キャンプ用クッカーは深型と浅型どっち?初心者向けに違いと選び方を解説

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 「キャンプ料理や外飯を楽しみたい」と思ったとき、無くてはならいのが「クッカー」です。

 しかし、いざ選ぼうとすると、形状も素材もバラバラ。

 特に「深型(縦長)」と「浅型(広口)」のどちらが自分に合っているのかは、ベテランでも好みが分かれるポイントです。

 この記事では、単なる見た目の違いだけでなく、パッキングの裏技など、初心者の方がカタログスペックだけでは気づけない「現場での使い勝手」を詳しく解説します。

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キャンプ用クッカーの「深型」と「浅型」の違いとは?

深型クッカー:機動力と効率を重視するスタイル

 深型は、主に登山やミニマムなソロキャンプで支持されてきた形状です。

【深型クッカー】

パッキングの魔術「シンデレラフィット」

 深型の最大の魅力は収納力です。
 標準的な110缶や250缶のOD缶が、クッカー内に吸い込まれるように収まり、空いた隙間に小型バーナー等を詰め込めば、これ一つで「キッチンセット」が完結します。

熱効率と湯沸かしスピード

 開口部が狭いため熱が逃げにくく、お湯を沸かすスピードは浅型より勝ります。
 カップ麺やフリーズドライ食品、しれにレトルト食品等を多用するなら、これほど効率的な道具はありません。

注意点:焦げ付きと食べにくさ

 底が深い分、火力が中心に集中します。
 アルミ製でも「炊飯」や「炒め物」をすると底が焦げ付きやすく、また底に沈んだ具材を箸でつつく際に、クッカーの縁に手が触れて火傷しそうになることも。

得意とする料理

 カレーやインスタントラーメンなど、キャンプでよくやる手軽な料理に向いているのが特徴です。

浅型クッカー:調理の楽しさと快適さを重視するスタイル

 「せっかくの外飯だから、ちゃんと作りたい」という方に選ばれているのが浅型です。

【浅型クッカー】

フライパン不要の万能性

 底面が広いため、バーナーの火が全体に広がりやすく、ホットケーキを焼いたり肉を炒めたりしてもムラになりにくいのが特徴です。
 「焼く・煮る・炒める」をこれ一台で高次元にこなせます。

食事の質が変わる「カトラリーの操作性」

 クッカー自体の高さが低いため、スプーンやフォークが使いやすく、グループで突っつく鍋料理にも向いています。
 また、洗う際も底まで手が届きやすく、油汚れを落としやすいという衛生面でのメリットもあります。

注意点:パッキングのデッドスペース

 平べったい形状ゆえに、ザックやコンテナの中で場所を取ります。
 クッカーの中に何を収納するか(例えばカトラリーや食材など)を事前に決めておかないと、持ち運びが少し不便に感じることがあり、上手なパッキングには慣れが必要です。

失敗しないための「素材」との組み合わせ術

 形状と同じくらい重要なのが素材です。

【素 材】

初心者の鉄板「アルミ製」

 アルミ製は最も失敗が少ない素材と言えます。
 焦げ付きにくい加工(ノンスティック加工)が施されたものを選べば、家と同じ感覚で料理が楽しめます。

玄人好みの「チタン製」

 驚くほど軽いですが、熱伝導が悪いため焦げ付きが多く、慣れが必要。
 「お湯を沸かすだけ」や「レトルトを温める」、「超簡単な調理」と割り切った、究極の軽量化を目指す人向けです。

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おすすめは「浅型」

 「深型」と「浅型」の違いなどをご紹介してきましたが、個人的には「浅型がおすすめ」です。

 次の項では、「深型」「浅型」それぞれのメリット・デメリットをご紹介し、なぜ「浅型」がおすすめなのかを詳しく説明していきます。

個人的な「浅型」クッカーのおすすめ

 「浅型」のおすすめは、スノーピークの「アルミ パーソナルクッカーセット」です。
 Lポット(1,150ml)、蓋(Lフライパン)、Sポット(800ml)、蓋(Sフライパン)の4点セットのクッカーです。
 これ一つあれば、様々なメニューを楽しむことが出来ますので、初めてのクッカーとしては非常におすすめなクッカーです。

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深型クッカーのメリット・デメリット

「深型」のメリット

 深型クッカーの最大の魅力は、コンパクト性です。

◆ OD缶や小型のバーナーをコンパクトに収納可能
◆ ご飯が炊きやすい
◆ 熱効率が良く、お湯が沸きやすい

「深型」のデメリット

◆ 深いため調理がしずらい
◆ 食材を取り出しにくい
◆ 焼料理がしずらい
◆ 洗いにくい

浅型クッカーのメリット・デメリット

「浅型」のメリット

 浅型クッカーの魅力は、扱いやすさと万能性の高さです。

◆ 焼く、炒めるなど、全ての調理を万能的にこなす
◆ 広口で調理しやすい
◆ 食材を取りやすく、食べやすい
◆ 洗いやすい

「浅型」のデメリット

◆ 面積が広いため熱効率が悪い
◆ 調理ムラが出来やすい
◆ お湯が沸きにくい

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初心者には「浅型」がおすすめ

 結論としては、初心者には「アルミ製の浅型」がおすすめ。

 以下は、「深型」「浅型」のクッカーの比較表になりますのでご覧下さい。

比較項目深型(縦長)浅型(広口)
得意な調理湯沸かし、レトルト調理焼く、炒める、煮る 万能タイプ
収納性(スタッキング)OD缶を収納可能
慣れればシンデレラフィットが可能
面積を取る
スタッキングには慣れが必要
調理のしやすさ深いため火傷に注意が必要口が広く浅いため調理しやすい
食べやすさ底の方が取りずらい浅いので食べやすい
炊飯のしやすさ熱が満遍なく行き渡り、炊飯しやすい底面が広いため、ムラが出来やすい
調理のしやすさ口が狭いため調理しずらい広口のため調理しやすい
初心者推奨度★★☆☆☆(ソロキャンン向き)★★★★★(万能型)

 上記の表を参考に、もし爺が「最初の一台」を相談されたら、迷わず「アルミ製の浅型クッカー」をすすめます。

 理由は、キャンプでの失敗で最も多い「料理の焦げ付き」を防ぎやすく、どんなメニューにも対応できるからです。

 最初は浅型でキャンプ飯の楽しさを知り、荷物を極限まで削りたくなった時に、サブとして深型を追加する。

 これが最も無駄のないステップアップだと考えます。

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おすすめの「浅型」クッカー

スノーピーク:アルミ パーソナルクッカーセット

 先ずは、個人的には「浅型」の一番のおすすめで、冒頭でもご紹介したスノーピークの「アルミ パーソナルクッカーセット」です。
 初めてのクッカーはこれで決まりです。 と言うか、これ一択と言っても過言ではありません。

 ・Lポット(1,150ml)
 ・蓋(Lフライパン)(550ml)
 ・Sポット(800ml)
 ・蓋(Sフライパン)(350ml)

 以上、4点セットのクッカーです。

 メーカーでは、2~3人用のクッカーとしていますが、ソロでも何の問題も無く使うことが出来ます。
 Sポットでご飯を炊いて、Lポットでカレーを作るなど、使い方は様々です。
 また、もっと軽くて丈夫なのが欲しい場合は、ほぼ同じサイズの「チタン パーソナルクッカーセット」というのもあります。

エバニュー:Ti N.S.Pot 900+1300

 次は、エバニューのチタン製クッカー「Ti N.S.Pot 900+1300」の紹介です。

 ・小ポット(900ml)
 ・蓋(小)
 ・大ポット(1,300ml)
 ・蓋(大)

 以上、ソロ~3人用の4点セットのクッカーです。

 チタン製は確かに焦げ付きやすいですが、火加減に注意し、何度も使って慣れてくれば、焦げ付きもある程度防げるようになります。
 蓋はあくまでも蓋としての機能しかありませんが、煮込み料理などをするには持って来いのクッカーでだと思います。
 軽さと丈夫さは、チタンならではです。 

EPIガス:ATSチタンクッカー TYPE-2M

 最後は、EPIガスのチタン製クッカー「ATSチタンクッカー TYPE-2M」を紹介します。

 ・ポット(1,350ml)
 ・蓋(フライパン)550ml

 以上の2点セットのクッカーです。

 このクッカーの特徴は、底の部分に熱伝導率の高いアルミを溶射してあるため、チタンクッカーの弱点であったムラが起きにくく、全体に熱が行き渡る点です。
 これにより様々な調理が可能になり、焦げ付きにくくなっています。
 ソロ~2人用には丁度いい大きさのクッカーです。

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おすすめの「深型」クッカー

スノーピーク:トレック900

 先ずは、スノーピークの「トレック 900」のご紹介です。

 ・ポット(900ml)
 ・蓋(フライパン)250ml

 以上の2点セットです。

 先に紹介した同社の「アルミ パーソナルクッカーセット」と同様、アルミの無垢素材ですので、焚火での調理も可能ですし、洗う際もコーティングが剥げるのを気にすることもありません。
 また、これを同社の「トレック 1400」にスタッキングして持ち歩くことにより、2~3人用の調理も可能になりますし、様々なメニューを楽しむことが出来ます。
 さらに、丈夫で軽いのが良いという方は、「チタントレック 900」と「チタントレック 1400」というチタン製のクッカーもおすすめです。

SOTO:アルミクッカーセットM

 次は、SOTOの「アルミクッカーセットM」をご紹介します。

 ・ポット(満水1,000ml)
 ・蓋(小ポット)(満水600ml)

 以上の2点セットのソロクッカーです。

 このクッカーは、同社のOD缶シングルストーブ「アミカス」と同社のOD缶「250缶」をスタッキング出来るため、非常にコンパクトに持ち運ぶことが出来ます。
 完全なソロクッカーですのでメニューなどは限られますが、バックパックに忍ばせておくには持って来いのクッカーです。

プリムス:ライテック トレックケトル&パン

 最後は、プリムスの「ライテック トレックケトル&パン」の紹介です。

 ・ポット(1,000ml)
 ・フライパン

 以上の2点セットのソロクッカーです。

 このクッカーの特徴は、内側がノンスティック加工されているため、ポットでご飯を炊いても、フライパンで目玉焼きを作っても、よほどの事が無い限り焦げ付かないという点です。
 また、ソロクッカーではありますが、これに同社の「イージークック・ミニキット」をスタッキングする事で、様々な調理が可能になりますし、2人用として使用出来ます。
 なお、スタッキングした場合も、同社のOD缶「110缶」とシングルストーブ「フェムトストーブⅡ」を収納可能です。

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まとめ:先ずは「浅型」

 今回は、初心者におすすめのクッカーは「浅型」か「深型」か、についてでしたが、いかがでしたか?

 個人的な結論は「アルミ製の浅型」です。

 どちらにもメリット・デメリットはありますが、屋外での調理に慣れていない初心者には、「浅型」の調理のしやすさは、非常に大きなメリットになります。

 また、焼く・炒めるなど、様々な調理に対応出来るのもおすすめのポイントです。

 先ずは「アルミ製の浅型クッカー」で調理を楽しみ、慣れてきたら「深型クッカー」をプラスして、様々な調理にチャレンジしてみて下さい。

 

 

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