ濡れの状態で車に乗って帰らなければなりませんので、レインウエアは絶対に必要です。
出来れば防水透湿素材のものが快適ですし、コンパクトに収納可能ですので、バックパックに常に入れておいてください。
防水透湿素材と言えばゴアテックスが有名ですが、各メーカーから比較的安価な防水透湿素材のものが発売されていますので、それらをチェックして必ず揃えて下さい。

トレッキングシューズ
トレッキングシューズは、トレッキングを安全かつ快適に楽しむために欠かせないアイテムですし、一番大事なアイテムと言ってもいいでしょう。
サイズが合っていないシューズを長い時間履いていると、足に痛みや負担がかかり、最悪の場合は怪我に繋がる可能性もあります。
そこで今回は、トレッキングシューズのサイズ合わせの際に注意すべき点について詳しく解説します。

トレッキングシューズの選び方
トレッキング用の靴下を着用して試着
トレッキング用(軽登山用)の靴下は、長時間履いているうちに足が蒸れて靴擦れしないよう吸湿速乾性に優れた素材で出来ています。
長い距離を歩くのを想定しているため少し厚くて丈夫に出来ていますので、可能であればトレッキングする際に履く靴下を着用して試着する事をお勧めします。
試着の際はつま先のスペースに注意し、若干余裕があるくらいがいいと思います。
試着段階でつま先が靴に当たっている状態だと、下り坂や長時間歩いているとつま先が痛くなってきてトレッキングどころじゃなくなってしまいますので注意して下さい。
足のむくみを考慮する
長時間歩いていると足がむくみやすくなります。
そのため、試着時にぴったりフィットするサイズだと登山中に足が圧迫されて痛みを感じてしまう可能性があります。
足のむくみも考慮して若干大きめのサイズを選ぶことをおすすめしますが、余裕があり過ぎると靴擦れや疲れの原因になりますので注意して下さい。
足の形に合ったシューズを選ぶ
足の形には個人差があり、メーカーが違うと同じサイズでも履き心地が全く異なる場合があります。
そのため、実際に試着して自分の足に合ったシューズを選ぶことが重要です。
特に幅広や甲高な足の人は、それに合わせた形のシューズがありますので、それを選ぶようにしてください。
今は海外のメーカーも、日本人に合わせた幅広タイプのシューズを多く発売しているので、それらをさまざま試着して検討して下さい。
それと同じくらい大事なのは、かかとのフィット感です。
シューズを履いた際にかかとがきちんとフィットしていないと、歩行時に不安定になりますし、靴連れの原因にもなりますので注意して下さい。

履き心地を十分に確認
「つま先には余裕はあるし、かかともフィットしているけどどうも履き心地が・・・」などと感じる場合にはシューズが合っていないという事です。
つま先、かかと、足幅、甲高、足首周りなど、どれか一つでも違和感があるようであれば、そのシューズは合っていなと言えるでしょう。
納得いくまで何度でも試着してみることをお勧めします。
シューズの種類による違い
トレッキングシューズは、大きく分けてハイカット、ミドルカット、ローカットの3種類に分類されます。
それぞれメリットとデメリットがあるので、自分のスタイルや目的に合ったものを選びましょう。
ハイカット
ハイカットのトレッキングシューズの特徴をご紹介します。

【ハイカットのメリット】
◆ 足首周りが固定されるので、歩行時の安定性が高い。
◆ くるぶしまでしっかりと覆うので、足首にぐらつかず怪我を防ぐ。
◆ 保温性が高い。
【ハイカットのデメリット】
◆ ミドルカットやローカットと比べると重量が重くなる。
◆ 足首周りが固定されることで動きが制限される。
◆ ミドルカットやローカットと比べると通気性が悪く、蒸れやすい。
ハイカットのシューズの出番としては、登山や悪路、そして雪道などですが、ハイカットが必要なトレッキングコースというのはほとんどないと思います。
通常のトレッキングコースでは必要ないと思います。

ミドルカット
ミドルカットの特徴をご紹介していきます。
【ミドルカットのメリット】
◆ 足首の保護性と動きやすさのバランスに優れている。
◆ ハイカットに比べて軽い。
◆ ハイカットに比べて通気性が良い。
【ミドルカットのデメリット】
◆ ハイカットに比べて保護性に劣る。
◆ ローカットに比べて通気性に劣る。

ミドルカットの出番となるシーンは、軽登山や比較的整備された登山道などです。
ある程度整備されているコースでも、場所によってはぬかるんでいる場合もありますので、そのような場所に向いていると思います。
ミドルカットのシューズがあれば、ほとんどのトレッキングコースや軽登山は大丈夫ですので、最初に用意するには一番お勧めのシューズと言っていいと思います。

ミドルカットのトレッキングシューズのお勧め
爺はメレルというメーカーの「モアブ 3 シンセティック ミッド ゴアテックス® ワイド ワイズ」というシューズをメインに履いています。
日本人の足幅に合わせた幅広タイプで、非常に履きやすいですし蒸れにくいので、長時間履いて歩いても疲れにくいシューズです。
見た目のカッコよさも気に入っています。
ローカット
【ローカットのメリット】
◆ 非常に軽量である。
◆ 足首周りが解放されているため動きやすい。
◆ 通気性に優れている。
【ローカットのデメリット】
◆ 足首の保護性が劣る。
◆ 岩場やぬかるみがあるコースには不向き。

ローカットの出番は、距離の短い比較的平坦な登山道や整備されたぬかるみの無いトレッキングコースでは非常におすすめです。
夏場は特に快適にトレッキングできますが、長時間のトレッキングには向いていません。
また、急に雨に降られた場合は、足が濡れてしまうので注意が必要です。

トレッキングシューズを選ぶ際は、アウトドアショップの方に聞きながら、また相談しながら選ぶのがベストです。
トレッキングを楽しむ上で一番大事なアイテムとも言えますし、快適に歩くためにはシューズが非常に大事ですので、妥協することなく納得いくものを選んで下さい。

爺はトレッキングシューズの中敷きを替えて履いています。
クッション性に優れ疲れにくく、靴の中で足が滑らないので買ってよかったなと思っています。

バックパック
バックパックは、レインウエアや食料、そして飲料や調理器具などを入れて歩くために絶対に必要なアイテムです。
バックパックを背負う事で、両手は常に使える状態にあるので、安全性の観点からもおすすめです。
一日中背負って歩くものなので、疲れにくくて蒸れないなどの快適性が必要になりますので、トレッキングシューズと同じで、十分に検討して揃えることをお勧めします。
一番間違いないのはアウトドアショップの方に相談するのが良いと思います。
聞きなれない背面長などという用語もありますので、それらを測定してもらいながら選ぶのが間違いありません。
これについても妥協せずにじっくりと検討して購入しましょう。
「学生が背負っているような通学用のバックパックでも大丈夫だろう」なんて思っていると大変な事になりますし、必ず後悔する事になります。
長時間背負って歩くためには登山用のしっかりとしたものを購入して下さい。
バックパックを選ぶ際は、どのような目的でどれだけの荷物を運ぶかによって容量が決まりますし、自分の大家に合ったものを選ぶ必要がありますので、それらについてご紹介していきます。

容 量
バックパックに入る荷物の量をリットルで表したものです。
【必要な容量の目安】
◆ 日帰りのトレッキング・・・20~30ℓ
◆ 1泊の山小屋泊・・・・・・30~40ℓ
◆ 1泊のテント泊・・・・・・40~50ℓ
◆ 2泊以上のテント泊・・・・50ℓ以上
以上が容量の目安になります。
上記の容量はあくまでも目安です。
例えばパートナーと2人で日帰りのトレッキングに行く場合、女性の方はバック無しで男性が2人分の荷物を持つなどの場合、容量は30~35ℓ位あったほうがいいと思います。
様々な使い方によって容量も変わってきますので、自分の使い方を考えて選ぶようにしましょう。
ちなみに爺は28ℓ、かみさんは20ℓのバックパックを使っています。


背面長
トレッキング用のバックパックは、ショルダーベルト(肩ベルト)と共に、ウエストベルト(腰ベルト)を使って背負う事により肩への負担を減らして長時間楽に歩くことが出来ます。
このショルダーベルトとウエストベルトの長さが背面長で、首の後ろから腰骨までの長さと同じであれば問題ありません。
これが合っていないとウエストベルトがお腹にきたりして上手く背負えないという事になります。
「バックパックは腰で背負え。」と言われるくらいウエストベルトは大事ですし、実際に背負ってウエストベルトを締めると、いかに楽に背負えるかわかるはずです。
今は背面長を調整できるバックパックもあるみたいですが、よくわからない方はショップの方に相談してみることをお勧めします。
その他にもチェストベルトやショルダースタビライザー、そしてコンプレッションベルトなど様々なベルトがあり、それらを調整する事によりさらに快適な背負い心地を得ることが出来ます。
有名なメーカーの30ℓ以上のバックパックには、これらのベルトが付いていますので、快適に背負えること間違いなしです。
若干高価にはなりますが、このような機能を持ったバックパックを購入することをお勧めします。

背負い心地
購入する際は実際に背負ってみることをお勧めします。
「背面長は合っているが、背負っても何か違和感がある」とならないよう、実際にショップに行って背負ってみて、全てのベルトを調整して背負い心地を確認する事をお勧めします。
メーカーによって微妙に背負い心地が違うと思いますので、その中から自分に合ったものを探してください。
また、夏場などの暑い時期や長時間のトレッキングの際に、背中が蒸れにくい構造になっているものを選んで下さい。
有名メーカーのものは様々な対策が付されており、夏場でも背中の部分の通気性が優れてるエアコンフォートシステムというものを採用しているため、蒸れにくくて快適に背負うことが出来ます。


レインカバー
雨からバックパックを守るもので、中の荷物が濡れずに済みますので、必需品といえます。
有名メーカーのものには最初から付属されているのがほとんどですし、レインカバーを入れるポケットも付いていますので、そこに入れておけば一切邪魔にならずに収納できます。
デザイン
デザインも非常に重要な要素だと思いますし、自分の好きなデザインやカラーのものを選ぶことによって、トレッキングも楽しくなるでしょう。
メーカーによって様々なデザインやカラー、そして個性がありますので、きっと自分の好みのものが見つかると思います。

お勧めのバックパック
ここでは、バックパックを発売しているメーカーとその製品をご紹介します。
紹介するバックパックの容量は30ℓで、日帰りのトレッキングに適したサイズのものになります。
モンベル
モンベルは言わずと知れた日本を代表するアウトドアメーカーです。
日本のメーカーなので、日本人の体形に合わせたバックパックを発売していますし、高機能高品質な製品でありながらも比較的安価なのがお勧めの点です。
30ℓのバックパックのお勧めは、「チャチャパック 30」です。
大小さまざまなポケットや本体下部へのアクセスファスナーを装備し、収納力に優れる1気室の中型パックです。
その他さまざまなバックパックが発売されていますので、選択肢も広くなっています。
グレゴリー
グレゴリーはアメリカのバックパックメーカーで、非常に人気のあるメーカーですので、聞いたことがある方もおおいと思います。
高機能高品質なバックパックを発売しており、トレッキングをしていると必ずと言っていいほどよく見かけるメーカーです。
お勧めはズール30です。
ミレー
ミレーはフランスの老舗アウトドアブランドで、アウトドアウエアでも有名なメーカーです。
登山家の方から初心者の方まで広く支持されており、非常に信頼のおける品質のメーカーです。
お勧めはサースフェー NX 30+5で、ミレーの定番的なバックパックで、非常にお勧めするバックパックです。
爺はこれが欲しかったのですが、私が欲しかったカラーが人気なのか在庫が無くて入荷も未定という事で泣く泣く諦めた事があります。

カリマー
カリマーはイギリスのアウトドアブランドで、ウエアも人気があり皆さんも見掛けたことがあると思います。
このメーカーのバックパックも非常に人気があり、何度か同じバックパックを背負った方と遭遇しました。
お勧めは「ridge 30+ Medium」です。
カリマーを代表するバックパックです。
爺はこれも選択肢の一つでしたが、これも在庫が無くて入荷も未定、そこでこれよりも一回り小さい「dale 28 Medium」を購入しました。
日帰りに使用するには十分な容量の28ℓですし、背中に吸い付くようにフィットし非常に気に入っています。
ドイター
ドイターはドイツのバックパックメーカーです。
世界で初めてエアコンフォートシステム(通気性の高い背面構造)を生み出したのはドイターだそうで、快適なトレッキングを約束してくれると思います。
お勧めは「FUTURA 32」です。
日帰りのバックパックにはちょうどいい大きさですし、背中の通気性も優れたパックです。

以上が爺がお勧めのバックパックメーカーでした。
その他にもオスプレーやマムートなど様々ありますので、興味のある方は調べてみてはいかがですか。
トレッキングポール
トレッキングポールとは、歩行者のリズムを助け、安定性を提供し、起伏の多い地形での関節への負担を軽減するため、登山、トレッキング、長距離ウォーキングなどに使用するものです。
使用する目的としては、バランスと安定性を向上させる、関節への負担を軽減する、などが挙げられます。
トレッキングポールを購入するときは、身長、体重、歩行スタイルを考慮することが重要です。
また、ポールが折りたたみ式か伸縮式か、グリップの種類、先端の種類も考慮する必要があります。


爺のトレッキングアイテム
それでは爺が使用しているバックパックをご紹介します。



先にも紹介しましたが、爺が使用しているのはカリマーの「dale 28 Medium」です。
日帰りのトレッキングでも大げさに見えない28ℓの大きさで、背負い心地も抜群で気に入っています。

写真では見えずらいと思いますが、背面は通気性に優れていますので蒸れにくくなっています。
形もこの通りシャキッとしているというか、置いても形が崩れません。


ウエストベルトは左右にジッパー付きのポケットが付いています。
バックパックの左右本体脇にもボトルホルダーなどが付いていますので、非常に便利です。
それでは中身をご紹介します。

レインカバーが付属されており、一番底の部分に専用の格納場所があり、普段は使う事が無いのでそこに収納しています。

このバックパックは2気室になっていて、底のほうにはレインスーツを収納しています。

レインスーツはMizunoの透湿防水素材のベルググテックEXストームセイバーVI レインスーツというです。
爺にやつはこれの前のタイプで、今は廃番となっているものですが、基本的な性能は変わりませんし、軽くて蒸れにくく、比較的安価なのが決め手でした。

2気室の上部は二つの部屋に分かれています。
一つ目にはスパッツやごみ袋、それに擦り傷などを負った際に使用する絆創膏も入れてあります。

二つ目にはグランドシートと簡易チェアを入れてあります。
グランドシートはご飯を食べたりする時に使用しますし、チェアは雨などで下が濡れている時などに使っています。

ヘッドランプも入れてあります。
バックパックは災害用の持ち出し用として普段用意してあります。
ヘッドライトは両手がふさがらないので非常に便利ですし安全です。
災害時の持ち出し用バックパックとして
爺は、バックパックを使わない時は災害時の持ち出し用として備えています。

これが爺が防災用として準備している時の中身になります。
バックパックは、カリマーのカリマーの「dale 28 Medium」です。
【防災バックの中身】
◆ ストーブ:プリムス フェムトストーブ
◆ クッカー:スノーピーク アルミパーソナルクッカーセット
◆ レインスーツ:Mizuno ベルググテックEXストームセイバーVI レインスーツ
◆ ミネラルウォーター
◆ インスタントラーメン 2個
◆ ヘッドライト 2個
◆ チタンマグカップ (大1、小1)
◆ 折りたたみ椅子 1脚
◆ グランドシート 1枚
◆ タオル 1枚
◆その他:箸、ライター、ナイフ 他
これだけのものを積み込んでも、容量には若干余裕がありますので、ウインドブレーカーなどを入れておけば多少の寒くても大丈夫だと思います。
バックパックは両手がふさがらないし、ヘッドライトも両手が使えるので、夜でもいつでも両手が使えるのは安全性の面で非常にメリットになります。
能登半島や台湾の地震など、いつどこで災害が起きてもおかしむない状況だと思いますので、皆さんも是非備えておくことをお勧めします。

熊
近年、熊の出没や、熊による人身被害が増えています。
中にはトレッキング中に襲われた方もいるため、トレッキングの際は十分に注意が必要です。
熊鈴はもちろん、熊の撃退スプレーも用意し持ち運ぶ事をおすすめしますし、先ずは熊と出会わないために、熊除けのホイッスルなどを準備する事をおすすめします。
また、一番大事なのは、熊が出没しない場所で楽しむ事が重要ですし、ネットなどで事前に調べる事が必要になります。
トレッキングに際しては、熊の目撃情報が有った際は控えるとか、熊の糞や痕跡が見られた場合は絶対に無理しない事が大切です。
おわりに
今回は爺の趣味でもあるトレッキングのご紹介でしたがいかがでしたか。
釣りやキャンプも楽しいですが、どうしても初期費用が掛かりますが、トレッキングであればそれほど費用は掛かりません。
自宅の周辺であれば、普段履いているシューズで大丈夫ですし、山や海のトレッキングコースでも、とりあえずシューズとバックパック、そして雨が降った時のためのレインスーツさえ準備すればいつでも始められます。
美しい景色を楽しみながら、ストレスも解消出来て健康に良い、こんな素晴らしいアクティビティを楽しまない手はありません。
まずは家の周りでも何処でもいいので歩いてみて下さい。
普段見たことの無い違う一面の街の風景を見ることが出来ますし、ゆっくり歩くことでしか見られない景色が見られるでしょう。
次回は、爺がお勧めするトレッキングコースをご紹介したいと思います。
それではまた。




コメント