
これからキャンプを始めたいけど、「何を揃えればいいのか分からない」と悩んでいませんか?
SNSでおしゃれなキャンプ風景を見ると、あれもこれも必要に見えてしまい、結局何を買えばいいのか迷ってしまうと思います。
しかし実際は、最初から完璧に揃える必要はありません。
まずは「最低限の必須ギア」だけでも、十分にキャンプは楽しめます。
むしろ、最初から買いすぎてしまうと、使いこなせなかったり、車に積みきれなかったりと後悔することも多いのです。
この記事では、キャンプ初心者がまず揃えるべき道具一式から、あると快適になる便利ギアまでを分かりやすく解説します。
さらに、失敗しない選び方や揃え方のコツも紹介するので、これからキャンプを始める方はぜひ参考にしてみてください。
関連記事
キャンプ初心者が道具選びで失敗しやすい理由
キャンプ道具選びは、ベテランキャンパーでも悩むほど奥が深いものです。
必要なものが分からず買いすぎてしまう
初心者に最も多い失敗が「念のために」と買いすぎてしまうことです。
ショップに行くと便利そうなグッズが山のように並んでおり、どれも必須に見えてしまいます。
しかし、実際にキャンプ場へ行ってみると一度も使わなかったという道具は意外と多いものです。
用途を理解せず選んでしまう
キャンプ道具にはそれぞれ「得意なシーン」があります。
例えば、軽量な登山用テントをファミリーキャンプで使うと狭すぎて不便だったり、逆に大きすぎるテントは設営に時間がかかりすぎて、到着早々疲れてしまったりします。
自分のキャンプスタイル(誰と、どこで、何をするか)が固まる前に高価な道具を買うのはリスクが伴いますので、注意が必要です。
まずは「最低限」でOKな理由
キャンプの本質は「不便を楽しむこと」でもあります。
最初から家と同じような快適さを求めると、荷物は膨大になり、設営・撤収の負担でキャンプ自体が嫌になってしまうこともあります。
まずは最低限の道具で「外で寝て、外で食べる」という体験を楽しみ、足りないと感じたものを後から買い足すのが、最も賢く、失敗の少ない方法です。
関連記事

キャンプ初心者に絶対必要な道具(必須ギア)
キャンプを安全かつ最低限快適に過ごすために、これだけは譲れない「必須ギア」を紹介します。
テント(寝る場所)
キャンプの象徴とも言えるテント。
選ぶ際のポイントは「居住性」と「設営のしやすさ」です。
【選び方】
実際の使用人数+1人分くらいのサイズが、荷物を置くスペースが確保できて快適です。
前室があれば雨でもある程度快適に過ごすことが出来ます。
【おすすめ】
初心者には「ドーム型」がおすすめで、且つポールが色分けされている 「設営サポート機能付き」が設営しやすくておすすめです。
・コールマン:ツーリングドーム/LDX(ソロテントとして)
・スノーピーク:アメニティドーム3(2~3人用として)
・コールマン:タフスピードドーム DRルーフ(ファミリー用として)
関連記事
寝袋(シュラフ)
家で寝る際の布団にあたるのが寝袋(シュラフ)です。
形は「封筒型(布団に近い)」と「マミー型(密着して暖かい)」の2種類があります。
【選び方】
使用時の快適温度(季節)を確認する必要があります。
春や秋でも夜は冷え込むため、少し余裕を持った温度対応のものを選んでください。
【おすすめ】
初心者には、家で寝ている時の状態に近い「封筒型」がリラックスできておすすめです。
保温材は、コンパクト性と保温性を両立させたい場合は「ダウン」を、特にコンパクト性を必要としない場合は「化繊」がメンテナンスも楽でおすすめです。
◆ コールマン:マルチレイヤースリーピングバッグ(化繊)
◆ ナンガ:オーロラテックス ライト450DX(ダウン)
マット(寝心地と断熱)
実は寝袋と同じくらい重要なのがマットです。
キャンプ場の地面は硬く、冬でなくても地面からの冷気が体温を奪います。
【主な種類】
主な種類は「インフレーター(ウレタン入り)」「エアマット」「クローズドセル(フォームタイプ)」の3つに分かれます。
【それぞれの特徴】
◆ インフレーター(自動膨張式)
ウレタンが入っており、バルブを開くと空気が入り膨らむ方式。
寝心地が最も良く、自宅の布団に近く快適。
空気を抜いて片付ける作業が意外に大変。
◆ エアマット
空気を入れて膨らませて使うタイプ。
最もコンパクトに収納でき、厚みがあるため凸凹を感じにくい。
穴が開くと使えないので注意。
◆ クローズドセル(フォーム)
広げるだけですぐに使え、穴が開いて使えなくなる心配がない。
軽量で耐久性が高い。
【おすすめ】
◆ コールマン:キャンパーインフレーターマットハイピーク(インフレーター)
◆ サーマレスト:Zライトソル(クローズドセル)
関連記事
ランタン(明かり)
夜のキャンプ場は想像以上に真っ暗ですので、これがないと何も出来ません。
【種 類】
◆ LEDランタン:安全性が高く取扱いが楽なため、初心者に最もおすすめ。
◆ ガスランタン:OD缶やCB缶ガス燃料を使用。テント内では使用不可。
◆ ガソリンランタン:燃料がホワイトガソリンで、取扱いが難しい。
◆ オイルランタン:明るさを確保するためではなく、雰囲気を楽しむため。
◆ キャンドルランタン:雰囲気を楽しむためのランタン。
【用 途】
◆ メインランタン:テントサイト全体を照らすためのもの。
◆ テーブルランタン:調理や食事の際に、テーブルとその周辺を照らす。
◆ テントランタン:テント内を照らす。安全のためLEDランタン一択。
【おすすめ】
◆ メインランタン:コールマン「リチャージャブルマルチランタン」
◆ テーブルランタン:コールマン「リチャージブルLEDランタン 300」
◆ テントランタン:スノーピーク「ほおずき」
関連記事
バーナー(ストーブ)
温かい食事やコーヒーを楽しむためには不可欠です。
【種 類】
◆ OD缶ガスバーナー
OD缶を燃料とするガスバーナー。
高地などの低温下でも使用出来ますが、使用時は重心が高く注意が必要。
◆ CB缶ガスバーナー
家庭で使うカセットボンベ(CB缶)を使用するバーナー。
燃料が何処でも購入できる。
使用時の重心も低いので、転倒の危険も少ない。
◆ ガソリンバーナー
ホワイトガソリンを燃料とするバーナー。
ポンピングという作業や、定期的なメンテナンスが必要で、ベテラン向き。
【おすすめ】
個人的なおすすめは、CB缶バーナーです。
調理の際の重心の低さや、燃料の入手のしやすさなど、初心者でも取り扱いが楽なため、最初の1台に最もおすすめです。
◆ FORE WINDS:コンパクトキャンプストーブ
◆ SOTO:レギュレーターストーブ ST-310
関連記事
クッカー(調理器具)
キャンプ用の鍋やフライパンで、スタッキング(積み重ね)ができるため、収納が非常にコンパクトになります。
【素 材】
◆ アルミ:最も一般的な素材。熱伝導率が高く調理しやすい。
◆ チタン:非常に軽くて丈夫。熱伝導率が低く、調理には慣れが必要。
◆ ステンレス:非常に丈夫で保温性が高い。多人数用のクッカーに使用される。
【おすすめ】
取扱いが楽で焦げ付きにくいアルミ製が初心者にはおすすめです。
◆ スノーピーク:アルミパーソナルクッカーセット
関連記事
テーブル・チェア
食事をしたり、リラックスしたりするのに必要です。
【種 類】
◆ ハイスタイル:家のダイニングのように過ごすことが出来る。
◆ ロースタイル:地面に近い状態で過ごすスタイルで、近年の主流。
【おすすめ】
◆ ハイテーブル:コールマン「スパイダーテーブル/120」
◆ ハイチェア:コールマン「リゾートチェア」
◆ ローテーブル:キャプテンスタッグ「ステンレストップテーブル 56×34」
◆ ローチェア:キャプテンスタッグ「ジュール ロースタイル イージーチェア」
クーラーボックス
食材の鮮度火を保ち、飲み物を冷やしておくために必要です。
【性 能】
熱い時期は保冷力が重要です。
性能的には釣り用のある程度高価なクーラーボックスが保冷力が高くておすすめです。
ある程度の保冷力でスタイリッシュなのがいいという方は、アウトドア用のクーラーボックスがおすすめです。
【大きさ】
◆ ソロキャンプ:20L以上
◆ デュオキャンプ:30L以上
◆ ファミリーキャンプ:40L以上
【おすすめ】
◆ ソロ:シマノ「ユニフリーズ 20L」
◆ デュオ:YETI(イエティ)「35クーラーボックス」
◆ ファミリー:コールマン「54QTステンレススチールベルトクーラー」
関連記事
キャンプを快適にする便利ギア
必須ではありませんが、あると「キャンプらしさ」が格段にアップするアイテムの紹介です。
タープ(雨・日差し対策)
タープは「屋外のリビング」です。
日差しを遮り、急な雨から荷物や人を守ります。
【種 類(形状)】
◆ ヘキサタープ(六角形)
スタイリッシュで設営がしやすく、ソロ〜デュオキャンプに向いている。
◆ レクタタープ・スクエアタープ(長方形・正方形)
面積が広く、ファミリーやグループなど大人数でのキャンプに最適。
【おすすめ】
◆ ヘキサタープ:コールマン「レインカームヘキサライト DR」
◆ スクエアタープ:DDハンモックス「DD タープ 4×4」
関連記事
焚き火台
多くのキャンプ場では地面で直接火を燃やす「直火」が禁止されています。
焚き火はキャンプの醍醐味ですので、癒やしの時間を作りたいなら真っ先に手に入れたいアイテムです。
【おすすめ】
◆ ソロ用:WANDERLUST EQUIPMENT「ピコグリル398 」
◆ ファミリー用:コールマン「ファイアーディスク」
焚き火関連(火ばさみ・手袋など)
焚き火を安全に楽しむための道具です。
特に耐熱グローブは火傷防止だけでなく、薪のささくれから手を守るためにも必須級のサブアイテムです。
ナイフ・マルチツール
調理やロープ切り、小枝の加工など、一つあると重宝します。
フォールディングナイフ(折りたたみ式)が持ち運びやすく安全です。
【おすすめ】
◆ ナイフ:モーラナイフ「ガーバーグ グランド」
◆ マルチツール:ビクトリノックス「ワークチャンプ」
ウォータージャグ
炊事場まで何度も往復するのは意外と面倒です。
テーブルの横に水があるだけで、手洗いやちょっとした洗い物がスムーズになります。
収納ボックス
細々としたギアをまとめて運ぶのに便利です。
頑丈なボックスなら、そのまま椅子やテーブルの代わりとして使えるものもあります。
ポータブル電源・モバイルバッテリー
スマートフォンの充電や、夏は扇風機、冬は電気毛布など、キャンプの快適度を劇的に向上させます。
特に連泊やファミリーキャンプで重宝します。
関連記事

季節・スタイル別で必要になるギア
キャンプに行く時期や人数によって、装備の優先順位は変わります。
夏キャンプで必要なもの
暑さと虫対策がメインです。
◆ 虫除けスプレー
◆ パワー森林香(強力な蚊取り線香)
◆ 保冷力の高いクーラーボックス。
冬キャンプで必要なもの
とにかく「寒さ対策」が命です。
◆ ストーブ(石油・薪)
◆ 電気毛布
◆ 極厚のマット
◆ 冬用寝袋
冬キャンプは装備のハードルが高いため、初心者はまず春・秋から始めるのが無難です。
ソロキャンプとファミリーキャンプの違い
◆ ソロキャンプ
コンパクトさと軽量化が正義。
自分の好きなものだけに囲まれる楽しみがあります。
◆ ファミリーキャンプ
快適さと安全性が最優先。
子供が飽きない工夫や、広めの居住空間(大型テント)が重要になります。
関連記事

初心者におすすめの道具の揃え方
いきなり何十万円もかける必要はありません。賢く揃えるステップを紹介します。
まずはレンタルという選択肢
多くのキャンプ場では「手ぶらセット」などのレンタルを提供しています。
実際に使ってみることで、「自分にはこのサイズがいい」「この機能はいらない」といった基準が見えてきます。
セット商品を活用する
テント、マット、寝袋がセットになったスターターパッケージが各メーカーから販売されています。
単品で買うより割安で、サイズの間違い(マットがテントに入らない等)を防げます。
徐々に買い足すのが正解
1回目はレンタル、2回目はテントだけ購入……というように、ステップアップしていくのが理想的です。
回を重ねるごとに「自分のスタイル」が確立され、無駄な買い物が減ります。
関連記事
初心者がやりがちな失敗と対策
安さだけで選ぶ
「1回きりかもしれないから」と、あまりに安価なノーブランド品を選ぶと、雨漏りしたりポールが折れたりすることもあります。
最低限、信頼できるアウトドアブランドのエントリーモデルを選ぶのが、結果的に長く使えて節約になります。
荷物が多すぎる
「あれもこれも」と詰め込むと、積み込みに時間がかかり、現地での設営・撤収に追われてゆっくりする時間がなくなります。
荷物は「車に余裕を持って積める量」に抑えるのが、楽しむための秘訣です。
設営が難しいギアを選ぶ
複雑な構造の大型テントや、組み立てが特殊な椅子は、現地でイライラの原因になります。
購入前に動画サイトで設営手順を確認し、自宅や公園で一度練習しておくことを強くおすすめします。
関連記事

まとめ|まずは最低限の道具で気軽に始めよう
キャンプは道具を揃える過程も楽しいものですが、一番の目的は「自然の中で過ごす時間」です。
最初から完璧を目指す必要はありません。
まずは寝る場所(テント・マット・寝袋)と、食べるための最低限の道具を揃えたら、思い切ってキャンプ場へ飛び出してみましょう。
外で飲むコーヒーの美味しさや、夜空を見上げる開放感など、素晴らしい体験が、あなたを待っています。
足りないものは、次のキャンプで足せばいいのです。
この記事を参考に、あなたらしいキャンプライフをスタートさせてください。
関連記事


















コメント